2分割してます。

『 推理の女王シーズン2』第2話(1)は、こちらから。


『推理の女王2』第2話(2)

~ジェノワーズ~

ワンスン「どうやってわかった? ここでの火事をどうやって知った?占い師にでもなったらどうだ。」

若干、(ヒヨンに鼻の下を伸ばしたと自分でも)感じた罪悪感拭うように、軽めのジャブ。

当然、(ソロクを)連れてきたウ警監に対してもね。

ソロク「連続放火魔を捕まえたって聞いたけど、違うの? 随分暇そうにしてるから、もう捕まえたのかと思ったわ!」

当然、言い返すソロク。

言いたいことは、ごまんとあるのだ!(笑)
そうきたか・・とエンジンかかるワンスン。
ワンスン「警官じゃないから、わからないだろうが、いま、被害者に事情を聞いてたところだ」

ソロク「私だって、名誉警官よ。チョンジン署でも動けるのよ」

バッチまで見せるソロク。

ワンスン「なら、おれの後輩だな」

ワンスンの言いぐさに、目を見張るソロク。

ちらっとウ・ソンハを見ると

ワンスン「(小声で)なんで、あんな奴と来たんだよ」

結局、これが面白くなかった、と。口笛


ウ警監「ユ・ソロクさん一人の方が良かったようですね」
さすが耳敏い、ウ警監様!

警監「理解できます。お二人は親しいですからね」

ソロク「私たちが?」

ワンスン「俺たちはそんなんじゃない!」
同時に否定するソロクとワンスン。

ウ「お二人とも、自分たちのことを“ウリ(私たち)”と口にするんですね」

ソ「みんなに言いますよ。幼い頃から」

ワ「で、何しに来たんだよ?」

ソ「私とウ警監様は、連続放火魔を捜査中なの。一件は解決したんです・・よね?」

ウ警監に問い直すソロク。

ウ警監「ユ・ソロクさんは、我々のことは“私たち(ウリ)”とは言わないんですね」

ピシャリ!

ウ「たしか、みんなに対して言うと言ってたようだが」

ソ「・・・え?」アセアセ

ワ「“ウリ”って言ってやれよ。めんどくせぇ」

このシーン、ウ警監様がいて、ヒヨンのことが薄まる。本当に良かった~。


改めて、ヒヨンに質問をするウ・ソンハ。

ウ「もしかして、誰かに、恨まれてるんですか?」
ワ「・・・もう、俺が既に聞いたよ」
ヒ「私は、ただ、ケーキを作っているだけです。そして、この店を経営してます、それだけです。何もしりません」
ウ「どうでしょうか。これらの値段を見ただけでも、反感をかってるような気がしますけどね。このケーキは一切れで、9800ウォン・・・すごいですね」

ソロクとワンスンが同じタイミングで、顔を斜めに傾けて、ショーケースの値札を見るところがツボ!


ヒヨン「私は、いい原材料しか使わないんです。100%手作りですし。あの、ここで、言い争わず、中でお話しませんか?」


店の外では、義務警の子が見張りしながら、携帯を見てると、ワンスンの相棒ユク刑事に、後ろからドつかれる・・。
ユク刑事「勤務中に、携帯なんかみて遊んでいいと誰がいった?!低い評価になってもいいのか」

義務警くん「申し訳ありません」
ユク刑事「麻薬犬はどこにいる?」
さすが、ワンスンのあだ名だけは、浸透してるのね(笑)

店の中のほうを見る義務警くん。そのあとで、しっかり相棒刑事のこと、睨んでる。


地図に、ケーキクリームで印を付けてってる。

お高い原材料を使っちゃっていいの?(笑)
「さすが、さすがです!ウ警監様」
すぐに、意図に気づくソロクと、
「そんな線なんか引いてどうするつもりだ?」
「何をなさってるんですか?」
全然わからずに面食らっているワンスンとヒヨン。

