3分割してます。

『花遊記』第8話(1)は、こちらから。

 

■ 第8話(2) 

 

~ソンミの事務所~
「うわー、これ、代表に間違いないですよね。」
「ええ、今日の早朝に撮ったのよ」
「今朝って、もうすでに11万5000人もフォロワーがついてますよ」
ハンジュも呆れる。
「遠回しに言うのはやめますね。いつも、“忠誠、忠誠”って言いますよね。ご存じでしょうが。」
「私のことなんか知らない人たちがほとんどなのに、私についてしゃべってるの、変な気分だわ」
「これらの写真、すごい自慢げだって批判がいっぱいですけど、気にしちゃダメですよ。単なる嫉妬ですから。」
「気にしてないわよ。呪われるためにやってるんだから」
「え?」
ハンジュの反応は、とっても正しいです。
「ああ、もっと、いやがらせや批評されるには・・・どうやったら、もっと呪われるかしら?」
「・・・あー、いつも“忠誠、忠誠”って言ってる私ですから、ちょっと考えてみますけど」
ああ、ハンジュをソンミの側に置くのも、神の意思なんじゃないの?(笑)

「通常、年齢よりも幼いというか、ぶりっこするような行動を取ると、嫌われますね。」
「ぶりっこ?」
「てへぺろ・・・とか、そういうやつです」

オ・ヨンソのサービスショットです、
テヘペロ

いいね!9968


~冬将軍の🍨ショップ~
「なんで、三蔵は、こんなことしてるんですか?」

事情を知らない人にしてみれば、ほんと、一体どうなってるんだ?って感じでしょうか。
「ああ、毒嘴を捕まえる最中なんだ」
「斉天大聖は、彼女と一緒に悪鬼を捕まえないのですか?」
「三蔵が、自分を食べるために悟空がつくったヤンニョムを見つけてしまってな」
「そんな・・・三蔵はショックだったでしょう」
「なぜ、そんなにショックだったのかな。悟空は、妖怪そのものだぞ。
ところで、今日はえらく寒いな。少しは緩めろ。お前の強さはここ、数日、きつすぎる。だから、緊箍児(きんこじ)を凍らせたのか?」

「ご存じでしたか?」
ス・ボリ師はお見通し。
っていうか、ちゃんと凍らせてたんじゃん。
🌻夏天女に騙されたの?私たち(笑)

「三蔵が斉天大聖の本心を知りたがっていたので、それで、少し力を貸しました。二度としません。」

「無益なことをしたものだ。三蔵の召喚にまで無益となるところだった。心というものは、絶対に思った通りにはならないものなのだ。」
「それで、二人の感情をわからせないように、緊箍児をはめさせたというわけですか?」


出た! 賢いほうの冬将軍。
「おお、今日は寒いなぁ」
わかりやすく誤魔化すス・ボリ師。
「寒くて、耳が凍りそうだ。じゃあな」

最初から、いろんなことが仕組まれている悟空とソンミ。

でも、それをかる~く乗り越えてくれちゃうからこそ、恋愛ドラマの醍醐味なんだけどね(笑)

 

 

アップする写真を撮るために、PKたちの協力を仰ぐソンミ。
「さ、左にPK、右にAliceだ」

今を時めくトップスターだからね。
豚さんと、タコさんだけど。(笑)

「さぁ、これをアップしたら、フォロワーが爆発的に増えるぞ。記事にもなるかもな。よし、じゃ、もう1パターンを撮って・・・」

グイっと、手で胸を持ち上げるAlice。
「おい、それ止めろって言っただろ」
「だって、こんな不自然な突起物が2つもついてるんだぞ。お前もなれるまでは大変だっただろう?」
ソンミに言われてもねぇ(笑)
「ええ、まぁ」
「三蔵だよな? 俺は、東海の龍王の次男、オンリョンだ」
「ええ、聞いてます。王子様ですよね?」
今頃、自己紹介?

