Welcome! 2019!!
だいぶ、間が空きました。。。
とりあえず、できたものから、取って出し♪
本年も、よろしくお願いします!
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。
『まず熱く掃除せよ』Ep.10前半
9話ラストで、なぜにオソルが、ソンギョルの家で待ち受けていたのか、という答えあわせから始まります。
オソルのバイト先に訊ねてきたクォン秘書と、カフェで話をするオソル。
オソル「つまり、代表様の家で一緒に過ごすべきだとおっしゃってるんですか? そういうことですか?」
クォン秘書「ええ。これがどんなに無謀な要求なのかということはわかってるの。でも、代表様の強迫神経症を直すためには、この方法しかないと思うのよ」
オソル「でも、どう考えても、それはちょっと・・・」
クォン「あなたの弟さんが暴力事件に巻き込まれたために、困っていると聞いたわ。違う?」
畳みかけるクォン秘書。
これが、今回の彼女の切り札なのね。
オソル「どうして、それを・・・?」
クォン「もし、オソルさんが私に従ってくれれば、その状況に対処できると思うけど・・」
うわ、一番、痛いところを突き付けられたオソル嬢。
第10話 秘密と嘘
~オソルの自室~
コンコン。
オソル「はい」
荷造り中のオソル。
アッパ「オソラ・・・」
オソル「ああ、アッパ・・・」
アッパ「忘れないうちに、これも詰めろ」
オソル「これ、なに?」
アッパ「傾けるなよ、ゴマ油だ」
オソル「ねぇ、私、外国にいくわけじゃないのよ。あっちのスーパーでも買えるのに・・・」
アッパ「なにも知らない奴だな。これはな、お前のおじさんが育てたゴマで作ったもんなんだぞ。・・・おい、お前は、逃亡でもするのか? なんでも、こんなにぐちゃぐちゃに詰めて、シワになるぞ・・・。」
オソル「いいから・・・」
アッパ「ちゃんと畳め。」
もう大騒ぎ。。
アッパ「で、いつまで、釜山にいるんだ?」
オソル「う~ん、しばらくの間は行ってることになるよ。第二支店の開設準備と、新しい従業員のトレーニングをしなきゃならないから・・」
アッパ「お前のところの代表様は、お前のことを気に入ってるようだな。それで、重要な仕事をまかせたんだろう。最近、オドルのことで、いろいろ忙しくて、お前のことに気を配ってやれなかったからな」
オソル「オドルのことなんだけど・・・」
アッパ「お前は、自分の仕事に集中しろ。オドルのことは気にするな。いいな?」
頷くオソル。
アッパ「どれどれ。 他には何をもたせればいいかな? ちょっと見てこよう」
~練習中のオドル~
コーチ《運が悪ければ、韓国大学側から、入学をキャンセルされることもあり得る。なぜ、この重大なタイミングで、そんな問題を起こしたんだ?》
オドル「くそ!」
いらついて、仰向けに寝転んでいるオドルを覗き込むジュヨン。
「さ、食べて」
「食べたくないよ。ヌナが食べてよ」
「ねぇ、ちょっと。 あんたは、少なくとも私の努力に対して何らかの敬意を示すべきでしょ。そんなふうにされたら、もっと、罪悪感、感じるじゃん」
「どうして? なんで、ヌナが罪悪感を感じるんだよ」
「だって、私があのとき、あんたに連絡しなかったら、こんなことにはなってなかったもん。ああ、あいつら・・・。あんたを困らせて、和解する気なんてないのよ。」
「どっちにしろ、(あの時)他に、誰に連絡するって言うんだよ。バカ言うなよ」
落ち込むジュヨンを見て、作ってきたお弁当を口に入れるオドル。
「うん、うまいよ・・・。こんな才能があったなんて知らなかったな」
「こら、私の才能はこれ一つじゃないんだからね。これは、男子を誘惑する基本中の基本よ!」
呆れるオドル。
「ねぇ、これ、美味しいでしょ。もっと食べて」
オドルに、キンパを食べさせてあげるジュヨン。
~オソルの部屋~
