ようやく9話に突入です。

10話手つかず。。。(苦笑)

 

あ、そうでした。

8-3の🐍問題について、前記事にも追記しておきました。

 

そうだよね~~(苦笑)

 

 

ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

青春ウォルダム(月譚)  청춘월담 英題:Our Blooming Youth

 (tvN 20230206-0411 全20話)

 

【Episode 9-1】

 

先週の続きからです。

 

~宮殿 池のほとり~

 

落雷により、発火し、燃え上がったスモモの木。

必死になって、火を消そうと、水桶リレーする消火隊たちも疲労困憊。

 

傍らに立ち、その様子をじっと見ているファンとテガン。

 

~王の部屋~

尋問のあと、そのまま、呼び集められた閣僚たち。

チョナ、ご立腹です。

 

王「どうして、このようなことが起こったのだ? 誰が、私の手で、あの者を尋問せよなどと申したのだ? あのような者の汚い口から、邪悪な呪いを聞かせるとは何事だ!」

 

そんな今更、怒られても~~~って感じの皆さん。。。爆笑

嫌々であろうと、結局、抗えず、やるってことになったのは、周知の事実ですからね。

 

陳情の巻物の一つを手に持ち、立ち上がる王。

右議政の前にしゃがみます。

王「そなただな、右議政?」

右議政「チョナ、なぜ、あのような邪悪な殺人者の言葉を、気にかけたりなさるのです?ただの盗賊の残党です。」

王「盗賊の残党だと? 10年前、そなたは、碧川の宋家の盗賊の首領を逮捕した。その結果として、功績の名誉や官碑を得たのではなかったか?では、なぜ、反逆者が生き残っておるのだ? きちんと、反逆者どもを鎮圧したのか?」

ちらりと、チョ一族に関わる閣僚たちを見る王。

 

王「もっとおるな。そなたたちも、ソンジュのチョ一族だ。一体、何をしていたのだ? そなたたちも、国より、功績や俸禄を受け取った。それなのに、一体、このざまは何事だ!!」

 

怒りにまかせて投げつけられた巻物が、チョ・ウォノにヒット!

 

王「この朝鮮という国は、そなたの家門か?」

大声をあげる王。

王「ソンジュのチョ一族の皆が、政府の役職についていると聞いておる。そなたたちが住んでいる北村(プッチョン)では、倉庫から、肉や魚が腐った匂いが漂っているそうだ。一族の富と権力を増やす以外、一体、何をしてきたのだ? なにをしてきたのか、私や、世子、そして、この国に申してみよ」

 

珍しく右議政やチョ一族を攻撃する材料を得た王に、特に、なにも進言せず、口を挟まない、領議政や左議政たち。🤭ぷぷぷ。

 

右議政「チョナ、当然、この件について、とても大変な思いをしまし・・」

王「右相!!」

チョ・ウォンボの言葉を途中で、遮る王。

王「何も言うな。今は、どんなことであろうと、聞ける心情ではないのだ。今日の尋問で、何が起きたのか、あえて話をしたり、宮殿の外に広めたりした場合、その者だけでなく、家族や親族も厳罰に処することを心に留めておくように」

 

一同「おおせのままに、チョナ~~」

 

~宮殿 池のほとり~

ここで、先週のラスト付近、「コ・スンドルを連れ戻してこい」のシーンになるわけですね。

 

~屋敷街~

そして、本当の8話ラストシーン、そう、絶体絶命の大ピンチのジェイ。

 

その時、「動くな!」とガラムの声がして、洗濯棒が飛んできました。

 

見事に命中。拍手拍手拍手

 

一旦、後退した男が、今度は、弓の標的をガラムに合わせてきました。

 

その隙に、ジェイが身を起こそうと動いたことで、標的をジェイに変更。

至近距離なのに、弓矢をよけるとか、まじ、スーパーマンよ。

 

チャンスは逃しません。

もう一度、ガラムが投げた2本目の洗濯棒を賊にクリーンヒット!

