『推理の女王2』

新たな事件の始まりです。


 本国での放送は終了しましたが、ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

『推理の女王2』第5話(1)


ジェノワーズから出てきたソロク。

「ああ、絶対、どこかで会ったことがあるのに・・・。彼女が入ってきた途端、気分がざわついたのよね。どこかで喧嘩した相手とかなのかな?学生時代とは思えないし・・・。最近に違いないんだけどな」

背後から近づいてきたのは、イ巡査のパトカー。
「ユ先生様」
「あ、イ巡査さん」
「どちらに行かれるんですか?乗ってください」
「ありがとう~~~。パトカーだぁ」
助手席にはなかなか乗れないね(笑)


「そうだ、また、放火魔事件を解決したって、聞きましたよ。本当に尊敬してます、ユ先生様」
「私も尊敬してますよ、イ巡査。どうやって、警察官になったの?私、いつも 警察官試験に落ちちゃうの」

「自分も何回も落ちましたよ。3年間、ノリャン洞で勉強したんです。」
「ノリャン洞?」
※実際は、鷲梁津(ノリャンジン)地区がモデル
「最初の2年間はあまり熱心に勉強しませんでした。3年目に、一般クラスに可愛い女の子が入ってきて、一生懸命勉強したんです。」

「ああ、私も一般クラスに入ったら、イケメンに会えるのかな? あ、あのバス停のところで降ろしてもらえますか?」

~ハ&ジョン 就任式会場~
「どこにいるって? お前は来ないと思ってたぞ。アボジも待ってるぞ」
「嘘つけ。アボジは、俺が周りにいないほうが幸せだよ」
「ああ、そこか」
携帯で話しながら、手をふる兄弟。
「代表就任おめでとう!あとハ&ジョン法律事務所での、イェナオンマのサポートもありがとうな。おかげで、訴訟の必要がなくなったよ」
やっぱり、ツテの正体はお兄ちゃんだったのね。
「このあと、一緒に飯、たべないか?」
「今度な」

「子供のころはずっと俺の側にべったりだったのに、大人になってからは、ほとんど飯も食ってないだろう?」
「次は、おごってくれよ。代表になったんだから、一番高いものな」

「代表、そろそろ始まります」
「わかった」
「ヒョン、行けよ、忙しいんだから、さっさと入れよ」
笑顔で手を振るワンスン。

ハ・チスンの就任挨拶の途中に、胸をおさえて、倒れてしまうアボンニム。

救急車が出ていくのを見ながら、キム室長に電話で報告をしている不審な男。
「キム室長、ハ会長は病院に運ばれました。はい、チェックしてご報告します」

~バス停~
表示板を見上げるソロク。

「ノリャン洞の一般クラス・・・」
興味をもったら、即行動!

バスに乗り込むソロク。
「見つけ~た。。イケメンくん」
あら、積極的に近づいていくソロク。
「あなた、眼鏡がないほうがいいのに・・・」
「え? 俺?」
急に知らないおばさんに話しかけられて、びっくりしたイケメンくん、ちなみに名前は、パク・ギボム(演:ドンハ)です。
最近は、『怪しいパートナー』に出たよね。

「目、悪いの?これって、処方された眼鏡じゃないでしょ?伊達メガネなの?」
「俺の眼鏡ですよ」
「どこで降りるの?私、変な人じゃないですよ。」
「ノリャン洞。次のバス停の・・」
「まぁ、運命ね」
「・・・なんだよ」
「私もノリャン洞でおりるの」

「ああ、そうですか。なんて運命だよ」
バスを降りてからも、ずっと、後をつけるソロク。
「一体、なんだよ? なんで俺のあとをつけてくるんですか? なぜ?なにがしたいんだよ」

「あの・・・私、電話を持ってくるのを忘れてしまって、あなたの電話をちょっと貸してもらってもいいですか?電話をかしてくれたら、もうあなたの後をついて歩いたりしないわ」
頭おかしいおばさんだって思ってるのに、なぜか、貸しちゃうイケメンくん。
ここら辺、年上には逆らえないお国柄だからなのかしら?
「はい、さっさと返してくださいよ」
「ちょっと向こうに行ってもらってもいい? それとも、私が向こうにいきましょうか」
「わかったよ、早くしてくれませんか?授業に遅れそうなんだ」
「ありがとう」

