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■ 第12話(2) 私を助けて
社長室に戻ってきたボンスン。
ボンスンのデスク(学習机)の後ろのボードが外れ、そこからオ・チーム長が顔を覗かせました。
「あ、びっくりした!」
一体、ここにどれくらい隠れてた?(笑)
「あの、先輩。こんなところから出てこられたんですね」
「ねえ。あんたが、このくだらないゲームのプレゼンテーションを準備してるって聞いたんだけど」
「はい。前もって感謝します。本当に、先輩の助言とケアが重要だって思ってますから」
「はっ? 誰を説得しようとしているかわかってる? これだけは確かに言えるわ。あんたは、これからも、このゲームを作ることはできないわよ。誰が、こんな時代錯誤のゲームなんてプレイするのよ? あんたは、まぬけなお飾り人形よ」
「そんなことはありません。ゲームのトレンドは、一周回って戻ってきます。」
「おもっ。私はきれいで、背も高くて完璧なのよ。あんたは、どれくらい貯蓄口座を持ってるの?」
「私ですか?クレジット口座用のなら、唯一持ってますけど。」
「ああ、まったく彼は、こんな子のどこがいいのよ」
「ところで先輩は、なぜここにいらっしゃったんですか?私に会いにいらしたんですか?」
「あんた、トライ(大バカ)じゃないの?アン代表の承認をもらいにきたのよ」
「ああ」
「ねぇ、私にコーヒーを作るつもりはないの?」
「ご自分のコーヒーはご自分で入れたほうが…。あなたのために、こういうことを部下にさせるのはよくないと思います。もし、本当に先輩が私にコーヒーを作らせたい場合は、私たちは、あの日に、あの会議室でした会話に戻るべきでしょうか?」
「おも。私を窒息させる気?女のくせに」
ゴン秘書が見かねて入ってきました。
「もう戻ってください」
「わかったわよ。なんで、男ってみんな、若い女が好きなのよ」」
「失礼します、先輩」
出て行くオ・チーム長。
「いや、彼があなたをぶつんじゃないかと心配していました。そしたら、彼がお返しに殴られるかもしれないってことも心配したんです。」
そんな心配は杞憂です。
「どんなに考えても、彼は本当に似てるんです。ただもう、彼にそっくりで。あなたは、彼が若い頃、彼に生き別れた双子の兄弟がいたこととか、知りませんか?」
ボンスンのオ・チーム長への関心は、クァンボクとの関係だけなの?
「ははは、それはナンセンスですよ。両親の両方が先生です。彼は、世界がどうやって動いているかも知らないくらい、大切に保護されて育ったんですよ」
「彼は何歳?」
「彼は1980年に生まれですよ」
「1980?」
「はい。」
「80…」
「彼はバレンタインの日に生まれました。1980年2月14日。彼は彼の誕生日を嫌っていると言ってました。 いつも寂しかったみたいですよ」
「ワオ」
「他の署の連中に知られたら、これは相当恥さらしだぞ?」
「申し訳ありません」
「それで、その証人がここに隠しカメラを設置した証拠はあるのか?」
「私にそうおっしゃられても、今重要なことは、我々はこの事件をいかに解決すべきかではありませんか。真犯人を逮捕する必要があります。」
「お前はトボン洞の人々が、今、なにをしてるかわかってるか?彼らは、警察が犯人を捕まえたと思って、安心してるんだぞ。」
「その容疑者は真犯人ではありません。」
「そいつが医者に変装した奴と同じ身長だからか?」
「そして、足跡も一致してます。」
「それだけで、十分な証拠だと言えるか?」
「もし、この事件を解決できるなら、言われることは何でもします。私はこの事件を終わらせたいんです。」
班長~~~(泣)
「班長、あなたはそろそろ昇進すべきだ。トラブルを引き起こさないように。 そう興奮するな」
深くため息をつく班長。
見慣れない寺院です。
「ナマステ」
「ナマステ」
お寺に来たペク・タク。
木の上にいたのは誰? ← クォン・ヒョクス(笑) 今回のカメオですね。
なんで、アガリたちがここに?
