8話、アップします。9話に取り掛かるまえに、11話を見ようかな。
悩ましいところです。
ちょっと多いかもしれませんが、3分割でいきます。
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。![]()
■ 第8話(1)
あら、7話ラストの『OMG ーーーーー』なシーンの続きからではなかったです。

このあと、どうなったか、気になりませんか(笑)
でも、ソンミの子供時代に戻り、ジョナサンと出会いの回想から、8話はスタート!
ラジコンヘリを飛ばすジョナサン、田舎に似つかわしくないお坊ちゃんだということがわかります。

「一回だけ、一回だけやらせてよ」
せがむ子供たちを尻目に、操縦していたヘリが急降下。
「あ、落ちた!大丈夫かな」
廃墟のような家に落ちてしまったヘリを探しに、門を開けて入っていくジョナサン。
仲間にいれてもらえていないソンミが、その様子を少し離れたところでみている。
「ここに住んでるアジュンマは怖いのに。」
ジョナサンが庭に落ちていたヘリを拾い上げると、何かに見られている気配がする。
慌てて外に出ようとしたとき、踏んでしまった写真立てには、母親と赤ちゃんの写真。
不気味な気配に振り向こうとした瞬間、手を引っ張られたジョナサン。
荒れ放題となった部屋の片隅で、黄色い傘に隠れたソンミとジョナサン。
「ねぇ、君・・・」
ジョナサンの口を押さえるソンミ。

赤ん坊をあやしながら歩き回る幽霊。
現代に戻り、その時のことを牛魔王に説明するジョナサン。
「本当のことをいうと、あの日の出来事をよく覚えてはいないんです。でも、あの日、僕を助けてくれた君、ソンミの顔は鮮やかに思い出せる。若いときは、臆病者だったんです。でも、ソンミはとても勇敢だった。」
「オッパも、勇敢だったわ。誰も話しかける人などいなかった私にとても良くしてくれたわ。」
「何て美しい縁なんだ。この機会をセッティングできて光栄ですよ。こういういい雰囲気の時は、ワインなどがピッタリだと思うが、いかがですか?」
「賛成です。素晴らしい」
「マ秘書」
すると、言いにくい感じで、魔王に近づくマ秘書。
「ワインは、ちょっと・・・」
「どうした?」
「(小声で)斉天大聖が、ワイングラスを全部破壊してしまいまして。」
「あの、ならず者が・・・ああ、少しお待ちください」
席をたつ魔王とマ秘書。
「ワイングラスを全部割っただと?」
「いえ、グラス全部です」
「ろくでなしめ!」
それを聞き、微笑むソンミ。

~回想~
キスのあと、ソンミの耳元で囁く悟空。
「一切楽しむなよ、退屈に過ごして、さっさと帰れよ」

「悪い奴」
完全に嬉しそうなソンミです。
ええ、それだけ?
あのキスっていうか、あのあとはどーやって収集したの?
ジョナサンの記憶だけ消したとか?
そんなこと、できたっけ?
「ソンミ、僕はまた君に会えて驚いてるんだ。今、この瞬間もだ。映画みたいだ」
「前から映画好きだったでしょ、私にいろんな映画の話をしてくれた。」
「今度、作ろうとしている映画は、君がモデルだ。君の物語なんだ。」
「私の?」
「ああ、とても不思議な力を持つ、田舎に住んでる勇敢な少女のおとぎ話さ。」
「私の話なら、おとぎ話じゃなくて、ホラーの方が近いわ」
「いや、いや、いや、僕の記憶のなかでは、おとぎ話なんだよ。君は、いつも、妖精が来るのを信じて待ってたじゃないか。君は、怖かったり、困難な時でも、妖精様が来て助けてくれるって言ってた。」
もう、ある人の顔しか思い浮かばず、完全な笑顔のソンミ。
「そうだったわ。妖精様。」
すっかり忘れていましたが、悟空のことをそう呼んでたものね。
「で、その妖精は現れたの?」
「ええ、現れたわ。でも、私の妖精様は、美しいおとぎ話には出てこないの」
その頃、夏天女のバーにて、
夏天女とPK が、1人座る悟空を遠巻きにみている。

