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【Ep.6-1】はここから


一方、高級家具店で、かって気ままにくつろぐドオとマスター楊。
そこへ、グオが合流してきた。
「家もまだ決めてないのに、家具なんか見るの早すぎない?しかも、こんな夜遅くに」
「(小声で)ばかね、値引き交渉にはもってこいの時間なのよ」
購入しない客と見下され、おもむろに立ち上がるドオ。
「この二つのソファーとダイニングテーブルのセット、シャンデリアを買うつもりだったけど、全部でおいくらかしら」
「是非、お値引きさせていただきます。どうぞこちらへ」
パパから、カードを受けとると、店員と出ていくドオ。


思いきって、父親に尋ねるグオ。
「パパにききたいことがあるの」
「なんだね?なんでも聞きなさい。お前の頼みなら、なんでも叶えてやるぞ」
「パパ、私、なにも欲しくないの。ただ、真実を話してほしいの」
「どういう意味だね?」
「風水を通じて、みんなを助けてあげてるのは本当よね?その人たちに、変なものに投資するように勧めたりしてる?」
「おいおい、パパがどうして、投資のことなんか分かるものか。長年、風水で先を見て金儲けをしようなんて、それだけはやるまいと決めてたんだ。いずれにしても、顧客には、口約束くらいしかできないしな。」
「パパ、私には隠さず、本当のことを言って。知ってる?もうある人が、シャン弁護士に調査を依頼したのよ!ねぇ、一体いくらくらい、詐欺で手にしたの?言ってよ!」
「誰がそんなバカなことを?私が詐欺だって?何てやつだ!証拠はあるのか?そんな馬鹿げたことを言う人間なんて、信じるな!」
店員とドオが戻ってくる気配に、口を閉ざすパパとグオ。
「パパ、68万のところを52万に負けさせたわ!16万も値切ったのよ。」
「でかしたぞ。それでこそ、我が娘だ」
「さ、グオ、いきましょう」
浮かないグオと、一人残ったマスター楊の暗い顔。

その晩、眠れないグオのところに、父親から電話がかかってくる!
「ちょっと待ってて。場所を移るわ。まだ、お姉ちゃんはなにも知らないの。今日のことは、本当に誤解なのね?ちゃんと、シャン弁護士に説明できる?わかったわ、明日、会いましょう!彼なら、悪いようにはしないはず。じゃあね。お休み」

翌朝、自転車で出勤するドオ。
途中、ブティックの前で、しばし、着飾った自分とクージョンとの妄想タイム。

その後ろで揉めている声が。
「だから、単なる誤解です!嘘なんかいってないでしょう」
「あなたから渡されたものは全部偽物だった」
とにかく、金を返せと激怒する夫妻。


「返しますよ!ただ、少し、時間を下さい。それに別の投資計画をお教えしますよ。短期投資ですからね、半年もすれば、3倍にはなりますよ、3倍ですよ!」
「パパ、そこで何してるの?!」


その日の晩、ドオとグオ、二人に詰め寄られるマスター楊。
「じゃ、パパのお金はすべて、詐欺で稼いだものなの?」
「詐欺だなんて、大袈裟だよ、“風水”の運気は、すべて“信者”のためのものなんだ。こうしてほしい、こうなりたい、と思っているところに、それを後押しして、喜ばれる。そういうもの・・・」

この期に及んで、まだ、ごまかそうとする父親に幻滅するドオと、ショックを隠し切れないグオ。
「パパ、なんでこんなことしたのよ!」
「私のことを、“大風水師”だと信じる人たちに、納得させる必要があったんだ。高価な服を着て、高価なものを身につければ、それだけで、人は信用する。私がバスになんか乗っていたら、力がない風水師だと思うだろう?」
「なんで、魔術師みたいに、壁を通り抜けるとかにしなかったのよ。そうすれば、少なくとも、有り難がって、食事代くらいは香炉にいれてくれたかもしれないでしょ。」
「ちょっとお姉ちゃん、何言ってるのよ。ねぇ、パパ。返済についてはどうなの?私は、それさえ可能なら、まだチャンスはあると思ってるの」
「お金は、ほとんど、借金の返済に当ててしまったよ、手元にはそんなに残ってない。私たち3人がほとぼりが覚めるまで、隠れている場所を探そう!」
開いた口がふさがらないグオがとドオ。
「パパ!そんなことしちゃダメだよ。他人が汗水垂らして稼いだお金なのよ。」
「わかってるよ。お前たちさえ、幸せに暮らしてさえいれば、それでいいと思ってたんだ。そうしてやりたかった。」
「お姉ちゃん、こうしない?何年も貯めてきたお金があるでしょ、パパを助けるために、使ってもいい?」
「何言ってるのよ。忘れないでよ。長年かけて貯めてきたのよ。鶏よりも早く起きて、犬よりも遅く寝て、豚よりも粗末な食事で、牛よりも働いて、そうやって、稼いできたのよ!私は嫌よ!」
リビングから出ていくドオ。
「私を責めてくれ」

