黒騎士降臨。ギグァン、いい役です。
ああ、彼の能力は幽霊が見えるだけなの?
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。
【Ep.15】
昨晩のおさらい、端折ります。
幸運のリンゴの木のネックレスを、ウルスンにかけるフィリップ。
ウルスンの髪を撫でたり、涙を指でぬぐったり、かなりいいムードになりまして・・・
この眼差し、愛しい以外に、なんの言葉が要りますか?
《生き残りたければ、取り返せ》
(そんなことしたくない)
《取らなければ、取られるぞ》
(別の方法があるはずだ。そうに違いない)
ハラボジの言葉も心のなかで否定!
記者会見のキス事件のときは、はるか遠~く釜山くらいまであった線の距離(笑)が、同じソウル市内くらいは近づいた、と思いきや、実はもっと、近づいてた。
ウルスンが目を閉じちゃうものだから、なんか、ちゅーのロックオンが、ウルスン主導みたいになってます。
「オ作家、ちょっと早すぎないか?」って、フィリップさん、覚悟決めてね(笑)
実際には、どんどん近づいてくるウルスン。
フィリップの顔をかすめ、そのまま、崩れ落ちる。
目を閉じてたんじゃなくて、意識朦朧状態だったウルスン。
「オ作家、どうした?」
額に手を当てると、ひどい熱。
「おい、しっかりしろ!オ作家」
15話
別の方法があるに違いない
~病院~
ウニョンの病室を訪ねたユナ。
ウニョン「言いたいことがたくさんありそうね、いつもながら・・・」
~回想~
ウニョンのオフィステルに、来客がいっぱいあった晩の、白いワンピースの女はやはり、ユナでした。
玄関のチャイムは『エリーゼのために』
それはどうでもいい(笑)
「言いたいことがたくさんありそうね。一旦入って」
招き入れたウニョン。
隠れて聞いているドンチョル。
「どうかしたの?」
「やらないで、『幽霊の愛』」
「え?」
「『幽霊の愛』やらないでって言ったのよ」
あの時と同じように対峙する二人。
その時、ウニョンの携帯にドンチョルから着信。
電話に出ないウニョン。
メッセージを吹き込むドンチョル。
「警察が来た。あいつも生きてた。連絡しろ!わかってるよな!俺は一人じゃ死なないぞ」
ふと、自分の車に気配を感じるドンチョル。
乗り込むと、血だらけのイ・スジョンの幻覚が見える。
「私も一人じゃ死なないわ」
しっかり声も聞こえた!
「まったく、なんなんだよ」
発進させるドンチョル。
ヒョ~、消えてないよ、乗ってるよ。
~ウニョンの病室~
「なぜ、電話に出ないのですか?」
ユナの問いかけに、記者からの電話だと嘘をつくウニョン。
「無視してるの。ところで、ここへは何しに来たの?また、脚本を書くなと言いに来たのかと思ったわ」
小バカにしたように笑い、椅子に腰かけるユナ。
「1ヶ月ぶりに戻ってこられたのに。少なくともお見舞いには来るべきじゃないですか?」
「それは、ありがたいわね」
「警察は彼を見失ったようですよ。フィリップを撃ち、キ作家様を拉致した男。でも、これからどうするつもりかしら。」
「私は彼がスジョンを殺すところを見たわ」
「なぜイ・スジョンさんを殺したの?」
「サ・ドンチョルは、事故に見せかけてフィリップを殺そうとしてることを、スジョンがフィリップに警告した、と知ってしまったのよ」
面白いことになったと笑みを浮かべるユナ。
「キ作家様は、サヒョンオッパの本名も知ってるのね」
険しいウニョンの表情。
「何をしようとしてるの?」
「ただ、心配してるだけです。『幽霊の愛』のアシスタント作家が殺され、メイン作家は拉致され、男性主人公俳優は死にかけたんですよ。『幽霊の愛』に問題があるんですよ。ただ、(ある人を)殺さなくてはならないだけなのに。キ作家様は、もっと力がある人ですよね?まだ・・・」
「それが全部なの?キャンセルさせたい理由?」
「まだ、今は・・・」
~ウルスンの自宅~
ベッドに寝かされたウルスン。
「とても強い精神的ショックを受けられたようです。安定剤と解熱剤を投与しましたので、おそらく明日の朝には回復するでしょう。今夜はよく様子を見てあげてください。」
「ありがとうございました」
往診の医師と看護婦を見送るフィリップ。
先生、フィリップの胸の出血の跡は気にならないの?