コンビニで、カップラーメンを食べようとしてるワンスン。
まだ、麺固まってるし。
ああ、まだ、アボンニムが倒れたことを知らないのね。。。(涙)
「ああ、肉食いたかったな・・・一人じゃ食えないしなぁ」
そこに、見知らぬ番号から、電話がかかっている。
「もしもし」
ちょっと警戒して出てみると・・・。
「あ、刑事さん?」
「電話番号変えたのか?」
「ちがうの。 ちょっと貸してもらったの」
「また、失くしたのか?まったく・・・犯人捕まえる以外にできることは一つもないのか。
で、なんの用だ?」

すさまじい種類と量のカップ麺が背後に映ってます。
「今すぐ、ここに来れない?」
「いそがしいんだよ・・・(一口だけ食べると、コンビニの店員さんに)スープはどこに捨てればいいの?」
結局、電話一本で、すぐに席をたつくせに(笑)
「ったく、面倒だな、忙しいって言っただろ」
このイソイソ感が好き。

「忙しいのは知ってるけど、だけど刑事じゃない。犯人を捕まえないと・・・。今ね、盗撮犯と一緒にいるの。すぐに捕まえたいのよ」
電話の向こうで、ゲンナリしてるワンスンが目に浮かびます。
それを聞きながら、呆れて笑ってしまうイケメンくん。

「彼、眼鏡にカメラを隠してるの。そんなに新しくないわ。弦の一方に USBポートが付いてて、見た目は黒いファッション眼鏡っぽいの」
さすがにそこまで言われて、焦るギボム。
「おい、電話返せよ!」
「ちょっと、止めてよ、電話が終わるまで、そのままにしてて! ・・・メガネを拭くふりをしながら、女性のスカートを撮影してたの。私、自分で目撃したの」
「なんだよ、一体・・・やってねぇよ」
離れようとするイケメン君。
「携帯、返さなくてもいいの?」
「返せよ!」
強引にソロクから取り上げるギボム。
「それ、クローン携帯じゃないでしょ?どこに行っても、すぐ捕まるわよ」
「おばさん、なんでこんなことするんだよ?」
「推理しただけよ。あなた、とってもイケメンなのに。こんな流行外れの眼鏡なんか掛けてなければね」
「あんた、なにものだ?」

到着したワンスンに、手錠かけられちゃったギボム。。。
「この街でウロついてるなら、ちゃんと勉強すべきだろ。乗れ」
ソロクからの呼び出しに、シッポ振って来てみれば、理由が犯人逮捕のためって、イラつくワンスンがとっても不憫。
「なんで、江南や弘大で盗撮カメラを使わなかったんだ?」
「今のそれ、刑事の言葉とは思えないわ」
文句をいうソロク。

「俺が言おうとしたのは、なんで、こんな場所でこんな犯人を捕まえたのかってことだ。俺をなんだと思ってるんだ?・・・乗らないのか?」
当然、乗るものだとおもって、ドアまで、開けてあげるワンスン。

「少し、この辺を歩いてみたいの」
「この街に、なにか見るようなものなんかないだろ?」

アンニョン~と手を振られてしまい、
「え?」
固まるワンスンを残し、一人、歩き始めるソロク。

ノリャン洞・・・公務員試験のための予備校街。
活気のある様子に、わくわくするソロク。

「やっぱり、こういうところで勉強すべきよね」

交差点の角に、スーパー発見。
「へぇ、大きなスーパーより安い! ここで、まとめて買えば、節約になるわね」
いろいろ買い込んだソロク、マッサージ器を首からかけたまま、会計を済ませ、店を出ようとしたところを、店主のハラボジに止められる。
「ああ、忘れてました。これは、買いません」

「15万ウォンだ」
「え?」
「これは3000ウォンの商品だ。万引きが発覚したら500倍を払ってもらうことになっているんだ。だから、15万ウォンだ」
貼り紙にを見せるハラボジ。
「もしくは、警察を呼ぼうか?」

「まさか、私がこれを盗もうとしたと?」
「そんな無垢なふりをしてもだめだ。全部、証拠は取ってある」
CCTVが30個つけてる店らしいです。

「ハラボジ、あなたは、今、大きなミスを犯してるようですね。」
ハラボジの威嚇くらいで、あたふたするようなソロクじゃありません。
「こんなことを続けていると、刑務所に入らないといけないかもしれませんよ」
「刑務所だと?盗人をつかまえただけで、刑務所には行かん!」
「刑法350条に違反してます。10年以下の懲役、または、2000万ウォン以下の罰金ですよ」
「なんだと?」
「つまり、私はこれらをここでちゃんと購入しました。だから、(マッサージ器については)単に過ちだったと証明できます。でも、ハラボジは、私のミスを利用して脅迫し、私から金銭を奪おうとしています。処罰は免れません。」
法律を持ち出され、旗色が悪くなったハラボジ。
「今日のところは勘弁してやる。行っていいぞ」

