ハッピートゥゲザー
そうだね・・・みんな幸せになれるといいね。
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。
■ 第6話(1) 해피투게더 ハッピートゥゲザー
グクトゥの「俺もここに泊まる」宣言が、波紋を投げかけてます。
「何言ってるんだ。(今更)こんなことをするくらいなら、最初から、俺に(彼女を)委託するべきじゃないだろう。」
今のミニョクは、「正しい力の使い方」について、ボンスンの気持ちを聞いてあげたいのよ。
「“委託”? ボンスンは“物”じゃありません。 どうやって、私があなたを信頼できると思うんですか? どちらにせよ、私が彼女を保護しようと思ってました」
それを聞き、一歩、グクトゥに近づくボンスン。
「グクトゥや~」
「ああ、なにもなかったんだな?」
うわ~、さすが、パク・ボヨン、特殊効果なしに、ボンスンの目が ハートになってる(笑)
振り返って、ボンスンの表情を見たミニョク、呆れ果てる。
視線を遮ろうと、顔の前で手を振ったりするが、全くもってぶれないボンスン。
「うわ~、まじかよ」
男2人、睨みあう。
~強力3課~
「なぁ、このクソ忙しいときに、あいつは、どこいったんだよ!!!」
事件はなかなか進展しないし、イライラしてる班長。
「犯人は、何度もボンスンさんと顔を合わせてるんですよ。俺が彼だったら、不安でしょうがないと思いますよ。」
オモ、係長が助け舟出してる。
「信じられない奴だな。つきあってんのかよ? 」
部下の報告を見ながら、
「それはともかく、仮面のことはどうなった?」
「え?ああ、今、被害者に見せにいってますよ」
~ギョンシムの病室~
仮面舞踏会風のマスクなど数点を、ギョンシムに見せる刑事たち。
「そいつがかぶってたのは、こういうのですか?」
「違います」
「じゃ、こっちのタイプはどうですか?」
「違います」
「こっちは? それとも、こっち?」
「どっちでもありません。 頭からすっぽりと被るマスクみたいでした。 髪の毛も覆うタイプの・・・」
やりとりを編み物しながら、だまって聞いていたボンスンオンマ。
「彼は、醜い男に間違いないわ」
刑事2人と ギョンシムが オンマの顔を見る。
「だって、イケメンだったら、なんで、顔を隠すの? 容疑者リストがあるなら、まずイケメンを取り除くべきね。 イケメンだったら、彼は堂々と罪を犯したでしょう。 マスクなんて被る必要ないわ。 なぜ、 あなた方は、犯人の映像がCCTV映像がないと思います? 彼は、カメラ映りが悪いのを気にして、カメラを避けてるのよ」
断定的なオンマの意見に、刑事二人、「もう行こう」と、すごすごと退散(笑)
「警察の威信に傷がつく前に、私の言葉をよく聞きなさい!」
「はい・・・」
~ミニョクの自宅~
「しかし、あなたの家は大きいな」
私も、てっきり、最初、マンションの最上階かと思ったら、戸建てだったんで、びっくりしたもん
「空いてる部屋を貸すよ」
「ソファでいいです。ここで寝ますから」
ボンスンが心配します。
「なんで、ソファで寝るの? 疲れが取れないわ」
「なんだよ、お前は、彼と俺が一緒に寝ればいいとでもいうのか?」
「まさか! 絶対だめ。そんなことさせない!」
「私は気にしませんが、あなたにとって不快でしょう?」
「いや、違いますよ~。俺たちは、俺のベッドで一緒に寝ることができる・・・」
またもや、わざとシナをつくるミニョク。
「だめよ、グクトゥや」