甲斐甲斐しく看病するフィリップ。
うっすらと目を開けるウルスン。
「家に帰らなかったの?」
「オ作家の熱が下がったら帰るよ」
「私なら平気よ。家に帰って。」
「あれは、俺だった」
急に話を変えるフィリップ。
「え?」
「24年前、オ作家がネックレスを渡した子供・・・あれは俺だったんだ」
「知ってる。ユ・フィリップさんが黒いレジ袋を被ったあの日、私があの場所で見つけたの。別に、ダイヤモンドが入ってる訳じゃない。この木製のネックレスに執着するのは、この世に、私とあなたのふたりだけでしょ。」
微笑み会う二人の連帯感。
「でも本当に良かった。あなたにあげたネックレスで、ちゃんと生きられて。本当に良かった。子供の頃は、とても辛そうに見えた。あのネックレスは本当に幸運のネックレスだったのね」
~回想~
だが、俺の幸運は短かった。
「オンマ!1等賞取ったよ!」
荷物の消えた部屋。
それが代償だった。
「オンマはどこ?」
「俺たち、アメリカに行こう」
「オンマはどこにいったの?」
「出てったよ。お前はこれから、アッパ(父さん)と暮らすんだ」
「いやだよ、オンマ」
泣き出すウルチュク。
Jump five の活動に差が出始めた頃、
「ドンチョラ、足首は大丈夫か?」
声をかけるフィリップ。
新人俳優賞のトロフィーをちらりとみて、笑顔なく、ただ「おめでとう」とだけ呟いたドンチョル。
成功したあとは、友も失った。
「ラヨナ、こんなことするのはよせ!俺にも、こんなことするな!」
「好きにさせて!あなたは、誰も信じられないのよ」
愛する人も変わってしまった。
それでも、この幸運を失いたくなかった。
ーフィリップだけが再契約。
生き残りたかった。
凍りつくソンジュン。
灯りのついた部屋と、薬の袋をみて、携帯電話をそっとしまい、帰っていく。
こんなのって・・・。
痛みが同化して、彼の正面のアップがキャプれなかった。
~翌朝~
熱も下がり、ほっとするフィリップ。
(俺も、オ作家に幸せになってほしいよ。だからこそ、俺が君のそばにいてはいけないんだ)
はぁ、またとんちんかんな遠回りをするつもりね、この男!
離れなきゃって思うのは、もうすでに、それだけ近いところにいて、一緒にいたいと思ってるからでしょーーーー!
ゆっくりと部屋を出ていくフィリップ。
~撮影現場~
久しぶりの現場復帰に、スタッフと盛り上がるフィリップ。
傷は触らせませんよ!(笑)
携帯電話の付属ペンの使い方の啓蒙CM みたいなショット、お時間をいただきました。(笑)
「さぁ、皆さん、挨拶はそのくらいにして。予定がつまってるんだ、集中して!」
イPD の野外ロケです。
監督姿も自然。
でも、ごめんなさい。この雰囲気のドラマは見ないかも(苦笑)
「イPD 様、話をしたい」
撮影の合間に、ソンジュンを呼び出すフィリップ。
「オ・ウルスン作家をもう一度、呼び戻してください。この通り、お願いする」
いつもと全く違い、真面目な態度のフィリップ。
フッと冷笑するソンジュン。
「ユ・フィリップさん、オ作家様は容易いでしょう?」
「え?」
「簡単な人なんですよ、オ作家様は。もし、この世に、オ・ウルスンの取り扱い説明書があるなら、1行で終わりますよ。“俺、辛いんだ” その一言で、オ・ウルスンという人間は作動するんです。」
「オ作家のことを、そんなによく知ってるのか?」
「“こんなバカなことはすべきじゃない”、“でも、自分のそばに、こういう誰かがいたら便利だ” あなたにそう考えさせてしまう人なんです。オ作家様は」
すごい切り口で来たよね、ソンジュン。
昨日の今日だもんね。
ソンジュンのちょいブラックオーラを感じて、意外そうなフィリップ。
「もし、いい人間が彼女のそばにいるなら、本当にいいでしょうが、世間はそうじゃない。いつも、そんなふうに利用しようとする奴らがいる。誰のことを指しているのかは、言わなくてもわかりますよね」
「俺はいい人間じゃない。わかってる。でも、イ PD の彼女への手助けの方法は間違っている。なぜ、イPD が彼女を判断しようとするんだ?彼女が望むことを叶えてやれ。判断も決断も彼女自身がすべきだ。どうか、作家として、復帰させてやってほしい、お願いだ」
またも鼻で笑うソンジュン。
「なぜですか?あの神業のような台本が必要ですか?それとも、あなたの家に彼女を連れてきたいからですか?いかにも、オ作家様のためのように振る舞っているが、内心では、あなた自身のためなんじゃないですか?間違ってますか?」
畳み掛けるソンジュン。
「彼女のそばに俺がいるのが気に入らないんだろう?それなら、彼女の側には行かないと、俺が言ったらどうする?聞いてくれるか?」
「そうしよう、彼女の側には近づかない、近づかないよ、オ作家には」
今回は、このシーンが見れただけでも、ハイテンション!