ジュヨン「え? 代表の家に引っ越すの?」
オソル「ばか! 声が大きい!近所中に発表する気?」
親友のジュヨンには、本当のことを打ち明けるオソル。
ジュヨン「ちょっと、バカ女! どう考えても、これは間違ってるって。どうやって、あんたに、彼の強迫神経症を治療できるっていうのよ。」
オソル「でも、他に、私に何が出来る? オドルがテコンドーの選手になるのを諦めるのを、ただ見てるわけにはいかないの。私がなんとかしなきゃ」
ジュヨン「でも、その秘書さんは、どうやって、オドルを助けるっていうの?その人が、テコンドー協会に影響を与えられるの?」
オソル「詳しいことはしらないけど、でも、クォン秘書様は、できないことを言ってくるような人じゃない。
彼女のことは、よく知ってるもん。とにかく、それについて誰にも言わないでよ、いい? アッパとオドルに知られたら、困るんだからね。その口、気を付けてよね」
ジュヨン「まず、あんたから気を付けなよ」
~クンクンの部屋~
訪ねてきたオソルに、お茶を振る舞うクンクン。
「こんな遅くにどうしたの?」
「話があって・・・。実は、明日から、釜山に行くんです。仕事で・・・。しばらくは家に帰れないので、さよならを言おうと思って・・・」
「ああ、あれ、明日だったんだ」
「知ってたの?」
「うん、親父さんから聞いた」
「もしかして、私が仕事を辞めたこと、アッパに話した?」
「ううん、話してない。また、あの会社に戻ることに決めたの?」
「あんな風に辞めることになったのは自分のせいだって思ったし、それに、2番目の支店を開設するため、現時点ではスタッフが不足してて・・・」
「好きだから?」
「え?」
「そこで働くこと・・・。僕は、臆病でもいいと思う。でも、自分が幸せになるためなら、それも正しいことだと思う。」
「正しいかどうかはわからないけど、でも、自分のやるべきことだと思っただけ・・・」
「人間っていうのは、否定的な経験をしたあと、しばしば自分自身のせいにして、その経験を個人的に抱えてしまう傾向があるんだ。でも、君は、そのやり方は好きじゃないようだから、良かったよ。キル・オソル自身のやり方でやろうとしている、素晴らしいよ。」
微笑むオソル。
「釜山でがんばっておいで。こっちのことは心配いらないよ。釜山に行ったら、刺身を奢ってよ。俺、ジャガルチ市場、詳しいんだ。メウンタンも死ぬほど辛い。ああ、考えただけでよだれが出てくるよ」
~翌日~
見送るアッパ、オドル、ジュヨン。
アッパ「飯をぬくなよ。ちゃんと連絡しろよ、いいな?」
オソル「ああ、もう何回言えば気がすむの? ついたら、ちゃんと連絡するから。もう家に戻ってよ。なんで、みんなしてついてくるのよ」
ジュヨン「ああ、そうですよね。別に遠くに行くわけじゃあるまいし」
アッパ「ところで、チョくんはどこにいったんだ?」
オドル「ああ、スーパーでなんか買ってくるとか言ってたけど・・」
駐車場で待ち受けていたのは、クォン秘書。
「おはようございます。オソルさんの同じ会社の者です」
「ああ、それはそれは・・・」
一斉に頭を下げるアッパ、オドル、ジュヨン。(笑)
いいわ~、この感じ。
アッパ「お忙しいのに、娘を釜山まで連れていってくださるとか、ありがとうございます。うちのオソルをよろしくお願いします。なにしろ、こんな不器用な子が一人で釜山だなんて・・・」
「アッパ!」
親ばか丸出しなアッパが、微笑ましいクォン秘書。
「準備が出来たら、いきましょうか」
「はい。アッパ、着いたらすぐに電話するからね。まだ、背中が痛むんだから、無理しないでよ」
「カバンを車に乗せてやれ」
「オレが?」
文句をいいつつ、トランクを車に乗せるオドル。
「アッパのこと、頼んだわよ」
乗り込むオソルに向かって、
「「「オソル、ベルト、ベルト!」」」
こっちも、3人、息ぴったり(笑)
このシーン、好きなんだよね!