おもわず、ミニョクを押し戻すボンスン。腕を強く掴まれて、悶絶するミニョク。
「そんなのダメ、グクトゥや、そんなのダメなの。 だって・・・うちの社長様は・・・その・・・」
「なんか、ごまかそうとしてるな」
「・・・彼は、ゲイなの!」
うわ、それ、お前がここで言うか・・な表情のミニョク。
「え?」
戸惑うグクトゥ。
「彼が普通の男の人だったら、私が喜んで、男の人の家に来ると思う?」
ミニョクに対しても、必死に訴える。
「誰もが知ってることでしょ。彼にだけ言わないのは、おかしいと思うんです。私のことを誤解されたままにしておきたくないんです。」
「そうか、じゃ確認してみるか? 世界中のだれもが知ってるなら、彼に言ってやればいい。彼女は、俺のボディガードだ。」
うわ、ミニョク反撃(笑)
<なんで、その話を・・・?>
<なんだよ、そっちが言いはじめたんだろ>
<今、言わなくてもいいでしょ!!>
目で、喧嘩する二人。いえ、目だけで喧嘩できる二人(笑)
「二人して、何してるんです? 俺をからかってますか?」
「からかってない!」(ボンスン)
「からかってない!」(ミニョク)
「俺が、毎晩、脅迫され続けてるから、ボディガードとして、彼女を雇ったんだ。」
鼻で笑うグクトゥ。
「そんな話を信じろと? まさか、真面目に言ってるのか? なんで、女性のボディガードなんて雇う必要があるんですか? そういう警護専門の女性もいるかもしれないが、それにしたって、彼女はか弱すぎるだろ? 馬鹿を言うにも程がある!」
<言わないでいてくれますよね??>
<こんなことまで言われてもか?>
「か弱い? 彼女が? おい・・・」
慌てて、ボンスンが仲裁に入る。
「だから、彼が、男性のボディガードをつけてると、それだけでスキャンダルに巻き込まれ続けてしまうの。だって、男性ボディガードって、大抵、背も高くて、イケメンでしょ?だから、言われもない誤解や不祥事から、彼を守るためでもあるの。驚くくらい、この人は、自分のイメージ管理に必死なのよ、ね?」
「で、あなたたちは、その馬鹿げた話を、この俺に信じろと?」
「うん」(ボンスン)
「うん」(ミニョク)
「よし、わかったよ。二人の言ってることが全部真実だとしましょう。我々は、全員、別々に眠ればいい。空き部屋を貸してください。」
ようやく、話が振り出しに戻りました(笑)
所要時間 約3分半~4分くらい?
「空き部屋?」
今度は、ミニョクが、何かにひっかかりはじめました。
グクトゥの寝顔をニコニコしながら見つめるボンスン。近づいて、キスしそうに・・・。
眠っているボンスンの上に、覆いかぶさるようにして、キスしようとするミニョク・・・。
グクトゥの鼻筋を撫でながら、その寝顔をうっとりと見つめるミニョク。
三者三様の妄想が、おかしすぎる
(だめだ) (だめだ) (だめだ)
咳払いするグクトゥ。
「ええっと、3人が別々に寝るっていうのは、あまりいい考えじゃないような気がします」
「そのとおり!」(ボンスン)
「そのとおり!」(ミニョク)
「でも、ここにずっと、突っ立ってるわけにもいかないな。こういう場合は、徹夜すればいいんじゃないか? いいか?」
外に繰り出した3人。
ビリヤードバーのようです。
◎ビリヤード対決。
これは、ミニョクの勝ちね。グクトゥが負けて、つまらないボンスン。
◎ダーツ対決
これは、グクトゥの勝ち。
ウリヒョンシギ、下手なふりの演技が下手(笑) 下手なわけないじゃん、としか思えない。
酒で決着をつけよう。よし!
