ブログはじめてから改めて自分の過去を振り返ると

ホント、なんでこんなにいろんなことが起こるんだろう

ってくらいいろいろあったことを思い出します。


中学1年生のときの同級生Yくん。

彼は、父親の仕事の都合で3年に1度

引越しするって人でした。

一緒に図書委員をしていましたが

ほとんどしゃべることもなく

私は、ぜ~~~ったい嫌われてる!

と思って当たり障りのないように過ごしていました。

別に彼がクラスで仲間はずれにされてるってわけではなく

むしろ大人っぽいのでみんなに頼りにされてたような。

彼がひんぱんに話しかけるようになってきたのは

2学期から。

教室の出入口に立っていたら急に突付いてきて

Yくん「あのさ~、...」って

そのときはホントなに話したか覚えてないんですが

本とか貸してくれるようになってどんどん仲良くなりました。

空手をやってること。

好きな映画の話。

本の話いっぱいしました。

変わっているけど面白い人だってわかってたまに

机の中に手紙を入れてみました。

ほとんど読書感想文ですけど。

たまに返事が返ってきます。

とてもきれいな字で。

そんなこんなで2学期の終わりに担任の先生から

Yくんが3学期いっぱいで転校することを聞かされました。

私は、本人から聞いてなかったのでものすごく怒りました。

Yくんは、ただ笑ってるだけでした。

1週間くらい口もきかなかったし

図書室の作業もずっとむすっとしてやってました。

3学期がはじまってこれじゃいけないと気が付いて

なるべくいっぱい話をすることにしました。

本人は「転校するのはじめてじゃないから、慣れてる」

ってぽそっと言ってました。

私は、3日かけてお別れの手紙を書き

今まで本を貸してくれたお礼と

一緒に図書委員をしてくれたお礼を書きました。

でも、とうとう本人は受取りませんでした。

3学期の最後の日にYくんが丁寧なお別れの言葉を言ってました。

私は、ぜんぜん覚えてません。


結局ね、それが大人になっても気になって仕方なくて

ずっと、過ごしていくんですけど

ある日、「Yくん、会社の配属で北九州にいるらしいよ」

って聞いてフツウは、やらないようなネットワークを駆使して

Yくんの実家を突き止め、彼のお母さんに事情を話し

電話をかけてもらうように頼みました。

のちのちの恋愛でこれくらいの積極性があれば

いいんですけど発揮の仕方がまるっきり違いますね...

2日後、Yくんから電話がありました。

私 「覚えてる?1年くらいしか同級生やなかったし?」

Yくん 「覚えてるよ!よく見つけたね」

ってずっと笑ってました。

1週間後、会う約束をして会ったんですけど...


ここから何かが起こると思うでしょう?

な~んも起こらんのです。

思い出話して、なんで私と友達になったのかとか

転校してからのその後の話とかいっぱいしただけ。

Yくんが北九州にいる間は、ときどきお茶したりしてたんですけど

彼もまた3年で転勤するような仕事だったんですよね。

で、私が探し当てたのが丁度、3年目...

今度は、ちゃんと転勤しますって本人が言って去っていきました。


でも手紙を受取らなかった理由はちゃんと聞きましたよ。

「受取ると本当にお別れになると思って受取らなかった」

って言ってました。

本当にお別れにならんかったってことですね。


まあ、ヤツはほとんど電話かけてきませんけどね...