今までは それほど、キャーキャー書いてないけど、実際には、ダイルの出演シーン、素通りできてないくらい、ドはまりな件(笑)
韓国での放映は終了していますが、ネタバレOKの方のみ、おすすみください。
今日の探偵/私だけに見える探偵【Ep.7】
なんとか、バスルームでの呪縛をとき、園庭に戻ってきたダイル。
ヨウルが、赤い服の女の手を掴んでいるのに気づく。
「チョン・ヨウル。その手を離せ!」
ダイルに言われて、はじめて、自分の掴んでいる手が、赤い服の女の腕だと気づくヨウル。
離すと同時に、今度は逆に掴まれてしまう。
そのまま、園庭の裏手に引っ張られていってしまう。
「チョン・ヨウルッ!!」
慌てて、追いかけるダイル。
「(行ったら)だめだ・・・」
イ・チャンミが寝起きをしていた洗濯室に連れてこられたヨウル。
ドアの取っ手がつかめず、入れないダイル。
「チョン・ヨウル!」
ヨウルに声をかけ続けながら、どこからか入れる場所はないかと、周辺を探し回るダイル。
「あなたは誰なんですか?」
赤い服の女ソンウ・へに話しかけるヨウル。
「イランになぜ、あんなことをしたの?」
ソンウ・へ「私は何もしてない。イランが死んだのは、あなたのせいよ」
気づくと、ヨウルの背後に忍び寄り、囁く赤い服の女。
「しかたないわね」
その後ろから、イランが現れる。
「イ、イラナ・・・」
「誕生日おめでとう。お祝いしてあげられるなんて、思ってなかった。」
「イラナ・・」
「さ、ろうそくの火を消して。願い事を言って・・・」
急に、ケーキが血だらけになる。
あとずさるヨウル。
「事故にあったあの日、家の手伝いをしてたの。オンニが病気で行けなかったから、ボランティアに行きたかったアッパやオンマと一緒に、私が行ったの。行ったのが私で良かった・・・。」
「チョン・ヨウル!俺の声が聞こえるか?ヨウラ、聞こえてるか?」
たぶん、これがはじめてよね、ヨウラって呼んだの。。。
ダイル「その女の言うことを絶対聞くな!分かったか?その女の言うことだけじゃなく、彼女を見たり、聞いたりしちゃだめだ!」
怖くて、後ずさるヨウル。
「また、逃げるのね」
キャンディをなめながら、ベッドに座り、脚をぶらぶらさせているソヌエ。
あとに続けるイラン。
「オンニはまた、逃げるのね。私がいないほうが自由になれるって考えてたでしょ。私がいなくなったら、好きなだけ旅行にもいけるし・・・それがオンニの夢だったでしょ、もうオンニは自由なのよ。逃げる必要なんかないわ」
「違うの・・・イラナ。そんなつもりじゃなかったの」
ふと消えてしまうイラン。
ソヌエ「で、妹があんなふうに死んだのに、あなたは生き残ってるわね。なぜ、死なないの?」
挑発する赤い服の女。
外では、必死にランドリーに入る方法を模索しているダイル。
「チョン・ヨウル!チョン・ヨウル!」
これ以上、誰も失いたくない思いで、何度も何度も、ヨウルの名前を叫び続ける。
「いえ、違うわ・・・イランは私のことを決して“オンニ”と呼んだことはなかった・・・」
女のほうを振り返るヨウル。
「あれは、イランなんかじゃない」
ヨウルの指摘に、ニヤリと笑うソンウ・へ。
「不思議ね。以前、同じことを言った人に会ったことがあるわ。その人がどうなったと思う?」
ダイルオモニ《あんたは誰? あんたはダイルじゃない。あんたが言ったことは私の考えで、ダイルのじゃない。あんたは誰なの?なぜ、私にこんなことをするの?》
気丈に、ダイルの幻影を見据えたダイルオモニ。
「いえ、私は死んだりしない」
強く意志を持って、宣言するヨウル。
「あなたが何を言おうと、私を脅そうと、そんなことは重要じゃない」
「誰が、私があなたを脅そうとするなんて言ったの?もっと面白いことがあるのに・・・」
ソンウ・への視線の先を追うヨウル。
棚の上で、園長が猫みたいに臨戦態勢で睨んでた!!