車が動き始めたとき、
「オソル、これ、もっていけよ・・・」
ヨーグルトを差し出すクンクン(涙)
一瞬、屋上さんに気づいたオソル・・・、サイドミラーに写るクンクンを見続ける。
そのまま、走り出すクォン秘書の車。
なんだろう・・・この、サイドミラーに写る感じ、なんだか、ものすごく切ない。
~現場~
柱のさんの埃を白い手袋でチェックするソンギョル。
ふと、柱の隅に目をやる。
「俺は、みんなに隅々まで全てをチェックするように言ったはずだ。ドンヒョン、チェックリストどおりにチェックしたのか?」
「やりました」
「それで、まだ、こんな状態か?天井の縁や照明器具のカバーなど、すべてをもう一度清掃しなおしてから、承認を受けろ!」
本当にドンヒョンたちのミス?
それとも、イライラしてるってだけ?
~ソンギョルのマンションの地下駐車場~
クォン秘書「これが、緊急用の鍵とドアのパスコードよ。前にも言ったように、私があなたを送ったことをちゃんと代表様に言うのよ。それから 強迫神経症の治療のためにいるということは言わないほうがいいかもしれないわね。それについて、知っていても、何もいいことはないと思うわ。あ、それから、ある方があなたに会いたがってるの」
「私に?誰が?」
「その方は・・・仕事でしばらく海外に行かれてるの。時期がきたら、会う機会を設けるわ」
「ああ、はい」
「じゃ、がんばってね」
~社長室~
手を洗っているソンギョル。
なんだか、いつも以上に神経質だし、元気もないし・・・。
~ソンギョルの部屋~
静かに、部屋に入ってきたオソル。
(ちゃんと出来るのかな・・・)
そりゃ、不安だわ・・・。
クムジャさんが働いている中、じっと、ソファに座っているしかないオソル。
時間を見ると、そろそろソンギョルの帰宅時刻で・・・・焦り始める。
まさに、右往左往。
ピピピピ ピロロロン ♪
電子錠の解除音が聞こえ、緊張がピークに!
いつもは、ついていないはずの電気がついていて、首をひねりながら、不審げに入ってくるソンギョル。
覚悟を決め、立ち上がり、ソンギョルを待ち受けるオソル。
「キル・オソルさん?」
大きな身体が固まりました。。。
おめめパチクリ・・・なソンギョル。
「今日から、ここで働かせていただくキル・オソルです。よろしくお願いします」
思わず、一緒に頭をさげてしまうソンギョル。(笑)
「なんですって? 一体、これはどういうことですか? ここで何をしてるんだ? それに、このスーツケースは?」
次から次へとわいてくる疑問。
「ですから、今、お話ししましたように、今日から、ここで働くことになりました。住み込みの家政婦です」
「“住み込みの家政婦”"?」
言葉の響きだけで、鼻血ものです(笑)
「ここは・・・ここは、私の家ですよ。私が住んでる・・」
「わかってますよ、代表様の家だってことは・・・」
ここのオソルの抑揚のない口調、最高(笑)!!
「いや、そんなことは重要じゃない。どうやって、ここに入ったんですか?キル・オソルさんは、ここで、何してたんですか? それに・・・あのスーツケースはなんなんですか?これは・・・」
「今、この状況について、代表様が多くの疑問を持たれていることもわかってます。ですから、
私が一つずつすべてを説明します。ね、そうしましょう。ああ、よかった。周りを見て、向こうに小さな部屋を見つけたんです。その部屋で、まず、荷物をだしてきますね」
有無を言わせず、さっさと、スーツケースを運ぼうとするオソル。
「ちょっと待った!まず、先に、この状況を説明してください。住み込みの家政婦として、ここにきたんですか?住み込みの家政婦なんて、雇いませんよ。うちには、すでに、家政婦がいるんだから。」
「彼女は辞めましたよ」
「なんで? いつ? 俺は、そんなこと、全然、聞いてないけど・・・。」
「・・・・・・」
気まずいオソル。
「」
ようやく思い当たったソンギョル。← 遅い!🐌💨💨(笑)
「まさか、クォン秘書が、ここで働くようにと、キル・オソルさんを寄越したんですか?」
「はい。ですから、クォン秘書様が残りの疑問について、説明できると思います。では、まず、先に荷解きを・・・」
今度こそ、さささ~と、小部屋に消えていくオソル(笑)
「いや、そんな・・・ああ!」
もう、いっぱいいっぱいですよ(笑)
「なぜ、なぜだ?」
急いで、電話を取り出すソンギョル。
この雰囲気、策士感ありあり。
クォン秘書「ええ。私が、オソルさんをそこに送りました。私が見つけた家政婦さんが長くは勤められないというので、長い間慎重に検討した後、オソルさんに助けを求めたんです。」
「でも、どうして、最初に相談してくれなかったんですか?」
「代表様の家政婦探しは、ずっと、私の担当でしたけど・・」
「それはそうですけど・・・。でも、なんで、住み込みの家政婦じゃなきゃだめなんですか?」
「代表様の家を、好きなだけ清潔に保つためには、通いの家政婦さんでは十分とは言えません」
「それはわかりますが・・・でも」
「申し訳ありません。今、ちょっと立て込んでいてとても忙しいので、明日、会社に来られたときに、この件についてお話をしましょう。では・・・」
ぴしゃり!
