前回の記事では、「言葉が心に響く」とはどういうことか、めっちゃ簡単に説明しました。

早く言えば、「言葉が相手の頭の中にあるフィルター(理性やジャッジメント)に引っかからずに、潜在意識の興味を引く・影響する」という状態のことです。







いろいろな要素が複雑に組み合わされて、そのような状態が出来上がります。

なので、当然ながら、すべてを細かくブログやメルマガ等の文章で説明するのは不可能です。



ですが、さわりだけシェアさせていただきますね。

「さわり」ですので、当然もっともっと奥が深いということをご了承の上、読んでくださいね♪



おそらくすでにご存じあるいはお気づきの方も多いでしょうが、言葉が心に響くためには、メッセージの内容より大事なことがあります。

それは、

「誰から聞くか」
(+いつ聞くか)。




皆さん、こういう経験はありませんか?

◆旦那さんから「痩せろ」と何回言われても別に何も思わなかったのに、ある時、別の人に言われて痩せようと思ったこと。

◆小さい頃、両親に言われたことが、ずっと後になって響いたこと。

◆嫌な同僚から言われたダメ出しがまったく響かなかったのに、同じ内容を尊敬する先輩から言われたら響いたこと。

などなど。



実は、メッセージを人の心に響かせる前にやらなければいけないことがあります。

それは、

信頼関係(ラポール)を築くこと。

それがないと、メッセージが潜在意識に入っていく以前に、フィルターによって却下されます。

相手の意識の入り口でシャッターガラガラされているようなものです。




よく、旦那さん・奥さん・子供などに何を言っても響かない、と嘆く人がいらっしゃいます。

そしていろんな努力をしていろんな言い方や伝え方・違うメッセージを試します。

ですが、言い方を変える前に、まずは信頼関係を築かないとどうにもならないのです。

それがないと、どんなに良いメッセージを言っても響きませんよ。



なので何よりも先にやるべきことは

◆普段からあなたが相手にダメ出しや攻撃をしているのであれば、とりあえずそれをやめること

◆相手の話をさえぎらずに最後まで聞くこと

◆本題ではない話題で相手のことを少しでも知ろう・理解しようとすること



まずはそこから。

あなたが普段からたくさんダメ出しをしていると、相手は「どうせ私のことはわかってくれない」と思うので、あなたが来ると最初からシャッター閉じてます。

すでにしつこいと知っている営業マンが近所をウロウロしているのを見ると、「あ、来た」と思って居留守を使うのと同じ。

最初からもう、話を聞く体制になってないのです。



前回の記事で書いた通り、あなたと関係性が近ければ近いほど、相手の頭の中のフィルターは厚くなります。

なぜなら、あなたのことをよく知っている分、期待やジャッジメント、解釈等が増えてくるから。



だからこそ、家族や近い仲の人からの言葉は響きにくいのです、残念ながら。

勿論、すごく信頼しあっている関係ならものすごく響くのですが。



なので、そのフィルターに入っているあなたに対するジャッジメントを「この人は私のことを理解してくれる人だ」というものに書き換えてもらうことが初めの一歩です。

そうすれば、シャッターを開けてくれます。

心に響く言葉を言うのは、シャッターが上がってから♥



さて前回の記事でちょっと書きましたが、私は以前、催眠について学びました。

(ちなみに、「催眠」は自然現象ですので、私たち全員経験しています。

スピリチュアルやマジックではありません。いつかまた書きますね)



いろんな人を催眠状態に誘導した経験でわかったことは、やはりラポールが一番重要だということです。

催眠術では相手の無意識(潜在意識)の興味を引くことが鍵になります。

ですが

潜在意識は顕在意識以上にプライベートでデリケート

な部分なのです。

信頼した相手にしか開かないのです。

また、普段の意識以上にセンシティブなため、少しでも引っかかる言葉や要素があると、普段以上に早くシャッターは閉じてしまいます。

でも、潜在意識に働きかけないと言葉は心に響きません。



そのため、短時間でラポールを形成する方法を学びました。

それが今コミュニケーションのコーチングで役になっているかなと思っています。

短時間でラポールを形成する方法については、メルマガ「サラッと素直に言えるwin-winコミュニケーション」にてご紹介いたします。