飛び降りる園長。
「イ・チャンミはまだ、生きてるわよ」
吹き込まれた園長の目には、ヨウルがイ・チャンミに見えている。
「あんたは、ここで私に殺されてるんだよ。絶対に殺してやるからね!」
「最初に、彼女を殺すべきね」
つぶやく女。
その瞬間、断ちばさみをもって襲い掛かる園長。
逃げ惑うヨウルの様子を、楽しそうに見物をしているソンウ・へ。
その途中、必死で、窓にむかって、椅子を投げつけるヨウル。
ガラスの割れる音に気づくダイル。
とうとう、追い込まれたヨウル、園長の一突きをくらう直前、ダイルに引っ張られて、助かる。
はずみで、自分を刺してしまい、絶命する園長。
園長の死体を平然と見ている赤い服の女と対峙するダイル。
「お前、だれだ?なぜ、こんなことをする? なぜ、彼女を殺した?!」
吠えるダイル。
責める視線を送る2人に、微笑むソンウ・へ。
「次は、彼女を助けられると思う?」
感情的になったダイルが、掴みかかろうとすると、その時、一瞬で消えてしまう。
ダイル「なんだ? どこへ行った?どこへ行った?」
ヨウルも周囲を見回すが、女の気配は完全に消えている。
~監察院~
建物の外で、チェウォンを待っているパク刑事。
頭をかきむしり、思いついたように、電話をかける。
「どこにいる? 外で待ってるんだぞ。中に入っても、おまえ、そこにいないだろう」
「もう、とっくに退勤したわよ。報告書を読んでたの」
「なんだよ、連絡ぐらいしろよ!」
実は、そんなパク刑事の様子をそっと、裏口から見ているチェウォン。
「イ・チャンミについては、もう少し調べる必要があるわ。先輩に聞いてみたいこともあるし。だから、今日のところは家に帰ってよ。それとも、私になにか用事なの?個人的な好意でもあるわけ?切るわよ!」
呟くチェウォン。
「自分の場所みたいに、うちの事務所に来続けるんだから」
声の近さから、チェウォンが側にいると気づいたパク刑事、待ち伏せ。
「うわ、びっくりした!」
「そこで、なにしてるんだよ?」
~幼稚園~
園長の遺体を見下ろすダイルとヨウル。
「大丈夫か?」
手に軽い切り傷を負っているヨウル。
「平気です」
「手のことじゃなくて、お前のことを聞いたんだよ」
答えようのないヨウル。
「警察に通報しよう。あとで疑われるよりは、今すぐ報告したほうがいい」
「なんていえばいいんですか?」
「真実を言えばいいんだ」
不安そうに、ダイルの顔を見上げるヨウル。
「もちろん、あの女については、言わなくていい。それから、俺が死んだことも言うな」
ポケットから、携帯を取り出すヨウル。
「刑事さん。チョン・ヨウルです。」
~監察院前~
結局、ジョンデに見つかったチェウォン。
パク刑事に掴まれ、放してもらえず、バッグも取り上げられ、連行(笑)されている。
「ねぇ、これは肉体的な虐待だってわかってる?」
チェウォンを掴んだまま、ヨウルからの電話に出るパク刑事。
「・・・今、どこですか?どこもケガしてないですか? 一人でいるんですか?」
「いいわよ。取ればいいでしょ」
ジョンデに悪態をつくチェウォン。
「ダソム幼稚園?」
電話切るなり、すぐさま、チェウォンにバッグを投げ返すパク刑事。
ヨウルからのSOSに、チェウォンに構ってるどころじゃありません。
そんなジョンデを追いかけて、車に乗り込むチェウォン。
