今年は芸能業界のパンドラの箱が次々と空いてしまいました。

「JKT」つまり旧ジャニーズ・歌舞伎・宝塚歌劇団という日本の三大芸能。

 

 

この闇の部分が次々と明るみになって世間を騒がせています。

 

 

世間では様々なバッシングや意見が散見されますが、まぁ一般社会で真面目に普通に生活をしているマジョリティーの人々にとって、あの世界の人達の価値観、感覚というのは理解しがたいものあります。

 

門をたたいて入門したところが、どのジャンルも目指している人向けだったり、既に活躍している人がレッスンに通う所だったり、あるいはそのジャンルのご子息や元Tの方が通う所だった為、自ずとその不思議な世界、業界の闇を正に「家政婦は見た!びっくり的な感じでまだ当時OL(今は死語あせる)だった私は見てしまったり経験してしまった訳です。

 

例えば良くこのたとえ話をするのですが、、、

 

「カラス」についての演目の踊りを練習する時、私は『カラスは黒い』とイメージしながら踊る訳です。

それを見ている師匠は「カラスは白いんだっ!なんで黒く踊っているんだ!!!」と私に注意。

凝視はてなマーク』と私は思考停止になって、動きが止まります。

だって、カラスは黒いです。

私が物心ついた頃から見てきたカラスは黒。

両親にも幼稚園、学校の先生にも黒って教わった。

私が住む世界の常識ではカラスは黒。

 

でも、、、白って言われたらゼッタイに何が何でも白なんです、、

 

なので、反論や否定はせずカラスは白!!!と受け入れて踊ります。

でも心の中では『カラスは黒いよなぁぁぁマジ理解できない世界えーですが。

 

そして次回、私はカラスは白いとイメージして踊ります。

師匠:「何で白いカラスなんだっ!カラスは黒いに決まってるだろっ!!!」

私:『・・・ → ムキー

 

ま、そういう事なのです。

他にもイロイロ。

今年話題になっている芸能業界で起きている様々な事件、何故そうなるのかよく分かります。

 

遠縁に故人ですが、タップ業界のレジェンドがいらっしゃるものの、両親や親類縁者は皆一般人。

私は普通のサラリーマン家庭で育ち、社会人として普通に仕事をしていたので、その世界に足を踏み入れると目が点になる事が沢山ありました。

 

 

特殊な価値観を受け入れるのにはなかなか葛藤がありましたが、私の場合はとにかく自分の芸を磨く事だけを考えて、それ以外は全て割り切っていました。

特殊な人間性や倫理観とか、、、あとお金の価値観、、、

でも、それに反発したり、ケンカになったりして袂を分かつ人達もいました。

私は理不尽な事だらけの時代を耐えて来たタイプの世代だから割り切れたのかもしれません無気力

 

そして”今”ですが、Z世代や更に下の世代が社会のメインストリームになってくると

「これはおかしい!むかっ」と世界に発信する訳です。

コスパもタイパも悪いですし。

 

すると、見る事が出来なかった、知らなかった世界がマジョリティーの人達の目に触れる事になり。

 

いつかはそうなるとは思ってましたが、まさか、自分の目の色が黒いうちにこんな騒動になるとは。

 

芸能業界だけではなく、学校関連、性被害関連もそうですが、ヘンな事やおかしな事を

「おかしい!むかっ」と大声で発言できる時代になって本当に良かった。

 

「JKT」の今後の動向を注視していきたいと思います。