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【Ep.7-1】はここから

 

その晩、空腹で眠れないグオ。思い余って、テッシュを口にしようとしたところに、夜食を持ってきてくれるクージョン。
「それで、ホイファンさんは大丈夫なんですか」
「たぶん仕事で疲れてたんだろう。大丈夫だよ。」
「なら、良かった。ねぇ、チー兄、お母さんは、あなたとホイファンさんのこと、知ってるの」
「こら、君まで誤解するのか! 僕たちは友人だよ。なぁ、もし、君の友人が倒れたらどうする?病院につれていかないか?」
「そのとおりね」
「グオ、病院にいるときに、ユーピンから連絡があった。ホイファンが倒れたって聞いて、すごく心配してた。で、こっちに来るって言うんだ。」
「ああ、そうなんですね。それは良かった!女の子は、こういうのに弱いんですよね。ちょっと変わった人だと思ってたけど、そういう一面もあるんですね」
クージョン、本当にこれでいいの?

~空港道路~

朝イチで空港に向かうユーピン。助手席には、可愛らしくラッピングされた飴ちゃん。
昨日の寄り道はこれを買うためだったのね!

~妄想~
「ヤン・グオ~♪」
「わぁ、ユーピンさん、来てくれたの?」
「これ、欲しがってただろ?」
「可愛いキャンディもあなたもよ!本当に会いたかった」
自分に飛び付いてくるグオを抱き締めるユーピン。


想像しただけなのに、にやけが止まらんな!


完全に、恋に狂った、困った弁護士さんです!
 

ああ、それなのに、神の試練ね。

空港の駐車場に入れる直前、ドオからの連絡で、事務所にUターン。
「申し訳ありません」
神妙な面持ちのドオ。
結局、パパが詐欺をした人が、また、押し掛けてきた様子。

Σ(Д゜;/)/えええ
パパ、今度もユーピンが何とかしてくれるって開き直ってるの?


「もう被害者はいないって言いましたよね?」

ここでも、冗談めかして、ごまかすマスター楊。

あんな父親の様子を目にしなければならないドオがかわいそうすぎる!

一向に「金返せ」の大合唱、解決方法が見つからず、時間だけが過ぎていく状況で、ユーピンはなんとかして、抗州に行く気で、チケットを見ながら、時計をチラチラ。

ブティックに連れてこられたグオ。
「今夜のパーティーは、すこしばかりフォーマルな服を着ないとダメなんだ。君のドレスを見にきたんだよ」
「私の?チー兄の家族の集まりなのに、どうして、私が出るんです?」
「心配いらないよ。僕が小さかったときに可愛がってくれた年寄りばっかりさ。何も言わないさ」
「でもあなたのお母さんは・・・」
絶対、いい顔しないよね。
「心配するなって。僕がついてる。誓うよ。今度は逃げ出さない。ね、この白いのどうかな?」

結局、高価なドレスや靴を購入するはめに。
自分では払いきれないと落ち込むグオに、
「バカだな、君に出させるわけないだろ」
「それはそれで、困ります。チー兄に大金を使わせちゃう」
「それなら、何かおごってよ」
飴細工を見つけ、一緒に食べるグオとクージョン。
「君はお菓子を食べると機嫌がいいって聞いたけど、本当だな」

一方、ユーピンの事務所では、相変わらず、「金返せ」の怒号とともに、ドつかれまくってるマスター楊。
黙って、書類になにかを書き込んでいるユーピン、
「皆さん、お静かに!この条件でいかがでしょうか」
一人一人に、書類を渡していくユーピン。

納得して帰っていく被害者たち。
父親に冷たい視線を向けるドオ。


~杭州 チー家~

執事に今日のディナーは重要だと、細心を払って準備を言いつけるクージョンママ。
グオを出席させようとするクージョンに、
「これは、家族の集まりなのよ!」とやめさせようとする。
空気を読んだグオが、
「お姉ちゃんにお土産を買いたいので、今夜は一人で買い物に行ってもいいですか?」と言い出すと、
「それはダメだ!これは、上司命令だ。だって、上司が君を連れていきたいんだから」
呆れ返るママ。

