長くなりましたので、分割しました。

前半の 第6話(1)はこちらからどうぞ。

 

■ 第6話(2)

 

~社長室~

「私が、バイクを盗んだ男を捕まえます!ウインク 」

「お前が?」

力強くうなづくボンスン。

「社長様は、警察を信用してないっておっしゃいましたよね?」

「おい、おれは休みだ」

「急ぎますよ」

「おい!」

 

運転中、前の車が停まっていて、あわてて、急ブレーキを踏むボンスン。

「おい、運転もまともにできないのか?」

「だって、前の車が事故を起こしたみたいで、停まってるんですよ。」

 

前の車両の運転手が降りてきて、追突した女性ドライバーに文句を言っている。

 

男「おい、窓をあけろ。目をどこにつけてやがる」

女「あなたが、急にブレーキを踏んだからじゃないですか?」

男「あんた、運転ルール知ってるか? 前方不注意で、後続車に責任があるだろうが?」

 

「なんだか、あの男の人、女性相手に、ひどくないですか?」

心配そうに成り行きを見ているボンスン。

 

「保険会社に連絡しますから」

「保険だと? 保険金目当てかよ? おい、車から降りろ」

「降りますから、はなれてください」

 

「まったく、あの男・・・」

自分が降りて、仲裁に入ろうとしたミニョク、隣のボンスンをみると・・・。

「あれ? どこ行った?」

前を見ると、既にボンスンが、彼らに近づいてる。

「もう、やめてくださいよ。彼女もちゃんと説明したように聞こえましたよ。ちゃんと 保険会社を通じて、事故処理をするって。」

「なんだ?お前ら 友人か?」

ボンスンのこともからかう男性。

ミニョク登場!

「そのへんでやめろ! なにしてる?」

「なんですか、あんた・・・誰ですか?」

典型的な、男性には弱いタイプ。

「どちらかといえば、あなたの車はなんともなくて、彼女の車のほうがひどいようですが? 残念だが、彼女はあなたの車の修理代も払わなければならない。 なにが問題なんですか? もともと、あんたが急停止なんかするから、こんなことになったんだろ? 本来なら、彼女の過失じゃない。警察呼ぼうか?」

「いや、その・・・まったく ついてないぜ。」

「おい、どこへ行く? 逃げ出すつもりか?」

「エンジンをとめるんだよ。ガソリンがもったいないからな。おれは 環境にやさしいんだよ」

「・・・この野郎」

女性ドライバーに向きなおり、

「今度、こんなことが起きたら、あなたは車のドアをあけたりせず、警察を呼んだほうがいいですよ」とアドバイスする、紳士なミニョク。

「はい」

そのすきに、自分の車に戻り、発進させた男が、窓から顔を出しながら悪態をつく。

「ね、話をするだけ無駄ですから。韓国の警察も・・・かなり信頼できますよ

「本当に、ありがとうございました。」

 

車に戻ったミニョク。ボンスンがいないことに気づく。

「あいつ、どこ行った?」

 

無礼な男性ドライバーの車に乗り込んでいたボンスン。

「アジョシ、ちょっと話があるから、そっちの道にはいって、車、停めてくれる?」

人どおりのない空き地に、誘導する。

 

追いかけるミニョク。

 

男の車から降りるボンスン。

「おい、なんだよ?」

「ちょっとだけ、ここで待っててね。」

 

ミニョクも、少し離れたところに車を停め、降りる。

「うわ~はじまったよ。何する気だよ。信じられないな。」

車がクルクルクルクル、男を乗せたまま、急速大回転。

 

「我慢しようと思ったけど、無理なの。本当よ、なんで、男が来たら、一言も言い返せず、女には暴言を吐きまくるの? あまりにも不公平じゃない? そんな人生でいいと思う?自分より弱い人には親切にしなさいよ。」

ようやく停まった車から降りてきた男、倒れこむ。

 

画面は、あまりにも衝撃を受けて、呆然とするミニョクのアップ、と轟音のみ。

(あとで、答え映像が出てきますが、ボンスンが、車をひっくり返したようです)

 

戻ってきたボンスン。

「あ、社長様。いつから、ここにいらしたんですか? さ、行きましょう~」

 

~取り調べ室~

「大変だったよ。お前にたどりつくまで。 あの日、被害者と3回、電話した通話記録があるんだ。 なぜ、とぼける?」

「そりゃ、もちろん、彼女に呼ばれたからですよ。 バーの駐車場に行こうとして、迷ったから、電話したんですよ。 到着した時に連絡して、そこにいないから、また、電話したんだ!」