この対比、ちょっと嫌だわ。。。


ちょっと、クリームをなめるワンスン。


ウ警監「連続放火犯が火をつけた場所です。ペバン洞とチュンジン洞で、火をつけた人間は、同じ人間です。容疑者は・・・」

ワンスン「・・・30代前半、」

ウ警監の後に、続けたのは、ワンスン。

ワンスン「男性、未婚、この地域に3000人はいるぞ」

ウ警監「犯人は、限られた時間に放火している。夕食時にはペバン洞、夜にはチュンジン洞、日中ではない」

ソロク「日中、彼は火がつけられない」

ワンスン「働いているからだ」


ワンスン「仕事を終えた帰宅途中、彼は火を付ける。気分しだいで。通報されていないボヤはもっとあるだろうな」

ウ警監「犯人の手口から見ると、几帳面な人間ではない、気分で行動している。後悔することもない。後戻りしない単純なタイプだ」
ワンスン「となると、犯人は・・・アジュマだな」

出た!構いたい病ニヤリニヤリ


ソロク「違うわよ。わたしには、刑事さんに思えますけど!」
ワンスンが放火魔になってるところを想像し、一人笑いこけるソロク。

ワンスン「どうしちゃったんでしょうね」

そこ、ヒヨンに聞かなくてもいいから。


ワンスン「ペバン6洞とチュンジン3洞の間にバス停はない。こっちにもない」

ソロク「放火は、バス停と地下鉄の間でされている」
ヒヨン「それでは地下鉄は利用せずに、バスだけを利用してる?」

ウ警監「その通り。男は、チュンジン洞に住み、ペバン洞で働いている。6時から6時半には帰宅、チュンジン3洞の停留所で降りる。」


ワンスン「地下鉄を使わないやつで助かったよ。大勢の人間が乗り換えるからな。まずは、バスのCCTV チェックだ」

ソロク「乗り換える人たちを除外して」

ソンハ「チュンジン3洞に住んでいると仮定する」

ソロク「周辺で、タバコとアセトンを購入した人間を調べましょう」

ワンスン「スーパー、市場、ドラッグストアなんかを回ればいい」
ヒヨン「薬局もですね。アセトンなら、薬局でも買えます。厨房の汚れて落としにもよく使うんです」

一緒になって、推理してるヒヨンを、なかなかやるわね、と見直すソロク。

厨房の外では、会話を盗み聞こうと、ドアに耳を押し当てる相棒刑事。



~チュンジン署捜査課~

ケチーム長が、放火現場の写真を見比べている。
そこへ、シン・ナラ巡査登場。
「おう、どうした?」
ちょっと親しげな感じ。

パパの部下&小さいころから知ってるっていうことなのかな。
「何かやることあります?」
「俺はそこまでひどいやつじゃないよ。もう退勤時間だろ?終わっていいよ。」
扱いはお姫様ね。
「じゃ帰っていいの?」
「もちろん、また明日な」

すぐさま、遊ぶ約束をとりつけてるナラ。。。

署長様の娘は、みんなのアイドルなのね。

 

ウォネさん(チェ課長)の小芝居は、呼吸と一緒(笑)


「おい、ハ刑事はどこいった?」

チョ課長は、一日中、ワンスンの動向だけを追いかけてればいいお仕事なの?

「ちょうど奴から、今、電話かかってます」

ケチーム長が電話をしめす。

「代われ。おい、こんな時間まで、女と遊んでたのか?俺たちはな、放火事件を追ってるんだぞ。そんな仕事のやり方でいいよな。・・・なんだと?本庁のプロファイラー?」

 

~ジェノワーズ~

「でも、変です」

急に、ソロクが話しはじめる。

「4号店の火事は、3時もしくは4時ですよね。日中です。ウ警監様のプロファイリングによると、仕事中のはずですよね」

「物事には、常に変数が存在する。休日だったり、病院に行ったり、月間の休暇かもしれない」

「たしかにそうですね・・・ん?わぁ、これ、美味しい」

指についたクリームを無意識に舐めたソロクの言葉をきき、嬉しそうに反応するヒヨン。

「でしょう? 今回スイスから取り寄せたミントを使ってみたんです」

こういうところは、性格悪そうには見えないんだよね。だから、逆に困るとも言うショボーン


ある程度、プロファイルを終え、荷物をまとめたウ・ソンハ。

「私の仕事はここまでだ。帰ります」

「私たちと一緒に犯人を捕まえないんですか?」

「私は プロファイラーだ。ここから先は、刑事の仕事だ」

「でも、ウ警監も、警察官でしょう?」

それには答えず、ワンスンのほうを向くと、

「どうか、犯人を捕まえてください」

鷹揚に頷くワンスン。

 