単なる嫉妬の領域を超えてる。
全く、男ってやつは、すぐに勝手に密約を結ぶんだから、困ったもんだ。
あんたら、そこに、ウルスンの意思はあるんか?(大地真央風)
~撮影の合間~
電話をかけているユナ。
「『幽霊の愛』の最初の撮影なんです。オ・ウルスン作家がまた、参加するそうですよ。キ作家様は大丈夫ですか?」
電話の相手はこの人です。↓
~回想~
カリーナレジデンス505号室。
一緒に仕事部屋を借りていた8年前。
相変わらず、というか、その頃から煮詰まっていたウニョンと、2話目の台本を書き上げたウルスン。
『ハサミの告白』←読んでみたい
なかなかデビューできずにいる似たような境遇の二人でも、実力差は存在し、ウルスンに嫉妬しているウニョン。
実際に、まだ会ったこともないPD だとはいえ、ウルスンの台本が認められたら、と焦っている。
「気づいてる?幽霊に助けられてるみたいに書いてるんだよ」
「どういう意味よ。乗り移られてるみたいに?」
「人生は不公平よね。どうして、私のことは助けてくれないのかしら。死ぬ前に一度でいいから、簡単に書いてみたいな。あんたみたいに」
書き上げた台本をチェックしてるときに、あの火事が起こる。
一度、外に出てきた二人。
「ウニョガ、これ持ってて。」
「私、オンマを連れに行かなきゃ」
これは形見か、写真か何かって意味かな?
「ダメだよ。あそこに戻ったら死んじゃう」
「平気よ」
「ウルスナ、これ、どうするのよ」
自分のノートパソコンをウニョンに託し、火事現場に戻っていくウルスン。
「あの日に死ぬべきだったのよ」
冷徹に呟くウニョン。
闇が深すぎる。
~警察署~
ドンチョルの写真を見せられるフィリップ。
「ユ・フィリップさんの警備会社に、サ・ドンチョルの写真を見せたところ、彼を覚えていました。一ヶ月前までそこで働いてようです。」
「では、うちの家の窓ガラスなどを割られたのも、ドンチョルがやったと?」
「それはまだわかりません。我々がそう考えていますが、現場には証拠が残っていません。あ、それから、サ・ドンチョルの住んでいた場所もわかりました」
エアチケットの写しらしきものを見せられる。
「8月31日のカルカス行きのチケットです。あなたを撃ったあとの日付です」
「海外に逃げる気だったんですね。家族で移住したカラカスにいくつもりだったようです」
「私が死んでいたら、彼は逃亡する予定だったのか」
「サ・ドンチョルが出所したばかりだったのはご存知ですか?」
「出所・・・ですか?」
「はぁ、彼はとても不運な人生のようですね。あまりにも有名だったので、一般の仕事が合わなかったんでしょう。彼は暴行罪で5年服役しました。どうやら前科のせいで、警備会社から解雇されたようです。」
一連の話に、ショックを受けるフィリップ。
カラカスに移住って・・・それもショック😨
~逃亡中のドンチョル~
行き交う車の運転手や助手席に、死んだスジョンの亡霊が見え始める。
「一体、どうなっているんだ」
恐ろしさに、車を停め、徒歩で逃げ始めたドンチョルをひたすら追いかける亡霊。
生々しいです。血まみれです。昼間だろうと関係ないです。
~警察署からの帰りみち~
「どうして、社長がまた来たんだ?」
「ヨンマンを家に送ったから、あの話ができる。警察はドンチョルを捕まえられそうか?」
「わからないな」
暑さで苦しそうな社長。
「一体、何枚、防弾チョッキを着てるんだ?」
「2枚だけさ」
防弾ベストの重ね着(笑)(笑)(笑)
