「へーこんな話なんだ、ふーん……えっ!!?」
この小説を読んだ感想がこれです!ただの推理小説として読んでもストーリの切れ味が抜群なこの本、実はラスト一行で今までの世界観を崩す仕掛けがなされています。
 
しかも短編小説なので、その衝撃を一つの章ごとに味わうことができる「1度で5度くらい美味しい本」なのです。

ブラックユーモアあふれる小説の内容に。全編を通して出てくる読書サークル「バベルの塔」の妖しい謎も魅力の一つです。
すべての短編が質が高いうえにテンポのよく物語が進むので、ミステリーファンから小説初心者までおすすめできる本です。