「ああ、なんだか気分悪くなりましたから、これ、全部買いません。警察に通報すべきですか?」
慌てて、レジのお姉さんに返金を命じるハラボジ。

その時、急に、表を歩いている青年に向かって
「どこにいくんだ?」と訊ねるハラボジ。
「ケガをしているっていうのに、ちゃんと家にいろ!」
「すぐ戻るよ」

孫息子なのかな。
っていうか、このハラボジ、誰にたいしても、会話が常に全部、ケンカ腰なんだけど(笑)

「ああ、どこに行っても、必ずなにかが起きるなんて、信じられない。でも、あのハラボジ、あの調子だと、本当にトラブルだらけね、」
ぶつぶつ言いながら、店を出てきたソロク。

「そうよ、私、決めた!」
予備校に申し込む気、満々。
10%オフ。

「浮いたお金で、ハ刑事にご馳走してあげよう」ニコニコニコニコニコニコ

ああ、スーパー(での買い物)デートだ!
ソロクがカートに入れる側から、不必要なものを商品棚に戻していくワンスン。
「久し振りにこういうのも買うべきね。でもなんで、こんなに高いの? ね、刑事さん、何か食べたいものある?」
「あってもないって言うよ。アジュマが料理すれば、結局、みんな同じだ」
「今夜は、ちゃんと私の料理スキルを見せてあげるってば。」
「な、アジュマ、なにか悪いことでもしたのか?ただ、サムギョプサル用に豚肉とサムジャンを買えばいいだろう!どうして、サムジャンに余計なものを足してみようとか、考えるんだよ。料理っていうのはシンプルでいいんだよ。」
「(ムカっ)わかりました!」

「なんで、今日に限って、そんなにたくさん買うんだ?」
「今まで、刑事さんに無礼なことをしてて悪かったなぁと思って・・・。ウォンジェの事件のあと、少しだけ違って見えるようになったの」

「俺に無礼だった?それは気づかなかったな。無礼にする要素があるか?俺は、警察大学主席だったし、イケメン警察官として広報誌にも紹介されたんだぞ。」
「それってだいぶ前のことでしょ。それは重要じゃないの、私が言いたいのは、今もかっこいいってことよ。

さぁ、ワンスンの心のうちが、盛り上がってまいりました(笑)
ほんと、モシッタ(かっこいい)に弱いよね・・・(笑)
「俺のどのあたりがかっこいいのか、具体的に言ってみてくれないか?」

《刑事が諦めたら、世界も諦めるってことだ。こんな悔しい思いをするのは俺たちが最後だ》
ソロクの脳裏に甦るワンスンの言葉。
たしかに、これはかっこよかった。
『推理の女王2』語録に、殿堂入り(予定)


「ああ、もういいわよ。考えてみたら、それほど大したことじゃなかったかも・・・。」

ワンスン、期待感いっぱいで、ごくって喉が鳴りました。

「どっちにしても、少し、尊敬したの」
「“少し”なんだって? なんて言ったんだよ?」
「尊敬してます、ハ刑事様。どう、満足?」

「それにね、もし、あなたみたいな刑事さんがあの時、いてくれていたら・・・」
両親を失ったときのことを思い返し、じっと、ワンスンを見つめるソロク。

「なんか、調子狂うな。ああ、俺は悪い男だって、とっくに言ってあるんだけどな。」

「それから、決心したの」
「決心? なんの? あ、指輪を返す気になったのか? じゃ、返せよ」
「なんのこと言ってるの? 指輪・・・?」

あの大酒くらった夜のことが、ソロクの頭の中で、断片的に蘇って・・・。
誰か他の女に、さかんに色目をつかっているワンスン。
(刑事さんが指輪をあげた女性・・・そうよ、あの女性だわ)
ジェノワーズの女性と一致したソロク。

急に、さ~~~~とテンションが、ダダさがったソロク。

会計のところで、
「65000ウォンです」
「はい」
「何してる? 払えよ」
「私が?刑事さんが買ったんでしょ」

(彼女は、ちょっと前に、俺を尊敬してるって言ったよな。)

「いいわ、私が払う。高価な指輪は彼女にあげるくせに、私には豚肉すら買ってくれないのね」
完全に、話がこんがらがって、お互いに収集つかなくなってます(笑)

