え？ あれ・・・アップされてませんでしたね。
今日の午後6時に時間指定していたはずだったんですが、寝ぼけてたのかな？（笑）
今、気づきました。
ちょっと遅くなりましたけど、アップします。
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、（英語ができないくせに）果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。視聴しながら生じた疑問の考察やら、内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
いつものごとく、本格的なネタバレ＆上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
シグナル 시그널 英題：Signal
(tvN Jan 22, 2016 - Mar 12, 2016 1時間15分×全16話)
対象：15歳以上
脚本：Kim Eun Hee
演出：Kim Won Suk
※このドラマは、犯罪を扱うという特性上、登場人物がエピソード毎にたくさん出てくること、１話完結ではないこと、現在・過去の描写が頻繁に入れ替わる、など、通常の筋追いでは、わかりにくい部分もあるため、補足も兼ねて、びびの独断で、人名や、人間関係など、ドラマよりも先に、リマインドしたり、説明をする場合があります。
極力、ドラマ上、「なるほど！！ この人がこういう立ち位置だったのね」という謎解き部分の醍醐味が損なわれることのないように工夫したいとは思いますが、なにぶん、整合性を取り切れない箇所もでてきそうな気がします。
余計、わかりにくくなったりしたら、ほんと、申し訳ないです。
前記事をお読みでない方は、さきに、こちらからお読みください。
【Episode 4-2】
～未解決事件捜査班～
力なく、戻ってきたヘヨンたち。
ケチョル「アイゴ～～、一生懸命がんばったのに・・まったく無駄骨だったな」
ぼやくケチョルを尻目に、ホワイトボードを凝視するヘヨン。
ケチョル「この事件ももうおしまいだな」
ホンギが、リフレッシュスプレーを顔に浴びせてます。（笑）
ケチョル「なんだよ？ なにしてんだ？」
ホンギ「ただ、なんだか、息苦しいんですよ」
言葉とは裏腹に、みんな無力感・脱力感が半端ないのです。
被害者の写真（ウォンギョン）を見続けているヘヨン。
記載されている内容に、変化は見られません。
ジェハンは、一体、何をしてるんだ！と、時計を見上げるヘヨン。
11時5分すぎ。
交信可能な時刻まで、あと少しです。
～路地～
署を出て、車の中で、無線機を片手に、待機しているヘヨン。
今日はだめなのか・・・と諦めかけた時、電源が入りました。
ヘヨン「刑事さん・・」
～ジェハンの部屋～
無造作に、机に置かれた無線機。
煙草が指元まで、灰になっている状態のジェハン。
ヘヨン＜聞こえてますか？ 私です。パク・ヘヨンです。聞こえてますか？ 刑事さん＞
ようやく無線機を手に取るジェハン。
ジェハン「ええ、聞こえています」
ジェハンの声が聞こえて、一安心するヘヨン。
ヘヨン「最後の犠牲者はどうなりましたか？ 彼女になにかありましたか？ キム・ウォンギョン、公務員の・・まだ、生きていますか？」
悲しいかな、この段階では、ヘヨンにとっては、あくまでも、事件の進捗の確認であり、キム・ウォンギョンは、10人のうちのひとりでしかないのです。
ジェハンの重く暗い声。
ジェハン「犯人を捕まえたんですか？」
その声色と・・・その質問を発する意図から・・不穏を悟ってしまったヘヨン。
ジェハン「あなたは、そこを2015年だと言いましたよね。犯人を捕まえたんですか？」
抑揚を抑えた声。
ヘヨン「刑事さん・・・どうしたんですか？ なにかあったんですか？」
ジェハン「犯人を捕まえたのか聞いてるんですよ。犯人、捕まえたんですか？！」
だんだん、声が荒ぶってくるジェハン。
今の状況を、どう伝えたらいいものか、迷うヘヨン。
ヘヨン「その・・それが・・・」
ジェハン「バスの運転手、イ・チョング・・・その人ですか？」
ジェハンがそこに行きついたのは、当然と言えば当然です。
ヘヨン「・・・・・・」
ジェハン「彼なんですね。 そうじゃないんですか？」
ヘヨン「違います。彼じゃありません、彼は・・」