どおりで、身体が膨らんでるはずだわ(笑)
「まず、熱疲労で死ぬんじゃないか?」
「ドンチョルは、JumpFive解散以降、お前を恨んでいるんだぞ!これはやりすぎだ。他に思い当たることはないのか? おまえらは親友だったじゃないか」
「・・・ドンチョルは、そう思ってなかったみたいだ」
「彼はいつも、お前に劣等感を抱いていたんだな。だけど、お前になにができた?お前たちはライバルでもあったんだ。お前が、あいつのものを奪ったわけじゃない。」
ため息しか出ない。
話を止めたいフィリップがラジオを付ける。
「・・・6ミリの雨が降るでしょう。郊外では、200ミリになるところも・・・」
ふと、周囲の車を見回し、
「最近、たくさんの金を使っただろう? こんな車を2台も使って大丈夫なのか?」
苦労人でもあるんだよね、フィリップ。
「お前は心配するな、俺が全部もと通りにしてやるよ」
高笑いする社長。
「マウンテンブラスト社には再契約書を送った。化粧品、保険、みんな、お前に戻ってもらいたがってるんだ。お前は今や不滅の人だからな」
「え?」
「お前の受けた銃弾は大きなヒットだったんだ」
ラジオからはニュースが流れてくる。
「武装した加害者から子供を救おうとした勇敢な女性が武器に撃たれ、亡くなりました」
社長「まったく、不幸じゃなかったんだ」
「子供は暴行者に脅かされ・・」
フィリップ「静かに!」
「女性は・・・」
フィリップ「ちょっと黙れよ」
「彼女は拘束されようとするときに刺され・・・人々は現代の聖者だと称賛・・・トンチ洞に住む30代の女性で、いつも人助けをすることで知られて・・・」
「右に曲がってくれ」
「家に帰るんじゃないのか?」
「いいから、右に曲がってくれ、トンチ洞!!」
ウルスンの家を見つめて、安心するフィリップ。
窓辺に浮かぶ人影を見て、微笑む。
「大丈夫そうだな。ネックレスを渡したんだから。・・・このくらいの距離なら大丈夫だろう。」
ソンジュンとの密約は守りたいフィリップ。
踊っているような人影。
「イPDが連絡したんだろう。喜んでるな」
一緒になった、リズムを刻むカン社長。
「可愛いアニメみたいだな。」
「行こう」
「え?中に入らないのか?」
「行こう・・・」
自宅に戻ってきたフィリップ。
疲れた様子で、ソファーに座る。
「大変だったね。あなたがちゃんと生きてこれて、本当に良かった・・・」
テーブルに、ウルスンの顔が浮かぶ。
「ああ、幻覚を見てるんだな」
コーヒーを飲みながら、溜息をつくフィリップ。
「お帰り」
「ああ・・・?・・・!」
「ヒョン、お帰りなさい」
目の前で、コーヒーを注ぐウルスンの姿は幻ではなくて、背後からヨンマンの声も聞こえてきて、動揺するフィリップ。
「おい! なんで、オ作家がここにいるんだ?」
「台本を書きに・・・じゃ、いくね」
「それなら、君の家にいたのは誰なんだ?」
「うちに行ったの? なんで?」
「それは重要じゃないだろう。あれは誰なんだよ。窓辺で踊ってたぞ。何者だ?」
「誰だろう?わかんないな・・・ああ、きっと、スミンだわ。コンロをチェックしてって頼んだの。きっとスミンよ。じゃ、行くから」
「超絶ラブリー執筆ルーム」に向かうウルスン。
しばし、茫然。
すぐに、ソンジュンとの約束を思い出す。
《俺が彼女の側にいるのが気に入らないんだろう?もし、俺が近づかないと言ったら?聞いてくれるのか?》
《その約束、守れますか?》
《ああ。彼女の側には近づかない》
まずい、まずい、まずい!
