先日、原田芳雄さんの遺作映画「大鹿村騒動記」を観てきました
（公式ＨＰ→ http://ohshika-movie.com/index.html ）
昨年秋に撮影し、
その後、闘病されていて、7月11日完成披露試写会で車いすで登場。
舞台挨拶。
（http://eiga.com/news/20110711/19/
）
7月16日 公開初日舞台挨拶は欠席。
そして、7月19日に永眠
すごかったんです。
本当に魂のこもった映画でした
大鹿村の、300年の歴史を持つ「村歌舞伎」の
主役をつとめる原田さん演じる男性と、
元妻と、20年前に妻と逃げた幼馴染と
村人たちの人情あふれる物語です。
原田さんの役柄があったかくて、器が大きくて、色気があって
素晴らしかったんです。
原田さんそのものなんでしょう。
脇を固めるベテラン俳優さんたちも素晴らしくて
笑いあり、涙ありで胸があたたかくぽかぽかしていました。
私は、オープニングシーンから
既に涙がとまりませんでした。
原田さんが映画と映画を見ている人たちを
見守ってくれているような気がしたんです。
そして、映画の中での原田さんは、
ご病気中だったかもしれませんが、
村歌舞伎に全身全霊をかけているんです。
大見得を切る場面なんて、見事で、切なくて、悲しくて。
そして、元妻と幼馴染、2人との関係もあったかくて、
これがこの人の大きな愛かぁと感動しました。
愛と裏切りと許し―それが…許す許さないの前に、
すでに大きな器で受け入れてる。
それがすごかったです。
この映画を観たのは、
先週の「第4チャクラ退行」の初日の夜でした。
なんだか、
これが「第4チャクラだよ」って見せてくれたような
気がしたんですね。
原田さんの大きな愛と
役者が役にかける魂のすごさとを感じた
素晴らしい映画でした
この映画、まだいろいろなこところで上映されているようです。
1000円で見られるんです。
ぜひ一度ご覧頂けたら、嬉しいです。
原田さんのご冥福を心からお祈りいたします