「地球のココロ」にガンになったときの免疫力の上げ方が載っていたので

アドレスを貼ります。


テントウムシ作家の林恵子さんの旦那様がガンになり

食事療法などでガンを克服したお話は素敵です。↓


ガンが消えたひとに、何を食べたのか教えてもらった
http://chikyu-no-cocolo.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-1651.html


私の両親はガンで亡くなりましたが、この記事を知っていたら

教えてあげられたのに・・・とちょっと後悔します。(涙


家族や知人でガンで苦しんでいる方いたら今からでも試せることは試してみて欲しいですね。

(私自身も夜型の生活や、寝不足を変えていかねば・・)


看病する側の心得として、「楽しく看護」するのがいいとのこと。

ついつい看病する方も疲れてしまい大変になりがちですが、楽しみながら

(気楽に)やっていくのが良いかもしれませんね。




清水 まゆみさんの記事より転載

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■免疫力を高めるのがポイント


林さんはいろいろ調べた結果、ガンには免疫力を高めることがとても重要だと改めてわかったそうです。
どんなことが免疫力アップにつながるのか、教えてもらいました。

【免疫力をアップするのに必要なこと】


•腸をきれいにする(免疫細胞の6割は腸にある)

•体温を36度後半にする(体温が高いと免疫力が高まるし、ガンは熱に弱い)

•制ガン効果のあるビタミンやミネラル群を多くとり、油や乳製品・肉類を控える食事

(なるべく身体の酸化を防ぐ)

•血行をよくする(免疫を支配しているリンパ液は筋肉を動かさないと機能しない)

•身体を休める(ガンは夜行性。22時から4時は身体を温かくして休む)

•楽天的に考える(ガンと闘うのは自分と闘うようなもの。
共存できればいいや、と気楽に考える。くよくよしない。
「ガン細胞が広がらない一日」を続ければ、5年でも10年でも大丈夫!と信じる。
元気なガン経験者に会って話を聞くと気が楽になる)

•イメージする(自分の細胞が変異したガンを反抗期の子供だと思って、「そのうち元のいい細胞に戻るよね」とガンに言い聞かせる)


免疫力を高い状態でキープするための、具体的にやったことについても教えてもらいました。
「実験好きなの」という林さんが、自宅療養中に実践したことは、次の内容でした。

【実践内容】

腸をきれいにする


•朝のにんじんジュース(毎朝、作りたてを飲む)

•乳酸菌や発酵食品を摂取

•玄麻黄枇糖(げんまおびとう)というおやつを食べる

•免疫力アップの食事(玄米・魚・野菜。お肉は週一で鳥肉または卵。
白砂糖と乳製品はNG。
野菜・海藻・豆類をまんべんなく摂る)


ガンに直接働きかける(主に寝る前)


•レモン(ビタミンC)摂取

•ビワの葉っぱを患部に貼ってその上からこんにゃく温湿布

•漢方を飲む


体温を上げる(血行をよくする)


•入浴

•30分の散歩

•足つぼマッサージ

•ストレッチやスクワット

その他


•笑う(作り笑いでも)

•生命力あふれる小さい子どもと遊ぶ

•ストレスをためない(いやな事はしない)


食事は1日30品目以上の食材摂取が目標で、朝おきて、ジュースを作り、飲み、それから3食もつくって食べて、散歩して、笑って、入浴して、湿布して、布団を温めて、レモンを飲んで寝る。
しかも早く寝る。

準備の時間も考えると、とても忙しそう。
ぜんぶこなすのは相当大変じゃないかと思ったら、できたかどうかをチェックするシートを作って、毎日、1日の終わりか翌朝に書いていたそう(林さんはずいぶん睡眠不足だったのでは...)。


朝とお昼のあずきがゆと玄米あずきがゆ、おいしそうです。だだちゃ豆のジュレがけもおいしそう。
凝ってますね......と読み進めていったら、最後に「全部流動食」の文字。すごい。
このメニューが全部流動食...。
手術後、狭窄(傷口が盛り上がってのどが狭くなり、飲み込みづらくなる)いう症状に陥っていたときの食事でした。

日課の中にある「玄麻黄枇糖」(げんまおびとう、と読みます)は、林さんが編み出したおやつとのこと。
林さんのだんなさんは治療の副作用からか味やにおいに敏感になっていたそうで、食べたがらない食材を紛れ込ませる工夫をする苦労もけっこうされたとか。
玄米のにおいに反応されたときに開発したのが玄麻黄枇糖で、このおやつで玄米を食べてもらえるようになったそうです。



「玄米の粉・胡麻・きな粉・枇杷の種の粉・小麦胚芽の粉・はと麦・黒糖をまぜて豆乳でトロっとさせます」。
玄米を食べなかった時期は毎食後に食べていたそう。
今日は品目が少なかったかもというときもこれさえ食べていれば安心できる「安心おやつ」とのこと。