「あそこにいる韓服の人は…あれはボスじゃないか?」
木の上の僧侶に一礼するペク・タク。
「あっ?兄貴。」
ふりかえるペク・タク。
「静かに!」
不良くんたちもお寺に来たようです。
アガリたちをつけてきたのね。目的はボスにあうこと。
「あいつらはここにいるんだな。行くぞ」
-
「でも、俺たち、そこに入ってもいいのかな?」
「寺は誰もが入っていいんだ、公共の財産なんだから。」
「バカ言うな。それじゃ、坊さんは公務員なのかよ?」
「静かにしろ。ついてこい。」
「ここは坊さんが修行に来るところだぞ」
「行くぞ。行くぞ。」
アガリたちの話をきくペク・タク。
「そんな顔の状態で、なぜ退院した?」
「金が底をつきました」
「ご存知のように、俺たちはルールや手続きを気にしたことがないもので。」
「もう、そんな生き方はやめよう。正直に堂々と」
「俺たちに、そんな生きかたができますかね? 犬にく○を喰うなって、教えるようなもんでしょう」
「おい、く○の話はするな」
「ちなみに、この場所は何ですか?」
「ここは寺院ですよ」
「俺が聞きたかったのは、何のための寺か?ってことだ」
アガリの問いに、説明するペク・タク。
「静かにしろ。声が大きい。この寺については秘密なのだ。あそこの不法移民の僧侶はインド政府の規制や宗教の専制政治を避けるためにここに来たのだ。彼は禁欲主義をひろめている。」
「その偽の僧侶...いや。その僧侶はインド人なのでしょうか?」
「ああ」
「彼はインド人には見えません。彼は本当にインドから来たんですか?」
「やめろ。それは失礼だ。彼の名前は...Nijamuttin。眼で見える部分以上に、彼に多くのものがあるのだ。」
「ナマステ」
「ナマステ」
不良君たち到着です。
「おい。(寺なんかに集まって)お前ら、なんか悩み事か」
~社長室~
「やった~これで終わりだ。 あ、彼は、まだ図書館なのかな?」
戻ってこないミニョクをようやく気にしたボンスン。
向かいの秘書課のゴンさんをたずねます。
「ゴン秘書」
「あ、ボンスンさん、グラフィックチームは、“”ボンスニ”のキャラクターのスケッチを送ってきましたよ。見たいですか?」
「いいえ、私は社長様と一緒に見ます」
「ああ、わかりました」
「ところで、社長様はどこに行きましたか?彼はこの建物の中ですか?」
「社長は、よく会社の周りをさまようんです。従業員を緊張させるためにね」
いたずらっ子のように笑うゴン秘書。
「最初はそんなつもりじゃなかったんですが、結局それは彼の“戦術”の一つとなったんですよ。」
「ありがとうございました。仕事をお続けください」
「ええ」
対峙するペク・タクたちと、不良くんたち。
不良くんたちが抱え込んでいるトンスルに目を向けるペク・タク。
「それは貴重なものだ。お前たちは何をしたい?」
「なぜ、おまえらは、俺たちのボンスン姉貴をねらった?」
「なんだと?」
生意気な口の聞き方に腹を立てるアガリたち。
「待て、そいつらはまだ子供だ。後で、お前たちの質問には答えてやる。お前たちは高校生のようだが、なぜ、ため口を使うのだ?」
ペク・タクは頭ごなしには接しません。
「俺は6年間、高校に通ってんだ」
「なんだと、ちんぴらが。おい、若造ども」
アガリが止めに入ります。
「俺が話しをつけます。」
「お前の武道のスキル...それは危険だ」
「何だと?武道のスキル?」
いきなり、よくわからない型をはじめるアガリ。
「何だよ、それ?」
アガリに向かっていく高校生たち。
そこへ、謎のインド僧のお出ましです。
「やめなさい。争いはいけません。戦いはいけない。できそこないたちめ」
図書館中、ミニョクを探し回るボンスン。
「ここにもいない。どこに行ったの?」
ちゃっかり、そろそろ、ボンスンが探しに来るころだと、隠れて待ち構えてたミニョク。
「ボンスナ」
「あら。」
「終わったか?」
「はい、終わりました。それで、見ていただこうと思って」
「わかった。ああ、ちょっとこっちに来て。」
「何ですか?」
「いいから、こっちに来て」