「クォン秘書! もしもし?」
その様子を、小部屋からそ~っと覗いているオソル。
ソンギョルと目が合い、あわてて、ドアを閉める。
まぁ、最初からすんなりいくとは思ってなかっただろうけれど、暗雲に頭から突っ込みまくってる(笑)。
クォン秘書に太刀打ちできなければ、次はやっぱり、オソルです。
小部屋をそーっと覗き、
「あ、ええっと、キル・オソルさん、ちょっと話せますか。」
それだけ言うと、ドアを閉めるソンギョル。
一旦俯き、意を決して、小部屋から出てきたオソル。
「話は、クォン秘書から聞きました。今日のところは、家に帰ってください。この件については、クォン秘書と私がもっと話あって・・・」
「嫌・・・です」
「なんで・・・家に帰るのが嫌なんだ?」
「いえ・・・とにかく、私はすでに契約書にサインしたんです。今、私に言っていることは一方的な解雇です」
「いや、別に解雇するということではないです。ただ、私にも考える時間が必要だっていうことですよ。そんな、いきなり、“住み込みの家政婦”?」
じ~~~~~と、ソンギョルを見上げるオソル。
「あ・・・勝手に会社辞めて、いなくなって、今になって、こんなふうに勝手に現れて・・・」
ふふふ・・・正直に呟いちゃう奴(笑)
それだけ、心配だったし、会いたかったんだと言ってます。
「とにかく、君は、人を驚かせる天才だな」
「申し訳ありません・・・」
消え入りそうな声で謝るオソル。
「それで・・・いままで元気にしてたのか? これを聞くタイミングじゃないかもしれないけど、ずっと気になってた。連絡も取れなくて・・・」
連絡を拒否ってたのは、オソルだと判明。
本当は、ここで、ちゃんと話をすべきな2人。
なんと答えたらいいか、オソルが迷っていると、そこへドアの電子錠が解除される音がして・・・。
ま、この家に勝手に入ってくると言ったら、オンマ&秘書さんぐらいなものですが(笑)
「おも、ソンギョラ・・。あなた、いたの?」
完全に、留守中を狙って入ってきたことがバレバレ。
ソンギョル「お母さんこそ、今度は一体なにを持ち込んだんですか?」
今は、いつも以上に、オンマの相手どころじゃないソンギョル。
オンマ「あら?」
オソル「こんにちは。」
気まずそうに挨拶するオソル。
オンマ「どうして、アガシ(お嬢さん)が・・・」
秘書さん「いやぁ、ノグリちゃん、ここでまた会えるとは思ってませんでしたよ」
オンマ「どうして、お嬢さんがここに? ねぇ、ソンギョル、どういうこと?どうして、このお嬢さんがここにいるの?」
オソル「今日からここで働かせていただきます。新しい“住み込みの家政婦”です」
あ~、それ、今言うと、ややこしい奴。
オンマ「“住み込みの家政婦”? ソンギョル、この子はいったいなにを言ってるの?」
ソンギョル「なんでもないよ」
オンマ「あなた、いつも誰かそばにいるの、嫌だって言ってるじゃない。自分の母親と一緒にいるのさえ、嫌がるのに・・・。それを、“住み込みの家政婦”ですって?」
ボルテージがあがっちゃったオンマ。
秘書さん「彼女と母親じゃ、全然、違いますからねぇ・・・あはは(笑)」
私のつっこみの代弁をしてくれてありがとう(笑)
ギロリとにらむソンギョル。
秘書さん「・・・すみません」
オンマ「まったく、あなたも話にならないわね。間違いを起こすように見えなかったから、安心してたのに・・・。笑っちゃうわ。あなたがやろうとしていること、よくわかるわ。でも、いくら、ソンギョルのことがすご~く好きでも、こんなふうに自宅に押しかけるべきじゃないでしょ。わからない?」
「好きだからではなく、働くために来たんですけど・・・」