朝早く、ユーピンの自宅を訪ねるグオ。
「おはようございます!朝食、まだですよね、一緒にどうですか?」
しぶしぶ、家のなかに入れるユーピン。

グオの目的がわかっているからね。


「じゃジャーン。インスタントばっかりだと、病気になっちゃいますからね!」
なんだか、キャラ弁の、お皿版みたい。
「で、新鮮な食材で作りました。見た目はシンプルですけど、作ると難しいんですよ。あ、それから、お気に入りのコーヒです!もしかして、お腹すいてないですか?そうでした、胃のせいで、コーヒーはたくさん飲んだらダメなんですよね?じゃ、他のを作りましょうか?」
「ヤン・グオ、時間の無駄はやめよう、
こんなことが言いたくて、ここに来た訳じゃないんだろう?」
「私・・・実は特別に言えることなんて、なにもないんです。あなたなら、助けてくれるんじゃないかと思って・・・。あなたのクライアントに、父が借りたお金を分割で返済させていただけるか、頼んでもらうことはできますか?」
「どうやって、返済していくつもりなんだ?別の人を騙したお金をそれに充てるのか?」
「それは違います!父は、風水の仕事は続けます。もちろん、これも見方によっては意見はあるとは思いますけど、あながち、すべてが嘘だとは言えないでしょう?」
「俺は、そんなことは聞きたくない。わかってるか?君のお父さんは、人から多額の金をだましとったんだ。君の給料とあわせたって、どうやって返していけると思う?」
「他の仕事もします。シャン兄さん、助けてください。」
「いいだろう、今回は助けたとして、次は?次はどうする?君がどうやって、解決できるんだ?女の君に何ができる?」
「心配しないで。父は、すでに私に、この人たちだけだって保証しました。もう、絶対にこんなことはさせません。」
「なんて、世間知らずな。他の犠牲者がどれだけいるか、知ってるのか?全員が君のお父さんを訴えたらどうなる?」
力なく項垂れるグオ。
「君がお父さんのことを愛していることはよくわかってる。でも、お父さんの返済を君が支援することは、問題解決の最善じゃない。もし本当に愛するのなら、この現実を彼に教えてあげることだ」
「そんな・・・あなたのお父さんじゃないから、そんなことが言えるのよ。もちろん、言いにくいことを言ってくれてるのはわかるけど、そこまで気にしてもらわなくて、結構よ。私は、これだけを知りたかったの。私を助けてくれる?」
「助けることは出来ない」
「どうして? 私にできることはなんでもします、誓います!あなたの言うことにはなんでも従います。お願い。お願いだから、考え直して・・・」
「少しは、人の気持ちも考えろ!君を助けることで、君を傷つけることが怖いんだ。そう考えるとなにもできないんだ!」
「どうして、私を傷つけることになるの?私のパパのことなのよ。本当にあなたが、私のためを思ってくれるなら、少しくらい・・・」
「君のことを考えてるからこそ、こんな無駄な時間を・・・」
思考停止な二人。
たぶん、それぞれちがうことで、ハッとなったって感じです。

「ヤン・グオ、君が、お父さんの借金を返済するという負担を背負うのを見たくない。君は、姉さんから、少しは大人になることを学んだ方がいい。この問題から手を引くんだ!」
心を決めたように、ユーピンを見つめるグオ。
「最後にもう一度だけ聞きたいの。この問題を、助けてくれる気はある?」