夜、ユーピンの事務所
残っているドオ。
「ああ、いいところに来てくれた。これを3部コピーしてくれないか、こっちも1部。それから1通、請求書をメールして」
じっと、ユーピンを見つめるドオ。
「まだ、何か?」
思い詰めた表情で、辞表を提出するドオ。


「本当に辞めたいのか」
「もうこれ以上、顔向けができません」
「辞めたくないなら、もういいだろう。事件は解決したんだ。特に言うこともない 」
「所長が、父に代わって大金を保証したから、彼らは父を許したんですよね。でも、解決にはなりません。第一に、私にはその大金をお返しできません。第二に、父は、1000回くらい殺したいと思うくらい、どうしようもない人間です。絶対にまたやります。わたしがここを辞めれば、少なくとも、所長には迷惑をかけずにすみます。」
「たしかに、君の言ってることは、非論理的じゃない。だけど、君が退職しようが、お父さんが詐欺を働くのであれば、うちの事務所は関わらざるを得ない。将来的にみて、そっちの方が問題だ。二度と罪を重ねさせないことだ。それに、君に返済を求めるつもりはないよ。第一に、君が僕に援助を願い出たわけではなく、これは僕の意思だ。第二に、君は何年もこの事務所を助けてきてくれた。経費を節約することでね。まぁ、今回の額には匹敵しないかもしれないが、つまり、すでに君は大金をこの事務所にもたらしてくれてたんだ。僕は君の努力を買っている。それにもっと重要なことは、君がこの事務所にいればこそ、こうして、君を苦しめ、圧迫し続けられるだろう?冷血で心ない所長の元で働ける人間は、そう多くないんだ。」
言葉がないドオ。
「さ、引っ込めて。早く!」
辞表をドオに戻す。
「ちょっと待って!所長。どうして、いきなりこんなにいい人になったんですか?
まさか、私を好きになったとか?」
ドカーン(笑)

「それは・・・絶対にない」
「ですよね?」
こっちはとりあえず、一件落着かな。

さて、とるものとりあえず、空港にやってきたユーピン。
「ミス楊、俺は今夜からしばらく本土に行ってくる。電話は緊急の時のみにしてくれ!あとは、E メールで頼む。」
ってドオへの指示は忘れません(笑)

「一番早い抗州行きを!!!」


どれも満席だと言われるユーピン。
エコノミーでなくてもビジネスでもと食いさがるも、キャンセルが出るのを待つのみ。

チー一族のお食事会の準備が着々と進み、久しぶりに、親戚に顔を見せるクージョン。
早く結婚して、孫を抱かせてやれ、と、親戚トークにクージョンがうんざりしていると、おじさんとソフィーも、登場。
そこへ、今日、買ったドレスを来たグオが現れ、またまた微妙な空気に。
「母さん、時間を無駄にするのはやめよう。悪いけど、ソフィーさんとはどうこうなるつもりはないよ。なぜなら、僕の心のパートナーは、このヤン・グオだから」

ママ、烈火のごとく、大激怒。

「ヤン・グオ、僕と付き合ってくれないか?」
「ええ?」
「クージョン」
「もう結構よ。あなたのご家族は皆、豊かでも、こんな風に、一人の女性をよってたかって、バカになさるんですね。私と彼女を同等に扱うなんて間違ってます。」

嫌味で高慢ちきな女性だけど、この扱いは、さすがに失礼だと思う。
「すまない」
グオを睨み付けるソフィー。
ひょえー
「君の息子は、やりすぎだ」
うん、おじさん、私もそう思います。

早く追いかけるように、いきり立つママ。
「そんな必要ないよ」
「そう、わかったわ、必要ないのね。それなら、この母親のことも、必要ないってことなのね」
グオを突き飛ばすママ。


「ちょっと待って。話を聞いてよ。人から強制的に言われて、好きになれると思う?」
ママを追いかけるクージョン。
親戚一同の白い目にさらされたグオ。

「想像力のない子にも困ったものだな。そんな袖無しで男を惑わすんだな」
またもや、放置。(怒)

どうして、グオがこんな目に!
クージョンのことが好きなら、まだしも、まったく関係ないじゃん。

お金借りてる弱みなの?って思っちゃう。

ユーピンがこの場にいたら、大激怒だよ!