一応、周囲を気にしながらも、ボンスンを引っ張り込むミニョク。
「この部屋は何のための部屋ですか?」
「ここ?ここはセミナールームだ。ちょっといいだろ?」
「ええ、すごく素敵です」
「今日は、誰がここを使うんだろうな。」
「誰もここに来なかったりして。だから何です?…だとしたらなんです?」
「いろいろ期待しているようだな」
「私がいろいろ期待してるってどういう意味ですか?」
「ほんとに…」
「え?」
「なにがだ?見ろ。これは何だろうな?こういうシーン、よく知ってるだろ?」
はい、定番中の定番、壁ドンってやつですね。当然、見つめ合っちゃいます。
「まったく…。なにをバカみたいに…」
「俺がこんなふうにお前を守る。世界中がお前を傷つけることができないように。
こうやって守ってみせる。お前が俺たちのこと、どうしたいか、どう感じるか確認するために時間が必要と言っただろ。今、返事をきかせてくれないか?」
「ああ。まぁ……」
笑顔を見せるボンスン。
これって答えじゃないの?
ミニョクもおもわず笑顔に。
「いや。実を言うとさ、言う必要はないんだ。お前、わかりやすすぎ!」
結局、照れて視線をはずすのはミニョクのくせに(笑)
「ちっ。お前、なんだよ。うわあ、ああ。」
手も出せないし、チュウもできないじゃん。
頭をなでながら「ああ、もうかわいすぎる」
逆にボンスンのほうが落ち着いて楽しんでる感じ。
「もう、仕事に戻りましょ」
「 ワオ!おい、ちょっと、お前!そんな風に笑うのやめろ!」
ミニョク、悶絶。
「俺の心臓、バクバクだぞ」
なに、このかわいい生き物は?
「俺たち互いに一人でいるとき、お前がそんな風に笑ってるかと思ったら、どうすりゃいいんだよ」
「ああん!」
超絶に甘いこと、言われてる自覚はあるボンスン。
「俺の心臓、壊れた」
「もう行きましょう」
ミニョクの手を引いて出て行こうとするボンスンを、もう一度、引き止めるミニョク。
ボンスンの両肩に手を置き、見つめるミニョク。
「なんですか?」
こんどこそ…な雰囲気に、目をとじるボンスン。
それでも、やっぱり硬く目を閉じてるボンスンを見ると…、ためらいの気持ちが先にたち、おでこにキッス。
焦らず、自分たちのペースで、進んで行きたいのね。
そうやって、ボンスンにも安心をあたえていくんだね。
「行こう」といわれた時のボンスンの笑顔は、とびきり嬉しそうだったしね。
ここで流れる、“Heart beat”のオーケストラバージョン、良かったです。
水を取る謎のインド僧。
「僧侶Nijamuttin!お赦しください。」
ひざまづくペク・タク。
「兄貴!」
「ペク・スタク、あなたはこの場所が何であるかを知っているはず。しかし、あなたはまだ暴力を行いました。がっかりです。これで、新しい葉を裏返します。あなたの内部のゴミを洗い流しましょう。過去のすべての悪い事、過去のすべての平均値のもの、すべての前科、そしてあなたはまだとても失礼だという事実は、すべて消えます。
この水はそれらを洗い流します。それを避けてはいけません。」
「はい。」
なぜか不良君たちも横一列になって正座してます。
「3、2、1!さぁ、清められています」
たったままのアガリに声をかける謎の僧。
「あなたも、ひざまずきなさい」
「一緒にやれ」
ボスに言われたら仕方ありません。
「あなたは、まだ以前の信念にとらわれている。私はあなたを見れば、わかります。あなたの顔には、それらがすべて現れています。これで、すべて洗い流されるでしょう。
すべての平均のものと犯罪歴が消えます。あなたの心のすべてのそれらのものは洗い流されます。この水はそれらのものを洗うものです。あなたはそれを避ける場合、私は強くあなたを平手打ちます。野郎!私は思いきり、あなたを平手打ちます。すべてが洗い流されます。」
「君も。」
「私はすでにやりました。」
「私はすでにあなたについてのすべてを聞きました。あなたは学校をサボった。
私も過去にスキップされました。私はすべてをわかっています。パンク!