家に帰ってからも、肉を焼きながら、悩みまくるワンスン。

今日は、本当に変だぞ。

「刑事様、かっこいい」
ソロクの言った言葉の、いいところしか覚えてないんかい!(呆)

後ろをふりかえると、あきらかに不機嫌そうにつったているソロク。

「俺のことをかっこいい人間だと気づいた。ま、隠そうとしても、隠し切れないからな。」

「彼女が告白しようとするから、落ち着かない感じがするのか?しかし、そもそも、なんで、指輪を取ってないふりをするんだ?直接、聞くのは恥ずかしいしな・・・。もしかして、本当に食べちゃったのか?」

「ねぇ、まだ、できないの?むかっむかっ
「俺は、アジュマの使用人じゃないんだぞ。アジュマのために料理してるのに、なにもしてないじゃないかむかっむかっ
「料理してるときは、手出しするなってあなたが言ったんじゃないむかっむかっ
「テーブルセッティングくらいしろよ」

ソロクが適当に置いたスッカラ2刀流(笑)が、💛に見えるって、斬新!

もうね、二人のモードが違いすぎて・・・

「それで、何のために、何の決心をしたんだ?さっき、なにか言ってただろう」
「刑事さんと同じ道を行くことに決めたの」
今、ワンスンの脳内と心臓は、更に、活発に動いています。。
「俺と?」
力強く頷くソロク。
「前は、失敗したけど、今度はちゃんとできると思うの」

まぁ、離婚のことは知ってるし・・・最近は、そんなに大したことじゃない

「俺も、それに関しては、そんなに重要視はしてない」
その言葉にちょっと首をひねるソロク。


とりあえず言葉を続ける。
「だから、また挑戦してみようと思うの」

ずきゅ~ん!
「でも・・・もう一度始めるには早すぎないか・・・」

「時間がないの。一日一日年を取っていくのよ。」
「まだ、心の準備が・・・俺は本当に準備ができていない。それに、俺にとって、再び始めるとなると、多くの新しいものが必要になるし、慎重に考える必要があるんだ。」
「刑事さんが何を準備するっていうの?私が全部やるから大丈夫よ」
そこまで言われちゃ・・・(笑)


(俺って、そんなにかっこいいのか。彼女は、直球すぎる!)
無条件に喜んでる!

外に出てきた二人。。。
心なしか、だいぶやつれたワンスン。
「つまり、アジュマの言う“道”っていうのは、ノリャン洞で勉強するってことだったんだな?」
「分析してみたの。彼らの大半は ノリャン洞で、合格してる」

「それなら、ギョンミさんはどうなんだ?」
「彼女は変なのよ」
「俺も、ノリャン洞がすごいっていうのは知ってるが、今、一体何時だと思ってるんだ?」
「午前5時」
「車なんかないだろう」
「車がないのはわかってる」

「おい、もしかして、俺にそこまで送っていけって?」
「そりゃ、私だって、その辺に酔っ払いの変態がいるのもしってるけど、私なら平気よ。もし、変態が近づいてきても、走って逃げるから」

それを聞くと、だまって、ソロクのカバンを取り上げ、自分で運ぶワンスンと、🙌万歳ポーズのソロク。

~車内~
「ノリャン洞で勉強しようっていうのは本気なんだよな」
「勉強するつもりがないのに、なんでそこに行くのよ」
「学生の半分は、そこでぶらぶらしているだけだぞ。勉強と称して、男と会うんだ。周囲には、バーやカラオケがたくさんある。食い物も安いしな。」
「オモ、合コンで、男の子に会えるんだ?それは知らなかったわ」
「わ~、もう男とデートするつもりがあるのか」


「あのねぇ、私みたいなおばさんとデートしたい男の子がどこにいるのよ」
「一般クラスには講師がいるだろムキーッ

(なんなの?私が他の男とデートするのが不安なの?)
うん、その話しかしてないもん。

「なんで、よりにもよってノリャン洞なんだよ。若い男がいっぱいいるんだぞ。鍾路にだっていっぱい学校はあるだろう。タプコル公園近くとか」
もう 呆れて、じっと見るだけのソロク。


「・・・ああ、むかつく」
ちゃんと、気持ちを伝えあわない限りお互い様だけどね。

ぶーぶー文句を言いつつ、到着。
「ありがとう」
あっさり降りていくソロク。

全く、なんて顔してんの(笑)
心配の塊。

「なんで、もういい年なのに勉強したいんだよ。かなりむつかしいって言ったのに、諦めやしない。あ~あ、犯罪が起きても、試験に合格するまでは、電話しないからな」