「この電話 知ってるだろ? お前のだよな。なぜ、お前はプリペイド携帯を使うんだ?」

「ああ、俺は借金がたくさんあるから、ギリギリの生活なんだよ。2回も事業に失敗したからね。明日は、娘の入学式なんだ。 俺の母親が面倒をみてるが、鞄を買ってやる金もない。」

「黙れよ。そこのバーのオーナーが言うには、彼女は、お前の電話を受けてから、すぐに出たそうだ」

「じゃ、車載録画の映像を見ればいいだろう?!」

 

モニターしている班長とグクトウ。

「こいつじゃないな・・・」

 

「犯人は、その女性をつけていたんじゃないでしょうか。おそらく、彼女は一人でバーに行き、飲んだんだと思います。その店で、代理ドライバーに呼び出された彼女を見た。彼女が飲んだ店にいたんですよ。 バーのオーナーは、疑いも抱かず、彼のことを代理ドライバーだと思ったんです。。」

「おそらく奴は、そこでは酒を飲んでいなかった。現金で支払い、証拠を残さなかった。」

そこへ係長が入ってくる。

「班長、(バーの)駐車場の外のCCTVに、男が映ってました」

「なんだと?」

「顔は、はっきり映ってませんでしたが、チョ医師を偽装した奴です。身長と歩幅が一致しました。」

「これで、奴の犠牲者は3人か。」

 

川沿いの綺麗な夕焼けを見ながら、話しをするミニョクとボンスン。

「おまえ、映画のキングコング、見たことあるか? その映画で、女性主人公がキングコングに、夕日を見ながら「beautiful」というシーンがあるんだ。」

「とても美しい・・・」

「俺は、その女性主人公になったような気分なんだ」

「それって、私が“キングコング”だって言ってます?」

「お前は、特別な“キングコング”だ。ピーナッツサイズの“キングコング”。 そんなちっちゃな体のどこに、そんな力があるんだろうな?」

「私にはわかりません。生まれたときからそうなんです」

「超能力みたいなものか?」

「うちの家族の女性だけに、受け継がれる力みたいなんです」

「それじゃ、お前が言ってるのは、もし、俺と結婚したら、いや、待ってくれ、お前と結婚するとは言ってないが、誰かがお前と結婚して、娘が生まれたら、その子も怪力になるってことか?」

「ええ、おそらくそうなるでしょう」

「信じられない・・・」

うつむくボンスン。

「おい、お前が間違ったことをしたみたいに、なぜ、不機嫌なんだ? 代々、受け継がれる力だと言ってなかったか? その家に生まれてきたことを、お前にどうにかできるか? 俺がイケメンに生まれたことをどうにもできなかったように、 お前だって、超人的な力を持って生まれたことをどうにもできなかっただろう?」

「まったく、あなたはいつも自分をほめますね」

「でも、こないだ、俺に言っただろう? いいことのためにその力を使いたいって。 だったら、これから、良いことのためにお前の力を活用してみよう。俺が手伝ってやる。 そのためにも、訓練が必要だな」

「トレーニング? なにをするんですか?」

「ちょうど、ビデオゲームみたいなものだよ。いくらお前が強くても、真正面から向かって行ったら、お前のレベルは低下し、ゲームからも追い出される。 良いことのために、お前の力を使用する方法を、確認しながら試してみよう。 俺が お前を、現実世界のジーナ(Xena)にしてやる」

綺麗な夕焼けをみながら、また一歩、理解を深めた二人。

このシーンは、本当に素敵でした。

 

そして、車をひっくり返された・・・ついてない自業自得な男(笑)

そんな男がいたことは、ドラマ上、すぐ忘れます。

 

~トボン署の前~

警察署の前でまっているヒジ。

駆け出してくるグクトゥ。

「いつから待ってる?。夕食食べたか? 一緒に食べに行くか?」

「ちがうの。グクトゥさん、私、話があって来たの。」

 

取り調べ室のモニタールームに入ってくるグクトゥ。

一人、腰掛ける。

~回想~

「私、ほかの人のことを好きになりはじめてます。これをあなたに伝えないかぎり、全然すっきりしないの。本当にごめんなさい。自分勝手よね。私は、感受性が強くて、あなたを受け入れようとすればするほど、心が痛くなるの。他の人が好きになり始めてます。」

