(質問)今朝(12月9日付)の記事を読みました。昨日の委員会で「議案修正を可決」したとありました。一年間の管理費がなぜ29,000千円かかるのか含めて何を議決したのか教えて欲しい


(回答)ご連絡ありがとうございます。まず、対象となった議案は再提案された議案第91号令和5年度大野市一般会計補正予算(第5号)の第3表債務負担行為補正の追加として計上された「大野市まちなか観光拠点施設及び越前おおの結ステーション」の管理委託を令和6年度〜令和7年度まで限度額58,912千円とするものと、議案第88号指定管理者の指定として同期間(令和6年4月1日〜令和8年3月31日)、一般財団法人越前おおの観光ビューローを同施設の管理者とするものです。


同施設は現在、市の第3セクター株式会社平成大野屋が指定管理者として管理をしており、理事者(市役所行政)は非公募により観光ビューローからの事業計画書をもとに指定管理者を選定して議案として提出してきました。


委員会の中では、主に次の点で活発な議論が行われました。


(1)組織体制や管理費について

現在の株式会社平成大野屋が管理しているより上がっている限度額(年あたり2,551千円)の内容を確認した上でさらなる精査が必要ではないか。また、設立したばかりの観光ビューローという組織が本格的な稼働前であり活動全体が見えない


(2)駐車場計画について

令和6年度中に整備、令和7年のできるだけ早い時期にオープンするとした屋内型こどもの遊び場となるまちなか交流センターが結ステーション多目的広場兼駐車場に隣接しており、大型観光バスと子ども連れ保護者の自家用車の停車方針などを定める駐車場計画が決まっていないこと


(3)周辺施設や有料化の影響について

併せて来年度から駐車場有料化に向けた実証事業に着手(観光交流課)する予定であり、隣に立地する水のがっこう(環境・水循環課)の施設駐車場へのアクセスや、同施設での遠足事業休止など管理方法に影響を与える恐れがある


以上のことから、委員から次のような修正動議が出され、くらし産業常任委員会委員(委員長除く7人)の全会一致での修正可決となりました。18日月曜日の本会議における議決で確定します。


【修正】

議案第91号令和5年度大野市一般会計補正予算(第5号)の第3表債務負担行為補正の追加として計上された「大野市まちなか観光拠点施設及び越前おおの結ステーション」の管理委託を令和6年度のみ、限度額29,456千円とし、議案第88号指定管理者の指定として同期間(令和6年4月1日〜令和7年3月31日)、一般財団法人越前おおの観光ビューローを同施設の管理者とするものです。