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■第14話(1) 戦いへの前兆

 

「キム・チャンヒョン。そこでとまれ!」

威嚇発砲したあと、運転席のチャンヒョンに銃口をむける。

「この野郎、車から出ろ」

 

グクトゥの到着で、すぐに、倒れているボンスンに駆け寄るミニョク。

「ボンスン。俺はここだ」

「ああ…、社長様…」

「大丈夫だ、ここにいるぞ」

 

銃口を向けるグクトゥを無視し、発車させるチャンヒョン。

真正面からもう一度発砲するグクトゥ。

かまわず、突っ込んでくる車をぎりぎりでかわすグクトゥ。

車の後方に2発撃ちこむ。

それでも逃走するキム・チャンヒョンを追うグクトゥ。

 

夜のカーチェイス。

「くそ!」

対向車を避けたキム・チャンヒョンの車がガードレールを突き破って、転落。

川?池?湖?ダム? に沈んでいく。

あまりのことに、呆然とするグクトゥ。

 

~工事現場~

救急車で搬送されるギョンシム。

「我々は、こちらで向かいます」

無残にも、おじさんが被らされていたゴムのマスクが地面にうち捨てられている。

おじさん=警備員さんだったらしいです。

 

~事故現場~

「全域を捜索しろ」

クレーンで引き上げられるチャンヒョンの車。

岸に座り、その様子を見つめるグクトゥ。

「ひどい有様だな」

「とにかく死体は、どこにあるんだ? 見つけられそうか?」

「まだ発見できてません。」

「あいつ、この高さから落ちたのか?」

「奴は、こんな風に終わるために、逃げてたのか?」

「まさに俺もそう思う。これが奴の死に方だったんだ」

「おい、イン刑事、イン・グクトゥさん。そんなところで落ち込むのやめろ、事件を終わらせるぞ。お~~い、徹底的に検索しろ。我々には、時間ないぞ!」

班長のゲキがとぶ現場。

「はい」「はい」

グクトゥの携帯にミニョクからメッセージが入ってくる。

<ボンスンは俺が連れて行く>

少しだけ、一息つくグクトゥ。

 

~ト家~

なかなか帰ってこないボンスンを心配し、うろうろリビングを歩き回るアッパ。

「父さん」

ボンギが帰宅。

「おかえり。疲れたか?」

「俺は大丈夫ですよ。なぜ、まだ寝てないの?」

「ボンスンが、外出から戻ってこないんだ」

「電話してみた?」

「彼女の携帯電話は電源が入ってない」

 

~ミニョクの秘密基地~

ソファに横になって眠るボンスンを見つめるミニョク。おもむろに立ち上がり、電話をかける。

「ボンスン! お前…」

「こんばんは。お父さん。アン・ミニョクです」 

「ああ、アン社長」

「お電話できずに申し訳ありません。ボンスンと一緒にいます」

「君と一緒なんだね。まだ帰らないから心配してたんだよ」

「申し訳ありません。もっと早くお電話すべきでした。ボンスンが、ぐっすり眠っています。」

「なんかあったのか?」

「はい、でも彼女は今は大丈夫です。彼女を起こしましょうか」

「いや、起こさなくていい。私は、君を信頼しているよ」

「わかりました。心配しないでください。はい」

改めて、ボンスンの寝顔を見つめるミニョク。

 

ボンギが飲み物片手に、飲む?とリビングに入ってきました。

「ああ」

「上司と一緒なの?」

「ああ、彼は心配しなくていいと言ったよ」

「なんか、深刻なつきあいなの?」

「いや、彼は十分にいい相手だよ。」

「それ以上だね。彼は、俺たちにとって恩人だよ」

へぇ~~、ボンギがそんなこと思ってたなんて。

 

「ボンスンは、心の中に痛みをかかえてる。彼女は幼いころから、自分のケアをするには十分賢いとは言えなかった。我々は常にそれを心配していたんだ。彼女は間違った方法で、彼女の継承された強さを使用すると思っていた。だから、彼女は強いにもかかわらず、私たちは安心することができなかった。外にいるとき、彼女は怪我もできない。今回のように、もし、彼がいなかったら…」

「僕が医者を目指した理由を知ってる?僕は彼女のために医大に入ったんだ。僕は、うちの家系を流れる強さの原因となるものを研究したかった。それに、普通の生活を望む姉さんを助けたかった。」

「ボンギや。うちのボンスンは普通の生活を送れるだろうか?」

「難しいだろうね。それこそ、僕が心配してることだよ。僕はいつも姉さんが心配なんだ」

「おやっ。こんなときには、おまえのほうが兄のように見えるな」

「僕が兄だ」

ト家の男性陣は穏やかで、人柄も温かくて本当に素敵です。

 

~ミニョクの秘密基地~

目を覚ましたボンスン。なぜ、自分の隣にミニョクが居るのか、不思議なような、当然のような、それでいて、これが現実のことなのかわからず、目の前で目を閉じているミニョクをじっと見つめる。

超アップに耐えられるお肌でも、若干、紗がかかってる?