「俺に尽くせば、龍宮に連れてってやるぞ」
ウィンクするナンパたこ。

「おい、タコ、お前、他人の体を借りてるっているのに、何してんだよ」
「うるさいな、本能だろ?俺には、タコの足があるんだ」
イタリア人みたいな思考の持ち主です。

「もし、三蔵に手を出してみろ、お前、斉天大聖に、タコ焼きにされるぞ」
「タコ焼き? まったく屈辱的な気分だ。ってことは、お前、斉天大聖の女なのか?」

「違います。そんな言い方をして、私の気分を悪くさせないでください。私も美味しいタコ焼きの作り方を知ってます。どうぞ、お気を付けください」
これで、さすがのオンニョンも、ソンミには一目おくはずね。
PKもクスって笑ってるし。

「写真を撮っていただき、ありがとうございました」
さっさと後にするソンミ。

「俺の見る限り、三蔵は、悟空の兄貴に、これっぽっちも気持ちはないな。ああ、斉天大聖も気の毒だな」
もう、猪八戒は、色魔でしょうが!
あんたが見抜けなくてど~すんの(笑)
ちゃんと見なさいよ、ちゃんと!

「ところで、テジ(豚)、この女は酒が飲めないのか?」
「ああ、Aliceは飲めないぞ・・・って、お前、何、全部飲み干してんだよ」
「俺、龍宮に行くからな」
つぶれたオンニョン(笑)

「おいおいおい、タコ、しっかりしろって。起きろよ、龍宮ってどこだよ。クッソ、おかしくなりそうだ、まじで」


~牛猿🐮🐵ハウス~
自慢げに高級品と一緒に写るソンミのインスタを見ている悟空。

「悪質なコメントは本当に恐ろしいものです」
心配そうな沙悟浄。


「だいぶ前ですが、わが社でも 個人攻撃をされた社員が、ついには屋上から身を投げました」
それを聞き、顔色が変わる悟空。
「孫悟空様、オンニに危険はないのでしょうか?側に行ってあげなくても大丈夫ですか?」
プジャも心配そう。
「行くにしても、まず、見たい光景を見てからだ。ああ、まったく、もう帰ってくるころなのに、何をしてるんだ」
そこへ、玄関先から聞こえる魔王の悲鳴。
「よし、来たようだ。見たんだな」

丑蔵ならぬ、神の使い 純白の牛像が、ホルスタイン柄になってました(笑)
発狂寸前の魔王。

「あの、大馬鹿野郎が・・・なんだこれは、なんてことしてくれた?この子は、乳首すらないのに、搾乳牛にされてしまったぞ」
大騒ぎしている魔王のもとにやってくる悟空。

「魔王」
悟空の声に、我にかえった魔王。

「いやぁ、一体 どうしたんだ? 魔王がやったのか?」
「お前が私の牛を乳牛に変えたんだろうが!おい、今日という今日は、絶対許さないからな。お前の猿像を今すぐぶっ壊してやる。いいから見てろよ」
「おい、落ち着けよ。俺はやってないぞ」
「冗談はよせ」
「犯人は別にいる」
横を見る。
「魔王様、私がやりました」
手を挙げて名乗り出るプジャ。

「お?」
「私が未熟なあまり、こぼしてしまいました」
「ほら、ゾンビが自分でやったって言ってるだろ」
「お前が命じてやらせたに決まってるだろう?」
「証人だっているぞ」
横を見る。2回目(笑)
「私が、プジャがやったのを見てました」
「お前らはまったく・・・」
怒りで言葉にならない魔王。

「ゾンビがやったって言ってるんだから、もし、怒りたいなら、こいつに怒れよ。それから、沙悟浄、あれじゃ、さすがに見た目が悪いから、きれいにしてやれ。ああ、魔王は結局、乳牛だったんだな。“魔王は乳牛スタイル♪”」

江南スタイルの真似をしながら、挑発する悟空。
「おい、孫悟空」
「なんだよ」
「こんなふざけた冗談をしかけた理由はなんだ?」

「ふざけた冗談で、終わらせてやろうと思ってな。ふざけた冗談で。ここで、お前と死ぬまでケンカするわけにはいかないだろう?冗談なんだから、笑って水に流せよ。今回は、俺の負けだ」
部屋に引き上げていく悟空。

「あのバカ・・・今回ばかりは、本当に怒ったようだな」
でも、ちょっとやりすぎた、とは思ってないよね(笑)

「魔王様、あの乳牛はあれで可愛いと思います」
「プジャや、お前は、いくら可愛いからって、あんなふうに塗りたくられたいか?」
「いやで~す」
逃げ出すプジャ。

「魔王、見るに忍びないようでしたら、私が完璧な黒牛に塗りなおしましょうか?」

「やめろ、お前は妖怪だろう?」
最近、沙悟浄の存在意義は、家政婦>大企業の会長>河童の妖怪の順番です(笑)
「はい、わかりました。やりません」
ここで、しばらく、溺愛する牛像が、ホルスタインになっちゃった魔王の嘆きっぷりが続きます。
とにかく、すきなだけ、綺麗にしてあげてください。