■ある日の夕ごはんを紹介していただきました(調味料の説明つき)。

さんまの蒲焼き/切り昆布の煮物/焼き茄子のごま味噌和え(右)/玄米あずき粥/酢漬けしょうが(左上)
食材と調味料:さんま、玄米の粉、しょうゆ、みりん、酒/切り昆布、大豆、しめじ、人参、油揚げ、ごま、焼き干しいわし(ダシ)、しょうゆ、みりん/なす、ごま、かつおぶし(ダシ) /玄米、 小豆、アマランサス /しょうが、みそ、てんさい糖

■お昼ごはんも紹介していただきました。

玄米餅のお雑煮
食材と調味料:かつおぶし(ダシ)、玄米餅、人参、里芋、鶏肉、小松菜、糸三つ葉、しょうゆ、塩少々

朝の日課のにんじんジュースは、「おいしくない」と病院のごはんを食べなかった入院中の頃から作っていたそうです。「ガンを治す食事」をいろいろ調べていると、「あれは食べちゃダメ」とか「これは食べるとよくない」と制限が多くて、何を食べたらいいのかわからくなってしまったそうです。「ダメ」ではなくて「いいよ」とたくさんいろんな本ですすめられていたのがにんじんのジュースだったそうです。

■オリジナルレシピを教えていただきました。

【朝のにんじんジュース(2人分)】

・ にんじん(中) 1本
・ りんご(中) 1/2個
・ バナナ(中) 1/2個
・ レモン 1/2個
・ 酵母飲料 大さじ2
・ 植物性乳酸菌 80ml
・ 亜麻仁油 小さじ2


ガンにいいと本に書かれてたというニンジン。ニンジンの吸収をよくする油は、抗酸化作用とか必須脂肪酸があると言われてる亜麻仁油(あまにゆ、英語だとフラックスシードオイル)。寒い地方でできた果物りんごを組み合わせる。酸っぱいものを際立たせなくするバナナ。
ニンジンはビタミンCを壊すので、レモンは最後に入れる。
腸の環境を整えるための酵母と植物性乳酸菌をプラス。
あとは季節の野菜をプラスしてもOKで、林さんはセロリといちごが好きだそう。
黄色いレモンがなかったのでグリーンのレモンを使いました。
作り方は、材料を適当な大きさにきって、酵母飲料と植物性乳酸菌と亜麻仁油も加えてミキサーにかける。
最後にレモン汁を入れて攪拌。できあがり。簡単でした。


アマニ油と、酵母飲料がちょっと高かったけど、できたジュースはおいしかったです。
酵母飲料を買いに行ったとき、お店の人に、朝、何も口に入れる前に(お水も飲む前に)飲んで、と言われたので、朝一で飲んでみました。
おなかがからっぽだからか、すごく吸収される感じがしました。
一瞬おなかにたまりますが、少し時間がたつと朝ごはんも普通に食べられました。
ジュースはどろっとしてるからスプーンを使ってよく噛んで食べてと言われたけど、口当たりのよさのあまり、飲み込んでしまったかも。

油断しないで楽しく続ける
「やる事がたくさんあってそれが病人のストレスになってはいけないので、さりげなく毎日続けることがむずかしかった」そうですが、「小さい子どもと遊ぶのは自然に身体を動かすし、笑うし、気分転換になるし、一番いい免疫力アップ法だった」と。
甥っ子さん(当時3歳)が治療に一役かったのだそうです。

「副作用でぼーっとしていた半年間、数々の試みにつきあわされた夫が実は一番大変だったのでは」と、つきっきりで試行錯誤しながら過ごした林さんは振り返っていました。
その素直にされるがままだっただんなさんに「とても感謝しています」と言いつつ、「今はもう元気なのであまり言うことを聞いてくれないんですよ」と笑っていました。

転移したガンが消えた後は、こんにゃく温湿布以外はゆるく続けているそうです。
2012年10月14日は4回目の「ガンが消えた記念日」だったそう。

最後に、看病する側の心得として、「楽しく看護」するのがいいよ、と教えてもらいました。
近しい人が病気だと、一緒になって思いつめたりして精神的につかれるから、ときどき「別の人」になって、ワンクッション置くのがいいそうです。

ガンの状態は千差万別だし、ひとそれぞれなので、参考になれば...と教えていただいた林さん、そしてだんなさん、ありがとうございました!
これからもお元気で!!

■【おまけ】
林さんが、読むと「ガンが治る気がして、元気がでる」本として参考になった本を、一部おしえていただきました。

『ガンを治す大辞典』(帯津良一著、二見書房)
『家庭でできる自然療法』(東城百合子著、あなたと健康社)
『メイ牛山のもっと長寿の食卓』(メイ牛山著、情報センター出版局)
『体を温めると病気は必ず治る』(石原結實著、三笠書房)
『がんを治す食事療法』(帯津 良一 上野 圭一著、法研)
『今あるガンが消えていく食事』(済陽 高穂著、マキノ出版)