棒で叩きのめすジェイ。

 

このあたりの、息の合った連係プレーはさすがですが、賊も訓練を受けてるプロの暗殺者なので、そう簡単には、やられません。

 

また、弓を構えようとしたその時、頭上から、壺が振ってきて、賊の頭に命中!!

ね、壺がツボったでしょう?(笑)

 

いつのまにか、屋敷の塀の上に上っていたらしいミョンジンの会心の一打で、頭から血を流す賊。

ミョンジン「よくも、この私の友と・・・弟子を攻撃してくれたな?! もう死んだも同然だ!」

かっこよく、指をさすミョンジン!

3対1なので、少なくとも、動きは封じられたかと思った矢先、

もう一人の賊が、助けにきたために、取り逃がしてしまいました。

ここも、身を挺して、ジェイをかばうガラムに泣ける。。。

 

なおも追いかけようとするジェイを、危険すぎる、暗殺者二人を相手にするのは無理だ、と、冷静に引き留めるガラムとミョンジン。

 

ジェイにケガがないかどうか、確認するガラム。

 

そこら中に落ちている、「宋家滅李」と書かれた赤い札を拾い上げるジェイ。

 

ジェイ「チョハに会わなきゃ・・!」

呟くジェイのその目は、もう前しか見ていません。

脱兎のごとく、走り出すジェイ。

 

ガラム「追い出されたのに、なんで・・」

納得できない・・・

呟くガラム。

 

その時、ミョンジンが、ガバッと、ガラムの頭を両手で掴み、

「どこかケガしてないか? 大丈夫だよな?」と、全身をチェックする。

ガラム「・・・・・はい」

ミョンジンのあまりの必死さに、戸惑いながら、小さく頷くしかないガラム。

 

このシーンも大好き。

こんなことされたら、ふつうに、きゅ~んとするよ。

 

ミョンジンは、一応、ちゃんと、自分の弟子は自分の手で守らなきゃ・・自分が面倒を見る責任があるっていう、儒学に基づいた道義的なんちゃらみたいなものは持っていて、でも、ベースにあるのは、身分とか関係なく、人を大切にする心や、優しさなんだよね。

領議政の息子としては、生きづらいかもしれないけど。

検死にまい進するのも、人の命を大事にしているからこそなんだろうなぁ。

 

~マンヨンダン~

内官の制服に着替えて、飛び出てきたジェイ。

戦隊ヒーローみたいだな。(笑)

目指すは、ファンのもとへ・・です。

 

~宮殿 池のほとり~

消火の様子を見ながら、佇んでいるファン。

 

はじめて、幽霊の書の原本をジェイに見せた日のことを思い出す。

 

~回想~

 

ジェイ:(これを手にされた時)どんなにか、恐ろしかったに違いありません。

どんなにか、孤独を感じられたに違いありません

 

ファン「そうだ。恐ろしかったし、孤独であった」

 

ジェイ「誰と闘えばよいのかわからず、悶々としたものを感じられたことでしょう」

ファン「幽霊と闘えるのか?」

 

 

~王城内 市中~

ファンの回想中も、宮殿に向かって、ひた走るジェイ。

 

ジェイ:奴らはチョハを呪おうとしているのではない。この国、朝鮮の王家を呪おうとしているのだ。

 

 

~宮殿 池のほとり~

思い返しているファン。

 

~回想~

 

ジェイ「では、東宮殿に戻ることはできますか?」

ファン「・・・・・・」

ジェイ「また、東宮殿で働くことはできますか?」

 

ファン「それは・・・妙案とは思えぬ」

 

ファン「(そう言ってはみたものの、私は、お前に傍にいてほしいのだ)」

やっとお認めになりましたよ(苦笑)

 

~王城内 市中~

その言葉をうけるかのように、走り続けたジェイの目の前に、カンファ門が見えてくる。

 

ジェイ「(参ります、チョハ。私がお傍におります)」

 