さて、一方、酔っ払ったオンニョンをなんとか、自分の車に乗せたPK。

「おお、プジャか? お前、今どこだ?」
「はい、今、事務所のエントランスです。どこにいらっしゃいますか?」
「俺は、駐車場だ、駐車場。オンニョンが酔っ払って、一緒にいるんだ。」

「テジ、今夜、どうやって燃え上がる?」
あはは、やっぱり、オンニョンはPKにLOVEなのよ。

「もう、俺の手には負えないんだ。人間を呼ぶわけにもいかないし、お前、急いでこっちに来てくれないか?こいつをなんとかしてくれ」
「はい、すぐに向かいます」

全力で、PKにくっつこうとするタコ王子(笑)
「おい、やめろって」
「好きなくせに、知ってるぞ、こっちこいって」
必死で、引きはがそうとするPK。
「おい、お前と俺が燃え上がったらな、豚タコ炒めになるぞ。俺はごめんだぞ」

そのとき、カメラのレンズが向けられているのに気づくPK。
「写真を撮られた!スキャンダルになるぞ!」
急いで、記者を追いかけるPK。

「こら、どこ行くんだよ」

穴掘り二人組が、プジャの動画がここ、ルシファーエンターテインメントで撮られたものだと知り、様子を見にきたところに、逃げる記者と追いかけるPKに遭遇。

少し遅れて、プジャもやってきたの見て、隠れてうかがう二人組。

「兄貴、これからどうします?」
「あの娘を捕まえるのが先決だ」
「そのあとは?」
「俺たちを覚えていたら、殺さなきゃならないだろうな」

死んだはずだと思っていたあの娘が生きていて、トップスターと親し気にしているところを目撃。

「一体、あの娘、何者なんでしょうかねぇ」

プジャの母親の病室にやってくる二人組。


「なぜ、あの娘は生きてるのに、母親のところに来ないんだ?」
「ヒョンニム、あの娘が生きてることを、この母親に教えるべきですかね?」
「少し状況を見よう、あの娘、記憶を失っている可能性がある。もし、そうだったら、俺たちは安泰だ。」

~ルシファー 会長室~
「三蔵のフォロワーが 13万人を超えました。今、彼女がその中から、悪口のコメントを残す人間を探しています。」

「たしかに、悪質なコメントを残す奴の中に、潜んでいるに違いない。で、孫悟空は何をしてる?」
「まだ、あの二人は、関係修復には至っていないようです。あの二人を仲互いさせる魔王の計画は成功しました。おめでとうございます!」

「孫悟空は、すでに、ヤンニョムを容器ごと処分したはずだ」
「それを三蔵が知れば、仲直りするでしょう。できるだけ、長く、彼女に誤解をさせておくために、偽のヤンニョムを作っておきましょうか?」
「たしかに、いい考えだ。すぐに、作ってくれ。」
「わかりました。緊箍児(きんこじ)が外れたあと、自分が食べられる恐怖を味わい続けるよう、仕向けていきます」


「しかし、マ秘書、三蔵は、本当に自分が食べられることを恐れているのだろうか?」
「え?」
「ここでの重要なポイントは、彼女が本当に食べられることを恐れているかどうかだ。」

悟空が三蔵を食べるために、ヤンニョムを作っていたと暴露したときの、ソンミの様子を思い返す魔王。

~回想~
「やりすぎよ、もし、私が緊箍児を外したら、私は・・・私は・・・」

そういって、涙を流したソンミ。

首をひねる魔王。
「どうしても、私には、彼女が恐れているせいで、泣いたとは思えないのだ」
「食べられる恐怖以外の恐れがあるということですか?」
「人間の心というものは、それだけ複雑でむつかしいものなのだ。三蔵の怒りを理解しなければならない。まず、私がそれを理解し、彼女によくしてやれば、孫悟空は絶対に彼女の怒りを鎮めることはできない。」

