何もしたくないときは

まったく何もしない!

これって、出来るようで出来ない人が多いんじゃないですか?

森田療法という神経症の療法で「臥辱(がじょく)療法」というものがありますが、その中で「一週間から、十日くらい何もせずただひたすら横になる」という方法があります。

寸分も動かずに死んだように動かないのは、やってみると分かりますが・・結構きついんです。これが5時間とか10時間とか長くなればなるほど難しくなります。その間は頭から出ることもそのままにして、ひたすら何もしないんです。

人間とは面白いもので「生きて動くことを抑えられると、逆に行動意欲が湧いてくる」のです。引きこもりの方でも、マンガもゲームも、ネットもなくただひたすら動かずに寝なさいと言われたら、きっと「何かさせろ!」と言いたくなってくるでしょう。

「何もしない」つらさが「何かする」ことへとつながるんです。そして「動かない」ことが動くことへの喜びやありがたみにへと変わって行きます。

「何もすることがない」と言う人は一度試してみて下さい。(寸分も動かずに、息だけですよ)
きっと「何かしたいことの答えが出てくる」でしょう。