「三蔵が、今、他の男と会ってるのよ。マ秘書が言うには、今の斉天大聖は危険だから、よく監視しておいてくれって。」
急に吹き出す悟空。
「お、なんで、今笑ったんだ? 怖すぎる!」
「聞いてきなさいよ。恋愛問題とかは、あなたの専門分野でしょ、猪八戒」
「この雰囲気のなかで、ヒョンの隣になんか行ったら、しゃぶしゃぶ用の肉みたいにスライスされて、茹でられちゃうよ。ヒョンが火花を放ったら、俺、少なくとも酢豚だよ」
また、思い出し笑いをしては、咳払いで誤魔化す悟空だけど、よくよく見ると、何度も指を唇に当ててる!

ちっすの感触を思い出してるだけだって、気づいちゃった夏天女。
「ああ、斉天大聖の感情の分析は、相当難しいわね。今、彼は、薄っぺらな幸福に浸ってるの」
「薄っぺらな幸福? なんのこと? あああ」
PK にも思い当たったようです。
「マ秘書が言ってたでしょ。あの二人、キスしたあと、(斉天大聖があの家を)出るまで、大喧嘩してたって」
なるほど!
やはり、ジョナサンの記憶は消されたってことで、いいよね。
「じゃ、ヒョンは(三蔵と)キスして幸せだから、今、あんな風になってるって言いたいのか?うわー、あの猿は、そんなバカだったのか」
「心配なんかして、こっちが恥ずかしいわ」
「うわー」
悟空に近づくPK 。
「ヒョンニム、心配じゃないんですか?」
「なにが?」
「三蔵が他の男と会ってるんですよ。」
「おい、俺が心配なんかするかよ。三蔵は、俺を絶対に裏切らないんだ。もし裏切ったら、ナイフで死ぬまであいつを差していいって、約束したからな。俺が自分の目で直接見たり、気分が悪く感じない限りは、大丈夫だ」
呆れるPK 。
「人間の心はそんなに単純じゃないんですよ。三蔵のことが初恋だったっていう男が現れたんです。三蔵の気持ちはどうだと思います?」
「そんなのどうやって俺にわかるんだよ、あいつの感情なのに」
「よく考えてみてくださいよ。その男は、なかなか紳士的な男だって聞きましたよ。もし、一緒にいて、どんどん好きになったらどうするつもりですか?」
ちょっと考える悟空。
「どっちにしても、死にたくなければ、そんなことにはならない。」
もう、ホント、バカじゃないのかと、思いつつ、
「はいはい、斉天大聖の手で死にたくなければ、三蔵はそのオッパのことがどれほど好きでも、諦めるってことですよね?彼女が見せない限り、それでいいってことですよね。そうなんですね、わかりました!」
悟空の掌から、炎が噴出。
「ああ、ビックリした!」