ヒジの言葉をじっと考えている。

そこに、ボンスンから電話。

「もしもし」

「グクトゥ、なにしてる?」

運転中のミニョクをちょっと気にして、小声になるボンスン。

「勤務中だ。なにかあったのか?」

「とくには・・・。私のこと、あまり心配しないでね」

「ああ、わかったよ。今日は夜勤だから、寝るときは、ドアに鍵をかけろよ。・・・で、なんで、電話してきたんだ?」

「ただ、なんとなく、心配しなくても大丈夫って伝えたほうがいいかなって思って」

「心配しないわけないだろ? 」

「私は、あなたが思ってるより、全然 頑丈なのよ」

それを聞きながら、大きく頷くミニョク。

「お前がどんなに強くても、俺にとっては、か弱い女なんだから」

照れるボンスン。

「じゃあね。」「じゃあな」

いつものグクトゥじゃない! って、振られたんだから、そりゃそうだろうけれど。

あの、間髪入れず、ほとんど相手の言葉をきいてないかのような「クノ!(切るぞ!)」がちょっと好きだったんだけど。

一応、ショックなのかな。考え込んでるグクトク。

 

~車中のミニョクとボンスン~

「なんか、憂鬱だな」

「ところで、どこに行くんですか? その男を捕まえにいくんじゃなかったんですか?」

「今日は行かない」

 

またまた、本宅です。

 

「お父様から、呼ばれたんですか?」

「俺もお前を助けようと思ってるから、お前も俺をちょっと助けろ。」

「え?」

「行くぞ」

 

仲が悪いにしては、お食事会が頻繁なのかと思ったけど、考えてみたら、ミニョクに用事があるときには、呼び出される形式で、それ以外は、普通に、アン家のお夕食タイムなのね。

 

「結婚しろ。」

驚いて、お父さんのほうを見る息子たち。

「我々は、長年、事業をしている真っ当な会社とコネクションを作る必要がある。それでこそ、我々に関連付けられたレッテルをはがせるというものだ。それに、あまりにも、みっともない噂を鎮めることもできる。結婚しろ。相手は、こっちで見つけた。」

「私には、彼女がいます。お父さん」

嬉しそうに、ボンスンと恋人つなぎを見せつけるミニョク。

「今、彼女と一緒に住んでいます」

みんなそれぞれ、驚いていますが、一番驚いているのは、ボンスンです(笑)

「ミニョガ~」

二番目の兄がとめようします。

「もういいんだよ、兄さん」

 

「本当か?」

さすがのお父さんも、ボンスンに問いかけます。

「たしかに、一緒に住んでると言えば住んでますけど」

歯切れの悪いボンスン。

「彼女の両親が、すごく厳しい人たちなんだ。まだ、私は、彼女の家族から祝福を受けられていないんです。堂々とした血統を持ってる家族なんだ」

 

「あなたのお母様は何をされてるんだね?」

「え? それは、あの・・・彼女は、クルミのビジネスをしています」

頷くミニョク。

「クルミ? それを輸出されてるとか?」

「いいえ。彼女は自分自身で・・」

「じゃ、クルミの栽培を? 農園経営か?」

「いいえ、いままでクルミの木は見たことがなくて・・・」

さすがに、笑い出して、助け舟を出すミニョク。

「彼女のお母様は、クルミパイを販売しているんだウインク

「なんだと?」

 

「どっちにしても、彼女がいるから、そちらの結婚の話はやめてください。」

「あら、それじゃどうして、男の人が好きなんて噂が出たのかしら」

義母うるさい!

「さぁ、どうしてでしょうね。 それとも、私が男性を好きなほうがいいですか?」

「・・・・」

「返事のしようがないようですね」

ボンスンを優しく見つめて

「彼女と、絶対結婚するつもりです。 彼女、かわいいでしょ? お父さん」

髪まで撫で始めました(笑)

「ちゃんと見てくださいね。すごく可愛いんですよ」

呆れ果てるお兄ちゃんたち。

「すぐに、孫も抱かせてあげますよ。お父さん」

吹きだし、むせ返るボンスン。

「え?」

「大丈夫か? 子供は2人欲しいって言ってたよね? 」

「何言ってるの?」

「ああ、息子と娘、ひとりずつか?」

ちょっと調子にのっちゃいました(笑)

 