~領議政の会議室~

左議政、兵判と共に、王の間から出てきたあと、今回の対策を話しているのでしょう。

兵判「一体、どのようにして、国巫が碧川の宋家について、言及できたのでしょうか?」

左議政「おわかりでしょう。殺人者が祈祷所の国巫であったことは、十分、恐ろしいことです。10年も前に死んだ、宋家の霊がどのようにして、あの者に憑依したのか?」

兵判「王宮のすももの木は一体、どうしたのでしょうか?なぜ、突然、雷に打たれたのでしょうか?しかも、国巫の呪いの直後のことでした。本当に、幽霊の呪いのようではありませんでしたか?」

領議政「いい加減にしなさい。そんな不吉なことを言ってどうするのだ」

左議政「10年前の碧川事件の再捜査をするにあたり、特別班を組む必要がありますな」

もしかして、これが狙い?

 

領議政「再捜査を要請する必要があるということですか?」

左議政「領議政、10年前に起きた事件について、気になりませんか?チョナが、ソンジュのチョ一族と争う意向を示したということは、いい機会ではありませぬか?」

頷く兵判。

兵判「今回の事件が誰の責任なのかわかりませんが、明らかに、ソンジュのチョ一族の権力を弱めるものではありませんか?」

左議政、兵判のいうことに、納得する領議政。

 

~マンヨンダンの前の通り~

またしても、大家さんが、一般市民の皆さんに、ことの次第をお知らせしてくださるようです。(笑)

 

大家「さぁさぁ、皆さんもこの件については、興味を持っていることだろう」

空からばらまかれた赤い札を高く掲げてみせる大家さん。

 

すこしずつ、集まってくる市民の皆さん。

 

大家「これの意味するものは、“宋家が、李家を滅ぼすであろう” そのような深い意味が込められているようだ。宋家とは、誰のことだ? 碧川の盗賊の首領が、宋一族だ。」

アジュンマ1「だったら、宋家が破滅させようとしてる李家って誰のことなのよ」

先を急がせます(笑)

大家さん「まぁ、待て! 王、世子、大君(王孫)、公主・・李家のほとんどが王族ってことじゃないか!」

指折り数えながら、大家さんが力説する様子を、目を丸くして見ている皆さん。

アジュンマ1「だったら、祈祷所の国巫が、宋家の霊に憑依されて、王家を呪うために、殺人を犯したって言うの?」

大家さん「それだけじゃなく、私がさっき聞いたところでは、宮殿のスモモの木が火に包まれたそうだ。スモモの木を漢字で書くと? “李” だ。宋家の霊がこう言ってたんだ。“このスモモの木のように灰になるまで焼き尽くす”と。」

どんどん興にのって、身振りも激しく、芝居がかって、語る大家さん。

 

その間、何度も、何度も、マンドクとボクスンの夫婦が映されるんだけど、二人とも顔色が悪いのよ。

この夫婦も、この件に関わっているってことね。

 

アジュンマ1「世子が幽霊に呪われているという噂もあるけど、本当なの? まったく、この国はどうしてこんなに混沌としちまったんだろうねぇ!」

 

そこに、ミョンジンとガラムが戻ってきて、足をとめて、話を聞いている。

 

ちょうど、そこに、コ・スンドル(ジェイ)を捜しにきたテガンがやってくる。

ミョンジン「宮殿でなにかあったのですか?」

挨拶もそこそこに、テガンに訊ねるミョンジン。

ミョンジンがガラムとしかいないのをみて、「コ内官はいないのか?」と逆質問するテガン。

ガラム「コ内官は、すでに宮殿に戻られました」

ミョンジン「大変なんだ! こんなものが空から降ってきて・・」

赤い紙札をテガンに見せるミョンジン。

やっぱり、気になるなぁ。

 

ただならぬ雰囲気で、その様子をうかがっているマンドクとボクスン。

 