「俺から行くぞ。」
飲干すミニョク。
「公式には、1時間前から、退勤扱いだから、酒を飲んでも大丈夫だ。」
グクトゥも一気に飲み干す。
「こんな対決やめてよ。馬鹿みたいよ。私も飲むよ。」
「だめだ!」(ミニョク)
「だめだ!」(グクトゥ)
勝負つかず、2人ともべろべろ。
「ね、やめ・・・もう! 何してるのよ!」
「飲め!!!」
~ギョンシムの病室~
「お前は、可愛いボンスンに、ひどすぎないか?」
パパが カップラーメンを食べながら、ちょっと苦言を。。。
「たしかに、あの子は怪力だ。でも、悪い奴が武器で彼女を脅かす場合を考えたことがあるのか?」
「だから、あの家に、あの子を行かせたのよ」
編み物の手は止めないオンマ。
「あの社長が、ちゃんと守ります、と言ったから同意したの。」
「なんで、お義母さんのところに、やらなかったんだ?」
「会社はどうするの?」
「成人した娘が男の家で過ごすのに、そんなこと言ってる場合か?」
「まったく・・・彼はゲイだって言ったでしょ? 馬鹿なの?」
それを聞いていたギョンシムが・・・
「あの・・・そのことなんですけど、私は、彼はゲイじゃないと思うんです」
「あら、あなたもそう思ったの? どうしてゲイに思えないの?」
「一緒にクラブに言ったとき、彼は、女性の姿を目で追ってたの。そういうのって、抑えられないものだから」
ギョンシム、鋭い(笑)
でも、ボンスンに向けた「はちみつビーム」は見てないのね? 残念だわ!!
「なんだって!?」
パパ、壊れそうです(笑)
「じゃ、俺たちは、そんな男の家に、ボンスンを行かせたのか?」
「あのね、あなたが本当に心配しなきゃいけないのは、ボンスンの幸せでしょ。私みたいな人生を送らせてもいいのね? まったく、自分のことしか考えないばかりか、私の努力を水の泡にする気?!」
「俺は、その男は信じられないが、ボンスンのことは信じてるから」
「ああ、アンソバン(アン義理の息子)が、ボンスンと素敵な初夜を過ごしていることを願うばかりだわ」
「なに? アンソバン? 初夜?」
その頃、アンソバンは、好敵手と酔っぱらって、ビリヤード台で抱き合いながら睡眠中。
呆れ果てながらも、2人を担ぎあげて、店を出るボンスン。
酔い覚ましの水を買ってくるつもりで、二人を降ろし、離れるボンスン。
通りかかった二人組が、泥酔している2人から、財布を取ろうと物色する。
「ちょっと、そこで止めなさい」
ボンスンが戻ってきました。
「なんだよ、驚かせるなよ」
「今、この人たちから、何を盗ろうとしたの?」
「ああ、いいだろう、別に? だめか?」
通りすがりの勇気のある女の子に思われたみたいです。
「ママのためのお使いの途中か? うん、俺のタイプだな。このあと、どっか行こうか?夜風は寒いだろ? どっかあったまるところに行こうよ。」
「その盗ったものを戻しなさい、いますぐ!」
グクトゥの懐をあさっていたもう一人が、手錠や身分証を見つけちゃいました。
「畜生、こいつ、警官か。」
金だけ抜き取ろうとする男たち。
「確かに、戻すように言ったわよね?」
態度を豹変させた二人組に、ボンスンの鉄槌が下る。
1話以来、久しぶりに、「人間むき出し大砲」が見れました。
ボンスンの怪力が信じられず、周辺調査中のペク・タク。まだ、付け狙ってたのね。車の中から見張っている。
今度は、二人組が宙を飛んで、ボンスンにやられるところを、ペク・タクも、アガリも しっかり目撃する。
「人のいう事を聞かないからよ」
「あいつは何者だ?」「吸血鬼?」← 発想が貧困なアガリ。
結局、飲んでないボンスンが運転して帰宅。
「はッ、誰が誰を守るですって? どうやって?」
2人を担ぎ上げて、家に連れ帰るボンスン。
ソファに寝かせるときの、ミニョク(雑)とグクトゥ(丁寧)の扱いに、あからさまに差がありすぎてツボ(笑)
~ボンスン宅の近所~
柄の悪い奴らがパトロールしていて、怖がられる。
パトカーもすごい台数で、巡回してます。
中央管理センターで、モニター中の刑事。
「ちょと待て。あれは、Eチームの奴らじゃないか? 先輩、Eチームは、ここの管轄じゃありませんよね?」
「Eチームは、流出した情報を持ってるのか?」
「行方不明者情報は、知ってるはずです」
「まったく、少し休憩するか?」
パトカーのすぐ後ろを走るなんて、大胆不敵な犯人です。
コンビニが閉店時間を迎え、店員が店を閉めて出てきました。一人で帰る女性のあとをずっとつけている車。
床で寝ていたミニョクが目を覚ますと、しっかり、ソファに寝かされているグクトゥ。
「あいつ、俺の枕と毛布を・・。俺のことは床に落としたな。なんで、こんな差別を!」
枕と毛布を奪い返すミニョク。
「ああ、尻が痛い!」
急に、あのピンクのフードの子を思い出す。
「ほとんど、彼女の顔が見えるところだったのに。絶対見てるはずなのに。 畜生」
いつも夢の中で、寸止めなのね(笑)
ボンスンの寝顔を見る。
一瞬、ピンクのフードの女の子とかぶる。
「ああ、まるで話にならないな。そんなはずない。 ゆっくり寝ろよ。」
ミニョクの家の前で、まだ張ってる!