すべてが離れて行くでしょう。それを避けないでください。もし、そんなことをすれば、私は強くあなたを平手打ちます。あなたも、洗い流され、取得します。この水はあなたを洗います。あなたも、ここに一晩滞在してご両親について考えてみなさい。
あなたがやった悪いこと、もうあなたは、洗浄方法を取得しています。
あなたは悪いです。あなたはとてもひどい。あなたも洗い流し、取得します。ああ」
「ありがとうございました。」
「あなたはすべての今洗い流しています。私は、すべての洗浄方法です。」
「ああ!ああ...私の足が壊れています。私はひざまずくことはできません。ちょっと待ってください。準備できました。私に水を振りかけてください」
「水がなくなりました。あなたはの新しい葉は次回、裏返します。」
「どうして?私に水を振りかけてくれないんですか!私にも、皆と同じくしてください!」
「あなたがミネラルウォーターを取りに行けば、振りかけることができます!あなたは私とともに苦しんでいる。私はあなたを苦しめたくない。なぜあなたは私と一緒に苦しみたいのですか?私はそれであなたを助けることができません。私は水を持っていません。」
「ねえ!お坊様!」
「よし。すべてが、新しい人として生まれ変わることしてみましょう。誰が恨みと復讐を気に?私たちの連帯をお見せしましょう!」
「あなたの口をシャットダウンして食べましょう。それは無料です。」
拝むペク・タク。
~ミニョクの車内~
「え?ワークショップ?」
「そうそう!お前だけは企画開発待機チームに加わってはじめてだろうけど、我々は新しいゲーム開発プロジェクトを開始する場合、通常、ワークショップに行くんだ。」
「ああ。」
「オフィスだけで作業している場合は、アイデアはあまりにも、ありきたりになるんだ。外に出て新鮮な空気を取得し、新たなアイデアを得よう」
「それで、あなたと私だけで出かけようとしてるの?」
「当然だろ。企画準備チームの皆勤。何か問題あるか?俺たち二人のほかに、誰が必要だ」
仕事サボってデートっていいなよ、正直に。
寺院の昼食?カレー? しかも、ご飯の前には鈴を鳴らすの?
何の儀式よ。
「はい。食べよう」
「食べましょう。」
「ところで、なぜ僧侶Nimuttinjaは食べないのですか?」
「彼は人々と一緒には食べないのだ」
「ああ。」
「それに、彼の名前はNijamuttinです。それは仏教寺院に間違った名前で僧侶を呼び出すことは非常に失礼です。食べましょう。私はお寺の食べ物が好きです。」
「あの。僧侶Nija ... Nijattinja?ちなみに、これは何ですか?」
「あなたがナンを知っていますか?」
「私はナンを知りません。」
「インドでは、ナンを食べます。豚のようにそれを食べます。」
「なんだか、それは武器のように見えます。」
ボンスンたちも無事到着。
部屋のカーテンを開けると、そこは、
「うわー!ああ!海!」
かっこつけたミニョクのことは無視。
「早速、海を見ながらの“企画会議”をはじめましょうか」
え?と驚くミニョクの顔色が(笑)…仕事なんかするつもりなかったんだもんね。
「私はとても興奮しています!」
はりきってるボンスン。
「ああ」
落胆ぶりが半端ないミニョク。
「何か?社長様もこっちに来て下さい。」
「そうだな。はいはい。」
「早く来て」
楽しそうにPCの“ボンスニ”を眺めるボンスン。
「でも、あなたが言った、このクルミハンマーが大きすぎませんか。これは最初から大きすぎると、成長の余地がないと思うんです。」
ボンスンに見とれてるミニョクの耳には、ぜんぜん入ってこないボンスンの言葉。
「ねぇ」
「あ、何だ?」
「 私はそれがあまりにも大きいですと言ったんですけど」
「ああ、そうか。いいだろう。お前が言ったようにしよう。 ほかに何か?」
ボンスンの隣に移動してきたミニョク。
「どのくらい、それを小さくする必要がありますか? それからクルミハンマーは木材でできてるっていうのがいいと思います。でも、その後に時間が経過した後、アップグレードするときには、きらびやかや宝石とか、はめ込まれているなんていうのもいいかも。」
もう、ロックオンな目をなってますが、大丈夫なんでしょうか?
