いやぁ、やられたわ。
このドラマで、手を叩いて喜んだのは、今回が初めてですね(笑)
 
これも、反転(どんでん返し)っていうのかな?
騙されても、シクなら、全然悔しくないの~泣 ← これを“負け惜しみ”という(笑)
 
これは、4/4で~す 。
(1話を4分割しています。)
8話3/4を未読の方は、こちらからどうぞ。 

 

ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

ハピネス  해피니스

【Episode 8】4/4

 

~屋上~

無線機を空に向けて、なんとか、電波を拾おうとするセボム。

セボム「だれか、私の声、聞こえてますか? イ・ジス中尉ニム? ・・・・おい、ハン・テソク!

ここ、さすがに、ぎょっとして、セボムを見ちゃうイヒョン。(笑)

 

イヒョン「彼らだって、俺たちのことを諦めたわけじゃないと思うぞ。解決のために、時間だって必要だろうし・・・」

未練を残しつつ、雑音だらけの無線機をオフにするセボム。

セボム「そうだね。バッテリーももったいないし。また、あとで試してみよう」

そういって、無線機をイヒョンに渡すセボム。

 

セボム「ねぇ?」

イヒョン「ん?」

セボム「せっかくここにいるんだから、野球をしてた時のことを聞かせてよ。」

イヒョン「勝った時のことか?  俺が、3回に、リリーフとして出場して・・・」

セボム「そうじゃないって。あんた自身のことよ。宗教に頼らなかったとしたら、一体、何に頼ったの? 人は、誰しも、頼りになる何かが必要だって言ったじゃない・・」

 

イヒョン「・・・・・」

 

この、言おうか、言うまいか、躊躇うイヒョンに釘付け!

一瞬、固まったものの、思い切って、口を開いたイヒョン。

 

イヒョン「・・・・・・お前だ」

 

セボム「・・・・・・・・え?」

 

イヒョン「正直、(あの時の)俺、本当に悲観してた。 お前の前では平気な振りしてたけどな。でも、野球をしてない俺なんて、一体、なにものだっていえるんだ? なにものでもなかった。 でも、お前の話を聞いて、屋上から落ちたとき、こう思ったんだ。“あれ、俺、死ぬのかな?”

この時です。。

無事、マットに着地。

 

そしたら、なんだか、ハッキリわかったんだよ。“たいしたことないな・・・”ってさ。」

 

ここのセボム(ハン・ヒョジュ)の目も、穏やかでいいですよね。

イヒョンの言葉を、そのまま、ストレートに受け止めている目です。

そして、おそらく、彼の言葉を全く、意外そうに思ってない目です。

 

イヒョン「お前のおかげで、気が楽になったんだ。」

 

セボム「なによ、恥ずかしいじゃん。なんで、そんなこと、面と向かって言うのよ。そんなのはね、心の中で、感謝してればいいのよ」

精一杯の照れ隠しです。

 

イヒョン「俺は、いつも、感謝してたよ・・・」

この目も好き。

ずっと側で、何も言わずに、セボムの後ろ姿を見守って来た時の目です。

 

ここで、かかるギターの曲が、「Some Day」です。

Special thanks to 빡주 

以前にも、OST集を紹介したとおり、作業中は、エンドレスで聞いてます。ですが、この曲は、特に、イヒョン×セボムの切なさ、12年の郷愁、などなど、いろいろ入り混じっている曲なので、「まだ、泣くのは早いぞ」と戒めている曲でもあります。

 

見つめ合う二人。

くぅ~~~、とうとう、言うのか!!

 

一歩、セボムに近づき、セボムを見つめるイヒョン。

いつもと違うやん・・・なイヒョンを見つめ返すセボム。

 

ボマ~~~、その目で見上げていて、まさか、男の意志がくみ取れてない、とか言わないでしょう?(苦笑)

 

んん・・・と、咳払いが聞こえ、いいところで、邪魔が入った~~~~~!!