ジェハン「だったら、誰なんだ！ 俺が行って、そいつを殺してやる！ だから、今、俺に話せ！！」
必死で抑えていましたが、限界でした。
急に、人が変わったように、激高しているジェハン。
ジェハン「刑事さん・・・どうして・・・」
肩で息を吐きながら、ぎゅっと唇を噛み、泣くのを我慢するジェハン。
ジェハン「あんた、写真を見ただけなんだろ。ただの、数枚の写真だ。。 被害者の名前、職業、死んだ時間や場所・・・彼らについて知ってるのはそれだけだ、でも、俺はそうじゃない」
～回想 ＃4-1～
ジェハン「すみません。あの・・もしかして、若い女性を見かけませんでしたか？ 色白で、髪はこの辺まであります」
そのまま、あ、あっちに、と自分が来たほうの道を指で示すチャング。
言われたとおり、ウォンギョンの名前を叫びながら、路地を走り抜けてきたジェハン。
その時、女性の、短く鋭い悲鳴が聞こえてくる。
声のしたほうに向かって、ひた走るジェハン。
ジェハン「ほんの数日前まで、生きてたんです・・」
明るい笑顔で、窓口業務をこなしていたウォンギョン。
ジェハン「彼女は、俺の癒しでした。」
ウォンギョン「元気出してくださいね」
ジェハン「笑いかけてくれて、優しくて・・・ただ、懸命に自分の人生を生きてただけなんだ！！」
＜再現 7日の晩・・・＞
引き寄せられるように、少しずつ、通りを進んでいくジェハン。
両足から、脱げてしまった靴が乱雑に落ちていて、その傍に、後ろ手に縛り上げられたウォンギョンが横たわっている。
本当はもう、一目見て、手遅れだとわかりながらも、その場に膝をつき、必死に手を伸ばし、かかとに触れるジェハン。
嗚咽交じりになりながらも、必死に涙をこらえようとする。。
そのあとの、実況検分やらなにやらは、映し出されませんでした。
～ウォンギョンの葬儀場～
涙ながらに、弔問客に挨拶をするウォンギョンの叔母。
ドアの外に立ち、その様子を見ている喪服姿のジェハン。
ウォンギョンの名前を呼びながら、涙にくれる叔母さんの声を聞きながら、
花のように美しい遺影の傍に寄ることすらできず、
廊下に、直接、両手両ひざをついて、額がつくくらいの礼をする。
ここが・・・もう・・・ジェハンらしくて、なんとも言えず・・・ドラマを超えて、悲しみが迫りました。
ヘヨンとの交信は、すでに、葬儀も終わった頃だということですね。
目を赤くしているジェハン。
ジェハン「その頭のイカれた奴を殺しに行ってやりますよ。そして、同じように、殺してやります！俺自身の手で殺してやる！」
もう、制御できません。
抑えても、抑えきれない、そんなジェハンの熱量が伝わり、辛すぎる。。。
ヘヨン「そんなことできませんよ、刑事さん。それじゃ、あなたも奴と同じになってしまう！ あなたが犯罪者になってしまうんです！！」
負けないように、声を大きくあげ、翻意させようとするヘヨン。
ヘヨン「刑事さん、いいですか・・私の言うこと、聞こえますか？」
自分をも落ち着かせるように、話しをするヘヨン。
ヘヨンの呼びかけに応答はありません。
すでに、途中から席を立ってしまっていたのです。
ヘヨン「まだ、機会はあります。バスの車掌の、チャン・ギョンスンが犯人を知ってます。彼女を尋問しなければなりません。・・・・刑事さん、イ・ジェハン刑事さん！！」
おそらく、ヘヨンの言ったチョン・ギョンスンの件は聞こえてなかったでしょう。
ヘヨン「刑事さん！！」
絶叫するヘヨン。
そこで、無線機は切れました。
伝えきれなかった悔しさに、ハンドルを殴りつけるヘヨン。
そして、その時、なにかに気づくのです。
ヘヨン「チョン・ギョンスン・・・」
～未解決事件捜査班～
ミーティング時に、イ・チョング犯行説を覆すための提案をするヘヨン。
当然、ケチョルもホンギも一緒になって聞いています。
スヒョン「チョン・ギョンスン？」
ヘヨン「そうです。チョン・ギョンスンは、イ・チョングを脅迫していたんです。どういったものなのかは、私にもわかりませんが、イ・ジニョンが犯人だと証明できる証拠を持っていたのだと思います」
以前、スヒョンと、犯行現場の間取り図を見ながら話し合った際に推測した、「なぜ、今になって、チョン・ギョンスンは殺されたのか？ 証拠隠滅のためではなかったのか」という犯行動機に立ち返った結果、「脅迫」というキーワードが出てきたんでしょう。