「笑わせるぜ・・・」

ウ警監が去ったあと、嗤いだすワンスン。

 

~チュンジン署~

ケチーム長が、捜査会議で、刑事たちに、推定犯人像を説明。

ま、全部、ワンスンから受けた報告の受け売りですが・・・なんか、いつのまにか、ケチーム長の発案みたいになってない?

「本庁が乗り出してくるまえに、我々の手で解決しよう」

一緒に報告を受けていたシン署長。

「いいだろう。私がサポートする。君らのやり方で捜査したまえ」

 

~ジェノワーズ4号店~

もう一度、放火現場を見るソロクとワンスン。

「なんだよ、アジュマも、拡大ルーペから進化したんだな」

ソロクが取り出した、携帯と連動するライト付きの拡大鏡のアタッチメントを見て、感心するワンスン。

「もちろん、そうすべきでしょ・・・名誉警官なのよ」

「名誉警官って・・・呆れるな。ただの民間人に変わりないだろうが」

煙草の吸殻をピンセットでつまみ、拡大された映像をのぞくソロク。

「どうだ?」

興味あるんじゃん(笑)

「彼は吸ってないわ」

っていうか、証拠品が回収されずに現場に置きっぱなしなの?ボヤだけど、連続放火なのに?警察来てから、だいぶ経ってるよね?


「アジュマをよく見てろ。」

義務警くんに命じるワンスン。

「バカな真似しないように見張ってろよ」

「はい」

ワンスンがいなくなると、すぐ、ソロクを停止線の外に出そうとする義務警くん。

彼にとっては、普通のおばさんが現場に入ってること自体が、バカな真似なんでしょうね。

 

「すいません。ここに入ったらだめですよ」

「え、あの・・・もうちょっとだけ。」

「出てください」

ソロクをかかえて立たそうとしているところに、戻ってきたワンスン。

「おい、お前、なにしてる?俺は監視してろって言ったんだ。彼女に触るなよ。彼女は名誉警官なんだぞ、知らないのか?」

ニヤリニヤリニヤリ

義務警くんも、気の毒にね。。。

「????」

認めてるくせに、素直じゃないんだから、まったく・・・困った男です。(笑)

 

~チュンジン署~

「さぁ、聞いたとおりだ。1チームの指示に従ってくれ。お前が指示しろ」

ユク刑事に指示をまかせるケチーム長。

「よし、みんなとりかかってくれ」

そこへ戻ってきたワンスン。

現場に来なかった相棒刑事に文句をいう。

「おい、なにやってたんだよ」

「なにが?」

それだけ言うと、行ってしまうユク刑事。

「一体なんだ?俺以外はみんな忙しそうだが」

ケチーム長に訊ねるワンソン。

「それはそうだろう、俺たちは、エースチームだからな。指示するのは俺たちだ。あ、そうだ。重要なことがあった。俺の代わりにやってくれるか?」

「なんだ?」

 

すでに、ソロクはいなくなっていましたが、そのまま、現場で見張っていた義務警くん。

性懲りもなく、携帯で不気味な動画を見ています。

そこへ、ケーキを差し入れるヒヨン。

お皿にプリントされた店名を見て、動画に出てきた店名と同じだと、ようやく気づいた義務警くん。

「これ・・・」

 

~チュンジン署~

総合受付の署員に、ちょっとだけ中に入れてほしいと頼むソロク。

「中に入るには、カードキーが必要なんです」

バッチをだして

「私・・・名誉警官なんですけど」

「はぁ・・・申し訳ありません」

まったく、名ばかりじゃん・・・。

 

