本国での放送は終了しましたが、ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

『推理の女王2』第7話(1)


前回のおさらいから。

その大型スーパーの一店舗だけでも、一日に50足も購入者がいるという三線サンダル。
ノリャン洞の孝試生のシェア率が高い。

話している側で、買い物をしている学生も三線サンダルをはいている。
「ちょっとすみません」
警察の身分証をみせて、確認するワンスン。
「違うブランドだ」

そこへ、聞きなれた声がして、ワンスンとソロクが近づくと、飛んで火にいるパク・ギボム(笑)
「おい、お前も孝試生だったな。ああ、そうだった。容疑者を刺すとき、手にケガをする奴がいるんだ」
「だから、プロの殺し屋はナイフの柄にカバーするのよね」
有無を言わせず、ギボムの手を確認するワンスンとソロク。

そして、もう一人・・・。
学習室の管理人、コ・シワンもスーパーに入ってくる。
彼の手には、包帯がまかれている。

「この手、いつケガした?」
いきなり、ワンスンに手を掴まれて、動揺するシワンと、彼を見つめるソロク、そして少し離れたところにいるギボム。

「ドライバーで怪我したんです。(あなたたちも)見てたはずですよ」

孝試院の部屋のドアノブを修理していた際に、すべって傷つけたシワン。


「なんでもできるのね・・・」
孝試院のシワンに、事情を聞きに行ったとき、ちょうどその場面に遭遇していたソロクとワンスン。
ワンソンが、シワンの履いていた三線サンダルを確認すると
「足跡痕とは違う」


シワンの疑いは晴れたので・・・・ソロクとワンスンの視線は、再びギボムに向けられて(笑)



~カフェルーム~

1か月以上前に、ギボムが撮影した“自称ドキュメンタリー映像”も含め、最新のものも見返すソロク。
ギ「全部のビデオを渡すから、解放してくださいよ・・・ただ、PCだけは返すべきだけど」
ワ「ああ、ごちゃごちゃとうるさいな。お前はまだ、容疑者だ」
テーブルの上に、手錠を放り投げるワンスン。
ギ「ただ、自分のPCを返してもらって、あとは2人で自由に捜査するように言っただけなのに・・・」笑い泣き

構わず、映像を集中的に見ていたソロクが、はっと、目を見開く。
ワンスン「なにか、わかったか?誰が犯人だと思う?ん?」

ソロクの脳内で、具体的に、事件が再現されていく。

ワ「誰が犯人なのか、わかったのか?」
まだ、口を開かないソロク。

ワ「ああ、もう死にそうだ」
さすがのワンスンも、イライラ隠せません。
ワ「こいつか、イ・イノか、孝試院の管理人か、ユン・ミジュか?言ってくれよ」

ギボムを見つめるソロク。
「そうだろ、こいつか?こいつだろ? 俺もこいつだと思う。厚かましい奴だからな。」
「ちょっと、待ってくださいよ。俺、本当にやってませんってば!」
涙声のギボム。

「もしかして、あなた、江南のクラブ知ってる?」
「なんで、そんなこと聞くの? 行ってみたいの?」

~ジェノワーズ~

チョンダム洞の奥さまの一人かと思われます。
「局長様はいかがですか?」
「変わりないわよ、また、昇進できなかったら、事務所を去らなければならないわ。チョン社長は、公務員なんかと付き合っちゃだめよ。この仕事が、安定してるなんて嘘よ。お金も大して手にできないし・・・。」
「そのようですね。人のためにいいことをなさっているのに、お給料は少ししか払われません」
「ところで、あなたはだれかとお付き合いしてないの?誰か、ご紹介しましょうか?」
「好きな人がいるんです」
「まぁ、それはそうでしょう、一人でいるには美しすぎるもの、男の人がほっておかないでしょ。その幸運な男性はどなたなの?」
「その人は、幸運だってことすら気づいてないんです。私一人が思ってるだけなんです・・・」
「え? 片思いなの?」
笑い出す“チョンダムドンの奥様”
「哀れですよね?」
半分、疑っているような奥様。
「あ、これを」
あ、また、“チョンダムドンスペシャルケーキ”だ。
「局長にお渡しください。どうか昇進できるように、このケーキを食べて頑張ってください、とお伝えください」
「あなたは、主人があなたのケーキを好きなことをよくご存じだわ」
うわ~~、今回のは、誰かの浮気現場の写真?