「話にならないわ。ああ、もう何も聞きたくないわ。とにかくすぐに出て行ってちょうだい」
目を閉じるソンギョル。
「出て行かないの?」
「すみません。でも・・・できません」
さらに、血圧があがる母親に、頭をおさえるソンギョル。
「な、なんですって? できないって? うわ~~~、なんなの?最近の若い人って、生意気ね。キム秘書、なにしてるの?この子をすぐに外に連れ出して!」
「私が? なぜですか?」
「・・・いいから、早く!(怒)」
「ふたりとも、なにしてるんですか? キム秘書さん、あなたは、母を連れて出て行ってください。キル・オソルさん、今すぐ、家に帰るべきです。これは一方的な解雇じゃありませんよ」
「いいえ。私は、ここで働きます!」
「なんで・・・そういう・・・」
堂々巡りな会話が続きます。
オンマ「(キム秘書に向かって)家に戻って、ここに私の荷物を持ってきて。荷物ならキャリアに詰めてあるの。居間においてあるわ」
いつでも、ソンギョルと住めるように準備万端ってことね。
「お母さんこそ、何言ってるですか?」
「だって、彼女が出て行かないって。この子が一晩あなたに何かをしたら?」
「オモニ!!!(怒)」
そんな、自分でも考えないように努めて自制してる(夢のような)こと、母親に先走られたら・・・(笑)
「いいから、みんな、出て行ってくれ!いますぐ!」
オソルを睨みつけるオンマ。
「誰も出て行かないのか? わかりました・・・。それなら、俺が出ていく・・・」
「え?」
驚くオンマ。
ちらっと、オソルの反応を見て、無反応なオソルに呆れて、本当に家を出ていくソンギョル。
「ソンギョラ・・・。ソンギョラ」
「ついてこないでください!」
「ソンギョラ」
「あ、代表様・・・」
どんどん、思わぬ方向に流れていくわ~~~(笑)
結局、ホテルにやってきたソンギョル。
部屋を点検しながら、愚痴りまくるソンギョル。
「ああ、馬鹿げてる。 しかし、5つ星ホテルといえども、たくさんの人間が使っていることに変わりはない。」
本来、ホテルってそういうもんでしょ(笑)
ソファに座ることすらできないソンギョル。
「本当に、こんなところで眠れるのか?やはり、家に帰るべきか?」
こんな広いVIPルームで、途方に暮れるくらいなら、悪いことは言わないので、おとなしく帰ったほうがいいと思います。
一方、ソンギョルの家では・・・
オンマ「あの子、電話にも出ないわ。今、どこにいるのよ?・・・あなたは一体どういうつもりなのよ?なんで、他人の家でこんな面倒を起こすの?」
オソル「私はただ・・・」
オソルの立場では、今は、なにも言えず、というか、何を言っていいかもわからず・・。
「あ、クォン秘書? 私よ。ソンギョルの住み込みの家政婦の件なんだけど・・・。誰が、家政婦をクビにしたの? え? あなたがしたの? クォン秘書が? どうして?・・・それ、本当なの? 話にならないわ・・・。・・・わかったわよ」
電話を切るオンマ。
とりあえず、オンマの怒りの矛先が自分に向くのは回避できたようで、ほっとするオソル。
「なんで、あの子が・・・。一体、なにがあるっていうの?」
オソルを見ながら、どうにも納得いかないオンマ。
~ソンギョルが泊まることにした5つ星ホテル~
この、いかにも、感じのよいホテルの顔といった案内デスクさんが、ソンギョルの電話攻撃に合います(笑)
シン・ソユルさんです!(応答せよ1997のユジョンね)
最初は、こんなに、にこやかに、電話で流暢に説明していたのにねぇ。
「はい、お客様、どのようなご用件でしょうか?」
面倒なんで(笑)、ソンギョルとの会話だけ列記。