頬に伸ばした手を引き込め、起き上がろうとすると、眠っていたはずのミニョクに押し戻される。

「俺を見ろ」

「見てます」

「もういちど愛してくれるか」

「…しています」

「お前はピーナッツみたいに小さくて、俺の心の内側に収まるのに、俺がお前の内側におさまってないみたいだ」

まだ、ボンスンのなかでの自分の存在に不安がぬぐえないミニョク。

「います」と応えるボンスン。

「愛してる」

同化しあうように、ミニョクにすっぽりと包まれ、固く抱きしめあう2人。

このシーンは、言葉じゃないですね。瞳で会話してるって感じです。

 

翌朝、ボンスンの部屋に飛び込んでくるオンマ。

「ボンスン…あら~~、これはどういうことかしら?」

幸せ感のある“したり顔”です(笑)

階段を駆け下りるオンマ。

「ボンスン! ついに!」

母親としてどうなのってことは、おいておいたほうがよさそうです。

「ああ、ボンギや、あなたのねえさんはついに一晩帰ってこなかったわ!」

「アン代表のところだろ?」

「そうなのよ!」

「父さんが昨夜彼と話をしたからね、でも、何かが起こったらしいよ」

「何が起きたのよ?」

「知らないよ」

そこへギョンシムから電話が。

「もしもし?」

「オモニ…」

「ギョンシム?まぁ、久しぶりね。なぜ今までに電話してこなかったの?ソウルに来てるの?」

「オモニ…」

「ちょっと、あなた泣いているの?どこか痛いの?ギョンシム!」

 

~ミニョク宅~

目を覚ましたミニョク。ボンスンの姿が見えず、あたりを見回す。

「ボンスナ!」

 

キッチンに座っているボンスン。思い立って、冷蔵庫から、りんごを取り出す。

りんごに、両手で力を加えても、びくともしない、

その様子を見るミニョク、一瞬立ち止まるも、キッチンに来る。

「起きたの?ギョンシムはどうなったの?」

「心配しなくてもいい。大丈夫だ。彼女は病院にいることを望まなかったんだ。だから、治療の後に、お前の家に行くことになっている」

「ああ、よかった」

「お前は…なぜお前は、俺のいうことを聞かないんだ?前からわかってたけど、マジで気に入らないな。俺は一人で行くなって言ったよな?実際に、俺は今、本当に怒っているんだけど、これでも我慢してるんだ」

「ごめんなさい。でも、私は家に帰りたい。ギョンシムに会わなきゃ」

声に元気のないボンスン。

「わかった」

こういう相手の状態をみて、パッと切り替えられるミニョク ラブ。

りんごを手に取ると、包丁で細かくし、ジュースを作り、ボンスンに手渡す。

「朝のリンゴは身体にいいんだろ? 前に俺に言っただろ」

力をなくして戸惑っているボンスンに対する励まし方も無粋じゃなくて、無茶苦茶ツボ。

前回のラストシーンに引き続き、ヒョンシクostです。← 曲名はもう発表されたかな?

 

(事件報告書)

(ト・ボンスン誘拐後、キム・チャンヒョンがアン・ミンヒョクに偶然会い…)

さすがに、無理がありすぎて、続かないグクトゥ。

 

「まだ遺体はみつからないのか?」

「まだです」

「電話してみます」

「ああ。頼む」

「おい、イン刑事」「はい」

「建設現場の事故での症例報告、書けたか?」

「私は今それをやってます。」

「そうか、ところで、ナ・キョンシムさんの供述によれば、安CEOが彼女を救うために来たそうだが、内容に合うとは思えないな」

「私が、自分でそれを整理します。」

「そうか、しっかりやりなさい。」

「はい」

班長もずいぶん便宜を図ってくれてるよね。

ため息をつくグクトゥ。

もう四角四面で融通の利かなかったグクトゥはどこにもいません。

 