「感謝するわ、主人も昇進するでしょう」
「官庁は、スキャンダルを嫌いますから・・・」
ライバルの浮気写真って意味ね
「このケーキは、高くつきそうね」
「信頼の印としてお受け取りください」
「いつもよくしてくれるわ、チョン社長」

奥様を送ったヒヨンのもとに現れたのは、ああ、お久しぶりの義務警くん。


もう出てこないのかと思ってた。。
「あら、いらっしゃい。もっと来てほしいわ。もっと稼がせてくれないと。」
「主人の許可がないと、ここには来れません」

ん?上司ってこと?

「義務警察官さんにここにきていただけて、光栄です。さ、入って、美味しいお茶をいれてあげる」
「ああ、僕、コーラのほうが好きなんです」
「もちろん、コーラもあるわよ。さ、入って」

なんで、5本も飲んでんの?

っていうか、この二人の関係、なに?放火犯の時に知り合ったっていうだけ?

「ハ刑事が今、どこに住んでるか知ってる?」
「知りません」
「火事で焼け出されてから、どこかに身を寄せてると思うだけど、もしかして、誰と一緒にいるとか、わからない?」
「僕は、ハ刑事には何の関心もないので・・・もう1本もらってもいいですか?」
まだ、飲むの?
「それなら、誰か知っていそうな人とかは?」
「う~ん、パトロール課の巡査とかかな。ナ・ジンテ事件、僕、まだ、彼が犯人じゃないかと思ってるんです。彼の靴の色も緑だった」
「スニーカー?」

~ジェノワーズ~
荒らされた厨房。
イ巡査が呼ばれてきました。
「棚が落ちただけのようですね。強盗ではありませんね」


「ああ、新しいアシスタントの子が少し不器用なんです。ありがとうございました。怖くて、ハ刑事に電話しようと思ったんですけど。」
「ハ刑事ですか? チョンジン署の?」
「ご存知ですか?うちの店の火事のときに、放火犯を捕まえてくれたんです」
「では、ユ・ソロク先生のこともご存じですか?」
「もちろんです。彼女、うちのケーキがお気に入りなんですよ。ところで、どうして、お二人のことをご存じなんですか?」
「ああ、ペバン洞の派出所に勤務していたとき・・・」


~ソロク自宅前~
家、知られちゃった。。。

「この家の持ち主?以前は、女性二人で住んでたけど、今は、夫婦が住んでるみたい。とっても仲がよくて、いつも早朝、一緒に出勤していくし・・・

どこで誰に見られてるかわかりませんね・・・。


「ありがとうございました」
近所の主婦がゴミ捨てにきたところで、情報を得るヒヨン。
「夫婦?」
呆れたように呟いた後、家を見上げるヒヨン。

 
~江南のクラブ~
「イ・イノはここにいないわね」
「イ・イノは犯人じゃない。入口付近とホールのCCTVをチェックしたら、あいつは、事件の日は一日中、ここにいた」
「あいつがここにいたことは知ってたよ。ここは、一番流行ってる店だ」
「ほかにはないのか」
「いっぱいあるよ、どんなクラブ?女か?音楽か?ああ、芸能人がくるとか?」
「麻薬」
「え? 麻薬?」

それを聞き、イ・イノと会ったときのことを思い出すソロク。
「ひどく憂鬱そうだったけど、泣いてはいなかった」
「マリファナだ」
「でも、あいつが踊れなかったのを見たことないよ」
さすがに、意外そうなギボム。

その時、ケチーム長から電話が・・・。
「なんだと? 不法出店の一斉取り締まり?おい、俺は忙しいんだ。イ・ウォンシク殺人事件を抱えてる」
「殺人者なら、ユン・ミジュを捕まえただろうが・・・ブチ! ・・・おい」

「なんで、あいつは俺の許可なく捜査してるんだ?もう我慢できない!」

~クラブ~
「クラブなんて、久しぶりだな」
「彼がここにいるのは確かなの?」
「イノの車が外に停まってた」
ちゃんと見るところは見てるワンスン♪
店の奥の個室を構わず、あけて確認していくワンスン。
「うわ、なんだ、ここ」
普通は、ホールで遊ぶくらいだから、ギボムは奥まできたのははじめてっぽい。
ずっと、動画を取り続けている。
個室を開けては閉めるを繰り返すワンスン。
「警察官なんだから、もっと徹底的に見ればいいのに」
勝手なことを言うギボム。
「おお、いい絵が撮れた」