「どういうつもりだ?」
「あの幼稚園でなにかあったんでしょ?私も調べたいことがあるのよ」
「なにが起きてるのかわからないんだぞ。危険だからおりろ」
ああっと、(わざとらしく)頭をおさえるチェウォン。
「ああ、なんだか働きすぎたみたい。疲れすぎてて、降りられないわ」
「おい、キル・チェウォン!」
「解剖報告書、欲しくないの?」
根負けするジョンデ。
「ベルトしろ!」
駆けつけてきたジョンデとチェウォン。
早速、遺体の様子を確認しはじめるチェウォン。
そのとき、部屋の隅に、なにか(ダイルの霊気)がいるのを感じる。
「外に出て、彼女と話をしてきたら?この人をチェックしている間・・・」
ジョンデに指示をするチェウォン。
「もちろん、公式の検死じゃないけどね」
「外で話そう」
ヨウルを外に連れ出すジョンデ。
ついていこうと歩き始めたダイルにむかって、
「ああ、あなたはここにいて」と声をかけるチェウォン。
驚くダイル。
園庭に出てきたジョンデとヨウル。
ヨウルの手のケガに気づき、すぐに、自分のハンカチで止血する。
「大丈夫です」
どこから話すべきか、困惑する。
「今度はなんですか?こんな時間に、なんで、こんなところに来て、死んだ人間と一緒にいたんですか?」
「私がお話したイ・ダイルという名前の人のことなんですけど、実は、まだ、戻ってきてないんです。どう考えても、彼のことが心配で、手がかりがつかめるかもしれないと思って、ここに来たんです。でも、そうしたら、園長先生が突然、現れて、私に襲い掛かってきました。それで、彼女は転倒したんです。」
「これが、どんなにおかしなことかわかってますか?完全に無関係の2人が死に、ヨウルさんはその両方の死を目撃した。一体、これをどうやって受け止めればいいんですか?」
「私は目撃者です。なにも間違ったことはしていません」
「僕はヨウルさんを信じます。でも、他の人は信じない。もし、我々警察が、この二つの事件を関連していると仮定した場合、証拠に関係なく、あなたを容疑者として、取り調べることが出来るし、みんな、君を罪人扱いするだろう。ヨウルさんには耐えられない」
「いいえ、大丈夫です」
「僕がそうさせたくないんです。昨夜1時頃、何をしてた?」
「家で寝てました」
「病院のCCTVは、そうじゃない。ヨウルさんは、イランさんがセクハラを受けていたと気づいたあと、マネージャーに直接会いにいき、病院の外まで追いかけた。でも、すぐに彼の行方を見失い、家に帰ったんだ。もう帰って。どっちにしろ、この状況はなんとかするから。ヨウルさんは、今夜はここにはいなかった」
ジョンデの作ったストーリーに、最大限の配慮を感じるヨウル。
~洗濯室~
チェウォン「それで、あなたは何者なの?なぜ、ここにいるの?」
ダイル「俺が見えるのか?」
そのままでは、チェウォンには、姿も見えす、声も聞こえず、ぼ~っとした霊気が感じられるだけ。
立ち上がると、ダイルの周りを回り始める。
チェウォン「私には、あなたのような幽霊を見ることはできないの。10歳くらいまでは、見たり聞いたりできたんだけど、15歳になった頃には、その力は消えてしまった。今、出来るのは感じることだけ。」
その霊気に向かって、手を延ばすチェウォン。
霊気からも読み取れるんだ?!