そのとき、脚立をかかえて、ワンスンが出てきました。

「アジュマ、なんでここにいるんだ?」

「犯人を捕まえるまでは、帰らないわよ」

気構えだけは、そこらの警官よりも警察官。

「ね、どこに行くの?」

「重要な任務だとさ」

ケチーム長ったら、ちっちゃい嫌がらせを続けるねぇ。

署の表に、垂れ幕を一人で貼るワンスンと、見上げるソロク。

「みんなは、だいぶ前に、放火魔の捜査で出て行ったけど・・・刑事さんはどうして一人なの?・・ああ、仲間外れね」

 

そのとき、猛ダッシュで、署に駆け込んできたヒヨンと義務警くん。

ヒヨン「ああ、お二人とも一緒だったんですね?」

ワンスンとソロクを交互に見るヒヨン。

ワンスン「おい、お前は現場にいなきゃだめだろう? なんでここに来た?」

義務警くんに注意するワンスン。

「勤務時間はおわりました」

「なにかあったのか?」

「それが・・・」

 

場所をカフェに変えて、説明するヒヨン。

「犯人は、ここに予告して、うちの店に火をつけたんです」

動画を見せるヒヨン。

タイトルは、「ジェノワーズへの罰」

「これです。うちの3号店です」

《ここのケーキがいくらするか知ってるか?ホールで、俺の給料の一日分だ》

「“火の審判”?」

 

~チュンジン署~

バスのCCTVを他チームも応援しながら確認している捜査本部。

「容疑者は?」

「条件にあてはまる5名が浮かびましたが、全員アリバイがあります」


その時、コン刑事が、例の動画を見つけて報告してきました。

「これは、ディープウェブにあげられた動画なんですが、どうやら、一連の事件に関連してます」

ジェノワーズの件だけじゃないみたいね。

 

「この仮面をかぶった男はだれなんだ?」

 捜査本部でも、この動画の存在を追い始める。

 

 ~カフェ~

ソロク「宣言通り、火をつけてる」

ワンスン「事件のあとで、作成しているのかもしれない」

そこに、義務警くんが恐る恐る口を挟む。

「僕はそうは思いません。深夜なんです」

ワンスン「深夜がどうかしたのか?」

ヒヨン「彼は、(これらの動画が)事件の前日の深夜にアップロードされてるって言いたいんです。」

ヒヨンが通訳。

「ええ」

なんども頷く義務警くん。

「ビデオのリストが、たくさんあるわ」

適当に開いてみると、ところ構わず駐車する邪魔な車に火をつけてやると話をしている犯人。

「25日の深夜?」

思い出すワンスン。

着任早々、聞き込みに行った、トラックの荷台に火をつけられた事件。

 

「27日もだ」

野菜作りをしているハルモニ(おばあさん)が、水をかけたくせに謝りもしないと文句を言ってる犯人。

「この生石灰で、教えてやるよ」

 

ソロク「犯人は深夜に動画をアップして・・・」

ワンスン「勤務後に火をつける」

ソロク「ね、ウ警監のプロファイルどおりだわ」

 

ソロク「ちょっと待って。今日の深夜にもアップデートされてるのがあるわ」

 

《最近のガキどもは生意気だ。挨拶の代わりに、人を指さす。不潔な奴らめ。俺が綺麗にしてやる》

 

ガソリンを購入している犯人が映る。


《最初は小さな火ではじまる。火のそばに、水のようにガソリンを置いておけばいい。しかし、それで火は消えるどころか、更に燃え盛るだろう》

 

犯人の動画を見たチャ課長、激怒。

「いますぐ、このバカをつかまえてこい!」

「IPアドレスから、彼の居場所を割り出せ」

「IPアドレスからは、居場所を追うのは無理です。これは、ディープウェブなんです。麻薬捜査でも、ここで捕まえることは不可能なんです」

「じゃ、打つ手がないから、お前らはこのまま何もしないのか?」

さすがのケチーム長も声を荒げます。

 

~カフェ~

ワンスン「今、7時だ。バスを降りるころだ」

ソロク「(今から)バス停に行っても無駄よ」

ヒヨン「ではどうやって、捕まえるんですか?」

ワンスンが、考えに集中しているソロクに気づきました。

「しっ!彼女の推理が始まる・・・」


動画を拡大するソロク。

“별주부전(すっぽん伝)”

「ああ、これ、どこかで見たわ」

「よく思い出せ」

バイク火災事故の現場にいくときに見た垂れ幕でした!