く○、ジュヒョン、チュン〇ンダ(춘눈다)!! ← こういう言葉は、覚えたら忘れないのはなぜ?(笑)

 

思わず、目をとじちゃったお二人。。。

一番、見られたくない人に、見られたって感じでしょ。

 

セボム「なんで、お二人が一緒に? なにかあったんですか?」

 

セボムがお二人・・・と言ったとおり、ジュヒョンともう一人。。。

こちらも天敵のヨンオクです。

ジュヒョン「よくも、そんな呑気な・・・」

ヨンオク「ナ・スミンさんが感染し、マンションの中に隠れてました。お二人が、あそこにかくまったというのは、事実なんですか?」

 

これは・・・答え方が難しいね。

 

じっと、ヨンオクとジュヒョンを見据えるイヒョンとセボム。

 

~1102号室~

ドアの前で、中にいるスミンに話しかけているヒョンギョン。

ヒョンギョン「ちょっとだけ、中に入ってもいい?」

その時、足早にやってきたイヒョンとセボムに、押しやられ、驚くヒョンギョン。

ドアを思い切り叩くイヒョン。

イヒョン「ナ・スミンさん? 我々の声が聞こえますか?」

 

セボム「音が何もしてないってことは・・・まだ、それほど、悪化してるようには思えないわ」

発症した感染者のように、壁を叩いてないっていう意味です。

 

その時、開錠音が聞こえる。

ヒョンギョンに待つように合図し、先に、中に入るイヒョンとセボム。

 

床に落ちていた、はずされたつっかい棒を手に取るイヒョン。

 

開いているドアの隙間から、スミンが部屋の奥に、壁にもたれて座っているのが見える。

 

イヒョン「ナ・スミンさん・・・大丈夫ですか?」

部屋の外から、声をかけるイヒョン。

 

立ち上がり、ゆっくり歩いてきたスミン。

スミン「どうか、助けてください。本当なんです。 私は、本当に誰のことも噛んだりしません。ただ、あの棟代表と目があっただけなんです。本当です。」

正座して、手を合わせるスミン。

スミンも、顔の感じは、感染者っぽくないね。

 

スミン「私は、子供たちに会わなきゃならないんです」

泣きだすスミン。

 

そこへ、やってきたジュヒョン。

 

ジュヒョン「感染者は隔離しなければならないですよね?」

 

~地下? 見慣れない共有スペース? ゴルフのインドア練習場でした~

仕方なく、スミンを連れて、おりてきたイヒョンたち。

真っ暗な中、懐中電灯のあかりだけを頼りに、手錠をはめる。

 

セボム「ちょっとだけ、我慢してくださいね。状況を把握したら、戻ってきますから」

 

ここでも、あの、いや~な呼吸音が聞こえてるんだよね。

 

スミン「ヒョンギョンのこと、私のようにならないように、守ってやってくれますか? 壁をどんどん叩いていたのは、私じゃありません」


他にも、このマンション内に、感染者がいるのか、と、視線を合わせるイヒョンとセボム。

 

外に出てくると、 ヨンオクが待っている。

 

ヨンオク「今からでも遅くはありませんよ。」

2人のほうに近寄ってくるヨンオク。

ヨンオク「あなた方は、あの人達と接触していたので、感染しているかもしれないと、追い詰められるかもしれませんね。それに、あなた(イヒョン)は、最初の感染者と接触したとさえ聞きましたよ」

それって、ジョングク情報?

 

ヨンオク「今からでも、私たちはお互いを信頼し始めるべきです・・・」

 

セボムとイヒョンを懐柔する気じゃないよね?