「なぜ、ボンスンは、ギョンシムに起きたことを、私たちにも何も教えてくれなかったの?」

「ギョンシムは、犯人は、彼女が警察に連絡したら、ギョンシムを殺すと脅したらしいよよ。」

ボンギは病院を通じて情報が入ってきたのかも。

「ギョンシム、本当に怖かっただろうな。なんてことだ!」

「なぜ、ボンスンは戻って来てないの?」

「たしかに」

玄関の開く音に、皆で振り返る。

「ギョンシム?」

「ただいま」

「まあ、ギョンシム」

傷ついたギョンシムを温かく出迎えるト家ファミリー。

「ごねんね、ごめんね。ギョンシム」

お互い、涙ながらに抱きあうギョンシムとオンマ。

「さぁ、ギョンシム、これをお飲み」

「ゆっくりな。そう、そう。ゆっくりでいいぞ」

 

「本当に怖かったでしょう?なぜ、あなたのお母さんは知っていたのに、私に言ってくれなかったのかしら?」

「母には、母には理由があったんです。犯人は、母を脅し、他の誰かに話した場合、私が危険な状態に置かれるだろうと。」

ため息をつくオンマ。

 

「警察は、ギョンシムが病院にいるべきだって言ってたけど、うちに来てよかったのか?」

「私は、もう病院にいたくないの」

ボンギの心配にそう答えるギョンシム。

 

「ねぇなんだか、ずいぶん痩せたみたいよ。なにかつくってあげる。食べなきゃっだめよ」

「オモニ、大丈夫です。私はすぐに釜山へ帰るつもりです。」

「ええ、あなたが帰る場合でも、あなたは食べる必要があるわ。ちょっと骨とか肉を買いに行ってくるから、ここで待っててね。」

「ああ、行って来い。急いでな」

アッパも心配そう。

 

ボンスンの自宅に戻ってきたミニョクたち。

「もう行って。今日は家で休め」

「はい。あの…私のせいで、怪我をした警備員さんは…」

「心配しなくてもいい。彼は回復するよ。ちゃんと全部面倒を見るから。」

「はい」

「ただ、ギョンシムのケアだけを考えろ」

「はい。じゃあ」

「……俺のことも気にしろよ」

「はい」

この微妙さが、ただの“嬉し恥ずかしカップル”から、ちょっと進んだ感じでいいです。

 

 

「ギョンシム!」

部屋に入るなり、泣きながら抱きあうボンスンとギョンシム。

「こんなに傷が…あいつがこんなにしたの?食べ物はどうしてたの?お腹すいてない?

怖かったでしょう」

「でも、私は強い心を持ってるもの」

「そんなこと、知ってる。私ね、ギョンシムと素敵な服を買いに行きたくて、お給料

貯めてるの。本当に、あんたが欲しそうな洋服を見つけたの。それを買おうと思ってた」

 

「ボンボン」

「ん?」

「あんたは大丈夫なの?」

「うん、私は本当に大丈夫」

「でも、工事現場で、あんたの力が……」

「ギョンシム」

「うん?」

「私ね、……私の力を失っちゃった」

「え?」

「いつも望んでいたのに、いざ、実際になくなってみると、とても変な感じなの」

「ああ、どうしよう?」

「私は大丈夫よ。あんたが生きてさえいてくれたら、私は大丈夫。ああ、ギョンシム、大丈夫よ。いいの。いいのよ。さぁ、すこし横になって。休息しなきゃ。」

ベッドに入らせるボンスン。

「こっちにきて。気をつけて。」

「私、釜山に帰るね。オンマに会いたいの。」

「オモニも、すごく心配してるはずよね、私も釜山に行くよ」

「グクトゥが、警察の人を手配してくれたから、送ってもらえるの」

「それは、よかった。」

「あんたのオモニが、私に栄養をつけさせようと、牛骨スープを作ってくれてるの」

「ああ。それじゃ、あんたは帰る前に、もう少しを待たなきゃならないのね」

「ボンスン、ありがとう」

「よかった」

笑顔でギョンシムの涙を拭くボンスン。

 

一同、揃ったテーブル。

「警察がじきに迎えにくるわ、さぁ、これ食べて」

「うん」

「ギョンシム、ちゃんと全部食べるのよ? ところで、なぜあなたはギョンシムに起きてることを、私に言わなかったの?!」

オンマにぶたれて痛がるボンスン。

「痛い!」

その反応に、顔を見合わせるオンマ、アッパ、ボンギ。

いたたまれず、立ち上がるボンスン。

 

