JR北海道は2026年4月15日、同社単独では維持が困難な「黄8線区」について、持続的に維持する仕組みの構築に向けた考え方を公表しました。
※黄8線区
釧網線(釧路〜網走)
花咲線(釧路〜根室)
富良野線(富良野〜旭川)
石北線(旭川〜網走)
宗谷線(名寄〜稚内)
根室線(滝川〜富良野)
室蘭線(苫小牧〜岩見沢)
日高線(苫小牧〜鵡川)
今回の発表は、これまで進めてきた利用促進やコスト削減の取り組みだけでは収支改善に至らず、引き続き厳しい経営状況にあることを踏まえたものです。
JR北海道は2016年に、輸送密度や営業係数などを基準に「単独では維持困難な線区」を公表しました。輸送密度が極めて低い区間では、鉄道よりもバスなどへの転換が適しているとし、実際に石勝線夕張支線や札沼線の一部区間などで廃止・転換が行われてきました。
JR北海道は、黄線区を引き続き維持したいとしながらも、単独では困難なため、地域と連携した新たな仕組みの構築が必要としています。
今後の協議項目として、主に以下の4点を挙げています。
・利用状況に応じた輸送体系の見直し
・除雪や駅業務などを担う人材の確保(自治体移管など)
・鉄道資産の自治体への譲渡による税負担の軽減
・運行と施設保有を分離する上下分離方式の検討
自治体などの出方が気になります。