~宮殿 池のほとり~

すももの木は、あらかた、燃え尽き、消火隊も引き上げていったのに、まだ、その場を離れないファン。

なにも言わず、いつものように、ファンのすぐ横に控えるジェイ。

 

ファン「これら、たくさん木がある中で、どうやって、このスモモの木だけに火を付けられたのであろうか? 本当に、王家と私を呪う幽霊が存在し、それを知らしめるために、スモモの木に落雷させたのか?」

当然、近寄ってきたのが、ジェイだとわかっていて、問いかけるファン。

 

ジェイ「そのようなことがあるはずありません。この背景には、生きている人間がおります。」

そういって、燃え残った木に近づき、周囲を注意深くうかがいながら、木の肌に触れてみるジェイ。

手についた煤を匂ってみると、なにかに気づき、ファンの元に戻る。

 

ジェイ「チョハ、この匂いは、以前、開城で兵士が軍事訓練をしていた時に嗅いだ火薬の匂いに似ています。」

ファン「硫黄が含まれている可能性が高いな。しかし、硫黄だけでは、長時間燃え続けることはできぬ。」

ジェイ「明日、マンヨンダンの坊ちゃまのところに行ってみます」

頷くファン。

ムダンの検死とか、させられないのも、歯がゆいなぁ。

 

~義議府?~

急いで、入ってきたソンオン。

ソンオン「何事だ?」

あ、呼ばれてきたのね?

 

兵士「国巫の遺体を警備していた者が、一夜にして、死亡しました」

ソンオン「むしろを取れ」

部下の武官が、二人の兵士のもとに近づき、首元を見ると、国巫と同じく、首に蛇の噛み跡がくっきりと残されている。

 

~ファンの部屋~

今日の黒装束の男たちのことを報告するジェイ。

 

ジェイ「矢を打った者を追いかけたのですが、共犯が現れ、攻撃を受けたので・・結局、見失ってしまいました」

 

バン! と、机をたたき、ジェイが拾った赤い紙札を握りつぶすファン。

 

ファン「一体、やつらには、どれほどの共犯者がいて、一体、命令を出しているのは誰なのだ?」

苛立ちを隠せないファン。

ファン「・・・牡丹の燃えカスについてはなにか分かったのか?」

 

ジェイ「インドから輸入されたものかもしれないということだけ、聞き出すことができました。あちらの人は、乾燥させた花に油を塗り、火をつけることもあるようです。」

 

その頃、ミョンジンもひとり、マンヨンダンで、牡丹の燃えカスをひとつまみし、「インドか・・」と呟いている。

 

直後、ソンオンが報告にやってくる。

 

ソンオン「警備の兵士の首と肩に、くっくりと蛇の噛み跡がついていました。本日の尋問で、国巫を噛んだ蛇と同じではないでしょうか? 奇妙すぎます。それから、国巫が拘束されていた独房の片隅から、血まみれの短刀が出てきたそうです。その担当で、自分に文字を刻んだようです。」

ファン「今となっては、短刀と蛇を国巫に渡した人間を調べる方法も失ってしまった」

目を閉じるジェイ。 

 

あ、ジェイもずっと、傍に控えて立ってました。

 

重いため息をつくソンオン。

 

ファン「そなたは、祝賀の詞を汚した、祈祷所の役人オ・マンシクについて、調査を継続しておるのか?」

ソンオン「はい。彼には、兄が一人おりますが、既に亡くなっていました。インチャン房に、兄嫁と子供たちが住んでいたそうで、どうやら、頻繁に訪れていたらしいです。兵士を配置したので、もし、オ・マンシクが、兄嫁や子供たちに連絡を取ろうとすれば、痕跡をたどることは可能だと思います」

ファン「この事件に関与している可能性もある故、なんとしても、その男を捕まえなければならぬ」

頷くソンオン。

 

~ミョンガン皇子の部屋~

医師に脈を取ってもらっているミョンガン。

ショックで寝込んでしまいました。

 