「垂れ幕よ!」

すっきりした表情のソロク。

 

演劇ホールに、ガソリンタンクをもって、現れた犯人。

「急いで、もう犯人は向かってるわ」

タクシーに飛び乗るソロクとワンスン。

残されたヒヨンと、義務警くん。

義務警くんの携帯が鳴り、「もしもし」と出ると、うしろに、ユク刑事が・・・。

ワンスンたちの動向をずっと探ってたのね、

ケチーム長の差し金だわ。

 

~チュンジン文化センター~

観劇しているこどもたち。

 

報告をうけて、ホールに急行するケチーム長以下、捜査チーム。


一足先に、ホールにたどりついたワンスンとソロク。

ワンスン「奴はどこだ?」

子供たちが座る座席周辺は特に問題なし。

ロビーに出て、立ち止まるソロク。

ソロク「ちょっとまって」

犯人の動画を思い出す。

ソロク「最初は小さな火・・・ガソリンを水だと勘違いしても、不自然じゃない場所・・・、あいつらを清潔にしてやる・・・」

ワンスン「トイレだ」

ソロク「そうよ、トイレに間違いないわ」

 

犯人の子供時代、手のやけどを子供たちにからかわれた様子が映し出される。

「こいつの手をみてみろよ、気持ち悪い、怪物みたいだ。 ゾンビかも。」

え?動機ってそういうこと?


火を着ける犯人。


 

トイレに急ごうとしたとき、ケチーム長やユ刑事に行く手を阻まれるワンスンとソロク。

ケ「ハ刑事。垂れ幕はつけおわったのか?」

ワ「今、それ、確認してる場合か?」

ケ「俺は暇じゃないんだ。ここで、連続放火魔をつかまなきゃならない」

 

劇の途中で、休憩がはさまれる。

数名の子供たちが教師に引率されてトイレに向かう。

 

「あ、子供たちがトイレにむかってるわ!! 止めなきゃ」

「動かないで」

停められるワンスンとソロク。

ケ「奴はどこだ?」

わかってないなら、ソロクたちを行かせなさいよ(怒)

「俺たちだって、わからないんだ」

 

「あ、あの人、あそこ・・・」

ソロクの言葉に、ポリタンクを持った男を追いかけていく刑事たち。


 「この建物の天井には、燃えやすいウレタンが使われてるわ。舞台は木造よ。すぐに大火災になるわ」

必死に、ワンスンに訴えるソロク。

「うちのチームがすでにチェックに行ってます。だから大丈夫ですよ」

はいはい、と言った調子で、ソロクの言葉に真剣に耳を傾けないユク刑事。

最初は、みんなこうなんだよね。

「文句があるなら、俺に言え!」

とうとう、ワンスンがユク刑事を殴り、強硬突破。

ソロクとともに、男が出てきたトイレに向かう。

 

トイレに入っている子供たちの足元に煙が充満しはじめる。

「先生、助けて!」

「どうしたの?まぁ、みんな、外に出て!早く」

 

すでに、炎がたちあがっているのを見て、教師が慌てて、足元のバケツの水(ガソリンね)をかけそうになるところを、寸前に止めるワンソン。

でも、しぶきが、火にかかり、燃え上がる。

「外に出て! 危険です、早く」

先生と子供たちを遠ざけ、なんとか消そうとするワンソン。

 

トイレから、泣きながら飛び出してくる子供たち。

「誰か、この子達を見て」

大声で警官たちを呼ぶソロク。

 

すでに、相当量の煙がトイレから出てきて、なかなか入れないソロク。

「ハ刑事・・・大丈夫? 刑事さん」

返事がなく、思い余って、中に入ろうとしたとき、ワンスンが飛び出してきました。

せき込むワンスンのもとに、殴られたユク刑事がむかってきて・・・

殴りかかろうとするのを止めるケチーム長。

「あいつに噛まれたら、無事じゃすまないぞ。別の機会がある。待ってろ」

 

ソロク「大丈夫?」

ワンスン「へいきだ。火も消した」

え?あれを?消火器もなしで?