「なんか暑いな。暑くないか?うわあ、ああ。俺、こんなとこにいるの、無理。まずは外に行こう。これは拷問だ」
「え?どこに行くんですか?私たちは、まだ仕事が終了していません。」
「よく、こんなとこで、仕事できるな。」
いい加減気づけよって感じでしょうか。
「でも、これはワークショップだって。あなたが、海を見たら、私たちはたくさんのアイデアを得るかもって言ったんですよ。」
「そう、アイデア。一緒に外に出てみよう。外に行ってくれ。」
「アイデアってなんだよ…」
「うーん。なんなの?」
ま、しょうがないか、と立ち上がるボンスン。
露店の魚を網で掬って、ミニョクに投げつけるふりをするボンスン。
「ああ!おい!」
海辺を散歩する2人。スキップしたり、船に手を振ったり、ミニョクと写真を撮ったり、満喫するボンスン。
ええっと、この撮影時期はいつ?← 3月25日らしい
はだしで波打ち際を走り回るお約束のシーンだけど、寒さは?
「ちょっとそこにいて」
ミニョクが棒切れで、ハートの半分を砂の上に描きました。
「ボンスナ…俺は、今ここに立ってるだろ。俺のそばに来るか?」
ボンスンも棒を持って、ハートを完成させました。
これ、誰願望?(笑)
ようやく、ようやくの、ファーストキスシーン。
久しぶりのアジュンマ3人組
「本当に?」
「ボンスンと、そのハンサムな青年が付き合い始めたって思うの?」
「そう思ってるわ。だから私は、100日記念のための祈りを開始するために、今日、仏教寺院に行くのよ。」
「へぇ、驚いた!」
「ところで、それで、私たちに、ジャジャ麺を奢ってくれてるの?」
「彼らが合房してたら、私はこれだけじゃなく、ヤンジャンピと五香醤肉もおごるわよ!」
「わお!」
「でも、ヤンジャンピとは何ですか?」
「ところで、旦那さんに料理とかしてあげてるの?」
「なぜ私が彼のために料理するの?強い人なら、自分自身のために料理することができるでしょ。」
「じゃ、誰がお金を稼ぐの?」
「だから、お金を稼ぐことができて、強さを持っている人。」
「それはあまりにも不公平じゃない?」
「私のようなきれいな女性と結婚しようと思ったのなら、彼は、そのくらいの準備ができてて当然でしょ。私たちが結婚したとき、そういう契約をしたんだから」
「ねぇ、ボンギオンマ」
「うん?」
「あなたが、そんなふうに、ご主人をコントロールし続けると、彼の心は、ふらふらさまよい始めたりしない? 浮気とか?」
「そんなことしたら、指の関節を全部折ってやるわよ」
怪力の効力はなくなったけど、そのくらいなら余裕でできそうなオンマ。(笑)
~ボンスンの自宅前~
車で戻ってきたミニョクたち。
「ちょっと、そのままで」
助手席のドアを開け、彼女として扱うミニョク。
「ありがとうございました。これで、ワークショップは終わりですか?」
「なぜ?」
「私たちは、まだすべての部分で、動作するように作れてません。明日プレゼンテーションなのに。でも、徹夜してでも仕上げますから、心配しないでくださいね」
「悪かった。俺、邪魔するつもりじゃなかったんだ」
さすがのミニョクもバツが悪そう。
「じゃ、おやすみなさい」
「お先にどうぞ。」
「お前が先だ。早く入れ。」
「んんもう。あなたが車に乗ったら、私は行きますよ。」
「俺は、お前が行ったのを見た後、車に戻るよ」
「はい。じゃ」
「あ、ボンスナ!」
すこし屈んで、ボンスンの目の高さに合わせるミニョク。