ひとりにされ、とうとう泣き出すグオ。

ひたすら、キャンセルが出るのを待っているユーピン。

何度も何度も空港のカウンターに掛け合うユーピンの必死さが、今一番、ユーピンを求めているグオの心の叫びに呼応しているように見えて、もらい泣き。

カウンター前のベンチに座り、キャンディーを取り出すユーピン。

泣きながら、残ったお料理を一人食べ続けるグオ。

一刻も早く、グオに会いたいユーピンの願いが通じたのか、カウンターのおねえさんが、疲れてベンチで眠ってしまったユーピンのところまで、「チケット、お取りできました」って、持ってきてくれたよ。

転げるんじゃないかと思うほど、急いでゲートに向かうユーピン。

「よく聞きなさい!うちの息子と交際なんて、認めないわ」
「母さん、本心を言うよ。付き合うだけじゃない、結婚も考えてるんだ」
「あのー、結婚はもう少し、考えても・・」
「何をいってるんだ。もうお腹だって大きいのに」
キャー、悲鳴で飛び起きるグオ。
「悪夢でも夢で良かった」
夢落ちです。

「ヤン・グオ、どうかしたのか?」
クージョンに、支度をしてくれと言われるグオ。

「あんなふうに、ソフィーさんを怒らせて帰らせた挙げ句、親戚からも嫌みを言われて、恥をかいたわ。」
朝から、ママの怒号が聞こえ、落ち込むグオ。

もうここにいたくない、こんなの聞きたくない
グオがこんなことを言うなんて、よっぽどだよ。

「この件については、もう話したくない」

違うでしょ、早くちゃんとお母さんに説明しなきゃ。

「クージョン、あなた、一体どうしちゃったのよ。あんな子のどこがいいの。なんで、よりによって好きなの!」
「単に、付き合いたいっていってるだけだろ。なんで、そんなに深刻になるんだよ」

彼女ってなに?もう、やめてよ。これ以上、問題を悪化させないでよ!

「あなたにその気がなくても、向こうは妻の座を狙ってるかも知れないでしょ」

どんどん悪女にされていくグオ。

もう勘弁してください!妻?まさか、まじ、とんでもない。

グオが階段のところにいることに気づいてたクージョン。
「ヤン・グオ、行こう」
必死で断ろうとするグオの手を強引に引っ張るクージョン。
「話、聞いてなかったの?ちょっと、どこ行くの!(`Д´≡`Д´)??」

杭州に到着したユーピン。クージョンの家まで、タクシーを使ってますが、

急いでくれっていったら、タクシーの運転手さん、安全第一だって(笑)
この運転手さんとのやりとりも、なかなか面白かった。
中国ナンバー1ドライバーのスキルって(笑)

半ば、グオを拉致ってきたクージョン。
車でどこかに向かっている様子。
ユーピンからの電話にでない。

「そんなに心配しなくても大丈夫だよ」
「お母さんに、もっとちゃんと説明した方がいいと思います。」
「説明って、どんな?」
「あなたが、ただ単に私を利用して、ソフィーさんを遠ざけようとしたことは理解できるんです。前にも似たようなことされたから。でも、あなたのお母さんは、きっと理解できない。だから、わかるように説明してあげなきゃダメなんです。」

車を停止させるクージョン。
「本当に、僕が君のことを利用したって思ってるの?」

そうだ、お前は彼女を利用している。これは裏切りのなかでも、最低だ。チー・クージョン、こんないい子を傷つけていいのか?ごめん、ヤン・グオ。でも、間違ったこの設計図通りにやるしかないんだ。絶対に、許されないだろうな。



「ヤン・グオ、僕は真剣だよ。ソフィーさんのことはいいきっかけだったと思ってる。他の女性と比べてはじめて、君の優しさや率直さが愛らしく思えたんだ。ヤン・グオ、唐突に思うかもしれないけど、本気で君の答えが聞きたいんだ。」
「でも、私は、ホイファンさんのような女性を好きなんだと思ってました、きれいで、かっこよくて、だから、なぜ、突然、みにくいアヒルの子みたいな私なのか、よくわからないんです。」
「認めるよ、確かに以前はホイファンが好きだった。でも、今は、ユーピンと寄りを戻した。僕とはもう完全になにもない。でも、だからって、今後僕は誰とも交際しないでいるのか?僕はずっとそばにいてくれる女の子がいいんだ。」
「でも、私はあなたが言ったことを覚えてるわ。男と女の関係は、家をデザインするのに似てるって。第一印象でだいたい分かるって。でも、一目惚れはしてないって。そうでしょ?」
「でも、人は、状況によって、いい方に変わることもあるだろ?僕を変えるてくれる人が現れたんだ。」
手を握るクージョン。
「君だよ、ヤン・グオ」