「この部屋は、本当に掃除されてるのか?」
「もちろんです。お客様。当ホテルでは、専門のクリーニングスタッフが客室全体をスチームクリーナーで掃除・殺菌しております。」
「スチーム・・・、どこのスチームクリーナーを使っているのか?」
「え?それは・・・。あの、なにか、お泊りのお部屋に問題でもございましたか?」
「いえ。結構です」
「はい、お客様、どのようなご用件でしょうか?」
「ああ、こちらは、VIPルームだが。この部屋のガラス食器に関しては、その程度の温度で、どのくらい殺菌していますか?」
「はい、お客様・・・」
「ベッドのシーツについてだが、これも消毒済みですか? どこの会社が担当していますか?」
「あの・・・」
「はい・・・」
「うわ、ヘッドボードの後ろの掃除がお粗末だ!」
電話に出るのが怖くなったコンシェルジュさん。
「これでも、5つ星ホテルだと?一体、バスルームの掃除は、どのくらいの割でされてるんですか?タオルの上に埃が乗ってますよ」
「はい・・・」
「最後に排水管を点検したのはいつですか?」
「はい・・・」
「バスタブに斑点が見えます。 彼らは硬水汚れのようです。説明を求めます」
「このトイレは、明らかに誰かが使った形跡がある。本当に、バスルームを掃除したんですか?」
「申し訳ありません。まず、客室係に確認し、また、折り返し、ご連絡いたします」
「なんなの!こいつ」
メンタル崩壊!
紙をびりびりに破きまくるコンシェルジュさんに、同僚たちも何事か、と(゚д゚)!。
ソンギョルの執拗な点検に、私もコンジェルジュさん同様、うんざりしてきたところで、一旦、中断(笑)
オソルからの電話に気づいたソンギョル。
「もしもし・・」
オンマに気づかれないように小声で話すオソル。
「あ、代表様、代表様?ああ・・・今、どちらですか?どうして、奥様のお電話に出られないですか?」
「母は帰った?」
「いえ?まだ、ここにいらっしゃいます。」
「キル・オソルさん、君も、すぐに家に帰ったほうがいい。そこにいたって、不愉快なだけだ」
「あの、代表様? 代表様」
切られちゃったオソル。
「ねぇ、お水ちょうだいって言ったでしょ。なんで、そんなにかかるのよ」
「あ、はい。ただいま。 忘れてました」
オンマの前に、水をもっていくオソル。
「すぐに帰ってくるべきなのに・・・」
電話を見ては、溜息・・・なオンマ。
「あの子、外では寝られないのよ!!」
オソルにあたり散らす。
「と言われても・・・」
とうとう、“掃除の妖精”チーム・ドンヒョンを呼び出したソンギョル。
部屋の中を徹底的に掃除させていると、その時、チャイムがなり、開けてみると、ホテル関係者が。。。。
「残念ながら、当ホテルでは、お客様が要求したすべてのサービスを提供することはできません。」
「まったく、別に法外な要求をしたわけじゃあるまいし。」
「なぁ、これ、恥ずかしすぎないか。家を逃げ出したうえに、こんなことまでしでかすなんて・・・」
ジェミン・・・。
ま、このホテルでは、当分、宿泊ブラリ扱いでしょうね(笑)
「ソンギョルがホテルに? で、追い出されたですって? 一体、彼らは、誰を追い出したのかわかってるのかしら? で、あの子は今、どこにいるの?」
「代表様は事務所にいます。だから心配しないでください。・・・いえ、奥様はいらっしゃらないほうがいいでしょう。もっと、追い詰めてしまうかもしれません。」
「わかったわ・・・行かないわ」
一応、クォン秘書の言うことは、不承不承ながらも、素直に聞くオンマ。
リンゴの皮を剥いているオソル。
「代表様は会社なんですか?」
オソルを見て、溜息をつくオンマ。