「時々、俺、お前にすごく会いたくてたまらないのに、目を閉じると顔を思い出せないときがある。そうなると、俺はとても辛いんだ。もう少しだけ、こんなふうにお前を見ていたい。ありがとう。俺の人生に現われてくれて。」
そんなこといわれた日には、離れらんないわ…と私ですら思うのに、どこまでも健全カップルでした。
頬をなでるミニョク。
「さ、本当にもう戻ってくれ。」
「はい。」
「またな」
ボンスンをずっと目で追うミニョク。
「もう会いたくなるじゃないか」
自分の部屋に戻ってきたボンスン。
嬉し恥ずかし。
「プレゼンテーションの準備をしなきゃ」
思い出しては照れまくり。
「だめだめ。気を引き締めないと」
ノックの音。
「はい」
「姉さん!」
「あら、ウリボンギ、どうしたの?」
「ウリボンギ?」
「うん」
「機嫌いいじゃん。幸せそうだね」
「うーん。なんか用?」
「完全。ちょっと話があってさ」
「ああ、そうなの。どうかしたの?何か要るの?」
「何か食べるものはない?」
「食べるものがないかですって?ウリボンギは、まだ食べていないの?なんか作ってあげようか?」
完全に、ボンスンのハイテンションにひいてるボンギ。
「いや。なんか途中だったんだろ。インスタントラーメンでも作って食べるよ。」
「ああ、そう。」
「ああ、でも、突然、俺がギョンシムの魚のスープをたべたくなるんだよな。ギョンシム、今度、いつ来るのかな?」
「まだ、よく分からないの。彼女に聞いてみるけど。」
「彼女がくるときに、また魚の練り物を持って来てって伝えておいてよ」
「うん。ウリボンギ。わかった。」
「そうそう。なぜ彼女は、今日全然、メッセージ、送ってくれないのかな」
<ギョンシマ、なにしてる?>
<アンニョン、ボンスン>
「アンニョン、ボンスン?」
ギョンシムに電話しても出ないまま。
今度はすぐに、グクトゥに電話するボンスン。
[ト・ボンスン]
「グクトゥ、私よ」
「どうした?」
「ギョンシムに与えた緊急ブザーのこと知ってる?それ使って、ギョンシムの位置追跡を行うことができる?」
「ああ、もちろん。なにかあったのか?」
「グクトゥ、やってくれない?ギョンシムがね、何かおかしいの。」
「ギョンシムなら、釜山に帰ったんじゃないのか?」
「うん。彼女もそう言ってた。でも、私は、彼女は釜山にいないような気がするの。チェックしてみてくれない?」
「わかった。すぐやってみるよ」
「私は暴力犯罪3班 イン・グクトゥです。ウェアラブル105を持っている、ナ・ギョンシムの場所を検索してもらえますか?」
チャンヒョンが、ギョンシムのふりをして
<ヘイ!ヨ!ボンボン!> と送信する。
<ヘイ!ヨ!ボンボン!>
いいえ。こんなの変。
<ヘイ!ヨ!ボンボン!>
彼女は変だわ。こんなの違う。。
<電話ちょうだい>
ギョンシム、お願い。私に電話して。電話してね。電話してね。
<今忙しいの。後でね>
「ああ!やっぱり何が起こっている」
<トルコンは元気?>
<うん。トルコンは元気だよ?>
ギョンシムからの返信を見て、驚愕の表情を浮かべるボンスン。
係長と一緒に、位置情報であがってきた住所に、グクトゥが急行すると、そこはホームレスが寝起きしている地下道。
「おい」
女性物のスーツケースを抱えて眠るホームレス。
「なんだ、これは」
「くそ!」
「昨夜午後11時ごろ、この荷物と緊急警報を拾ったんだな」
「はい。」
「それなら、なんで、それを報告しなかったんですか?あなたのものじゃないだろう。」