もし、俺がこの問題から彼女をすくったら、グオが傷つくことになると確信している。俺には出来ない。

「俺には、他人から不公平だと言われるようなことをする余裕はない。」


ああ、このユーピンの今にも泣きそうな顔に気づいてよ~!
「ああ、そういう理由で・・・。つまり、私たち姉妹だけ特別扱いは出来ないってことですね、評判を落とさせるから。前もって言ってくれてたら、貴重な時間を無駄にせずにすんだし、こんなに長時間、粘ったりしなかったわ。ごめんなさい。悩ませてしまったわ。」
かえりかけて、立ち止まるグオ。
「私が間違ってた、あなたに依存しすぎてた、利己的で冷血だった弁護士が、私たちのやり取りで少しは変わったつもりになってた。あなたを頼った私が間違ってた。」

グオが出ていってから、拳でテーブルを叩きつけるユーピン。

バカだわ、本当にバカだったわ。彼がああいう人だってわかってたのに!なぜ、助けてなんて頼みに行ったの?ヤン・グオ、あまりにも、考えなしだったわ。

いままでのユーピンの言葉を思い返すグオ、
いつもいつも、グオが傷つかないように守ってくれていた場面ばかりが思い浮かぶ。
道路の石に気づかず、スクーターごと転倒するグオ。

ヤン・グオ、あんた、なんでこんなにバカなの?大馬鹿ものよ。なに、考えてるの、
期待なんかしちゃだめでしょ。ひとつだって、希望なんか持っちゃダメなのに。そうでしょ?


倒れたスクーターと共に、道端にうずくまって、泣き出すグオ。
右手に怪我をしたグオ、出勤すると、クージョンから
「ユーピンから電話だった。事務所でのお父さんと依頼者との交渉は決裂したらしい。クライアントはお父さんを訴えるそうだ。」
急ぎ、事務所に駆けつけるグオ。
声を荒げるマスター楊。
「なんだ、お前たちまでやって来て。これは誤解なんだ。すべてはそこからだ」
「何が誤解ですか?教えてもらわなければ、うっかり信じてしまうところでしたよ」
別の被害者も来てる様子。
「あなたが、アメリカの政府が特別発行したとかいう国債・・」
「だから、それは、極秘だと説明したじゃありませんか。私に感謝したオバマ大統領が特別に私に利益をもらせるために、機会を与えてくれたもので、非公式なものなんですよ」
「パパ、もう嘘はやめて」
さすがに、ユーピンも黙ってはいられない。
「ヤンさん、このやり取りも詐欺に相当すると、覚えておいてください。しかも、国債の偽造だ。法律的には重罪です。あなたが、誠実な態度を見せなければ、警察に通報する他はありません。」
その言葉に、被害者に向かって、深く頭を下げるグオ。
「申し訳ありません!父に取られたお金は、私たちが返済します!少しだけ時間をいただけないでしょうか。」
「だめです。信じられません。全額返ってこなければ訴えますよ。」
「パパ、残りはいくらくらいあるの?」
「200万ほどだ。」
「100万も足りないじゃない」
「お姉ちゃんは?」
「所長、警察に行きましょう、タクシーを呼びます。」
「お姉ちゃん、待って。そんなのだめよ」
「ちゃんと、解決しなきゃ。」
「そんなこと言わないでよ、そんなの、聞きたくない」