心配で今にも泣きそうなソロクに、答えるワンスン。


連行される放火犯。

なぜか、ケチーム長の後ろを歩く義務警くんを見て、

「おい、スパイ」と声をかけるワンスン。

「おまえ、こんなふうに人生を生きるべきじゃないぞ」

硬く俯いちゃう義務警くん。

 

ケ「俺たちはチームだろう?忘れたのか?俺がチーム長だぞ。俺に報告する前に(勝手に)捜査のために出歩いたのは許可しよう。お前は初めてだからな。また、明日な」


ワンスンに、そっと寄り添うソロク。

「大丈夫?一体、あの人たち、なんなの?むかっむかっ

あまりにも、

非協力的だったチュンジン暑の面々に憤る。

「どっちにしろ、犯人は捕まったんだ。今後、あいつが火をつけようとしていた場所は止められたのさ。それで十分だ」

麻薬犬、異動してから、だれよりもまともな警察官になっちゃった。

 

そこへ、割り込んでくるヒヨン。

「刑事さん、大丈夫ですか?もう、うちの店は大丈夫なんですよね?」

いつの間に?赤い傘持ってるヒヨン。恐るべし。


「もちろんです」

「ありがとうございました」

突然の雨に顔をしかめるワンスンとソロク。


「おい、こっちこい。おまえは、何も悪くない。指示されたから、それに応えただけだ」

頷く義務警くん。

「もう行っていいぞ」

こういうフォロー、たまりませんラブ


「これで、放火されることはないわよね」

「アジュマは俺を随分心配したようだがな」

「あ、ショッピングカート!私のホウレンソウ、捨てられちゃったかもしれない」

降りだした雨の中、走り去っていくソロク。

「なんだよ、照れてんのか?・・・まったく、相変わらずすばしっこいな」

 

家に帰りついたワンスン。

「大変な一日だった。ああ、疲れた。ああ、らくちんだ」

そのまま、ベッドに横になり、眠り込むワンスン。

 

その頃、寝付けない様子のソロク。

何度も、寝返りを打つ。

そのとき、犯人の動画が、フラッシュバックのように、ソロクの脳裏を駆け巡る。

飛び起きるソロク。

「ナ・ジンテの周囲には、まだ、誰かがいる。犯人は・・・一人じゃない」

 

《俺は絶対につかまらない。火の審判は続くだろう。次のターゲットは、あのゴミのような刑事・・・ハ・ワンスンだ》

 

目覚めるワンスン。

足元の煙をみて、ドアをあけると、そこは火の海。

もう、簡単には消せないほど、燃え広がっている。


★第3話に続く★


実は、9話を見ちゃいまして・・・若干、本文中の人物感想に修正をくわえました(笑)。

間に合ってよかった。

書かなくてもいい、ひどい悪口をかいてしまうところでした。てへぺろ

ま、2話を見た印象なので、別に、それはその時の印象として書いてもいいとは思うんですが、

私の場合は、見たままというより、いろいろ、いらぬお世話を妄想して、先走ってしまうので、

更に傷が深くなる!

 

そうです。

事件の舞台となったケーキ店、ジェノワーズのパティシエ兼経営者のヒヨンについてです。

 

今回の『推理の女王2』のメイキングとか、ティーザーとして発表された動画の中に、ヒヨンがソロクやギョンミと一緒にお料理をしてるシーンがあって、結構、仲間感を出してたので、いくら本編で思わせぶりに撮ろうとも、敵キャラじゃないことも、わかってたんです。

それでも・・・ついついねてへぺろ


2話は、あっさりといこうと思ってましたが、けっこう、放火の話は引っ張るので、導入部として、普通に『筋追い』しました。


ああ、早く3話、見よう♪