怒りイコール悪?
 
皆さんは「怒り」についてどのような印象を持ちますか?
 
あまり良くないイメージや理不尽なイメージを持っていませんか?
 
怒りとは単なるネガティブ感情なのでしょうか?
 
 
 
以前、怒りは二次感情であり奥にある悲しみを怒りとして表出している…怒りっぽいあの人は本当は悲しみを抱えた人…という内容の投稿をしました。
 
怒りには他にも意義があります。
 
虐待やイジメやパワハラ等の被害者が、加害者に植え付けられた罪悪感に気づいた事でブロックが外れると、加害者に対して強い怒りを感じる事がよくあります。
この場合の怒りは「立ち直る為のエネルギー」としての怒りですね。
理不尽さに対して怒る事で心理的境界線や自我を取り戻そうとする大切な過程です。
 
そして加害者への怒りを感じ終えた頃に自分自身の弱さに対して怒りを感じるのもよくある事です。
この場合の怒りは「自立のきっかけ」にもなりますね。
自尊心を取り戻した証であり、スケープゴートの立場から卒業する過程に伴う自然な感情です。
 
「八つ当たり的な投影としての怒り」
 
「悲しみを隠す怒り」
 
「己の弱さに対する怒り」
 
「罪悪感に隠された無自覚の怒り」
 
「恥に対する恐怖を隠す怒り」
 
「無力感を払拭する怒り」
 
「不当な扱いに対する抗議の怒り」
 
「自立のエネルギーとしての怒り」
 
「自尊心を守る為の怒り」
 
「美学から起きる怒り」
 
「愛の表現の怒り」
 
このように「怒り」という感情にも多くの意味合いや背景があります。
 
ですから、怒りイコール悪などと単純に決め付けたりせずに、その「怒りの意味」について深く考えてみてください。
 
ヒプノセラピーの年齢退行療法では、幼少期に抑え込んだ「怒り」や「悲しみ」等の感情・感覚をしっかりと感じ終える事で問題解決を試みます。
 
最後までお読み下さりありがとうございました。
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