ハヨン公主「相当、驚いたみたいね・・・。(中殿に) 大君が、四方位事件の犯人を見たいと言ったんです・・」

それでも、連れて行ってしまった責任は感じています。

 

中殿「もう見てしまったのだから、それを言ってもしかたありません。公主のせいではありませんよ。 (医師に)具合はどうであるか?」

医師「大君媽媽は、強い衝撃を受けただけですので、少し休息を取られれば、快方にむかわれるでしょう。精神を安定させるお薬をお出ししましょう」

中殿「そうしておくれ」

 

医師たちが部屋を出ていくと、早速「碧川の宋家とは何者なのですか?」と訊ねるミョンガン。

中殿「・・・・・」

「姉上、知ってますか?」と聞かれたハヨン公主は、首を振る。

中殿「まずは、身体を休めることです。良くなったら、ちゃんと母が説明して・・・」

ミョンガン「今、話してください。宋家とは何者なのですか?それとも、本当に幽霊なのですか? 知らないほうが怖いのです。アン尚宮。そなたも知っておるのか?」

 

迷ったあげく、話し始めるアン尚宮。

アン尚宮「10年前、碧川の盗賊団が、反乱を起こしたのです。宋家は、その盗賊団の首領でした。」

 

ハヨン「そのような盗賊が、幽霊になって王家を呪うことなどできるものですか?」

ミョンガン「それで、その者はどうなったの?」

アン尚宮「当時は、兵判でいらした右議政様が出向かれて、彼らを制圧なさったのです。宋家もまた・・・」

中殿「もうよい」

話を中断する中殿。

 

ミョンガン「おじい様が? 母上、おじい様がそのものたちを制圧したのなら、宋家の幽霊も討伐されますよね?」

 

複雑そうな中殿。

この人の、見るからに「なにかある感」も、やっぱり、10年前の事件にさかのぼるってこと?

 

~左議政の部屋~

 

一人、考え事をしている左議政。

 

~回想~

ムダン「宋一族は、碧川の民たちの不当な死と悲しみを忘れてはいない。そして、戻ってきたのだ!」

ムダン「我は戻ってきた。我は宋、不当に殺された碧川の無実の民のために戻ってきた。幽霊となったが、我が魂は玉座に座っておる。宋家は、李家を破滅させ、この国の王となるであろう!」

 

王城の塀の前で、柱に縛り付けられているのが、宋家の当主でしょう。

 

その姿を、左議政(当時の役職は、左議政じゃなかったかもしれないけど)と、ミン・ホスン(ジェイのパパ)も見てたのね。

心配そうな顔して見てる。。。

 

汚い盗賊野郎、まだ、生きてやがるのか、しぶとい奴だ、とか言われて、石を投げられる。

 

「人々を虐殺したり、老人や女子供を誘拐したりしたに違いない!」

「もっとなにか、いうことはあるのか!」

 

身体に矢が刺さったまま、息絶えず、悔しそうに眼を見開いていた首領の顔を

はっきりと覚えている左議政。

 

宋家の首領がね、イケメンなんですよ(笑)

たぶん、悪い人じゃないわ。。。 ← 決めつけ!

 

【追記】

検索したのに、書き忘れてました。

ユン・ソクヒョンさん。

ごめんなさい「海街チャチャチャ」見てなくて、ピンときてませんでした。

 

盗賊と言っても、地元ではリーダー的な存在で、中央から来た高官に虐げられたうえ、高官の家に押し入るとか、その手の反乱だったんじゃないかな。

勝手な(ありがちな)推理、展開中。

 

~ファンの部屋~

 

ジェイ「義議府の役人と国巫が、同じ毒蛇に噛まれていたということを考えると・・・」

ジェイの言葉を遮るように、引き出しから、書類を取り出すファン。

ファン「呼んでみよ。シム・ヨンの自殺事件における検死報告書だ」

 

じっくりと目を通すジェイ。

 