ペク・タクさんたちは、寝なくても大丈夫なのかしら?
~ギョンシムの病室~
朝、ボンスンオンマが着替えやいろいろ持って付き添いにやってきました。
「あんたは、仕事行きなさい」
アッパをたたき起こす。
「アワビのおかゆを作ってきたわよ~、ギョンシマ~。あ、あなた、そこの一つはボンギのだから、途中で届けてね。わかった?」
「俺のは?」
「いつもの食堂で食べればいいでしょ?」
ボンスンたちの初夜を気にするオモニ。
「ちゃんと早起きして朝食を作ったかしら。寝坊したんじゃないかしら。心配だわ」
ギョンシムが、グクトゥが一緒だったと教えてあげます(笑)。
~ミニョク宅の食卓~
ちゃんと朝食を作ったボンスン。
ボンスンの前には、ミニ「太極旗」と、ロイズのチョコレート、トースト&ジャム。
「これは何ですか?」
「ああ、それ? 俺は、愛国男だから、食事のときにも、国と国民に、俺の愛を降り注ぐのさ。」
無視するグクトゥ。
「ボンスン、朝飯ありがとうな」
「うん、グクトゥ、食べてね」
「おい、俺のうちの朝飯なんだから、俺に感謝すべきだろ?」
無視するグクトゥ。2回目
「なぁ、昨晩、俺たち、どうやって家に帰ってきたんだ?」
「ん? あなたたち二人と、歩いて戻ってきたけど。覚えてない?」
ミニョクがボンスンに訊ねます。
「おい、なんで、トーストとチョコレートだけしか食べないんだよ」
「ああ、私は、昨日は全然飲んでないから、酔い覚ましのスープはいらないんです!」
ジャムの蓋を開けられないふりをするボンスン。
「貸してみろ。ほら」
気付いたグクトゥが、こともなげに開ける。
「ありがとう、グクトゥや~」
あきれかえるミニョク。
「・・・で、昨日は結局、誰が勝ったんだ?」
「私が覚えている最後の記憶が、気絶したあなたを見てます」
「変だな。俺も あんたが気絶しているのを見たな。不思議なこともあるもんだな」
「本当にゲイなのか?」
「私生活に関する質問には、答えない! まったく どこまでも失礼だな」
「とりあえず、二人だけで一緒に過ごすのはダメです」
「それは、あんたにも言えるな」
「あなたたち2人もだめですからね。本当に。 言うつもりなかったけど、ふたりとも昨日は、なにしたか、覚えてます? 」
いきなり セクシーダンスを踊って、ミニョクを誘うグクトゥ。額を寄せ合って、キスしそうになるところを必死で止めるボンスン。
抱き合って、ビリヤード台で、眠る二人。
激しく落ち込む二人。
スープを一口飲み、むせ返るミニョク。
「お前、これ、何入れた?」
グクトゥも、飲んでみる。 ちょっとむせる。。。
「このくらい大丈夫だろう? そんなに辛いか?」
「誰がそんなこと言ったよ」
「だいぶ辛そうに見えましたけどね」
相当、辛いらしく、二人して、むせてるミニョクとグクトゥ。
悠然と生チョコを口に運ぶボンスン。
「う~ん、とろけちゃう」
「うまいか? おい、それ一つくれよ」
ミニョクが、チョコレートを指差す。無視するボンスン。
「俺は、いつも朝食は食べないから・・・」とやせ我慢するグクトゥ。
「おいしいでしょ、たくさん、食べてね」
昨晩の復讐作戦成功です。
「グクトゥや~。本当は辛いんでしょ。一つあげるね。はい、あ~ん」