~チュンジン署~
チョ課長に、直談判するケチーム長。
「ハ・ワンスン警衛を、他のチームに送ってください。警察大学の同期ですが、仲間でもなんでもありません」
「だが、あいつは犯人だけはよく捕まえてくる・・・」
「その分、トラブルも多いです。こっちは、常に爆弾を抱えてる気分なんです。」
「だからと言って、どこに送ればいいんだ?」
一斉に目をそらしている他のチーム長たち(笑)

「3チーム・・・」
「はい?」
「補充要員が欲しいと言ってたよな?」
「うちのチームは、みんながんばってますんで、その件は結構です」
「4チームは?」
「うちも、大丈夫です」
「5チーム、お前が引き取れ」
「なんで、私ばっかり困らせるんですか。なんで、私をこんな目に?」
興奮して席を立とうとする5チーム長。
「わかった・・。座れよ」
「冗談じゃないですよ」
課長「ところで、2チーム長はどこいった?」
4「派遣です」
課長「ああ、派遣か」
1「その隙に、2チームに送るのはどうでしょう?」
課長「え?」
3「そうですよ、受け入れを納得するチームなんかないんですから」
4「彼が了承したら、やらせてみれば?」
5「どっちにしろ、あいつは単独行動でしょうから、いいんじゃないですか?」
1「そういうことにしましょう」
拍手喝采、満場一致!
課長だけが頭を抱える。。。
「しかし、あのチームには誰もいないんだぞ」
 
~クラブ~
個室に入ってるワンスン。
イ・イノ発見!
「おお、お前、留学でもしたのかと思ったぞ。こんないいところにいたのか?随分、ご馳走だ。最近では、つまみに麻薬を忍ばせてるそうだがな。」

数名の男たちも一緒です。
さかんに目をこすって、様子がちょっとおかしいイノ。
「違うのか?違うのかって聞いてんだよ。おお、ちょうどよかった、俺、今日も朝早く起きて、何も食ってないから、血糖値が下がってんだ」
飴を拾い上げ、口に入れると、すぐさま、真っ直ぐ吹き飛ばすワンスン。
恐らく、麻薬かどうかを確かめたのね。
「ああ、忘れてた、俺、甘いもの嫌いだったんだ。お前らも甘いもん、食うなよ。虫歯になるぞ」
テーブルをみる。
「なんだ、お前ら、つまみに、切手も食うのか?」
「趣味ですよ」
「ああ、仲間に見せるために持ってきたのか?」
座ってるメンバーに声をかけるワンスン。
「おい、しっかりしろよ そこ、口開けてみろ」
強引に口から包みを取り出すワンスン。
「おまえら、口の中にこんなものを集めるのが趣味なのか?これは、切手に潜ませたLSDだろ?きょうは随分、ごちそうだな、MIA、エクスタシー、プロポ。お前ら、ソドン署の麻薬犬ってきいたことないか?俺だ」

 その時、
「この部屋なの?」
ソロクが顔を見せる。
「違う、別の部屋を探せ!」
急いで、部屋の戸を閉めようとするワンスン。

当然、売人や薬中のいる部屋に、ソロクを入れられるわけないもん。
さっさと捕まえるに限ります。
なにしろ、
「この部屋なんでしょ、ここでなにしてんの?」
部屋の外では、様子がおかしいことに気づいたソロクが大騒ぎ・・・。

「どうかしましたか?」
声をかけてきた男性。
ビデオに、イノと一緒に写っていた男性だと気づいたソロク。
「この部屋に、イ・イノって人、いますか?」
階段をおりながら、その男性に近づいていくソロク。
「なんだか、あなた、肩や首に痛みがありそうね?長時間勉強する孝試生ね。それに、湿布の香りがするわ。ノリャン洞で、これもよく嗅ぐ香りよ。痛いところにパス(湿布)を貼ってるでしょ。」

「あんた、誰だ?」
「江南を歩くときにはこれを履いてるのね?今日は、三線サンダルじゃないのね」
少しかがんで、彼の手を覗き込むソロク。
「あなたの手は、ペンや蛍光ペンで汚れてるし、手首には湿布薬を貼ってる。あなたは歩くとき、かかとを持ち上げる癖があるわ。少しでも、他人からうるさく思われないようにするためよ。友達のイ・イノとは違う」
後ろから、ギボムが、撮影をしている。
「あなたは、中指の皮がむけるくらい、とてもたくさん書いているでしょ。長時間試験勉強をしている証拠よ。それに、最近、手にケガをしたでしょ。そうよね」
逃げだそうとして、ギボムにぶつかった青年。
「あなた、ペンを万引きしたことで、あの老人に、400万ウォン払えって要求されたんでしょ?脅迫されて、ほかに選択がなかった。試験のことが心配だったから」