~帰りの車内~

「まったく、あなたが何をしでかすのか見当もつきません」

激怒しているボンスン。

「これは、人権侵害だし、明確な契約違反ですよね? こんな上司は絶対に受け入れられません」

「だから、悪かったって謝っただろ? もう勘弁してくれよ」

「どうして、私がこんな目に? なぜ、社長様と結婚しなきゃいけないんですか?」

「俺と結婚するのはいやだって言うのか?」

「ええ、その通り!」

「こうでもしなければ、俺は、親父に、見合い結婚させられるところだったんだぞ」

「だからって、なんで、私を持ち出す必要があるんですか? うちの母が、どれほど、そのことで、不快にさせてるか知ってます?」

そこへ、電話が・・。

「もしもし!!!」

怒りにまかせて出た電話の主は、GoodTiming オンマでした。

「え?オンマ?」

「あんた、ちゃんとやってるの?」

「ああ、心配しないで。社長様はそんな人じゃありません」

「彼を射止めたの?」

「なにもないってば!」

「たくさん飲ませて・・・いいわね?!」

「とにかく心配しないでね」

「一緒に寝るときは、ちゃんと持たせた毛布を使うのよ、わかった?」

「お母さんたら、なにを言ってるのよ。他人様の家で迷惑をかけたくないわ。とにかく、ちゃんとやるから、心配しないでね、じゃあね」

途中からは、電話切っちゃったうえでの小芝居でした。

「うちの母は、心配性なんです」

「お母様は、本当に、お前が大切で心配なんだな。 全然、全然、心配する必要もないのにな」

そのころ、オンマは・・・。

「あのこ、何言ってんの? おかしくなったんじゃない?」

 

~翌朝 ボンスンの寝室~

笛をふいて、たたき起こすミニョク。

「起床! 俺たちは、特別訓練を開始する。まずは 基礎的な体力確認だ。起きろ」

 

フリーフォール練習場。

お手の物で、ひょいひょいと登っていくボンスン。

頂上から、「社長様~、もっと高くのぼったほうがいいんですか? これ以上いけないんですけど~」

 

タイヤを引っ張りながらのランニングも軽々。

「ちょっと待て、ボンスン。いったい、どうやって、そんな進んでいくんだ?」

「だって、社長様が、行けって言ったじゃないですか?」

「そりゃそうだけど、しかしすごいな。 ほんと、お前、何者だ?」

 

~アジュンマ3人組~

ボンスンオンマ、登山にきました。

ボンスンに持たせたあの布団には、祈祷師のお守りが縫い付けてあるそうです。

ペク・タク社長のことは、ただのヤクザには見えないという、ボンスンオンマ。

グクトゥアッパが、町一番のイケメンだそうです。

話があちこちに飛ぶおばさんたちです。

 

その頃、グクトゥオンマは、トボン洞ナッツで、アッパとおしゃべり中。

がらのわるい奴らが食べにきて、そそくさと帰るグクトゥオンマ。

 

 

~強力3課~

「コーヒーくれ」

「はい」

「これが、被害者の証言をもとに作った似顔絵です。」

係長が班長に見せています。

「韓国内で購入したものじゃなさそうですね。同様品のサンプルを捜してます。」

「靴はどうだ?」

「これが現物なんですが・・サイズ295の靴を販売したすべての店舗を探してます。」

「これはどこから持ってきた?」

「店に戻されたものの一つを手に入れました」

「CCTVの映像に、全部目を通したのか?」

「おい?」

「まだです」

別の刑事が答えます。

「もう、目がおかしくなりそうですよ」

「それで、あいつ グクトゥはどこ行ったんだ?」

そこへ、心ここに非ずの状態で、戻ってきたグクトゥ。

「なんだ、あいつ、どうした?センチメンタルだな。失恋でもしたか?」

「どうしてそれを?」

「それこそが、アナログの力ってやつだ。なぜ、俺が“主任警部”が好きだと思う?感情、男、センチメンタルな感情! エピソードの中に、チェ・ブラムが、容疑者の顔を見たとき、言ってるんだ。“お前が誰かを殺してきたとき、どうやって、おまえはその食べ物を飲み込むことができるんだ? 普通の人間が、こんな状況で飯を食えるか?” その言葉にに驚くべきだろう?」

「それ、どういう意味ですか?」

「あのな、彼は、殺人者が、人間を細断処理した証拠を見つけようとしてるんだ。しかし、殺人者自身が餓死して、聞かせようがない。まったく、感情を介さないやつらだな」

「それと、グクトゥが悲嘆にくれてる理由と、どう関係が?」

まじめやな、係長(笑)

「いいから、靴屋に行って来い!!」

係長、とんだとばっちり。

「おい、イン・グクトゥ!」

「ト・ボンスンさんから、証言は取ったのか?」

「今、彼女に来てもらってます」

 