 

セボム「それで、あなたをマンションの代表にするように、サポートするってことですか? 今、そんなことをしてる場合ですか?」


ヨンオク「こんな時じゃなければ、いつ、言いだせっていうんです? 金を稼ぐことの、どこが悪いんです?」

イヒョンのほうに向きなおり、イヒョンを小ばかにしたように嘲笑するヨンオク。

ヨンオク「ふふ、あのオ・ジュヒョンが狂ってる奴だってわかってるでしょ・・・。 なのに、あんたたちときたら、こんなふうに甘っちょろい。 そんなんで、どうやって、オ・ジュヒョンに対抗するつもりなの?」

悔しそうに、ヨンオクを睨むセボム。

 

~601号室 ジュヒョンの部屋~

ドンドンドンドン!

ドアを思いっきり叩くセボム。

ドアを開けたのは、サンヒ。

 

サンヒ「オ・ジュヒョンさん、中にいる?」

ズカズカと中に上がり込むセボム。

イヒョン「(サンヒに)すみませんが、しばらく、外に出ていてもらえますか?あなたは、何も見ないほうがいいでしょう」

 

セボムが先に部屋の中に入ると、キッチンにしゃがんで、なにかをしているジュヒョン。

それを見て、溜息しか出ないセボム。

 

イヒョン「ナ・スミンさんを見つけたのは、貴方だそうですね」

ジュヒョン「ええ。マンションの安全たのために、尽力したんですよ」

イヒョン「・・・・・」

無言で睨む付けているイヒョンたちを見て、「まったく・・・」と苦笑いしながら、足元のボックスから、飲み物のペットボトルを取り出すと、2人の前に置くジュヒョン。

ジュヒョン「どうぞ、これでも飲んでくださいよ。感染者は、いくら飲み物を飲んでも、喉が渇くそうですね。あなたたちが、ずっと、ナ・スミンさんと一緒にいたんで、心配なんですよ」

 

思わず笑ってしまうセボム。

セボム「まるで、私たちが、感染者だという確証を探してるみたいですね」

ジュヒョンの足元から、1本、ドリンクを取り、目の前に置くセボム。

セボム「だったら、あなたも飲むべきですよね?」

笑い出すと、「OK」と水の入ったボトルのキャップを開けるジュヒョン。

その時、自分に出された飲み物と交換するイヒョン。

 

そう来たか、と笑いだすジュヒョン、

同時に、飲み物を口に含み、ゴクゴクと飲む3人。

う~ん、新種のロシアンルーレットかいな(笑)

 

テーブルをトントンと叩き、落ち着かない様子ながらも、「3人とも無事なようでよかったですね」と強がってみせるジュヒョン。

 

~マンション 5階の廊下~

 

ウチャン「刑事さんも、行動すべきですよ。それが事故を防ぐ唯一の方法です。あなたは、あなたのご家族を、再び健康にしたいと思っていますよね。そのためには、やりたくないことでもしなければなりません。」
ヨンオク「あなたには、できることがあるというのに、なぜ、その状況を避けるのですか?」

ものすごい圧力で、ジョングクを絡めとろうとしている夫婦。

 

完全に、のまれちゃってるジョングク。
ジョングク「わ・・私に何ができるんでしょうか?」

ヨンオク「人間のふりをしている感染者を閉じ込めるのです」

ウチャン「そして、秩序を回復するのです」

 

思わず、胸のクルスを握り締めるジョングク。

完全に、暗示にかけられちゃったのかな。

 

 

~601号室 ジュヒョンの部屋~

トイレで、思い切り吐きまくってるジュヒョン。

この人は・・・バカなの?

 

トイレの前で、その音を確認しているイヒョンとセボム。

 

セボム「あの男、吐いてるみたい。私たちもしたほうがいいのかな? ちょっと苦味があったかも・・」

喉に指をつっこもうとして、動きをとめるセボム。

セボム「私、今まで吐いたことがないんだよね。 どうやったらいいの?」

イヒョン「いいから、そのままでいろ・・・」

 ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ

 

ガチャリと、トイレのドアが開き、なんとか出て来たジュヒョン。

そのまま、リビングのソファに腰をかける。

ジュヒョン「妻のミンジは、薬のせいで狂人病になったんですよね?」

ポケットから、ピルケースを取り出すジュヒョン。

ジュヒョン「ジムのトレーナーが彼女に売ってた薬ですよ」

 

