夜の深さ。歌と問う。-20090128094741.jpg
『WALL・E』を見てきた。

また、映画評論かよ?って思った方。ブログでありがちな個人的解釈だと思って、読むなり飛ばすなり、好きにしてくれれば幸いである。

俺は元来ミステリーやサイコ、ホラーはあまり好きじゃない。
出来るなら夢が今にも縁日の綿飴さながらに溢れて掴めちゃいそうな、ポップファンタジーや、哀愁ラブストーリー、キリキリ舞うアクションが好きである。
単に難しいのが嫌いなだけなのかもしれないが、それには深く触れない様にしたい。
むしろ映画全般に対して浅い感情しか持っていないので深く語らないし語れない。
だから素人の戯言であるのは理解して頂き、罵倒や賛同をする際は暖かくお願いしたい。

で、今回の『WALL・E』。
ここ最近のロボット映画の中ではかなりほんわか床暖房的な映画であったと思う。
世紀の駄作『AI』に比べたら雲泥の差だ。
スピバーグは『バグズライフ』から見直すべきだ。


さて、本編としては、『未来世紀日本』の様な世界の中、プログラミングされた通りに黙々と働くウォーリー。
そこにたまたままたまたプログラミングされた通り黙々と働くイブが現れる。

あの白いクリオネみたいな奴だ。

ちなみに本物のクリオネは大師のラウンドワンにいるので是非とも見てほしい。

湾曲した話をググッと戻す。

二人は一度は繋がった。しかしその後、近いけれど遠いもどかしい離れを経て、紆余曲折、波瀾万丈、大波小波、焼肉定食の小宇宙船内大どんちゃん騒ぎを起こし、感動のクライマックスに向かうのである。

これは大河の一滴、砂丘の一粒、俺の有り余る感性の一端の様な大まかな内容ではあるが、これだけで満足しちゃったという方は是非ともこの先映画を見ないで頂きたい。
ただ、21世紀以降のスピバーグは許すとして。


さてさて、ほんわかロボット映画のいち押しはやはり『感情』だろう。
人間対ロボットの恋やヒューマンドラマ、『思いは通ずる…信じれば。』的な物がメインである。
ヒューマノイド達の東奔西走に人々が振り回され、最終的に気付かされる。的な~
俺はこの手のストレートなストーリーは嫌いじゃない。的な~

『WALL・E』はそういった物とは違った観点であって、ピクサー×ディズニー特有の人間的な情緒を他の生き物や物体に置き換えたお決まりのスタイルではある。
エンディングが想像出来てしまう点ではあまり期待は出来ずとも、感情の微々たる描写などはやはり素晴らしい。

クリオネにクリソツなイブはとても理想的な女性であり、一途な愛(なのかは分かんねぇけど)と憧れを追うウォーリーは真摯な夢追い人である。

愛に溢れ、涙はホロリと。
この二人に癒やされる事は間違いないので、愛に溢れ、涙はホロリと言った映画を見たい病んだ方にはお薦めである。


近い未来の警告を発しつつもそのなかのきらりとした話。
『WALL・E』はゴミを集めるのである。

そして今日も俺はTSUTAYAに向かい1人悶々と18禁を閲覧するのである。