チョコレートを あ~んして、食べさせてあげるボンスン。
そこへ、脅迫者からの電話。雰囲気一変。
席を立つミニョク。
<お前が、オソングループを継ぐことはない。諦めろ!>
「おい、本当にお前は、ちんけな野郎だな。なんで、直接、俺の顔を見せずに、こんな汚い真似をするんだ。」
<明日の会議で、後継者を受け入れないと宣言しろ!>
「いやだね」
<もし、やらなければ、お前とアインソフト、両方を破壊してやる。今度は本物の銃を使ってな。>
「ははは、やれるものならやってみろよ。お前がやる前に捕まえてやる。だから、せいぜい緊張して待ってろよ、この野郎」
食卓に戻ってくるミニョク。
「また、脅迫電話ですか?」
「いや、なんでもない。食べよう」
ただならぬ様子に、グクトゥが反応する。
「私の見解では、あなたに必要なのは、ボディガードではなく、警察じゃないですか?」
「さぁな、俺はごめんだね。俺は警察が嫌いなんだ」
グクトゥにも電話がかかってくる。
「おい、プリペイド携帯の出所がわかったぞ。お前もすぐ来い。友達の警護には、別のパトロール隊を派遣した。だから、心配するな」
「はい、了解です」
「ボンスナ、別の警官が、会社で警護につく。だから、それまでは、彼と離れるな」
「うん、わかった。捜査に戻るの?」
「男同士の頼みです。 ウリボンスニを守ってください」
ウリボンスニ・・・ウリボンスニ・・・ウリボンスニ・・・
私の頭の中で、エコーがかかりました(笑)
たぶん、ミニョクの頭にも・・・。
「運転、気を付けてね。 いってらっしゃい」
心配気に手を振るボンスンと、嬉々として手を振るミニョク。
ミニョクの隣に座るボンスン。
「社長様は心配しなくても大丈夫ですよ。私がちゃんと守りますから」
「でも、あいつは、俺に君を守れと言ってただろ?」
「自分の身は、自分で守ります」
「なぁ、これ、飲んだら確実に殺せると思って、辛いスープ作ったんだろう?」
そうかな、そんなに辛いかな、と首をひねるボンスン。
「食べ物で遊ぶなよ。 これは契約違反だろう?」
「私が何を間違ったっていうんです? なんの契約違反ですか?」
「乙は、甲を保護する必要がある!だろ? 乙は、甲に対し身体的被害を引き起こすようなことはしてはならない! それなのに、お前は、俺の胃に異物を与え、身体的危害を及ぼしただろ?」
「あなたの胃? 本当ですか? じゃ、どれくらい危害が及んでるか、開いて見てみましょうか? あなただって見られないのに、なんで、私に言うの?」
「なんで、そんなに態度が違うんだよ! 俺の胃は、今、相当やばいんだよ。なんで、こんなスープ作ったんだよ!!!」
「それは、あなたが 昨日飲み過ぎたからでしょう? なんで、あなたの身体の苦痛が、みんな私のせいになるんですか? こんな調子じゃ、躓いたり、落っこちたりしても、私を責めたてるんでしょ!」
「お前は俺を保護するために呼ばれたんじゃないのか? 俺は、お前に会ってから、傷だらけだ。今日は、胃まで、こんなに傷付けた。」
「もう十分じゃありません? 他の場所も傷つけたいですか?」
「え?」
「私、本気ですよ。どうぞ、お食べください」
~張り込みの車内~
来たか?
