ヒプノマッサージは追求をしている分野のひとつです、今回は僕がマッサージを取り入れながらセッションを行った事例を紹介します。
クライアントは20代の女性です。彼女自身マッサージを専門にしている方です。
ヒプノセッションは初めてということで、まずは呼吸を同調させます。催眠に興味がある彼女は相性もよく、呼吸の同調だけで体がとろけ始めていきます。急かしはしませんが、誘導の速度を早めます。
すると早くも彼女の中の静寂が僕にも伝わるほどの温かい呼吸を続けている。そのままゆっくり深い深いふわふわな状態へ…
一度覚醒した彼女は少し戸惑っているようです、電車の中で爆睡してしまったあとの焦り、恥ずかしさのようなものですね、初対面ですし。
でもここは電車ではないし、まだ電車に乗る時間でもなかったので、遠慮無く堪能していただきます。
ふわふわな世界が彼女の中で展開しているようです、目を開ける指示はしていないのに目が少し開いています、黒目は見えません。ふわふわをさらに高級な羽毛にするため、リクエストでもあったマッサージを始めます。
僕はマッサージを専門に学んだことはありませんので、セッション前に彼女に教えてもらった知識といままでの経験程度です。しかしその程度でも彼女はほぼ寝てしまいました。言葉にはゆっくりですが反応してくれているので寝ているのではなく、催眠状態です。
呼吸や筋肉の緊張に合わせて指圧や揉みに強弱をつけていきます。時々ため息のような吐息も聞こえてきます。その吐息に応えるように誘導とマッサージを続けます。
すると呼吸だけでなく体温も暖かくなってきました。頭部も痛くない程度にマッサージします、目の周りや頬もゆっくりマッサージ。先ほどの白目どころではなく、口元や唇などな部分が緩んだ状態です、とても幸せそうです。
反応の見分けがつきにくいのですが、気持ちのよい場所を探していきます。肩の横のほうを少し押してあげると、彼女は少しキュッとしながらも気持ちの良さそうな反応をしてくれました、何度か続けるとさらに暖かさを感じるようになりました。
「気持ちいいですか?」との僕の問いかけに静かに反応をしてくれまた。一旦仕上げということで、少し目を凝視してもらい、と言ってもすでに彼女の目の力が抜けているので視点が定まりませんが、ゆっくり目から頭の中に心地の良い感覚を伝えていきます。
何か伝えたいような甘い目をしていましたが、そのまま意識がトロけるのを感じてもらいつつ、深い眠りに入っていただきました。