慌てて、そのピルケースを手に取るイヒョン。

イヒョン「まさか、これを飲み物の中に入れたのか?!」

血相を変えるイヒョン。

 

セボム「ジムに、飲み物を置いたのも、オ・ジュヒョンさんなんですよね? マンションの人たちを病気にしようとして・・・」

イヒョン「もし、みんなが死んだり、感染したりしても、殺人で逮捕されることはないからか・・・。一体、どうすれば、そんな狂った考えを思いつくんですか?!」

声を荒げるイヒョン。

 

ジュヒョン「違いますよ。私は、ただ、あんたたち二人に死んでほしかっただけだ。残りは、おまけみたいなものだよ。感染者が多ければ多いほど、治療法が早く見つかるからね」

セボム「信じらんない・・・。 それって、あなた、自供してるってこと?」

ジュヒョン「だから・・・あんたたちは、家に帰り、二度と出てくるなよ。あんたたちが狂人病で死んだとしても、あんたたちの損失ですむんだ。治療法が見つかるまで、這いつくばって、マンションに隠れているんだな」

 

まっすぐ、ジュヒョンを見据えるイヒョン。

イヒョン「あなたは、あなたの妻を殺しましたね?」
ジュヒョン「いいや。私は、誰のことも殺したりなどしていない。」

ちっ、認めないか・・・・。しぶといな。

 

更に、言葉を重ねるジュヒョン。

ジュヒョン「あんたらが、誰かを殺したくなければ、今すぐ、家に帰って、そこでおとなしくしてることだ。さもなくば、外に出て、あの大佐とやらに助けを求めるんだな」

 

口を挟むことなく、黙って聞いていたイヒョンが、ピルケースを開く。

イヒョン「本当に申し訳ないんだけど・・・」
残りの一つをつまむと、

イヒョン「これ・・・」

口の中に入るイヒョン。

 

その行為に驚き、後ろに後ずさるジュヒョン。

ジュヒョン「あんた、なにしたんだ?」

 

ごくんと飲み込むときに、目を閉じ、顔を歪めるイヒョン。

セボムも目を見張る。

セボム「ちょっと! なんで、そんなことしたのよ、早く吐きだしなさいよ」

イヒョンの身体をゆするセボム。

 

ようやく飲み込むと、「ああ、苦かった」と呟くイヒョン。

 

イヒョン「これは、俺が野球をしていたときに飲んでた胃腸薬だよ。」

 

~回想 8話2/4~

夜、2人で話していた時、見つけた薬瓶。

セボム「これ、なに?」

シャカシャカ振ると、なにか、入ってる音がする。

セボム「食べれるもの?」

目を輝かせるセボム。

イヒョン「ああ、消化不良になった時用にな。野球選手だった頃、緊張して胃が受け付けないときがあって・・・。」

(回想終わり)

 

固まったまま、目をぱちくりするセボム。

 

セボム「な・・・・な・・・ああ」

あの時の~~~と思い当たったセボム。

私もだよ!

まんまと騙されたよ。

っていうか、胃腸薬が、“NEXT”に見た目クリソツとか、ありえないっしょ! ← 悔しまぎれの悪態です。(笑)

 

イヒョン「オ・ジュヒョンさんがあんまりにも、私を困らせるから、錠剤を交換しておいたんですよ」

 

そうよ、スンボムがね、先に、ジュヒョンに喋っちゃったけど、薬は車に隠してあるって、ちゃんと、イヒョンに供述したんだよね。

 

そのあと、視聴者には、全然、それにふれずに、スルーしてたでしょ!(怒)

 

私も、直後は気になってたけど、その後は、忘れてた!!