代理ドライバーの部屋は、あの建物の3階の左側だ。これに着替えろ。
チャイムをならす
「どなたですか?」
「お届け物です。」
「・・・頼んでないけどな」
「キム・ソクペさんですね?」
「はい」
皆で一斉に捕まえる。
「警察です。あなたを トボン洞誘拐殺人事件の参考人として、連行します」
~社長室~
「社長様、大変です!」
到着早々、ゴン秘書が入ってきました。
「オソン建設の株価が急落してます!!」
「なぜだ? 中国での作業中の事故のせいか?」
「いえ、そうではなく・・・」
ちょっと、ボンスンを気にするゴン秘書。
「なんだ、いいから言え!」
「チラシ(噂)のせいです。」
「チラシ?」
「それが・・・社長が、その・・・男性が好きだと」
笑い話で済まなくなりました(笑)
ネットで、自分の記事を読んでいるミニョク。
「あの、私、ポータルサイトから、私の動画が削除されたみたいなんですけど・・・そんなに心配しなくても、じきに削除されますよ」
呑気なことをいうボンスン。
またもや、削除要請の電話を入れるミニョク。
「検索ポップアップが、私の名前を誘導してますよ、あまりひどいようだと、あなたの仕事にも影響しますよ、 あ、そうだ、酔っ払い女の動画の削除、あなたのおかげで無事に削除されたみたいです。ありがとう。 いずれにしても、すぐに削除してくださいね~。よろしく」
「あの・・・社長様、もしかして、あの動画、社長様が頼んでくれたんですか?」
「うん」
「ありがとうございました」
「当然だろう? もちろん、お前は、感謝するべきだがな」
ちょっと見直したボンスン。
「おい、例のバイクを見つけたぞ」
「え?」
「だから、そいつを捕まえにいくぞ。 俺に、エアガンを撃ち、チェ警官を刺し、俺のドローンも破壊した奴。」
「本当に見つけたんですか?」
「バイクを売るために持ち込み、中古屋サイトに出てるらしい。もし、偽造ナンバープレートだったら、追跡できないがな」
「どうやって見つけたんですか?」
「俺のほうが、あいつらより賢いのに、どうして、警察に頼まなきゃならないんだ? これが、盗んだバイクを持ち込んだサイトだ。 出品する前に、ナンバープレートの変更すらしてないマヌケだ」
個人情報も筒抜けです。
「電話番号だけじゃない、名前:オ・ヒョンジュン、年齢:30、身長:180㎝、体重:72㎏、職業:ペク・タク建設従業員・・・」
「ペク・タク建設? なんか、聞き覚えがあります」
「この会社は、金のためなら、なんでもやるヤクザたちの会社だ」
ずっと、思い出そうと考えているボンスン。
ペク・タク建設のサイトを見せるミニョク。
「見ろ。 ここに、オソン建設ってあるだろう? 俺の親父の会社から、分離した会社だ。 もともとは、オソン建設の下請けで、非合法な仕事を請け負ってた。 今や、建設業を名乗ってる。俺の父の会社と密接な関係があるってことだ。 こいつが、CEOだ。彼は、俺の父の下で働いてた。 ペク・スタクだ」
その頃、噂のペク・タクさんは・・・。アガリさんと一緒に、サウナでお風呂に入ってました。
「なんで、なんでもかんでも、アン・ミニョクなんだ?」
「まさに」
「これは運命というべきか? それとも必然なのか?」
「この辺で、ケリをつけるべきなのでは?」
「お前の頭には、もうすこし 威厳のある言葉はないのか?ん? その“アガリ”は、日本からの言葉だろう?」
「はい(日本語で)」
「よし、今度は2分潜るぞ」
画像はすべて、JTBC名場面クリップより 画面キャプチャーしています。