「あの……オモニ、ボンスンは力を失いました。」

「え?」

固まる家族たち。

 

「もう戻って」

「うん。着いたら電話してね」

「わかったわ」

「もう行くね」

パトカーに乗り込むギョンシム。

「よろしくお願いします」

警官に頭を下げるボンスン。

「じゃね」

 

ボンスンが家に入ってくると、オンマに呼び止められました。

「ボンスン。ちょっと話をしましょう。」

 

「ボンスン、あなた、大丈夫?」

「………」

「でもね、すぐに慣れるわよ」

ソファに寝転んで、寝たふりをしながら、2人の会話を聞いているアッパ。。

「力は消えて、私たちは普通の人と同じになったの。あなたには力があったけど、今、それを失った。たぶんちょっと不快で、しばらくの間、空虚に感じるはずよ。でもね、

いまのオンマを見て力がないって思う?あなたは私がどうやって克服したか、知ってる?重量挙げを続けたの。最初に戻って、軽いものからはじめたのよ。ずっと続けたの。そうして、何事もなかったみたいに、日常生活が戻ってきたわ。」

「オンマ…」

さすが経験者。

「もし、あなたがそうしたら、すべて過ぎ去ったものとして受け止められるわよ。ただ、みんなとおなじように」

うなづくギョンシム。

「やってみる。私もそうする」

「いいこね。今からオンマはあなたの面倒もみるわ。今まで、なぜボンギの世話ばかりしてたか知ってる?うちの家族に伝わる力のせいで、女の子にすべての生命力が取られてしまうの。だから、男の子は異常に弱かったわ。あなたの叔父さんたちも同じよ。ボンギは幼いころから、本当に多くの病気にかかったわ、それはとても大変だった。」

「オンマ…」

「ね、ところで、私たちのアンソバンと、どうなったの?」

「オンマ~~、それやめてっていったでしょ」

「何でダメなのよ~」

アッパが安心したようににっこり笑ってました。

 

<バス番号470はすぐに到着します。>

<バス番号710はすぐに到着します。>

出勤のために、バス停に来たボンスン。

うしろから駆けてきた人と肩がぶつかり、そのまま倒れてしまう。

<私はもう特別ではありません。これからは、普通の人と同じように過ごす練習をしなければなりません。もう、夜遅くに外を出歩いたりもできません。もう、誰のことも保護することはできません。いくら助けてあげたくても、いままでみたいにはできません。

私、ト・ボンスンは、今や普通の人です。>

 

会社にたどり着いたボンスン、女戦士ジーナの壁画に敬礼をする。

 

~社長室~

ミニョクはまだ出社していない。

自分のデスクに座り、準備を始める。

 

<私がした最初の事を知ってる?私の力を失った後、したことなかったけど、最初に戻って、いちからずっと続けたの。そうして、何事もなかったふりをしたのよ>

オンマの言葉を思い出す。

「そうよ。何事もなかったかのように見せかけます。は~い、ボンスニ!彼女にもネックレスを描くべき?」

描画ソフトで、ネックレスを書き足してみる。

 

そのとき、ミニョクメールが届く。

<病院から連絡が来た。警備員はよくなるそうだ。あまり心配するな。>

「ああ、安心した」

 

~ハンセ大学病院~

「兄貴。私たちは退院します。それでは、失礼します」

クァンボク、四肢をつるされる生活は終了?うつぶせになってます。 

「ああ、早く行け」

まだ、意思の疎通は身振り手振りで、何を言ってるかは、相変わらず不明(笑)。

 

クァンボクの臀部を診察するボンギ。

「ああ~」

ピンセットでつまんでるのはガーゼ?

「欠陥ということではなかったですか?」←何を言ってるかは、相変わらず不明

「え?」

「欠陥。私は欠陥って言いました。」←何を言ってるかは、相変わらず不明

「うーん...これは...どうもあなたのお尻の間に、ガーゼがはさまって癒着してたみたいですね。」

「ガーゼ?信じられません。それはガーゼ、欠陥じゃなかった?俺も退院したい!ト・ボンスン!」←何を言ってるかは、相変わらず不明

 

~秘書課ゴン秘書デスク~

「…かしこまりました。」

どうみても邪魔をしてるとしか思えないオ・チーム長。

「これは箸よ、箸だったのよ」

「……そうですか。……はい。」

「これらは手錠ではありません。」

「………先生」

「ト・ボンスンがこれをやったのよ。考えられません」

「………何か問題があるでしょう。」

「次は、彼女はネックレスを作ってあげるといったのよ」

オ・チーム長を無視して、電話し続けるゴン秘書。

 