~取り調べ室~

「私は、ギョンシムの声が聞こえて、そこに向かったの。 そしたら、男が、鉄パイプを持ってて、それで、彼女が・・・叩かれた」

「かなり驚いただろ? そいつは、マスクを身に着けていたのか?」

「うん。 顔全体をカバーした感じで、 でも、彼の目を見たの」

「お前と目があったのか?」

「その男がふりむいたとき、目があったの。 すごく怖かった」

「それで、 そいつは、お前をみるなり、逃げ出したのか?」

「え? ええと、ええ。私、本当に大声で叫んだの」

「叫んだだけで逃げ出したのか?」

「え・・・そう、すごく大声で叫んだから。“助けて~”って、できるかぎり大声で」

頷くグクトゥ。

「でも、グクトゥ。彼は変な匂いがしてた」

「匂い?」

「うん。 ガスみたいな匂い」

「どんなガスだ?」

「ええと、ガソリンみたいな感じだけど、ガソリンスタンドの匂いじゃないの。前にも嗅いだことがあるような気がするんだけど、どこでだったかな。ああ、道路をアスファルトで舗装するとき、そう、その時の匂いってわかる?あんな感じ」

「アスファルト?」

「うん」

 

証言がおわって、降りてくるグクトゥとボンスン。

ミニョクがお待ちかねです(笑)

「きょうは、お疲れ」

「ああ、うん。ねぇ、グクトゥ、なんかあった? あんまり元気ないみたい」

「ヒジが・・・他の男を好きになりはじめてるんだってさ」

「・・・ああ。なんてこと」

「でも、不思議なことに、あんまり悲しくないんだ」

「そういうの、よくあるよ。 まだ、受け止めきれてないのかも。時間が経つにつれて、心があとから痛くなってくる。でも、心配することないわ。 彼女、すぐに乗り越えると思う。通り過ぎる風より、たいしたことない程度よ」

じっと、ボンスンを見つめるグクトゥ

「おれたち、友達なのか?」

ここ疑問形よ? いままでの断定形じゃないわよ? 

えっと、都合、何秒間、見つめあってた? 

測ったら、「おれたち、友達なのか?」をはさんで、12秒+6秒くらいあったわよ。BGMがなかったら、確実に放送事故よ(笑)

うわ、興奮しすぎで、すみません!!! くぅ~ くぅ~ラブラブ

 

 

「CEOの家で寝るときは、ちゃんと部屋に鍵かけて寝ろよ。アン・ミヒョク代表は、間違いなくゲイじゃないぞ。内鍵をかけろよ。」

「そうね、忙しいでしょうけど、ちゃんと家に帰ってね」

「気をつけろよ」

 

「まったく、どんな冗談だよ・・・」

ボンスンがミニョクのもとにきました。

「俺は、警官全部を憎んでるが、この署内は特に嫌だ」

ミニョクを睨むボンスン。

 

~トボンナッツ~

地域パトロールの奥様達が集まってます。

ペク・タクのパトロール隊が、女性の独り歩きに声をかけては、怖がらせてる。

「うちの娘なんか、昨日は死ぬほど怖かったって言ってるわ」

「逆に、あの人たちがいるから、安全じゃない感じがするわ」

「なんとか、彼らがしているパトロールをやめてもらうよう、頼めないかしら」

「私たちのいう事なんて聞くような人たちじゃないわ」

「わかったわ。私が彼らと話をしてみるわ」

「まだ、この時間でも、見まわってるんでしょ?」

「あのピンクのベストがなければ、間違いなく、犯罪者みたいに見えるわ」

 

「なんで、来ないのかしら?」

通りの方を気にするボンスンオンマ。

 

~夜の公園~

ゴミ拾いしている不良たちと、パトロールヤクザがぶつかる。

「俺たちのヌナがいれば、おまえらなんて、ひとたまりもないぞ。」

『ボンスンの衣を笠に着てる』けど、ちゃんとお掃除してるところは憎めない不良くんたち。

そして、「怪力ガール」の話が、ペク・タク一味の末端まで、いきわたっていないことが発覚した瞬間(笑)

 

パトロールヤクザは、送り届ける人には、本人の承認のもとに行ったという証拠のサインが必要なようです。

「御嬢さん、ここにサインしてください。」

3人に取り囲まれ、怖がる女性。

「助けてくださ~い。」

 

ボンスンの怪力ハルモニが登場ね。これまた、すさまじい面構えのおばあちゃんです。

3人ともひとたまりもない。

決まった!と思ったら、あ、腰が・・。

 