ああ、ようやく、ユーピンがお屋敷に到着したのね、
「クージョンは?」
「お坊っちゃまはお出掛けです」
「じゃ、ヤン・グオも?なにか、伝言ない?」
「あら、ユーピン、久しぶりね!」
早速、ソフィー嬢とのお見合いがぶち壊れた話をするママ。
「親戚一同が見てる前で、あんなアシスタントの子に告白するなんて、どうかしてるのよ」
顔色が変わるユーピン。
「クージョンが、グオに?」
「そうなのよ。変だと思うでしょ?あんな普通で特に取り柄もない子・・」
「それで、ヤン・グオは?了承したんですか?」
「私に聞かれても。彼女の気持ちなんてわからないわ、あなたに言いたいのはね、この最悪の事態が・・」
「すみません、本当に緊急の用事があって、楊さんと話す必要があるんです」
「・・・クージョンは、仕事に連れていくっていってたけど」
執事さんに、
「クージョンの仕事場ってどこですか?住所だけでも?」
必死すぎやで!
「わかりました、ご案内します」
行きかけて、ぴたっと止まるユーピン。


「お母さん、ヤン・グオはとってもいい子ですよ、彼女の繊細さ、優しさ、他にもいっぱい、いつかわかるときが来ます、そうすれば、彼女のことが大好きになるって信じてます!すみません。急ぎますので・・・」

ああああああ
ママ、気づいて!
このユーピンの目一杯照れてる、この恋する男の表情を。

仕事に復帰したホイファン。
顔色が悪いと、付き人に心配されるが無理して、撮影に参加。
「忙しくしている方がいいのよ、余計なことを考えなくてすむから」
 

そこに、グオを連れて、クージョンがやってくる。

ホイファンも顔色が変わって


「なんで、その人を連れてきたの?」
「いいニュースを聞かせたくて、連れてきたんだ。
ヤン・グオに告白したんだ!」

え?

更に、顔色、もっと変わる。


★Ep 08に続く★

空港でのユーピンの半端ない焦り方と、たまりかねてグオが泣き出してしまうシーンの対比、とても良いですね。

二人の心理状況は、全く異なるし、よもや、ユーピンはグオがそんな目に合ってるとは思ってないし、直接的に、グオがユーピンを求めるような描写はないんだけど、見てるこっちからすれば、グオが不憫で、「今、(ユーピンが)隣にいなきゃ」って気にさせられます。

ちゃんと、ママに言われっぱなしにしないで、

今はまだ、グオの良さはわからないかもしれないけど、絶対にわかるようになります、信じてます、って、グオのいいところを堂々と話すユーピンをみてたら、拍手喝采よ。

今回、クージョン、酷すぎ。
クージョン自身が、自分でもわかってやってるところが、賛同出来ず。
まず、自分たち(ホイファン含め)を何とかするんじゃなくて、人を操作しようとするところが嫌。

完璧悪役じゃないんだから、「どうしてもそうせざるを得ない」っていう切なさがないと、見ていて共感できず、せっかくの主人公カップルの前に立ちはだかる試練の壁としての存在が逆効果。
 

ママがあんなに焦るのは、チー家の安泰、後継者、云々より、「まだ忘れられないの?」って言ったときの悲痛な表情で、ホイファンとの腐れ縁をなんとかしたいのも大きいのかなって感じました。

 

こんなふうに、後半戦まで、ブチブチ文句を言い続けるかと思うと、ちょっと気が滅入るわ~。

ユーピンの「なんでそこまで・・・」な恋する男の悲喜こもごもなシーンを心の支えに、おもいっきり偏った視聴、続けます!