こんにちは。
ロサンゼルスのリカ・ビヤセニョールです。
この記事は過去に書いたものの再投稿です。

さて。みなさん、「洗脳」という言葉を聞くと何をイメージしますか。
日本では時々、特定の芸能人が洗脳を受けたとか受けてないとかいったことがニュースになるようですね。
「洗脳」とは、「あやしい」個人や団体が、誰かに「あやしい」考えを刷り込ませるというようなイメージがあるかと思います。
なので、あなたは自分に「洗脳」は関係ないと思っているかもしれません。
でも、あなたはとっくの昔に洗脳されてる。
両親や社会やメディアによって。
例えば、男女の役割分担について。
テレビコマーシャルや広告では、お父さんではなくお母さんが料理・洗濯しています。
バラエティ番組では男性の司会者に女性がアシスタントをしているものが多いです。
男性アナウンサーはそうでもないのに、女性アナはアイドル扱いをされます。
一つ一つのメッセージは短くてちょっとしたことかもしれません。
ですが、私たちがちゃんと意識していなくても、いつの間にかこれらの映像の影響を受けています。
それは、車の運転に例えることができます。
毎日通勤で同じ道を運転していると、いつの間にか考え事をしながらでも目的地まで運転できるよういなります。
毎日繰り返されることは、無意識の行動を管轄する「潜在意識」に刷り込まれるからです。
そうすると、私たちが意識できる「顕在意識」の部分で考え事をしていても、私たちが意識していない「潜在意識」が運転という仕事を全部やってくれるんです。
(この文章の意味が分からなかったら、記事下の関連記事をご覧ください。)
同じように、メディアや広告を通して繰り返し同じメッセージを受け取っていると、それが私たちの潜在意識に影響を与えます。
でも、「無意識」の話なので、
私たちは気づかない。
別の例を挙げます。
私たちは、日々、「特定の商品を買わなければならない」という洗脳を受けています。
広告やコマーシャルは、私たちに「これがないと生活できない」と思い込ませ購買欲を掻き立てます。
「これがないと・・・」というのは裏返せば「欠乏感」です。
私たちは必要なものをすべて持っているのに、「持ってない」と思い込まされています。
脱線になりますが、多くの日本人女性は洗顔した後、化粧水をつけます。
「化粧水をつけないなんて信じられない」という方もいらっしゃると思います。
ですが、アメリカではいわゆる化粧水はありません。
(たぶん、ヨーロッパなどその他多くの国でも化粧水はないと思います。)
ふき取るタイプのものはありますが、「肌にたっぷりつけてしみこませる」という概念がありません。
なので「信じられない」ことは、外国では普通なのです。
だからと言って、日本の女性が洗脳されている、と言いたいのではありません。
ただ、化粧水が「ぐんぐん」肌に吸い込まれるところを、この目で見たことはありますか。
「気のせい」ではないレベルで、具体的な統計やデータを取ったうえで効果を確信していますか。
ここで指摘したいのは、化粧水の効果ではありません。
私は専門家でも化学者でも何でもないので、正しいことは知りません。
ですが、本当に言いたいのは、私たちの「suggestibility」です。
suggestibility とは、どれだけ相手からの suggestions (提案・暗示)を受け入れやすいか、ということです。
つまり「影響の受けやすさ」ということなんですが、日本語でピタッとくる表現が思いつきません。
私たち大人(国籍問わず)は、とても注意深く、頭が固いです。
自分で夢や目標があっても、なかなかそれらを実行に移せません。
色んなセミナーや本を読んだり、クラスをとったりいろんな人に意見を聞いても動けません。
なのに、なぜ私たちは、「物を買う」という行動になるとデータも確信もないのに、いとも簡単に行動を起こしてしまうのでしょうか。
ただ、芸能人や友だちが「良い」と言ったから?