この場で俺が助けるとは言えないし・・・でも、このままでは彼女が辛すぎる、なにがなんでも助けないと・・・。

「私が・・・」
「お金なら僕が出します」
クージョンがナノリデタ!
ユーピン硬直。



「銀行に行って、お金を下ろしてくる間だけ、待っててもらえますか?」
「チー兄、私も一緒に行きます!すぐ戻ってきますから、待っててください。」

弁護士としては、自分が最前線に出なくてですんだ反面、男として敗北感たっぷりのユーピン。



クージョンから、金を受けとるグオ。


もろに札束入りの分厚い紙封筒だけど、そのまんま、手に持って歩くって、あまりにも無造作すぎない?(笑)
「本当にありがとうございます!」
「やめてくれよ。他人行儀だな」
「なにも聞かないんですか?いつ、返すのか、とか」
「正直なところ、君にお金を都合しなきゃとしか考えてなかったよ。どうやって、返済してもらうかなんて、頭になかったよ。」
「私の収入なんて、たかが知れてるし、返せる額もわずかで、全額返すのに、いつまでかかるか・・・」
「問題ないよ。僕は、君の昇給を考えている。何年か一生懸命勉強すれば、必ず収入だって上がっていくよ。そのとき、まとめて返してくれればいい。いつの日か、別の100万で、偉大なインテリアデザイナーになった君に仕事を依頼するかもしれない。僕と一緒に仕事をして、稼いでくれよ。」
ようやく、グオが笑顔を見せる。
「驚いたな!今まで気づかなかったけど、君ってそんなに、笑顔が可愛かったんだ!君の笑顔は、人を幸せな気分にするんだな。笑顔に涙は禁物だ」
「晴天でも雨が降ることだってあります!」

一方、父の虎の子である、アタッシュケースの現金を確認するドオ。
逃げられないように腰ひもをつけられてるパパ。
「せっかく風水で見てやったのに、まだ、こんな仕打ちをするのか」とユーピンに悪態をつくマスター楊。
おいおい!Σ\( ̄ー ̄;)

すでに、告訴を断念してくれた依頼者に改めて、お礼を言うユーピン。
「君のためだよ。そうでなければ、この場に座ってなどいない。さっさと、彼を訴えている。」
「承知してます。詐欺の場合、警察に届け出たら、刑事事件となり、その後、両者が調停に同意しても、告訴の取り下げは出来ません。ご安心下さい。あなたの温情に感謝して、向こう3年間の顧問料はいただきませんので。」
「しかし、君がなぜ、そこまでするのか、理解できないな。なにか、よっぽどの・・・」
「考えすぎです。スタッフの家族のことなので、これ以上のトラブルを抱えたくなかっただけですよ。」
そこへ、グオがクージョンと共に戻ってくる。
冷たく視線をユーピンにむけるグオ。



その晩、本土に出張に行くために、イェンリンからスーツケースを借りたグオ。
セクシーランジェリーを渡され、目が白黒。
「ねぇ、クージョンさんが、どういうつもりであんたを誘ったと思ってんの?能力もキャリアもない、アシスタントになったばかりの人間を、普通、出張になんか連れていく?」
イェンリンのなかでは、クージョンがグオに気があると確信。
「いい?あんたのお父さんが刑務所に行かなくてすんだのは、彼のおかげなんでしょ?どうして、そこまで良くしてくれるのよ。」
あーあ、みんな、表面しか見てないもんね。
「彼の好みなんて、この際、どーでもいいの。重要なのは感情よ。その気にさせれば、勝手に花火は爆発するわ!」
グオには絶対無理な色仕掛けを指南するイェンリン。
でも、ちょっとその気になったグオ、妄想モードは、エラちゃんが登場です。



そこへ、ユーピンから電話が。
電源を切ってしまうグオ。

「留守番電話にお繋ぎします・・・」
ため息をつくユーピン。
「ヤン・グオ、俺だ。君のお父さんの件で伝えたくて、クライアントは分割払いでの返済に合意したよ。君のお父さんと約束した。それから、他に被害者はいないようだ。これで、少しは安心できる。それじゃ。」
辛いときは、バスケで乗り越えてきたユーピン。

落ち着け、
彼女の心にいる俺は、父親を助けようとしなかった冷血弁護士だ。
ずっと、そう思い続けるだろう。
ずっと誤解されたまま、死ぬんだ。
少なくとも、彼女が俺に答えてくれるその日を、望んじゃダメなんだ。


どうにもならない苛立ちを抱えて絶叫すると、コートにひっくり返るユーピン。(涙)




夜、クージョンの事務所を訪ねるドオ。
「グオが海外に行くのは明日が初めてなんです。なにもわからないと思いますので、どうか面倒を見てやってください。」
「安心して。彼女はアシスタントというだけじゃなく、友人でもあるんだから、ちゃんと、ケアするよ」
「ありがとうございます。」
「なんだか、憂鬱そうだね。そんなに、妹さんが心配?」
「今回、父を助けていただいたこと、本当に感謝しています。」
「事件のことか・・・。気にすることはないよ。困ったときはお互い様だ。僕は君たち姉妹に感謝だけされたくない。今まで通りがいい」
「血も涙もない娘だって思ったでしょう。特に、妹と比べたら、私は本当に心ない人間に見えますよね。自分の父親がこんな大事件を起こしたのに、そこにいても、なにもしない。助けることだってできたのに、私はそうしなかった。」
「君をそんな風に思う人はいないよ。君が今までどうやって生きぬいてきたのか、みんな知ってる。」