ファン「検視官は、死因につながる傷の数、もしくは、突然死の要因となるような傷があるかどうかも確認したが、縊死した痕跡を除けば、他に傷んどはなかったそうだ。締まったあとは赤黒く、目は閉じられていた。口をあけたまま、死んでいたそうだ」

 

ジェイ「何者かが先に殺害したのち、首をつって自殺したように見せかけた場合、このような特徴を示さないでしょう」

頷くファン。

ジェイが冷静に見立てたことについて、認めている感じです。

ジェイ「自殺であることは明らかです。そしてまた、遺書の筆跡も、シム・ヨンのものに間違いありません」

やっぱり、そうだったんだね。

あの日、追い出された時に、泣きながら、確認したジェイ。

 

ファン「寺院の弟子たちも証言しているので、それは、間違いない。そなたの家族が死んだあと、彼は、そなたの家の周囲で、なにかを探し回っていたらしい。それが、一体、なんであったのか、思い当たるか?」

 

考えても、特に思い当たることはなく、もう一度、報告書に目を通すジェイ。

突然、なにかに気づいた様子で、「ですが、これは、一体、どういう意味でございますか?」とファンに訊ねる。

 

~当時のミン家の軒先~

検死が行われ、役人たちが捜査をしている時の様子です。

上官に、遺品を見せている兵士。

「これらは、遺体のそばに残されていたものです。遺書と翡翠の腕飾りは、縁側の廊下に置かれておりました」

「しっかり保存しておくように。だが、これをどう説明すればよいものか・・・」

 

 

ジェイ「ヨンが白髪だったですって? いいえ、そんなのありえません。これは、突然の変化だったにちがいないです。私が開城を去る直前ですら、ヨンは白髪などではありませんでした」

きっぱりと否定するジェイ。

 

ファン「覚えておるか? 国巫もまた、白髪であったことを・・・」

“生老病死”だと気づいたあの晩、赤ちゃんとお母さんを助けようとして、争ったときの、あの時はまだ、賊だと思っていた国巫の姿を思い出すジェイ。

 

ジェイ「一体、なぜ、こんなことに・・・。国巫の祈祷場所が、ケソンにあった・・・牡丹の花びらに加え、白髪までも・・・」

ファン「そして、私の伝令を殺し、肩を傷つけた毒蛇(カチカルモーサ)・・」

 

お互い、考えていることは同じようです。

 

ファン「これらは、全て同じ一味の仕業ではないのか? ここで、注意すべき別のことは・・・」

 

国巫が口にした「幽霊の書」という言葉。

 

ファン「国巫は、幽霊の書について知っていた。」

 

え・・と驚き、その可能性を考えるジェイ。

 

ジェイ「碧川の盗賊の残党に、これらすべてのことを行う責務があるのでしょうか?」

 

その問いは、ファンにも、満足いく答えなど持ち合わせていない様子。

 

そのまま、続く言葉のない二人。

 

ここで切ります。

 

★『青春ウォルダム(月譚)』9-1 雑感★
碧川というのは、碧城郡あたりのことを示す架空の地方都市じゃないかと思うのですが、合ってます?

朝鮮時代の地名で、しかも、今は、北朝鮮なので、よくわかりません。

 

ただ、漢陽(いまのソウル)に首都が移る前の首都が、開城(ケソン)で、よく出てくる松嶽(ソンアク)は、開城の改名前の地名で、山の名前でもあります。

このあたりは、「太祖」関連の史劇やら、高麗時代あたりを描いたファンタジー史劇を見れば、必ず出てくるので、韓国ドラマ好きな方は、なんとなく、耳になじんだ内容かと思います。

 

いままで見たドラマでの知識の寄せ集めですが、それもこれも、もとからして、フィクションではないか・・と思うので(笑)、適当なところで、探索の手を中断してますが、9話、この15分弱の内容でも、なんだか、時間かかってしまいました。

 

そんなに複雑な内容の話ではないんですけどね。

 

結局、この碧川の事件が、後半にむけてのメインとなりそうな予感。

 

★『青春ウォルダム(月譚)』9-2に続く★