「携帯電話持っていません。」
「携帯電話持っていませんって、ああくそ」
「グクトゥや!ナ・ギョンシムさんの両親には電話したか」
「はい。」
この状態はうつむくしくないよね。
「マジで、おかしくないそうだ…廃車工場を捜索してみよう」
「ええ?」
「なんだよ?それに関する責任は俺が取る。俺達は、令状なしで捜索するぞ。処罰なら俺が受ける。行くぞ!奴を捕まえにいくぞ」
そう言われても、みんなだって班長をみすみす、処罰対象にしたいはずもなく、誰一人動き出せません。
「今日中に、奴をつかまえるぞ。あの野郎!」
「ヨ班長!どこへいくつもりだ?えっ?」
「あの…俺たちは、今行かなければなりません。俺たちを行かせてください。」
「班長!私の名前に泥を塗るなよ。頼むから。お前らもそうだぞ。このまま行けば、職を失うぞ。そうしたいならいけよ」
頭を下げる班長とグクトゥが動きだすのが、ほぼ同時でした。
「おい、いったい…何をしている?」
一人、また一人、班長たちのあとに続きます。
「えっ? おい、何だ?こいつら」
見ててわかりませんか? 往年の刑事ドラマの名シーンが目の前で繰り広げられてるところです。
「すみません」
最後の刑事が一礼して、そして誰もいなくなりました。ちなみにホームレスのおっちゃんも。
「あいつら、なんだってあえて…」
血相変えて、夜の町に飛び出したボンスン。
ソファに寝転んでいるミニョク。
「まったく。もう会いたくなってきた。徹夜までしたら、疲れるだろうな。
電話に出ないボンスン。
<もう寝たのか?>
<プレゼンは延期にしてもいいから、今夜はちゃんと寝ろ>
そうメッセージを送るミニョク。
こんなこと言ってくれる上司、どこかに落ちてないかな。
廃車工場を見回す班員たち。
ボンスンが走って、廃車工場に飛び込んできました。
「おい!ボンスナ!止まれ。だめだ」
ちょうど、入り口付近にいたグクトゥが、ボンスンをブロック。
「キム・チャンヒョンはここのどこにいるの?」
「だめだ!おまえが聞き続けるから、しかたなく、この場所を教えただけだ。なぜここに来た?お前が来るところじゃない」
「ギョンシムにメールしたの。去年、ギョンシムの犬のトルコンが亡くなったの、知ってるよね?お葬式も一緒にだしたの。でも、さっき、私はトルコン元気ってわざときいたら、元気よって返信がきたの。あいつが彼女の髪1本でも触れてたら、私、あいつをどうするかわからない。」
興奮状態のボンスン。
「家に帰って、とにかく待ってろ。そうしたら、俺が…」
「ギョンシム~~!」
グクトゥを振り切って中にすすむボンスン。
「おい、ボンスン!」
「ちょっとすみません。」
従業員の男に声をかける刑事。
「あなたはこの女性を見たことがありますか?」
写真を見て、首を振る男。
「あなたはたしかに、以前にも彼女を見たことがありませんか?」
立ち止まるボンスン。
「この臭いだわ」
「おい、いい加減にしろ。あいつはどこに、女性たち全員を隠したんだ?」
刑事の問い詰める声が聞こえる。
「こいつらは、ここには女性たちを隠してないんだろう。ここに、そんなスペースはない」
班長の声も聞こえています。
「すぐ見つかるような場所に隠すわけがない」
また動き出すボンスン。
「ボンスン! さあ、行こう。ここは危険だ。」
見回し、グクトゥも以前気にしていたコンテナに目を留める。
ええと、ボンスンには、特殊聴力だけじゃなく、透視能力もあったんだっけ?