慌てて、PK を下がらせる夏天女。
「斉天大聖が今、沸騰してるのがわからないの?さっさと出ていかないと、本当に酢豚にされるわよ!」
「わかったよ」
1人残った悟空。
掌の炎も一旦、収まりました。
~回想~
手を繋ぎ、ハグするジョナサンとソンミ。
「あいつは嬉しそうだったが、俺は、気分が悪い!」
でも、ソンミは戸惑いのほうが大きくて、愛想笑いというか、合わせ笑いというか、決して、嬉しそうではなかったかも。
さて、魔王にお膳立てされた美しい再会もお開きです。
「今回はこうしてご一緒できて、とても価値ある時間でした。チン・ソンミさんを送っていって頂いても、構いませんか?」
「勿論。ソンミ、行こうか?」
「先にお帰りください。私、ここである人に会うんです」
魔王の顔が曇った!
当然、ジョナサンは聞くよね?
「妖精様です。うちの妖精様は機嫌が悪いはずだから、ちょっと顔を見て、慰めないと。気をつけてお帰りください」
ぶったぎった!
ソンミ、ジョナサンと帰る気、微塵もなし。
「わ、わかったよ、またね」っていうしかないジョナサン。
悟空を想い、笑顔になるソンミを見ちゃった魔王。
首をかしげてるけど、確証には至ってないってこと?
玄関先で、改めて挨拶を交わす魔王とジョナサン。
最後に、一番気になることを訊ねるジョナサン。
「私たちを応援してくださるとおっしゃるのでお聞きしますが、もしや、ソンミの妖精のことを会長はご存じですか?」
「妖精様と言われましたか?いや、あいにく・・・」
「ソンミは、妖精をずっと待っていました。想像上の存在なのかと思っていましたが、どうやら、実在の人だったようです。」
「ああ、人は妖精だ、などというとバカにするものですが、妖精の役目は王子に会わせることです。おとぎ話では、確か、そうだったはず。王子とあったあとは、妖精は消え行くのみです」
「そうですね、もう一度、おとぎ話を確認してみましょう」
帰っていくジョナサン。
一人残ったソンミに話しかけるマ秘書。
「楽しまれました?」
「ええ、まぁ」
「お二人はとても、お似合いですね。」
「まさか、マ秘書様が私をここにもたらしたのですか」
「まさか、魔王が望まれたからです。」
「でも、私、魔王様が本当に、人間の男性を紹介してくださるなんて思ってなかったです」
「今回の件は、本当によく考えられていましたわ。あなたは、彼と一緒に帰って、もっと楽しむべきだったのでは?」
「私が楽しんだりしたら、彼はもっととんでもないことをしでかすわ」
ソンミの考えてる彼は、ジョナサンじゃありません。
「・・・斉天大聖が、全部台無しにしてくれたようですね」

ソンミの様子に、ムカつくマ秘書。
「なにか面白いことでもあったのかな、台無しにしたあと、どこに行っちゃったのかしら?」
「会いたかった」と言って、キスされた時のことを思い出し、顔が火照るソンミ。
その様子を柱の影から(笑)、じっと見ている魔王。
今までのソンミの言動を思い起こす。
ソンミの想いを確証した魔王。
「彼女はまた、妖精に騙されるだろう。私が教えてやらねば・・・」
~ソンミのオフィス~
「もうおしまいだぞ。」
ソファーに座る悟空。
「許しも慈悲もない。
お前は三蔵を見守るために、ここにいた。
だが、そういう男が、彼女の側をこだわっていたことに気づかなかったのか?
お前は任務遂行に失敗した。」
誰に向かって喋ってるのかと思ったら、ああ、ゆっ君が叱られてる(笑)