他の例も一つ。
アメリカでは、いろんな加工食品や飲み物などのパッケージに「100% Natural」と書いてあるのに、実際にラベルを読んでみると、コーンシロップなどが入っていたりします。
それでも、「ナチュラルだから良いんだよね」と信じる人がいます、びっくりするくらい。
この話は続きます。
関連記事:
★無意識の力
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
アサーティブコミュニケーションコーチのリカでした。
アメリカはロサンゼルスからお届けいたしました。
ロサンゼルスのリカ・ビヤセニョールです。
この記事は過去に書いたものの再投稿です。

さて。みなさん、「洗脳」という言葉を聞くと何をイメージしますか。
日本では時々、特定の芸能人が洗脳を受けたとか受けてないとかいったことがニュースになるようですね。
「洗脳」とは、「あやしい」個人や団体が、誰かに「あやしい」考えを刷り込ませるというようなイメージがあるかと思います。
なので、あなたは自分に「洗脳」は関係ないと思っているかもしれません。
でも、あなたはとっくの昔に洗脳されてる。
両親や社会やメディアによって。
例えば、男女の役割分担について。
テレビコマーシャルや広告では、お父さんではなくお母さんが料理・洗濯しています。
バラエティ番組では男性の司会者に女性がアシスタントをしているものが多いです。
男性アナウンサーはそうでもないのに、女性アナはアイドル扱いをされます。
一つ一つのメッセージは短くてちょっとしたことかもしれません。
ですが、私たちがちゃんと意識していなくても、いつの間にかこれらの映像の影響を受けています。
それは、車の運転に例えることができます。
毎日通勤で同じ道を運転していると、いつの間にか考え事をしながらでも目的地まで運転できるよういなります。
毎日繰り返されることは、無意識の行動を管轄する「潜在意識」に刷り込まれるからです。
そうすると、私たちが意識できる「顕在意識」の部分で考え事をしていても、私たちが意識していない「潜在意識」が運転という仕事を全部やってくれるんです。
(この文章の意味が分からなかったら、記事下の関連記事をご覧ください。)
同じように、メディアや広告を通して繰り返し同じメッセージを受け取っていると、それが私たちの潜在意識に影響を与えます。
でも、「無意識」の話なので、
私たちは気づかない。
別の例を挙げます。
私たちは、日々、「特定の商品を買わなければならない」という洗脳を受けています。
広告やコマーシャルは、私たちに「これがないと生活できない」と思い込ませ購買欲を掻き立てます。
「これがないと・・・」というのは裏返せば「欠乏感」です。
私たちは必要なものをすべて持っているのに、「持ってない」と思い込まされています。
脱線になりますが、多くの日本人女性は洗顔した後、化粧水をつけます。
「化粧水をつけないなんて信じられない」という方もいらっしゃると思います。
ですが、アメリカではいわゆる化粧水はありません。
(たぶん、ヨーロッパなどその他多くの国でも化粧水はないと思います。)
ふき取るタイプのものはありますが、「肌にたっぷりつけてしみこませる」という概念がありません。
なので「信じられない」ことは、外国では普通なのです。
だからと言って、日本の女性が洗脳されている、と言いたいのではありません。
ただ、化粧水が「ぐんぐん」肌に吸い込まれるところを、この目で見たことはありますか。
「気のせい」ではないレベルで、具体的な統計やデータを取ったうえで効果を確信していますか。
ここで指摘したいのは、化粧水の効果ではありません。
私は専門家でも化学者でも何でもないので、正しいことは知りません。
ですが、本当に言いたいのは、私たちの「suggestibility」です。
suggestibility とは、どれだけ相手からの suggestions (提案・暗示)を受け入れやすいか、ということです。
つまり「影響の受けやすさ」ということなんですが、日本語でピタッとくる表現が思いつきません。
私たち大人(国籍問わず)は、とても注意深く、頭が固いです。
自分で夢や目標があっても、なかなかそれらを実行に移せません。
色んなセミナーや本を読んだり、クラスをとったりいろんな人に意見を聞いても動けません。
なのに、なぜ私たちは、「物を買う」という行動になるとデータも確信もないのに、いとも簡単に行動を起こしてしまうのでしょうか。
ただ、芸能人や友だちが「良い」と言ったから?
他の例も一つ。
アメリカでは、いろんな加工食品や飲み物などのパッケージに「100% Natural」と書いてあるのに、実際にラベルを読んでみると、コーンシロップなどが入っていたりします。
それでも、「ナチュラルだから良いんだよね」と信じる人がいます、びっくりするくらい。
この話は続きます。
関連記事:
★無意識の力
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
アサーティブコミュニケーションコーチのリカでした。
アメリカはロサンゼルスからお届けいたしました。