~大型スーパーマーケット~
「今度はここに行けって言われたけど」

悪質コメントの書き込みを丹念に追っていたハンジュ。
「もっとも多く書き込んでいるのは、この人間です」

午前中のAマートで書き込みをしていることが多いから、行くべきだと言われてやってきたソンミ。

カートを押しながら、携帯電話をずっといじっている、それらしい人物を探すソンミ。
逆に隠し撮りをされたような気配を感じ、書き込みの人物がアップしていた子供をカートに乗せた主婦を発見。
黄色い傘を向けながら、近づいていくソンミ。
急に、背後から何者かが近づいてくる気配に、思わず傘を広げると
「そ、ソンミ、僕だよ」
ジョナサンでした。
「でも、なぜ、ここに?」
「事務所に電話したら、ハンジュが、君がここにいるのを教えてくれたんだ。」
「ハンジュ?イ・ハンジュさんのこと?」
「うん、彼は僕の友達なんだよ。驚いた?」
驚いたと言うよりは、なかなかのがんじがらめぶりに戸惑ってる感じのソンミ。
「ちょっと待ってて」
例の親子連れに向かっていくジョナサン。
「すみません、少し前に、私の友人の写真を撮られましたよね?」
飲み物を選んでいた女性が振り向く。
「私のSNS にコメントを書き込まれましたよね?」
ソンミも話しかける。

書き込みを認めた女性。
「あなたがアップした写真を見て、すごく腹がたったんです。他の人がしてるみたいに、書き込みをしてみたら、どんどん嫌がらせが加速していきました。すみませんでした」
「あなたには、悪いものが取りついていたんです。だから、悪く思わないで。それに、あなたには、こんなに可愛いお嬢さんがいらっしゃるわ」
責められるどころか、諭された女性。
「恥ずかしいです」

そんな二人を少しは離れたところから見ているジョナサン。
傍らに黄色い傘を見つめる。

「君の幼かった頃を思い出すと、本当におとぎばなしのようだった。でも、今日、成長した君をみても同じように感じた。おとぎ話の主人公を見ているようだった。」


「なぜ? 私がこの傘を持っていたり、悪鬼の話なんかして、変に思いました?」
「全然変じゃないよ。君に合ってる。でも、妖精さんは側にいないようだね?忙しいの?」
「いいえ、妖精様は悪い奴なの。あなたも知る通り、私ですら、食べかねないのよ」
「嫌だな。それは妖精なんかじゃない。化け物だ」
「そうね、その通りだわ。悪い奴」
ソンミの手をとり、
「もし、君が妖精と闘うなら、エネルギーが必要だろ?」
ポケットからお菓子を取りだし、ソンミに握らせる。
うわー、すごい宣伝ね(笑)
微笑むソンミ。
「頑張れよ」
明日の夜のディナーに誘うジョナサン。
ソンミとジョナサンが、仲良く駐車場に来たところに、悪い妖精さんが待ち構えてました。
悪鬼並みの、どす黒いオーラの特殊効果は入ってませんが、明らかに、すごい威圧感を放ってます。(笑)

「行きましょう」
徹底的に悟空を無視するつもりのソンミ。
悟空が指をパチンとならすと、ジョナサンが押していたカートがびくともしなくなる。
悟空にアイコンタクトするソンミ。
(やめなさいよ、動かして)
今度は猛スピードで、カートに引っ張られるジョナサン。
「やめて!」
ソンミに近寄る悟空。
「ヤンニョムは捨てた」
「なによ、いきなり」
「ヤンニョムは処分したし、また作るつもりもない」
「なぜ、捨てたの?また作ればいいでしょ!」
「嫌だ、作らない」
「好きにすれば!」
行きかけるソンミの腕を掴む悟空。
「行くな。俺と一緒に来い」
その手を振りほどくソンミ。
「嫌よ、なぜ、私が?いくらくれる?500くれても、行かないわよ」
「おい」
「なぜ?何が悪いの?食べる気なんでしょ?スーパーマーケットに来たからには、材料も買えるし、また作れるわね」
相当、根が深い怒りです。
ソンミの剣幕に、鼻で嗤う悟空。
「そうか、また作るか?作ったら、あの男に振りかけて、食べてやる!さぞ、うまいだろうな」
「やってみなさいよ!」
「俺がやらないと思ってるのか?お前、俺がどれ程、悪い奴か知ってるだろう」
言えば言うほど、泥沼にズブズブ。
こんな言い合いをしたくて、ここに二人立ってる訳じゃないのに。
「俺はお前しか見てないのに・・・」


ソンミを残し、帰ってしまう悟空。

立ち尽くすソンミ。

じゃ、悟空には、ソンミが精一杯守ろうとしているものが、見えているのかな?
そして、ジョナサンは、どこまで行ったのかな?(笑)

 ★第8回(3)に続く★