「ソンギョルもフルーツが好きなのに・・・」
「どうして、お召し上がりにならないんですか?昨晩から、何も召し上がってません」
「結構よ。食欲ないもの」
「でも、ちょっとは食べないと・・・。朝のリンゴは、健康にいいそうですよ」
「これ、なに? ねぇ、私よりも、果物を切るのが下手な人を見たのは初めてよ」
「え?」
「ああ、そんな風に切ったらだめよ。ちょっと貸して」
「私、今までやったことがないんです。ああ、そうやってやるんですね。今までは、1個まるごとたべてたから」
「私、料理の経験があまりないんだけど、果物を加工して美味そうに見せる方法は習ったのよ」
「果物の加工・・・」
「ね、見て、ウサギさんみたいでしょ」
「わ~、本当ですね。これが耳ですよね?」
「ええ。食べて」
「すっごく、かわいいです。奥様も一つ食べてみてください」
「私ね、バラみたいに見えるやり方も知ってるの。やり方、見たい?」
「じゃ、まず、これを食べちゃいましょう。本当にうさぎみたいで可愛い」
自分のもっているりんごうちゃぎを、オンマの口にいれるオソル。
なんだかんだ言って、オンマになにか食べさせることに成功しているオソル。
~ファストフード店~
オドルと会っているヨンシク。
「なに? 釜山?」
「なんで、そんなに驚くんすか? 釜山に新しい支社をオープンするんじゃ・・?」
「あ、そうだ、そうだった」
なんとか、話を合わせようとするヨンシク。
「なんか、混乱してた。 釜山に2店舗目がオープンしたんだよ。お前の姉さんはとても優秀だから、釜山に派遣されてるんだ・・・。お前に言ってなかったかな」
おお、ヨンシク。一応、オソルの意図を読み取ったのね。
でも、口調がしどろもどろ・・・。
明らかに不審そうなオドル。
「ところで、あいつら、訴訟を解決するつもりはないみたいに、いい加減な行動をとってたのに、なんで、急に心変わりしたんだ?」
おお、こっちの問題も急展開というか、すでに、解決したのかな。クォン秘書(&じいじ)の狙い通り?
オドル「でも、どうにもならないですよ。これから懲罰委員会に行くことになってるし」
ヨンシク「心配するな。正当防衛なんだぞ。気持ちをしっかりもてよ」
オドル「そうすべきですよね。重要な試合に参加できなかくなったら、大学への入学は取り消されるし。
そしたら、俺はもう国家代表チームに所属することはできないから」
ひたすら、落ちこみまくって、ネガティブなオドルが心配なヨンシク。
ヨンシク「おい・・・」
~[清掃の妖精]本社~
誰もいない会社の中を、久しぶりに歩き、微笑んでしまうオソル。
その時、携帯が・・・。
「もしもし・・」
ヨンシク「一体、どういうことですか? ヌニム。釜山って? うち、2号店なんか出すんですか? 会社に戻るんですか?」
オソル「あんた、それ・・・。今、オドルと一緒なの?」
ヨンシク「オドルは今、トイレです」
オソル「あんた、オドルに余計なこと言った?」
ヨンシク「今度は何も言ってませんよ。信じてください」
オソル「ああ、わかった。よくやったわ。とにかく、全部すんだら、ちゃんと説明するから。オドルには何も言わないでよね。その口、気を付けなよ!」
まだ、ふたりの気持ちが段階を経ている途中だっていうのに、周囲の介入が凄すぎ(笑)
オソルに会えず、ずっと一人耐えてたソンギョルが、健気すぎて、きゅん
会えたら会えたで、キャパオーバーなことばっかりで、大混乱ぶりも
でも、弟のためという名分はあるにせよ、ちゃんと、自分で選択して、ソンギョルのもとに来たオソルの乙女心にもきゅん
さて、一つ屋根の下に住むにも時間がかかりますなぁ(笑)