ヘヨン「それを探し出せれば、彼の犯行を暴けるはずです」
＃2-3で、ジェハンが「まだ、変えられます。決して諦めないでください」と伝えたとおり、ヘヨンは、諦めたりせず、新たな方向性を見出します。
今回は、ジェハンの代理となって、ヘヨンが動いているのです。
ケチョル「だが、そんなもの（証拠）が、もしあったのなら、京畿署のやつらが見つけてるだろう。奴ら、事件現場や、イ・チョングのものなども調べつくしてるはずだ」
じっと、ヘヨンの言葉を考えているスヒョン。
ヘヨン「そのとおりです。イ・チョングさえも、彼女を殺したあと、家の中をくまなく探したことでしょう。でも、見つけられなかった。だから、あの家ではなく、別の場所にあるはずなんです」
力説するヘヨン。
ケチョル「そりゃ、一体、どこだよ？」
ヘヨン「見つけ出すしかありません」
現段階では当てはないので、そう答えるしかありません。
ケチョル「うわ～～、なんだよ？」
そんなんじゃ、話しにならんな、と呆れるケチョル。
ヘヨン「"京畿南部連続殺人事件"は、2004年に時効になりました。それまでは、それ（証拠）が、イ・チョングを脅迫するためのネタだったはずです。その後、彼女は、どこかにそれを隠したのかもしれません。ですが、もう時効は存在しなくなりました。」
～回想 ＃2-2～
アナウンサー「2000年以前に発生した凶悪犯罪の時効は撤廃されました。未解決事件の捜査であっても、今後は、停止されることはなくなります」
このニュースを見ている中には、その手がどことなくソワソワと落ち着きがなく。。という人もいる。
↓このシーン、覚えてますか？
この時の後ろ姿、ユンジョンのオンマじゃなかったですね！
～ユンジョンオンマの自宅～
同じニュースを見ているオンマ。
ぼりぼりとお菓子をむさぼりながら、テレビ画面を見ているチョン・ギョンスン。
ヘヨン「彼女は、時効撤廃のニュースを見て、再び、金の成る木が戻ってきたと気づいたんです。さぁ、ここで、はじめに、チョン・ギョンスンがしたことはなんだったでしょう？」
スヒョン「脅迫に使える証拠を確認しにいったでしょうね」
スヒョンの即答に慌てるケチョル。
ケチョル「ちょ、ちょ、ちょ・・、お前さん、まさか、このまんま、こいつの話に乗っかる気じゃないだろうな？」
そこで、ピシャリ！！と言い放つスヒョン。
スヒョン「"京畿南部連続殺人事件"の時効は、10月1日に解除されたのよ。もし、あの時、我々が（すぐに）彼女を追っていたら、イ・ジニョンが犯人だという証拠を見つけられたはずよ」
これは、自分たちの失態でもあるのだ、と一蹴する。
頷くヘヨン。
それでも、情けない顔で、なんとか、引き留めようとするケチョル。
ケチョル「あのですね、もしもし？ この件、局長自ら、捜査結果を記者会見で発表する予定になってるんですよ。なんで、それを今更、ぶち壊そうとするんだよ？係長だって、こんなの認めてないのに、そこまでしなきゃならないのか？ おん？ なぁ、こんなのよそうぜ」
聞く耳持たず。
さっさと、バッグを肩にかけるスヒョン。（笑）
スヒョン「パク・ヘヨンと私は、もう一度、チョン・ギョンスンの家を確認しにいくから、先輩とホンギは、彼女が出かけた場所や通話履歴、クレジットカードの利用履歴をチェックして！」
ホンギ「はい」← いいお返事（笑）
ケチョル「なぁ、よそうぜぇ～～、なぁ、やめろって、やめろよ～～」
ずっと、ハジマ～、ハジマ～言い続けてます（苦笑）
～車内～
今日は、ヘヨンが運転しています。
助手席のスヒョンに、ためらいながら、「大丈夫ですか？」と訊ねるヘヨン。
スヒョン「？」
ヘヨンを見るスヒョン。
ヘヨン「首ですよ。」
ジニョンに押さえつけられた時の、紐のあとがくっきりついてます。
そっとおさえるスヒョン。
スヒョン「犯人にやられるなんて、とんだ屈辱だわ。平気だと思う？」
ヘヨンが言ってるのは、そういうことじゃありません。
ヘヨン「でも、一人で、男に立ち向かおうとするなんて、そんなことすべきじゃないですよ」
スヒョン「もし、私が、男だとか、女だとか、気にするとしたら、今すぐ、警察バッジを返納しないとね」
ヘヨン「・・・・・・」
とはいえ、ヘヨンだって、当然、スヒョンの刑事としての実力を否定するつもりもなく、女性警察官が男社会で受ける重圧をどれほど跳ね除けねばならないか、についても十分承知していますが、実際、男女の体格差を超えるのはむつかしいのに、とでも言いたげです。
