私がとあるスーパーマーケットで買い物をした時の話。

水を買おうと思って水が置いてある場所にいきました。

その後、レジに並ぼうと思ったのですが、通路が塞がっていました。

なので、レジの人の後ろを通りました。

 

通れるスペースがそこしかなかったから。

都会にあるマーケットだったので(Trader Joe’s です)、狭かったんです。



 

そして私がお会計をする際に、レジ係の人が一言。

 

「さっき、ここ通ったでしょ?今度はやらないでね。」

(Next time, don’t walk behind me.)

 

なので私は言いました。

「はい、わかってます。でも、通路がふさがっていたから。」

(Yeah, I know, but I could not go that way)

 

そうすると、彼は言いました・

「分かっています。でも、今度はやらないように。」

 

なので、私は言いました。

「分かってます。でも、通路がふさがっていたから仕方がなかった。」

 

なので、彼は言いました。

「分かってます。でも、今度はやらないように。」

 

 

・・・わかります?

これ、どっちかが「そうですね」って言わない限り終わらない!!

 

つまり、一回受け止めろってこと

 

私たちは本能の中に、話しを最後まで終わらせたいという願望があります。

そのため、相手が「そうですね」と受け取ってくれないと、なんか消化不良で話を受け取ってもらえるまで言い続けたくなります。

これは本能的にそういうものなんです、と言ってしまってもよいと思います。

 

私たちは心に余裕があるときは理性が働き、相手が受け取ってくれなくても自制が利き自分の中で処理できるのですが、ストレスが溜まっているときなどは、無意識のループに入ってしまい(Autopilotオートパイロット)、とっさに本能的な反応をしてしまいます。

つまり、相手に投げ続ける・イライラする・自分が正しいことを証明したくなり反論してしまうなど。

これは一種の「ストレス反応」です。

 

でも、そこで考えるのは、ゴールは何かということ。

このケースでは

1.自分が正しいことを相手に分かってもらうことか。

2.それとも、この会話を終わらせて平和にこのスーパーで買い物することか。

 

私のゴールは2です。

なので、「分かりました。今度はしないからね。」と答えたら、

アッサリ会話終了。

 

その後、そのレジの人が、私の娘にシールをくれました。

娘は喜び、私は何事もなかったのように平穏無事に買い物ができ、またここのスーパーに行ける笑。

 

これはすごく小さな例かもしれません。

でも、もうちょっと大きなこと(夫婦喧嘩など)でも同じルールが当てはまります。

 

ゴールは自分の正しさを証明することか、それとも相手と良い関係を築くことか。

もし後者がゴールであれば、一回受け止めよう。

そして相手の「話をちゃんと聞いてくれた」という願望を満たしてあげる。

 

でないと、永遠に話し合いは終わりません。

 

ちなみに、上のケースでレジの人はブロークンレコードテクニックと言うものを使っています。

詳しくは関連記事リストからどうぞ。

 
 

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「アサーションコーチ」リカ・ビヤセニョールのプロフィール

1999年に渡米(サンフランシスコ、ミズーリ州、アトランタ、ミルウォーキー、シカゴを経て現在ロサンゼルス在住。)

大学卒業後、ウィスコンシン州の地方新聞社で勤務するが、謙遜してしまう癖や日本人特有の思い込みから、ハッキリ伝えないと通じない社会で生きることに苦労する。その後、国際的非営利団体であるトーストマスターズのアメリカのスピーチコンテストで入賞したり「アサーション(別名アサーティブコミュニケーション Assertive communication)」というコミュニケーションスキルを身に着け、素直に自己表現する技術を身に着ける。

現在は、日本国外(特にアメリカ在住)の日本人に、アサーションや英文履歴書、英語のパブリックスピーキングやマーケティングなど、具体的で明確なコミュニケーションのトレーニングやライティング代行サービスを提供している。矢印 続きはこちら
 

 
 
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引用元:相手を一回受け止めろ