「今からごみとして処分してやる!」
え~、止めて!
そこに、急に明かりがついて、ソンミが入ってくる。
「ここで、何してるの?」
「何って?座ってただけだ」
「なにか話があるみたい」
「そんなことない」
「なんで、この子がここに置かれてるの?」
「ああ、役立たずなんで、捨てようかと思ってさ」
「なぜ、私のものを許可なく捨てようとするのよ」
引ったくられるゆっ君。
丁寧に、ゆっ君を自分のソファーに座らせるソンミ。
「機嫌いいようには見えないな。楽しい時間は過ごせないとわかってたよ。」
「意味ある時間だったわ。大きな啓蒙を受けたの」
「ああ、そうか、良かったな。俺に緊箍児を身につけさせたあとは、他の男と会うべきじゃないだろう?とにかく、良かったよ。お前はもっと自覚を持て」
「あら、妖精様、そういう大きな意識で、美味しいヤンニョムを用意したってわけ?」
「ヤンニョム?」
「あなたのおうちで見たわ。私の妖精様の秘密を。」
くくく、魔王が全部、冷蔵庫から取り出して、全部、解説してあげたみたい。(笑)
「これらのヤンニョムは、4日3晩かけて、孫悟空が注意深く作ったものだ。」
「これらのヤンニョムは・・・まさか」
自分を指差すソンミ。
体全体にかけたり、振りかけたりする真似をして見せる魔王。
観念する悟空(苦笑)
「そうだ、俺が作った。だが、なぜお前がそれを批判するんだよ」
「私を食べるときに使うつもりだったんでしょう?」
「なぜ、そんなに利己的なんだよ。自分のことしか考えないのか?確かに、一生懸命作ったよ、だけど、まだ食べてないだろう? それだけでも、俺に感謝すべきだろう?なんで、そんなに怒るんだよ」
「ちょっと待ってよ、私、謝罪とお礼を言わなきゃダメなの?」
「必要ない。俺は、お前からちゃんと公式に愛してるとは言われてないからな。見逃してやる」
「見逃す?見逃すって何よ!わかったわ。今の時点で、なぜ、あなたがそれを作ったかについては、問題にしないようにするわ、でも、それなら、どうして捨てなかったのよ」
「なぜ、俺が?無駄にしたらダメだろう?」
「後で使うつもりだから、残しておくの?緊箍児(きんこじ)が取れたら、食べる気なんでしょう?」
「もうそんなこと言うのは止めろ!そんなこと考えるのが、どんなに悲しいかわからないのか?魔王は、そのヤンニョムを抱えて、俺が泣いてたことをお前に伝えたか?言わなかったんだろ?あのバカ牛は、いつも、大事なことを省くんだ。」
「なぜ、魔王を非難するの?」
もう堂々巡りになりそうな感じになってきました。
「わかったよ。お前と魔王を許してやる。気にするな。もう、この話はしたくない。終わりだ!いいな。わかったよ、お前は、俺のことが気になって、楽しめなかったんだろう?それなら、これから、お前を楽しませてやる!」
「あなたのことなんか考えなかったわ!楽しかったもの、もし、あそこで、ヤンニョムを見なかったら、もっと楽しかったに違いないわ」
「嘘つくな。そのことを考えてる間、ずっと悩まされてたはずだ。」
「え?なんのこと?」
自分の手の甲にキスして見せる悟空。
「ああ、あれ?全然、悩まされてなんかないわよ」
「悩んでない?」
「ええ」
「全く?」
「全く。悩まされたのは、あのヤンニョムよ。それで、どうするつもりなの?はっきり言ってみて」
「どういう意味だ?あのままにしておくぞ」
「は? 捨てるべきでしょ?」
「嫌だね、なぜ、俺が?いくらくれる?500万くれても、捨てないぞ」
「本当に捨てるつもりはないのね?」
「ああ、俺は妖怪だからな、緊箍児(きんこじ)が外れたら、お前は俺の獲物だ。俺は本当の自分を忘れないためにも、それを捨てるつもりはない!」
「わかったわ、つまり、緊箍児を外すときまでは・・・私に害を与えないって思ってるのね。でも、それ、違うと思うわ。」悟空に向き直るソンミ。
「そうね。あのヤンニョムは取っておけばいいわ。お互いに、自分のアイデンティティーを忘れないようにしましょう。」
言い捨てて出ていくソンミ。
あーあーあー
なにがどうして、こうなった!
怒り心頭で、牛猿ハウスに戻ってきた悟空。
テーブルの上に出しっぱなしになってるヤンニョムの容器たち。
一瞬で、タッパーごと、燃やしてしまう悟空。
猿像に隠れてそれを見ていた牛魔王。
「どうやら、ケンカしたらしいな、今日はぐっすり眠れそうだ!」
ソンミと揉めたことは容易に想像でき、ほくそ笑む魔王。
さて、今回の悪鬼退治は・・・、
「こんな夜遅くまで、犬みたいに働かなきゃならないっていうのに、こいつらは海辺で遊んでいやがる。くそ、不公平だぜ」