電話に出るスヒョン。
スヒョン「なにかわかった？」
ケチョル「10月1日以降の、カードと、電話の使用履歴を調べたが、とりたてて、手がかりになりそうなものはなかったよ」
ため息をつくスヒョン。
スヒョン「本当に、見落としてない？」
ケチョルのムキになる声が、電話越しに聞こえてきます（笑）
ケチョル「カードは限度額いっぱいだったし、電話じゃ誰とも話してない。そんなに信用できないなら、なんで、俺にやれなんて言ったんだよ！！ くそ！」
電話、切られました（笑）
でも、これで、ギョンスンが人付き合いもあまりなく、金銭的に、ひっ迫していることがわかりました。
～チョン・ギョンスンの家～
電気をつけるスヒョン。
ヘヨン「彼女は、整理整頓が苦手で、だらしない性格です。こまかいことにこだわる性格でもありません」
スヒョン「いいから黙って、探しなさい」
部屋の中を探し回るスヒョン。
籠の中から、バサバサと中身をひっくり返していく。
ヘヨン「いつもこんな風にやってるんですか？」
スヒョン「ええ、時間が無い時は、大抵こうよ」
スヒョンが、よく見る刑事ドラマの、刑事のように、洋服ダンスからなにから、どんどん、片っ端からあけていくのを、呆れるように見ているヘヨン（笑）
なんたる非効率！！
なんたる無意味！！
ヘヨン「10月1日は、寒かったですよね。温かい上着から見ていったほうが早いですよ。女性は、どれだけ服を持っていても、実際、よく着る服というのは、数着なんです。袖が擦り切れたり、香水の匂いがきついものを探してください」
スヒョンに、女性心理を説くヘヨン。
その時、探っていたポケットから、なにかを取り出したヘヨン。
ヘヨン「だから、彼女は整理整頓が苦手で、だらしない性格だと言ったでしょう？」
分析をもとに、探せば、それほどの労力は必要ないと言わんばかりに、"ソウル ― スニャン"とルートが書かれた長距離バスの半券をスヒョンに差し出すヘヨン。
パパーン！
～車内～
早速、スニャンに向かうヘヨンとスヒョン。
ケチョル＜チョン・ギョンスンには、スニャンに住んでるいとこがいるぞ。記録を調べたところ、2002年から2004年まで、一緒に暮らしていたようだ＞
～チョン・ギョンスンのいとこの家～
早速、捜索を始めるヘヨン。
スヒョンのやり方じゃ、効率が悪すぎる、ということの実践ですね（笑）
いとこからの聴取は、スヒョンが担当してます。
いとこ「この前、突然、連絡もなしに現れたんですよ」
スヒョン「ここで、なにかを探していきませんでしたか？」
いとこ「わかりませんねぇ。あいさつもそこそこに、この物置に直行したんですよ。忘れ物を取りにきたのかな、くらいにしか思わなかったけど」
黒いナイロンバッグを見つけたヘヨン。
ヘヨン「これですか？」
いとこ「ええ」
中をあけてみるヘヨン。
スヒョン「もしかして、これに触ったりしました？」
いとこ「いいえ、なんで、私がそんなことを？」
中から黒いビニールに包まれたものを見つけると、
その中身を見て、顔を見合わせるヘヨンとスヒョン。
～京畿署前～
ボムジュの記者会見が、京畿署で行われる模様。
レポーター「私は今、京畿警察署の前におります。26年もの間、ベールに包まれていた"京畿南部連続殺人事件"ですが、今日で、その全貌が明らかになるのでしょうか？ これから、京畿署における捜査状況の報告が行われる予定です。ただいま、この会場に向けて、全国民の目と耳が集まっております。」
～セフン病院～
廊下を駆け抜けるヘヨン。
昨晩のこともあり、ジニョンの病室の前に立つ二人の警官。
警官「どなたですか？」
ヘヨン「警察です」
身分証を見せ、入室するや、寝ているジニョンの服をまくりあげるヘヨン。
ジニョン「おい、なにするんだ？」
横になったまま、暴れ狂うジニョンをものともせずに、身体中を確認していくと、肩の後ろに、一本の筋状の古い傷跡を発見する。
ジニョンを凝視するヘヨン。
ここで、切ります。
★『シグナル』EP.4-2 雑感★
前半、辛かったなぁ。
このドラマの、辛く悲しいシーンの一つでもある、ウォンギョンの死。
覆りませんでした。
お葬式を終えたジェハンと、状況をわかってないヘヨンとの交信が、あまりにも、残酷で、切なくて。。
でも、ヘヨンには、大切な人を失ったジェハンの悲痛な叫びが確実に伝わったはず。