一気にいろいろなものが、チェウォンに向かって、流れ込んでくる。
ま、残留思念と言えば、残留思念そのものよね、幽霊も。
「あなたなのね?この幼稚園で、3人の被害者が亡くなった、いえ、あなたを含めて4人だわ」
急に、笑い出すチェウォン。
「犬を噛んだのはあなたね」
そこへ、ジョンデたちが入ってくる。
「なにか変なことはあったか?」
「今の段階では何も結論は出せないわ。ちゃんとした解剖にまわさないと。私の部署に回して。」
ヨウルとジョンデの様子を見て何かを悟るチェウォン。
「なにか質問があれば、部屋に来て」
「珍しく熱心だな」
「これは、私向きの事件よ。なんとなくわかるのよ。これから楽しくなりそう・・・」
去っていくチェウォン。
幼稚園から出てきたヨウルとダイル。
「ところで、なぜ、あの刑事を知ってる?」
「彼は、イランの事件の担当だったんです。」
「なぜ、警察署ではなく、あの刑事に連絡した?なぜだ? (彼なら)お前を信じてくれるとでも思ったのか?」
「もし、彼が私のいうことを信じる気があるなら、正式な捜査のために、警察に報告したでしょう。私のことを、事件の外に置こうとしたという事実が、私を信じてないということになります」
ジョンデに巻いてもらったハンカチを触りながら、答えるヨウル。
「それなら、なぜ、あの刑事に連絡したんだ?」
なんか、やけに突っ込みますね。
「少なくとも、彼はイランが障害者で孤児だから自殺したとは思ってないから。それに、おそらく、彼はマネージャーの事件や他の関連事件も捜査してます。もし、あの人が、イ・ダイルさんの失踪について、私の一方的な話だけなく、証拠も見つけてくれたら、なにかが起こっても、差し引いてくれるかもしれないと思ったんです。あの女について、多くの人が知れば、見つける確率も高くなります。」
それを聞き、なにかを考えているダイル。
一人現場に残っているジョンデ。
園長の遺体の傍らに、イ・チャンミの日記を見つける。
パラパラとめくって読んでみる。
《どうすればいいの?
あの女が言った。彼らを殺せ、と。》
*****
帰り道のダイルとヨウル。
ダイル「あ、それからお前、なぜ、あの女の腕を掴んでたんだ?」
ヨウル「彼女の腕を掴んでたんじゃないんです。トンボを殺してた少女が・・・」
ダイル「何?トンボを殺してた?女の子がか?」
ヨウル「10歳くらいに見えたんですけど、ちゃんと世話をされているようには見えなかったんです。体中に切り傷とか、傷跡があって、爪も伸びてたし、洋服も汚れてました。イ・ダイルさんには、あの子が見えなかったんですか?」
首をふるダイル。
~病院~
突然、心肺停止状態になり、医師や看護師から蘇生処置をされるソンウ・へ。
なんとか、落ち着きを取り戻す。
******************
翌朝、[アフューグッドメン探偵事務所]にやってくるヨウル。
「おはようございます」
ソファーで寝ているサンソプ。
「あ~あ。・・・彼はどこ?」
「なんだ?なにか探し物か?」
サンソプがそろそろと起きだす。
「いいえ、そのまま、寝ててください。」
「なんか暑くないか? ここはなんでこんなに暑いんだ?」
「来たのか?」
毎日、同じ服だけど、身ぎれいなダイル(笑)
「ええ。で、何をしたらいいですか?」
「時間がかかる。調査だ」
「調査?」
その声を聞き、寝ぼけまなこで、ヨウルに聞き直すサンソプ。
「サーフィン?いやいや、俺は水泳がいい」
また、眠ってしまうサンソプ。
「・・・・静かにして、ついてこい」
「なぜ、所長様はあんななの?」
ネットで記事検索をさせるダイル。
「12歳の少女と、自殺した父親に関する記事があるかどうかを検索してくれ。」
《12歳のとき、私のアッパは死んだ。》
確かに、ダイルオンマにそう言っていたウヘ。