バスを待つ間、SNS を見ながら、不平を言う男。
「こっちは俺と同い年だっていうのに、レストランもオーナーシェフかよ。バカにしやがって。ああ、面白くねぇな」
あ、マイナス思考が悪鬼を呼び起こしちゃいましたね。
「言え!お前はそいつに失敗させたいだろう?いってみろ」
憑依された男性、悪質なコメントを打ちまくる。
売却希望の店舗の様子を見に来たソンミとハンジュ。
「ここは、繁盛してたのに、ネットで悪口コメントを書かれてしまい、閉店に追い込まれたんです」
「それだけのことで閉鎖になるかしら?」
「勿論ですよ、最近じゃ、1度の過ちでアウトです。怖いものですよ。なんにも知らないでしょ。あ、オーナーに電話してみますね」
周囲を見ていると、雑貨屋の孫クンと目が合うソンミ。
ハンジュが客と電話をしながら、ソンミを見ると、もういない(笑)。
いつものことと、半ば諦めの境地のハンジュ。
「あの店は、毒嘴(有毒な話をする妖怪)に乗っ取られたんだ」
「毒嘴?」
「悪口を言う妖怪さ。そいつに狙われたら、呪われるか、死ぬか、どっちにしても失敗する。あんたは全てを失うよ」
「占い師なの?」
「そういうんじゃないよ、これから起こることを予告することと、なにかを起こすことは、同じように見えて、全然違うことだ」
「それなら、あなたの店が閉まってるのも、毒嘴のせいなの?」
「うちのハルモニは、骨董商だ。俺は、小遣い稼ぎに店からちょっと持ち出してきただけだ」
「へぇ、じゃ、サボってるのね」
「ここで、俺を見たことは誰にも言うなよ。もし、この中でほしいものがあったら、やるよ」
鈴飾りを見つけて振ってみるソンミ。
「この赤い珠はどうして、音がしないの?」
「それは、“エリョン(愛鈴)”と言われてるものだ。運命の相手に巡りあったとき、鈴がなるんだ」
「本当に?」
「本当さ、三神ハルモニが使ってたものだ」
※子供を授ける神様
『トッケビ』で、マ秘書役のイ・エルが演じてました。
黒い鈴の方を手に取るソンミ。
「でも、こっちの黒い方が可愛いわ」
「あ、それに触っちゃだめだ」
ソンミから取り上げると、ポケットにしまう孫くん、
「何でこれが紛れ込んでたんだ?」
「品物はいいわ。毒嘴について、もっと詳しく教えてよ。」
~ルシファー会長室~
牛魔王に報告するソンミ。
「私が聞いたその家族は、毒嘴と呼ばれる悪鬼のせいで、店は潰れ、一家は離散したそうです。自殺した人もいます。」
「毒嘴に狙われたものは全てを破壊されるが、毒嘴に支配され、他人を呪った人間もまた、破壊されるということか。君は、我々が退治すべき大きなポイント対象を見付けてきたようだな」
「SNS を通じて広がったようです。私には、この悪鬼をどう探したらいいのか、わかりません。」
「“虎穴に入らずんば虎児を得ず”だ。SNS 計画を始めよう」
「三蔵の本名でSNS アカウントを作りましょう」
「私はいつも、自分が放つ蓮の花のかおりで、悪鬼を呼び寄せてるんですよね。どうやyて、SNS を通じて、悪鬼を呼び寄せたらいいんでしょうか?」
「まぁ、いう通りにすればいい」
「まず、アップロードする写真をいくつか撮らないとな。二つのカメラのレンズをよく見て」
「はい。撮影しますね」
「ちょっと待った!免許の写真でも取るつもりか?この写真の重要なポイントは、高級なソファーを見せることにあるんだ。このハンドバッグを持ってみて。高級バッグだ。それから、他人を見下すような感じの雰囲気を見せるんだ。カメラを直接見たりしない。さ、撮って」
ソンミから携帯を受けとると、すぐさま、アップロードする。
「うわー、本当にお金持ちみたいに見えますね」
「SNS に上げた写真で、注意と攻撃を同時に得ることができるのが鍵だ。金持ちのオーラを見せつけ、拡散させるんだ。マ秘書、影響力の高い限定品だけを使え、洋服、時計、靴、バッグなどを準備しろ。」
続々と集められる高級品の数々。
「そんなに、しっかりこっちを見るな。さっきも言ったように、傲慢な視線で見下すんだ、そう、膝を、膝を・・見映えが悪いな。組んでみなさい。こうやって」
ひねるな、とか、背筋をまっすぐ、とか、男みたいな立ち方だとか、細かなポージングの指示に大混乱なソンミ。
「ルシファーエンターテイメント所属の全スターたちに、三蔵のアカウントをフォローさせろ!」
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「ねぇ、これ知ってる?そんなに可愛くないくせに、自慢してるの。」
「ちょっと、ブランド品ばっかりよ」
あっという間に、ソンミのことは話題になる。
★第8話(2)に続く★