ジュヒョンが飲み物に入れたのは、“Next”だと完全に思い込んでたもん。

 

でも、実際には、車の中を捜索していたイヒョン。

その時、自分の胃腸薬を、車の中に残したのね。

 

真相がわかり、笑顔のセボム。

 

ジュヒョン「くっそ~~~~!」

逃げようとするところを、セボムがガシっと押さえ込むと、床にねじ伏せる。

 

イヒョン「車載カメラに、あんたが薬を撮ったのがばっちり映ってたよ。オ・ジュヒョンさん、今はここを出られません」

ジュヒョン「だったら、どうするつもりなんだ?」

叫ぶジュヒョン。

 

イヒョン「どうしましょうかね? どっちにしろ、殺人者は隔離されなければなりませんよ」

 

ジュヒョンに手錠をかけ、601号室を出て来たところで、動きを止めるイヒョンたち。

 

顔色が変わるセボム。

 

自分たちのほうに、拳銃を向けているジョングクと、その隣に立つヨンオク。

後ろに控えるウチョン。

そして・・・サンヒ。

 

ジョングク「セボマ・・・。本当に、申し訳ないんだが、俺は、感染するわけにはいかないんだ。」

がたがたと震える手で、銃口を向けるジョングク。

セボム「おじさん・・・・オ・ジュヒョンは、殺人犯なのよ」

 

警察官であるジョングクに、状況をわからせようとするセボム。

 

ヨンオク「今、そんなことは関係ないです。今は、あなたが、感染しているか否か、が、最も重要なんですよ。お二人は、感染している可能性に晒されてます。ユン・セボムさんは、感染者にひっかかれた。隔離されるべきだと思います」

 

前に出ようとするセボムの手を掴むイヒョン。

え?とイヒョンを見上げると、今は、おとなしくしてろ、と首を横にふりながら止めるイヒョン。

 

がたがたと震え、そのまま、俯くジョングク。

 

 

*****************

ここで、がらりと場面転換です。

 

~会長の病室~

防寒着を来て、中に入ってきたのは、テソク。

 

今日は、会長の周りに、同じような、アッパークラスの患者さんたちが、集まって、“Next”の注射を打ってます。

「この、素晴らしい治療法は、我々をすぐに癒してくれますなあ」

「ええ、我々はすぐに良くなるはずだ」

「私など、もう気分がいいですよ」

「私もです」

口々に、さも、治ったかのように、笑いながら、盛り上がっている金持ち連中です。

看護師から、注射される会長。


一同のもとに、近寄って来たテソク。

テソク「私が想定していた以上に、多くの人が感染しました。皆さん、“Next”を摂取したんですか?」

会長「この注射は、間違いなく気分が良くなるからな。上出来だ。 お前の奥さんも早く打ってやるといい」

テソク「ええ、そうですね」

 

会長「13番は製造が難しいようだね。」

テソク「ええ、そのとおりです。我々は、大量に生産することはできませんでした」

会長「戒厳令が、現時点で有効であることは、なによりだ。治療法を世に出す前に、感染者数を低く抑えるためにも、封鎖しておくことだ。感染者は、彼らが人々を殺したかどうかさえ、わかりはしないのだから・・・生きていると、あとあと面倒だろう」

テソク「会長のおっしゃるとおりです。」

薄ら笑いを浮かべているテソク。

 

テソク「状況が解決するか否かに関わらず、問題のある人間は、すぐにでも対処するのが最善です。皆さん方のような・・・」


会長「お前、何を言っている?」

さすがに、テソクの様子がおかしいことに気づいた会長。

 

テソク「我々が、治療法の臨床試験を開始したというのに、会長はそれを自分のものにしようと、資金と権力を使われた。 代償を支払わなければなりませんね」

会長「お前ごときに、なにが出来ると言うのかな?」


ちらりと、横にいる警護の人間に合図する会長。

 

【ご注意!】キャプチャーの画像にも、直接的なものは載せませんが、血とバイオレンスが苦手な方は、ドラマ本編、ご覧になるときには、うっすら・・気配を見ながらになさったほうがいいかもしれません。

 

テソクの肩に手を置いた警護の人間の腕をへし折り、屈服させるテソク。

医者で軍人ですからね。

素手で、人を殺傷する方法なんて、そりゃ、知り尽くしてます。

 

ああ、会長の下についたというだけで、 この警備の人に、直接的な罪があるとは思えないけれど、それを言ったら、テソクの後悔は、どこまでさかのぼればいいんでしょうか?