そう、なぜか、プライベートが筒抜け。
「お金の問題じゃないんです。もし、お金で父の問題を解決できるなら、全財産差し出しても後悔なんてしません。あなたもご存じの通り、こんなに長い時間をかけても、父は少しも変わっていなかった。何も学んでいなかった。彼が姿を見せる度に、たくさんの痛みとトラブルを持ち込むんです。私と妹はずっと今までそのために働きづめでした。教えてください。なぜ、こんな恐ろしい目にあうんですか?彼がこんなことを続けるくらいなら、むしろ、父は死んだものと信じたいんです。だって、私のなかにも少しは父との幸せな記憶が残ってるんです」


このことを話すのに、人前でドオが泣いたのははじめてかも。

中国本土 坑州に到着。
ロールスロイスがお出迎えって、クージョン、相当、いいとこのお坊ちゃんです。
「おい、やりすぎじゃないか。前はもっと小さい車だっただろ?」
「奥様の指示です。坊っちゃんがたくさん荷物を持ってきていたらいけないから、とおっしゃって」
(;゜∇゜)、あはは、もうすぐ、あのパワフルで子供みたいで、息子バカで、はた迷惑なクージョンママが登場するのね。

メイドさんが何人かいるお屋敷に到着。
隣にグオが立ってるのに、息子のクージョンしか目に入らない猛母・・・でも美人。

(ついでを言うと、グオの死んだママにそっくり)


クージョンから、グオを紹介されても、

「あ、台湾のアシスタントね。」と一瞥。
まだ、この母の凄さに気づいていないグオ(笑)

~ユーピンの事務所~
疲れきってるユーピン。
視線の先には、ピンクの水晶。その下には、グオと食べた飴の包み紙が数枚。
《自分の好きなものと一緒におけば、なお、効果がある》って、マスター楊が言ってた!

スタッフが、事務所の風水グッズを処分すると伝えに来るが、自分でやると答えるユーピン(涙)

そこへ血相変えて飛び込んできた若者。
あ、こいつは、グオの元カレ。。ってすぐには思い出せなかったけどね(笑)
「あ、ドオ姉さん」
要は、社長令嬢に走った大バカが、グオと寄りを戻したいと言いに来たってことです。
グオを同性愛者に仕立てたことが、ユーピンに発覚するのを恐れて、事務所の外で話し合うことにしたドオ。
ちらりとその様子を見るユーピン。

「一体、何の真似よ。トラブルを起こしにきたの?」
ぐだぐだと、グオと復縁したいと訴える元カレ。
「たとえ世界中に、男があんたしかいなくなっても、グオと付き合えるなんて思わないで。それから、あんたがグオと付き合ってたこと、誰にも言うんじゃないわよ」
振り返ると、そこにユーピンが立っていて・・・。



★ep 07に続く★
パパの詐欺のこと、こんなに詳しく訳さなくてもよかったのに、つい、ユーピンとグオのすれ違いの発端だったし、今さらながら、ああ、そうだったのか、と気づくこともあって。

『筋追い』完全版に近いボリュームです。

あ~あ、こんなはずじゃなかったのに。(笑)

ここでもまた、ヒロインの知らないところで、大きな愛情を発動し、全力で守っているイケメンがいます。

こういうのに弱くて、早数年。

クージョンの、ホイファンに対する行動が、同じように見えないのは何ででしょう?

でも、さすがのユーピンも、グオの冷たい視線には、パワーを削がれて、へにゃへにゃです。
最後に、グオとの関係修復の打開策というか、次回への起爆剤が投入されて来ました。
まぁ、そう簡単にはいくわけではありませんが、私は、ユーピンの絶対的な味方です(笑)

アーデって言ったっけ?ブルーのベストの元彼。

ああ、1話が懐かしいです。
 ★ep 07に続く★