~薬局~

「いらっしゃいませ。 頭痛の具合はいかがですか?」

「ああ、まだ、少し痛みますね。鎮痛剤を欲しいんですが。」

「はい、少しお待ちください。本当は、病院で処方したもらったほうがいいんですよ。それに、あまりにも多く、睡眠薬を飲むのもよくないです。」

「なかなか寝付けなくて困ってるんです。」

「もし、よかったら、教会に来ませんか?」

「教会ですか?」

「私は、教会に行くことによって、不眠をコントロールしながら、治療したんですよ。出席するだけで、心に安らぎが与えられるんです。」

「効くんですか?」

「早朝のお祈りに参加し始めて 20日くらいです。明日が最後の日なんです。」

「このあたり、最近物騒ですよね。だから、早朝に出歩くのは安全には思えないですけど。」

「神様が守ってくださいます。」

薬局の人と会話を交わす男性客。教会の話には、さほど興味がない様子。

「おいくらですか?」

「4000ウォンです。」

 

~トボンナッツ~

店を閉めて、出てきたボンスンオンマとアッパ。

「なんで、まだ来ないのかしら?」

「もう、家で待ってるんじゃないか?」

「そんなことないわよ。店に来るって言ってたんだから」

「電話してみたら?」

通りをキョロキョロするオンマ。

「あ、オンマ~~」

自分の母親を迎えるボンスンオンマ。ちょっと当たっただけで跳ね飛ばされる(笑)

「ト・ソバン、ひさしぶりだね。」

握手して、手がつぶされかけるアッパ。

「会いたかった~~ オンマ」

ハルモニも知ってる近所の物騒な噂。さっきも3人くらい世話してやったから、警察に電話してやりな、と言われる。

 

~犯人のアジト~

だいぶ、怪我の様子がよくなったのかな?

曲げられた鉄パイプを見るだけで、機嫌が悪くなるマスク男。

「そばにこないでください。お願いします。助けてください。」

赤い服の女性。

「寂しいだろう? もうすぐ、新しい友達を連れてきてやる」

「家に帰してください」

「ここがお前の家だろう」

男が、マスクを外すと・・・。

あああああああああ、薬屋にいたお客だ~~~!

 

~ボンスンのお部屋 /ミニョクのおうち~

<アン・ミニョク代表は、間違いなくゲイじゃない。内鍵かけろよ>

グクトゥの忠告を思い出し、鍵をしめて、ベッドに入るボンスン。

 

教会に向かって、早朝暗いうちに、一人歩きをする薬局の彼女。

後ろから、黒いマスクをした男がつけている。

 

~ミニョク 秘密基地~

考えこんでいるミニョク。

病院で見かけたペク・タクのことね。

両手で顔を覆うミニョク。

ペク・タクも、因縁がありそうなことを言ってたけど、この二人にも、これから明らかになる何かがあるのかも。

 

眠り込んでいるボンスン。

部屋のドアノブが動く。

なんどか ガチャガチャと音がするが、諦めたように静かになる。

 

~教会にむかう階段?~

後ろから羽交い絞めにされ、襲われる女性。

 

~ミニョクの寝室~

静かに戸が開き、賊にナイフを突きつけられるミニョク。

 

★第7話に続く★

う~ん、犯人がマスクをとったね~~~。

たしかに、彼自身に関しても、そろそろ進展がないとね。

オンマはイケメンなはずないって言ってたけど、なんだか、美醜の線引きがわかりません。

韓国基準として、彼の顔レベルは、どうなんでしょうか?

そこまで、変な顔じゃなかったように見えましたが・・・。

ただ、背中の古傷とか、まだまだ、秘密が一杯ありそうだけど。

 

ええと、ヒジとグクトゥは、別れたってことで、ファイナルアンサー?

 

12秒+6秒間の沈黙が、じわじわ~と来て、このときのグクトゥの気持ちを思い、何度も再生しまくっては、クゥ~クゥ~吠えてます。

 

夕焼けのシーン、よかったです。

年齢を重ねると、ただ守ってくれる人ではなく、ミニョクのように、自分がやりたいことの道筋を一緒に考えようとしてくれる人、サポートをしてくれる人、一緒に歩んでくれる人が、どんなに大切か、わかります。

結構、こういう役割は、二番手ナムジャのお得意分野なのですが、このドラマは、逆転してますね。

綺麗な夕日、私なら、一生忘れないと思います。

 

画像はすべて、JTBC名場面クリップより 画面キャプチャーしています。