「自殺の理由は、経済的ストレス、アルコール依存性、障害、何でもかまわない。全部だ」
《アッパは、私を負担したくなかった。私のせいなの》
[2人の娘と無理心中]
[娘の後を追ってを自殺]
[娘を殺したあとに自殺]
そこへ慌ただしく、サンソプが入ってくる。
「お出掛けですか?」
声をかけるヨウル。
「昨晩、幼稚園の園長が死んだらしい。共犯者に殺されたと思うから、警察に行って話してくるつもりだ。ああ、ダイルにも何かが起こったかもしれないから、心配だ。」
本気で心配し、出掛けていくサンソプ。
残ったダイルも少し考える。
「仕方ない、どう考えても、所長には話すしかないな。俺たち2人だけで、彼女を追うのはあまりにも難しい。記事で、彼女を見つけても、彼女の実名は明らかにされない。その後、彼女がどうなったのか、見つけるには、所長の力が必要だ」
それこそ、興信所の領域で、サンソプの専門です。
「所長様は、信じるでしょうか?」
「信じさせるしかない。これ以上、俺を心配して、とんでもない方向にはいかせられない」
「どうやって?」
「真実を見せるのさ。俺が見えないなら、俺の死体を見せるしかない」
サンソプを追って、外に出てくるヨウルとダイル。
「ついてこなくてもいいぞ。警察に話しにいくだけだと言っただろう?」
ヨウルを戻そうとするサンソプ。
「一緒にいきますよ」
「いいから、ここにいろ。頑固なやつだな」
そこへ、ペク弁護士登場。
少し離れたところから、ペク弁護士のことを、複雑な表情で見ているダイル。
「あ、アイゴー。いらっしゃるとは思いませんでした。何かご用でしょうか?」
「インセンティブのお支払いについてご連絡したんですが、電話に出られなかったので。」

「インセンティブ?」
ダイルの反応の方が早い!
「インセンティブ?ああ、そんなの結構ですよ。ここの家賃を払わなくてもいいだけでも、ありがたいことですのに。子供たちが無事だったことで十分ですよ。それがインセンティブみたいなものです。
・・・さすが、いいお車に乗っていらっしゃる」
話題を変えようとして、自分が乗ろうとしているボロボロの車が、恥ずかしそうな素振りを見せるサンソプ。
「我々は、あなたが提示する金額をお支払いすると申し上げたのに、あなたから一向に請求されません。これは、イ代表からの感謝の気持ちだそうです。どうぞ」
停めてある新車を指し示すペク弁護士。
「これを?いえいえ、受け取れません。とんでもないことです。(報酬については)また後で、ダイルが戻ってきましたら、彼の望む金額を請求させていただきますので。私は何もしておりませんし。」
「イ・ダイルさんから、まだ連絡がないのですか?」
「ええ。ま、じきに連絡来るでしょう。彼はいつも、予測不能なんです」
テープで止めたヘッドランプを押さえるサンソプ。

ヨウルに指示するダイル。
代わりに、ペク弁護士から、鍵を受けとるヨウル。

「わー、すごい車ですね」
さりげなく、ドアをあけて、ダイルに乗り込めと、アイコンタクトするヨウル。
「おい、何してる?それに触るな。指紋がつくだろう」
慌てるサンソプ。
「所長様。この車はどう見てもスクラップですよ」
ブラさがっているだけのサイドミラーをポンと叩くヨウル。
「おい、そんなこと言うな!こいつは、高速道路のポルシェより、速かったんだぞ。」
必死で戻そうとするのに、戻らないサイドミラー(笑)
「こっちの車に乗ってみましょうよ。」
「どうかそうしてください。所長様。あなたが受け取ってくれれば、私もこの事件を終結できるんです」
ペク弁護士も後押し(笑)
「そうすれば、最終的に、クライアントより支払われるんです」
「ね?ペク弁護士にもご迷惑ですよ」
「おい、だからって、簡単に乗り込むなよ」
