2024年6月11日 京橋法人会 第九支部の皆さま | ひまsunのブログ

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講談師『日向ひまわり』の日常あれこれを書いています!

ご縁をいただいたのは2004年、今から20年前。


当時29歳。

二ツ目だった私は京橋法人会 第九支部の総会に呼んでいただき、高座を務めた。


以来、毎年6月の総会に呼んでいただくようになり、

2010年からは京橋法人会主催の『ぎんざ寄席』がスタートした。


『ぎんざ寄席』は第九支部の皆さまとのご縁がなければ誕生することはなかった。


年度を跨いで同年に2回開催した年があったり、

コロナで中止になった年も数に加えているので

今秋で16回目を迎える『ぎんざ寄席』。


こんなに長くご縁が続いているのは、

第九支部の皆さま、京橋法人会の皆さま、事務局の皆さまのおかげだ。

温かく接していただき、支えてくださる。


だから私も、

「何か返したい。」

という気持ちで心と体が動く。


するとまた皆さまが、

「ひまわりさんがやってくれるから。」

といって支えてくださる。


持ちつ持たれつの良い関係に恵まれ、本当に幸せだと思う。


読んだネタは【秋色桜(孝女秋色)】。

「初夏に桜のネタ?」

と思われるだろうが、第九支部の総会は毎年6月、ぎんざ寄席は9月。


このままではいつまで経っても読めないので、

「来年の春、このネタを思い出してください。」

と言い訳をしてからネタに入った(笑)


ちなみに、私の解釈だが、

秋色の後半は桜の季節ではないので(そう思って読んでいますが違ったらすみません💦)

春限定にしなくてもいいのかなぁと。


でも、やっぱり気になる。

というわけで春以外に読む機会が少ない。


季節外れの桜を咲かせることになったが、皆さまに温かくお付き合いいただき、じっくり読むことができた。


親思いのお秋が父親を労る場面で涙された方もいたようで、

「秋色ってやっぱりいいネタだなぁ。」

と改めて感じた。


総会後は懇親会へ。

大病をされ、早くに現役を退かれたKさんが久しぶりに来てくださった。


このKさん、ぎんざ寄席を企画し、

立ち上げからご尽力くださった

『ぎんざ寄席』を語る上で欠かせない人。


親ほど歳の離れた大先輩なのだけれど、

『ぎんざ寄席』を一緒に作り上げてきたこともあり

若輩者で失礼ながら《同志》のような感覚を抱き、慕っている。


毎年『ぎんざ寄席』でお会いしているのだが、ゆっくりご一緒するのは久しぶり。


そのKさんと、これまた20年前からお世話になっている

現支部長のWさんの3人でグラスを傾け、

出会ってから今に至るまでの思い出話に花を咲かせた。


ひと段落つくたび、お互いに、

「ありがとう。」

「こちらこそ、ありがとうございます。」

「感謝しかないです。」

「私も感謝の気持ちでいっぱいです。」

と想いを届け合うこと軽く10回(笑)

「相思相愛ですね。」

と笑った。


「こんなに長くご縁を繋いでいただいて、、、。」

「だって、ひまわりさんに会いたいから。」


これ以上の殺し文句、ありますか?

泣ける!

気持ちよく泣けるわー!!


恥ずかしながら、先月から高座が少なく、

あれこれやることに追われながらも張り合いがないというか、

今一つ気合いが入らない。


仕事に波があるのはいつものことで何を今更という感じだが、

人間だもの、しょんぼりもする。


やるべきことはシンプル。

与えていただいた高座を大切に務める。

それだけなんだと思う。


その先にはきっと、大切にしたい人との嬉しい時間があるはずだから。


ひまわり