「じゃ、こいつが犯人なの?」
今頃になって、ソロクにたずねるギボム。
もう一度、ギボムを突き飛ばして逃げる青年。
「自分の容疑を晴らしたかったら、彼を早く捕まえなさい!」
さすが、ソロク。
ギボムをけしかける。
ポールダンスのお立ち台にあがった青年を追い詰めるソロクとギボム。
近くにあった、ビール瓶をわって、構える青年。
「割れたビール瓶で刺しても、そう簡単に人は殺せないわよ。それに、周りで、こんなに大勢の人たちが見てる。カメラもあなたの姿をずっと撮ってるわ。もう諦めなさい」

必死に説得を試みるソロクに
「おばさん、なに言ってんの?このタイミングで、カメラに撮ってるとか話したりして」
あ~あ、ギボムのせいで台無し。
「おい、カメラを渡せ」
「ああ、はい、あげます、あげます!」
すぐ、床に置くビビりのギボム。
「なにしてんのよ、彼を捕まえてよ」
「なに言ってんだよ。捕まえられないよ。殺されたくないもん」
「人はそう簡単には死なないって」
「押すなよ。自分でやれよ」
ええええ~~~~
一人残されたソロク。
周りには、携帯で撮影してる人もいっぱいいるのにね。
ワンソンに身を挺して守ってもらうことが、いつの間にか当然になってたソロクだけど、現実の危機に直面です。
おちついてみてみれば、結構、鋭角に割れてるビール瓶。。。
「尖ってる・・・思ってた以上に」

その頃、がっつり、個室で1対数名での捕り物をしてたワンスン。
せっかくのアクションが・・・暗くてよく見えなかったわ。
「おい、イ・イノ、しっかりしろ」
イノをひったってて、ホールに戻ってきたワンスン。
大声で、ソロクを呼びます。
「アジュマ、アジュマ、 イ・イノを捕まえたぞ」

「知ってるわ、あの部屋にいたんでしょ?」
「こいつが犯人か?」
もうひとりの犯人を刺激しないように、隠れてサインをおくるソロク。

ソロクにビール瓶を向けてる青年が目に入った途端、イノそっちのけ。
瞬時に舞台に駆け上がり、ソロクを自分の後ろ手に隠すワンスン。
ヒーロー見参!
このシチュエーション、好きすぎてすみません!

「何してる?それで、アジュマをさすつもりか?こいよ、やってみろよ」
逃げる孝試生をおいかけるワンスン。
「気を付けて!」
ま、たかが一般の孝試生ひとりなので、飛び蹴りで瞬殺ですね。
手錠をかけるワンスン。
そのとき、急に、舞台に駆け上がってくるギボム。
なんか自分が捕まえたとか叫んでますけど、どうしちゃったの(笑)
「お前のせいで、おれがどれだけ、迷惑をこうむったか知ってるか?」
一理あるとも言えるし、自業自得とも言える(笑)

「どこ行くつもりよ」
舞台上から、逃げ出そうとするイノを見つけ、つかまえるソロク。
この時のワンスンも、ちゃんとソロクを目で追ってるの。
「俺はなにもしてないよ。無実だよ。俺は何もしてないんだ」
「なに言ってる、この野郎」
ワンスンが押さえつける。
ワ「お前は、麻薬常習者だ」
ソ「ハラボジを殺したでしょ?」
ギ「え?こっちが犯人じゃないの?おばさん、さっき、こいつが犯人だって言ってたじゃん」
イノ「ハラボジを殺したのは、おれじゃなくて、そいつだ」
ワ「お前がやったんだ」
イノ「ははは、俺はその日、江南にいたんだ」
ギ「なんだよ? どっちが犯人なんだ?こっちは、ギプスをしてる。殺せないんじゃないか?それでも、こいつなの?」
まだ、わかってないギボム。
ギ「でも、それなら、なんで、こっちは友達のハラボジなんて殺したんだ?」
イ・イノを睨みつける孝試生。
ソ「二人は、友達なんかじゃないわ」
ワ「殺人教唆。イ・イノは、被害者の殺害のために彼を雇ったんだ」
ソ「あなたは、アリバイを作る目的で、江南に来たのよ、他人に殺人を依頼して」
ワ「こいつは雇われて、被害者を殺害した」
ソ「彼らは、お金が必要だったから、結託したの。共犯よ」
ギ「うわ、恐ろしい奴らだな」
さすがのギボムも声を失う・・・。