「おも! - びっくりした!」。

社長室から出てきたボンスンを呼び止める。

「ねえ、ト・ボンスン!!」

一礼するボンスン。

ボンスンに難癖をつけようとするオ・チーム長を止めるゴン秘書、

「ちょっと、いらっしゃい」

備品ルームに連れ込むオ・チーム長。

「こないだみたいに、A4用紙の10箱を持ってきて。レポートで使い果たしたの。」

「はい」

「なぜ、動かないの?」

「はい。今、行きます。」

「何あるいてんの。さっさと走りなさいよ。走れ!」

 

今度は、ミニョクを待ち構えてるオ・チーム長。

完全におびえた目のミニョク(笑)

「社長! 私は、あなたが自分の目でみても目を疑うものをご覧に入れます。ついてきてください。あなたもよ」

ゴン秘書も巻き込まれる。

 

「あれをご覧くださ…おもっ。」

コピー用紙の箱を、一箱ずつ慎重に、やっとの思いで積みなおしているボンスン。

これはこれで、ミニョクにとっても見るのが辛く、見ても信じたくないボンスンの姿。

「何?」

「これは、間違いよ。彼女は何の真似?本当は汗ひとつかかず、10箱を持ち上げるんです。これは間違いよ。なによ、あんた。いつもみたいにしなさいよ。」

 

このとき、ずっとミニョクはボンスンから視線を外さないの。

 

心配、怒り、やるせなさがつまったような…この表情。

 

ゴン秘書が見かねて、間に入りました。

「私のほうが信じられないよ。」

「何よ?」

「こんなの彼女が疲れるだろ。なぜあなたは、彼女にこんなことさせるんだ」

箱を自ら持ち上げるゴン秘書のお尻を叩くオ・チーム長。

「こら!」

そんな2人を尻目に、ボンスンの手をひき、連れ出すミニョク。

 

屋上庭園かな。

「なぜ、出社してきた?俺は家で休むように言ったのに」

「ギョンシムは釜山に帰りました。自宅にいてどうするんですか?私は仕事に来る必要があります。この仕事を得るためにがんばったんですから。」

「ギョンシムはもう安全だ。犯人は死んでしまったし。だから、普通の人みたいな普通のデートに出かけよう。俺の彼女の人生は壮観で、まだまともなデートに行ったことがない。」

「今なら、あなたは私と一緒にデートに行くことができますね。私はもう特別ではありませんよ。」

「わかってる。大丈夫か?」

「正直に言ってもいいですか?大丈夫ではないです。だけど、オンマは、私はすぐに大丈夫になると言ってくれました。」

「なぁ、ボンスン。言ってなかったか?おまえが特別かそうじゃないかなんて、俺には、

重要じゃない。俺が望むのは、おまえが幸せでいることだ。おまえの幸せはすべてを意味してる。これからは、重いものを持ち上げたり、強さを必要とすることはみんな、俺はやればいい。オッパ(俺)を信じろ。俺のほうが年上だ。 ビンのフタだってあけてやる」

出た!グクトゥに根を持ってるね(笑)

「ふ~ん、あなたは私より年上?」

「おい、俺はおまえより年上だぞ」

「私たちは同じ年齢でしょ」

急に後ろを向くミニョク。

「それ、イン・グクトゥ、あいつが、まさにそう言ったのか?だから、警察は信用できない。」

「うわぁ、やっぱり。そうだったのね。そうじゃないかなって想像で言っただけなのに。私たちは同じ年齢なのね?」

「だけど、俺がオッパだぞ。あらゆる部分でおまえよりも成熟してるからな。」

「安社長。敬語やめてもいい?パンマルにすべき?そうしよう。我々は、これからはすべてにおいて対等な友人よ。」

「うわ、信じられない。そうしたいなら、やってみろよ」

「やぁ、アン・ミンヒョク。ミニョガ~~」

これはこれでちょっと嬉しいミニョク。

 

「まったく」

「安社長?ミニョク?」

「おい、非常識だぞ」

「やぁ、アン・ミンヒョク。行こう。」

「やぁ?だと?」「ミンヒョク?」

パンマルコント、楽しかったです。

韓国は年齢や階層に厳しい反面、言葉を聞くと、関係性がわかってドラマを見るときのヒントになったりしますね。

笑顔が戻ってよかったね、

 

 ★第14話(2)に続く★