******
早速、運転しているヨウル。
「おい、どこに向かってる?俺は警察にいくつもりだって言っただろう?」
「ああ、実は私もそこがどこなのか、よくわかってなくて・・・」
と後部座席のダイルを振りかえるヨウル。
「なんだと? 怖がらせるなよ」
一緒になって、後部座席を確認するサンソプ。
「一旦、幼稚園の近くまで行けと言っただろう。そのまま、運転しろ」
簡潔なダイル。
「着いたらご説明しますね、所長様。イ・ダイルさんの居場所を知ってるんです」
葦原に到着した一行。
ちゃんと後部座席のドアも開けるヨウル(泣)
「なんで、こんなところに車を停めたんだ?なぜ、なにも言わない?ダイルはどこだ?怪我してるのか?」
「彼はここにいます」
ダイルのいる方向を示すヨウル。
「昨晩からずっと、所長のそばに、一緒にいました」
「なぁ、あいつの夢でも見たのか?おい、夢遊病か何かか?」

「子供たちを探しに行ったあの日、イ・ダイルさんは・・・亡くなりました。ウニョルを助けようとしたところを、イ・チャンミさんに殺されたんです。正確には、ある素性のわからない女性のせいなんですけど。それで、私たちは、その女性を捕まえるために、所長様の力が必要なんです」
「一体、何を言い出すんだ、ヨウラ、君はバイトとして働き始めたばかりだろう。人が死ぬのは、君のせいじゃない。ダイルは無事だよ。あいつから連絡があったら、すぐ知らせるよ。いや、俺が探し出してみせる。な、だから戻ろう」
「向こうです。イ・ダイルさんの体は、あっちに埋められてます」
あれ? ダイルが監察院に行ったのは、自分の遺体(身元不明のタグの人)を確認するためかと思ったんだけど、イ・チャンミのことを調べに行ったのか。
耳が切れてたのも知ってたしね。
「おい、よせ。誰の遺体だって?そんなこと言うな!いやいやいや、そんなこと考えても駄目だ!もういい!」
困り果てて、ちらりとダイルを見るヨウル。
決して、冗談で言ってる訳じゃないと、サンソプの腕に手を伸ばし、真摯に見つめることしかできないヨウル。

サンソプ「わかったよ、行こう。ここまで来たんだ。自分で確かめた方がいいだろう」
スコップ片手に、葦原の奥まで進む2人と、先導するダイル。
注意深く進むダイル。
ダイル「ここだ」
ヨウル「このあたりだって言ってます」
サンソプに通訳するヨウル。
「間違いない。この木の横だ」
木の根が剥き出しに置かれている。
「掘りましょう」
あの日は激しい雨で、あんなに泥土だったのに、今は固く乾いた地面。
必死に掘り返す二人。
かなり掘り進めてもなにも見つからない。

サンソプ「そいつに、あとどれだけ掘ればいいのか聞いてくれ」
その時、サンソプがなにかを見つける。
金属片の土を払うと、ダイルの軍人時代のドッグタグ(認識票)。

顔色が変わるサンソプ。
★8話に続く★
性格や言うことは強気だし、優秀なのに、幽霊になってからのダイルの能力が万能じゃないところが、ドキドキハラハラ感を一層、引き立てます。
俗物的な面のあるサンソプも、値は本当にいい人で・・・。
おそらく、5年前の事件で、誰も信じられなくなっていたダイルが、こうして、一緒にコンビを組めたのも、このサンソプの人柄よね。
一方、捜査は優秀なのに、ヨウルに対しては、かなりアプローチが不器用なパク・ジョンデ刑事。
そこに、監察医のチェウォンが絡むのね。
でもって、ダイルも当然、絡みます!
あ、ペク弁護士も結構、オーラ出してるし、弱者の味方ダイルが、今後、ソンウ・ヘ(イ・ジア)の境遇に関心を向けちゃう可能性もあるよね。
サンヨプをどうしよう?(笑)
あれ、これって、こんなに複雑なラブストーリーだったっけ?
公称、ホラースリラードラマだそうです。(笑)
なんとかしなくちゃ、この恋愛脳