夫婦って | hyu-ga-fuyuのブログ

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ご主人が急逝された友人に会ってきました。



明日もいつもの朝が来て

おはようって言って

朝御飯を一緒に食べて…

お茶を飲む

「今日も暑くなるね」なんて話しながら

一緒に時を過ごす。


何の疑いもなく、特別意識するわけでもなく

当たり前の様に訪れる明日が突然奪われる


「最期に何を話したんだろう」

「昨夜最期に見た姿は…」


ひとつの言葉も遺さず

逝ってしまった悲しさや寂しさを思うと

いたたまれない。


家の中のいつもの場所にいるはずなのに、何でいないの?

と不思議な気さえするのだと友人がいってました。



夫婦にしか分からない

積み重ねた時間が、ある日いきなりプツリと切れてしまう。

どんなに不安で寂しい事でしょう。



中島みゆきさんの慕情という歌に

こんな歌詞があります。

「生き残る歳月ひとりで歩けるかな

生き残らない歳月ひとりで歩けるかな」



出会って

一緒に家庭を築いて

喧嘩したり笑ったり

時に罵り合うことさえあって

年を取って

最期は「有り難う またね」って言いたい


帰り道そんな事をふと思った。





ご主人がとても可愛がっていた
愛猫の福来(ふく)ちゃん

今から八年前に我が家の次女が保護した子でした。

小さな小さな体で棄てられ
カラスに襲われて大怪我をしていた彼を
友人の家族が温かく迎えてくれました。
「可愛い可愛い」って
出掛けてても「ふくちゃんが寂しいから早く帰ってあげよう」といつもご主人は言ってたそうです。

ご主人の葬儀を終えて帰宅したら
寄ってきて凄く鳴いたそうです。
まるで「お母さん、お父さん帰って来んだったよ~」って言ってるみたいだったと。


ご主人のご冥福をただただ祈りたいと思います。