「さ、早く。いくぞ」
コンテナが気になるボンスン。
「あの男が、キム・チャンヒョンは今日ここには来ないと言ってます」
「くそ。あの野郎。」
ボンスン「彼は本当に、ギョンシムやほかの女性を誘拐して、一体、なにが望みなの?」
グクトゥ「奴は、俺たち相手にゲームを始めたんだ。やつは警察署内の隠しカメラを設置してた」
ボンスン「何ですって?とにかく、ギョンシムを急いで見つけないと。」
自室に戻ったボンスン。
心配で頭を抱える。そこへミニョクからのメッセージ。
<ボンスナ! 寝たか?>
ああ、このタイミングで、、、。
これが、あんな素敵なファーストキスの日と同じ日だっていうのが、どんなめぐり合わせなのか。
「仕事はやめて寝るように言ったから、ちゃんと寝たよな?それともまさか、寝た後で、また出歩いてるわけじゃないよな? 心配させるんだよな」
あれ?ミニョクが見てたネックレスって“月に願いを”じゃないよね?
画質が良くなくて、最初、グクトゥが取り出してながめてるのかと思ったよ(焦)
いくらソウルメイトでも、そこまでシンクロしないよね?
もうちょっと、箱の映像かロゴの映像、大きくプリジュ。(笑)
動揺しまくっているボンスン。
「ああ、ギョンシム、どこにいるの」
そこへ、またあのメッセージが。
<ヘイ!ヨ!ボンボン!>
動画付のメッセージ。
なかなか再生ボタンが押せないボンスン。
カメラの前で涙をこらえながら座る、ギョンシムだけが映されている。
顔には殴られたあとが。
<「ボンスナ。私は大丈夫よ」>
「ああ、ギョンシマ…」
<「絶対ここに来ちゃだめよ!」>
それを聞いたチャンヒョンがギョンシムを蹴り飛ばす。。
<「友達を助けたいだろう?警察には知らせるなよ。もし警察を呼んだら、お前の友達はここで死ぬことになるぞ。」>
<「来ちゃだめよ!来ちゃだめ!」>
<「静かにしろ!お前自身で、ここを見つけだせ。そうしないと、友達はここで死ぬぞ」>
以前、ボンスンに傷つけられたわき腹を見せるチャンヒョン。
今日は、あのゴム仮面をかぶってます。
まだ、ボンスンには素顔をさらしてないから?なんか、彼の抱えてるコンプレックスの符号のような気もします。
<「謝ってもらわなきゃな」>
犯人の高笑いが響くビデオ。
泣きじゃくるボンスン。
警察には頼れない
なにか決意を込めて部屋を出るボンスン。
薬で眠らされたギョンシムがベッドに横たわる。
泣きながら、ミニョクの家に駆け込むボンスン。
「私を助けてください。」
相変わらず、チマチマ入力してまして、集中力という言葉がはるかかなたに飛んでいってます。金曜日が近づいてきて、ちょっと焦りました。
こんな長文の、画像もないような記事で心苦しいです。
あとから誤字脱字11話からチェックしていきます。
私としては、ファーストキスシーンの寒さが気になっちゃたんで、セミナールームで、しちゃえばよかったじゃんに、と年寄りくさいことを考えてますが、正直、この2人は可愛いので、場所は、この際、関係ないかな。
ペク・タク派のからみとか、ぜんぜん、力入れてないので、テキトーすぎて笑えます。
あのゴムのマスクが出てくると、不気味感が三割り増しのような。
ギョンシムが心配で、班長に泣かされて、いろいろあるけど、13話も波乱がいっぱい。
あと余談ですが、私は、ボンギはギョンシムのほうがいいと思う。食の好みと恋しさは、どこか共通項が高いから。