まずいことになった!
すぐに、執筆ルームに向かうフィリップ。
「ここで、何をしてる」
「(台本を)書きにきたのよ。契約の期間内は、ユ・フィリップさんの隣で書くこと・・・だったでしょ」
「出て行ってくれ」
「え?」
「出て行ってくれ、今すぐ!」
「ああ、まったく・・・」
立ち上がって、フィリップの目の前に立つウルスン。
「ユ・フィリップさん、もしかして・・・」
「な、なんだ?」
「多重人格者なの?」
「なんだって?」
「だって、昨晩と別人みたいなんだもの」
うん、たしかに、昨日は、髪を撫でたり、涙をぬぐったり、超絶ロマンティックだった(笑)
「昨日? いつだ? 覚えてないぞ」
「まだ、意識不明が続いてるんじゃないの?そうでしょ。自分が自分じゃないような・・・誰かに乗り移られているような・・・そうでしょ?」
「乗り移られてる?」
「そうじゃなきゃ、どうして、そんなに気まぐれなのよ」
「多重人格でも、憑依でも好きに考えればいいが、とにかく、出てってくれ。ここにいちゃだめだ」
「ここにいなきゃだめなの。サ・ドンチョルさんはまだ、捕まってないじゃない。もし、また私が、なにか気づいたらどうするの?」
「なんだって?」
「もっと早く、私が、ドラマのセットだって気づいていれば、あなたは傷つくこともなかったのよ。もう二度と、同じ過ちは繰り返さないわ。だから、ユ・フィリップさんの側で・・・」
「そんなことしなくていい!!」
突然、怒鳴るフィリップ。
「ああ、びっくりした!」
「出て行ってくれよ。なんで、言うことを聞かないんだ?俺のために君が傷ついてほしくないんだ」
「傷ついたりしないわよ・・・」
「オ作家がどうやって、コントロールできるんだよ?いくらそうしようとしても、そんなこと出来ないんだ。責任だって負えない。黒いレジ袋を覚えてないのか?俺は自分勝手な臆病者なんだ。ネックレスを奪って、返さなかった人間だぞ。俺を助けても、なんの報いも受けないんだ」
「私に報いる必要なんてないのに・・・」
「契約や約束のことは忘れろ。とにかく出て行ってくれ」
「本当に、どうしたの? なにかあったの?」
「わかったよ、オ作家が出ていかないなら、俺が出ていくよ、俺が!」
今度は、ウルスンが茫然とする番。。。
「本当にどうしちゃったのよ?」
ジャケットを羽織り、本当に出て行こうとするフィリップを呼び止める。
「ねぇ、話をしましょう。もしかして、私が報酬を求めるのが怖いの?」
「払いきれないくらいのことをしようとするからだ」
「別に何も望んでない。私は、ユ・フィリップさんでなくても、誰でも助けるわ」
「誰でも?」
「ええ」
さっきから、チャイムを押し続けていたのは・・・今、一番、招かれざる客。
「ヨンマンでもか?」
「もちろんよ」
「イPDでも?」
「当然でしょ。100万回でもよ」
「あの・・・」
タイミングをつかみ損ねるヨンマン。
「100万回だって?」
「そうよ」
単なる子供の言い合いです。。。(笑)
「あの~、イPDがいらっしゃってます!」
ヨンマンを振り返る2人。
ウルスンの瞳は正直なので、ソンジュンには全く揺れませんが、フィリップには“うるうるモイスチャー”です。
今回も、お薬配達や、フィリップとの心理対決などなど、切なく、ぐっと入り込むシーンで楽しめました。
ソンジュン役、力量が問われますが、好評のようで何よりです。
女性陣も、ウニョンやユナのように、心に闇を抱えたお姉さんたちがこわすぎて、外見的ホラーを担うスジョンは怖くないです。
でも、血まみれの写真はキャプチャーしません。
もっと生きたかっただろうな。
脚本家にもなりたかっただろうな。
考えてみれば(考えてみなくても)、スジョン可哀想すぎ。
ちょうど、フィリップとウルスンの2人、口喧嘩の真っ最中なので、16話冒頭、さっさと終わらせてあげなきゃ(笑)