この製薬会社に入った時から?

Nextが、副作用の強い薬、しかも、覚せい剤のような効能があるとわかった時点で、全面撤退をしなかった時から?

 

自分に向けての怒りなのか、容赦なく、殴り殺すテソク。

 

そう、テソクは、怒ってるんです。

この、金持ち連中に。。。

 

したたり落ちた血が、そこにいる金持ち連中を刺激し始める。

 

テソク「皆さんのおかげで、有効なデータがたくさん取れそうです」

 

憮然とする会長。

 

そのまま、踵を返し、部屋を出ていくテソク。

 

その後は、結局、抗えずに、血に群がる金持ち連中と・・・ソファにふんぞり返って座っているものの、結局は感染者であることに変わらない会長。

 

テソク「しばらくは、お楽しみください」

 

最後、我慢できずに、自分も加わる会長の姿が見えました。。。

 

~テソクの妻の病室~

テソクのもとに、ジスが報告にやってくる。

ジス「会長の病室で、事件が発生しました。 政府の高官は全員感染していたようです」

知ってます。

・・・っていうか、テソクがやりました。

 

テソク「コンポーネント13。 彼らは、それを盗みだし、注射していたんだ」

ジス「ですが、あれは、第二段階の臨床試験に失敗したものです。すべてのサンプルを廃棄したはずですが・・」

テソク「彼らは知らなかったんだろう」

そっか・・・一縷の望みだったNo.13も、結局、失敗してたのね。

それもあって、テソクをあんな暴挙に駆り立てたのかな。

もし、成功していたデータを全部盗まれていたら、あれじゃすまなかったってことよね。

 

結果論として、あの金持ち連中も、臨床データとして使うしかないから、命は奪わなかったってことだと思われます。

 

奥さんのヨンインを見つめ、手を握るテソク。

もう、時間がないね。

 

目を覚ますヨンイン。

ヨンイン「あなた・・・・。喉が渇いたわ・・・」

テソク「ヨンイナ・・・。もうすぐだよ・・・」

この辛そうなテソクの表情は、可能性が断たれたことを意味してるのかな。

 

 

★『ハピネス』8話4/4 雑感★

 

最後に、辛い現実が提示されたので、またもや、気持ちはどんより。

奥さんの凶暴化は、もう止められないのかな。

次回以降ですね。

 

でも、屋上のシーン、良かった。。

ラブシーンの出し惜しみは甚だしいですが、2人の間で、かなり、高まって来た感はあります。

はぁ、まだ、待つしかないのか。。。

 

飲み物の件は、ちょっと溜飲が下がりました。

あ~、でも、見事にやられた!

そうだよね~~~!

最初、何が入ってるかわからないものなんか飲むな!って、セボムのことをあんなに止めたイヒョンが、今日はなにも言わなかったんだから、そこで、疑わなきゃいけなかった!(笑)

もちろん、イヒョンは、胃腸薬だと知ってたわけだけど、あの時は、ジュヒョンがどれだけペットボトルに入れたかわからないから、警戒の意味もあって飲むなって止めたんでしょうね。

その後、住民たちから、下痢とか健康被害が出てないことを知って、ちょっと安心したはず。


あ~、ジョングクが、こんなふうになっちゃうなんて・・・。

イヒョン、テソクに、ジョングクの奥さんのことも頼んでないのかな?

そうだといいんだけどなぁ。

 

★『ハピネス』9話1/4レビューに続く★