長くなりましたので、分割しました。

第3話(1)はこちらからどうぞ。

 

■ 第3話(2)

 

~取り調べ室の様子をモニターしている班長たち~

<被害者とのご関係は?>

<誘拐された女性は、私の婚約者です>

 

「被害者キム・ジウォンさんの婚約者だ。」

「彼じゃない。 俺が見るところ、彼には動機もない」」

 

「動機ならあります。事件の2日前に、結婚を取りやめたいと、彼女が言い出したそうなんです。」

「これ、録音してますか?」

「ああ、だけど、絶対彼じゃない。」

班長が断言する。

「でも、状況から言っても・・・」

「まったく、もっと注意を払え。彼の目を見ろ。婚約者を心配している目だ。」

「それに、彼等だって言ってる。チョン・ヤンスクさんを殺した犯人と 誘拐犯は同一人物じゃない。」

たまりかねて、グクトゥが口をはさむ。

「俺は、同じ犯人が事件の背後にいると信じてます。」

「しかし、犯行現場は一緒だったが、足跡が違うんだ。」

「警察は、犯人のおもちゃですか?あいつは、彼女の病室から被害者を誘拐するために変装したんです。 あいつは、なんでもする奴です。」

「とにかく、彼は、おれたちが探している奴じゃない。共通項は、犯行現場が同じってことだけだ。」

「そして、キム・ジウォンさんは、まだ生きてますよ。」

振り返るチーム長。

もどかしさに興奮するグクトゥ。

そこへ、「おい、」と係長が グクトゥを呼びにきました。

 

~強力班3課~

グクトゥ「ということは・・・アン・ミニョク氏は、最近の誘拐事件や 殺害事件に無関係ですか?」

ミニョク「ビンゴウインク

「それでは、なぜ、チェ・シウォン警官は、攻撃されたんですか?」 

「警察官っていうのは、すべての市民を保護し、解決する権利をもっているんだろ?しかし、市民も、彼ら自身の責任で解決する権利がある。 俺は、自分のことは自分で解決するから、あんたは、自分の仕事をしろ」

「いいですか?」

「見てるけど」

「私は、ここからは、個人的に保護が必要なト・ボンスンさんを担当することになりました。」

それを聞いて、嬉しそうなボンスンラブラブラブラブ

「グクトゥや、 私が、アン社長の秘書として、すべて 明確にしますね。 あなたも知ってるように、この人は、ちょっと変わってるの。 個性的っていう意味だけど、それで、周囲に敵がたくさんいるの。」

「おい、暗殺者に狙われてることも話すのか?」

小声で注意するミニョク。

「暗殺者って、どういう意味ですか?」

「いずれにしても、ボディガードしていた警官を間違えてさしたみたい。それが、彼が いきなり攻撃された理由よ。突然の攻撃!」

「それなら、もっと強いボディガードを雇うべきだろう?」

ミニョクに詰め寄るグクトゥ。

「だから、そうしたんだ。彼女は、俺の・・・」

ミニョクの足を踏みつけるボンスン。

自分が怪力であることは、グクトゥにはずっと秘密にしてきたのに、こんなところで、ミニョクに暴露されてはたまりません(笑)

悲鳴をあげるグクトゥ。痛みで、なにも言えない。

「どうかしたのか?」

「グクトゥや~ 心配いらないの。」

あくまでも、彼の秘書だと言い張るボンスン。

「グクトゥや、 これは私の決めたことなの。」

「お前を心配しているんじゃない。俺は、この事件の目撃者のことを心配しているんだ。とにかく、ト・ボンスンさんの警護を担当する警官として、彼女の仕事の状況を把握する必要があります。彼女が外出しているときに、彼女が誰かを守って、ボディーガードをさせるというなら、誰が彼女を守るんだ。それに、あなたの会社は、彼女だけが、あなたを守らなければならないのか?」

「あんたは、俺に、 彼女を守れと言ってるのか?」

「グクトゥや、あなたは、この間の容疑者も見つけることができてないでしょ?」

「ああ、まだだ」

 

そこへ、係長が声をかけてきました。

「医者が今日なら、時間が取れるそうだ。病院に聞き込みに行こう」

「わかりました」

 

「おい、救急車呼べよ。911」

ミニョクの口をおさえるボンスン。

「痛いんだよ」と大騒ぎ。

仲のよさそうな二人が気になるグクトゥ。

 

「絶対、おれの足、壊れた。完全にマヒしてる。」

「え? ごめんなさい。すごく痛いですか? 病院に行きましょうか」

「だから、痛いって言っただろ。まったく お前のおかげで、災難つづきだ。 どっか行け。」

「わかってます。でも、言ったじゃないですか? 私欲では使わないって。」

 

病院で、担当主治医のもとを訪れた係長とグクトゥ。

「私のスケジュールを知ることは、そんなに難しいことじゃありません。事務所にきけば、おしえてくれるでしょう。診察や手術のスケジュールも、オンラインで確認できます。」

「そうですね。」

「これが、当日の CCTVの映像です。」

「ご協力ありがとうございます。」

 

「よし、もどろう。」

「係長。すこし、友人のお見舞いにいきたいんですが」

「友人? ああ、いいだろう。」

 

 

~診察をうけるミニョク~

「ああ、ここに小さな骨折がありますね。」

ギロリ!

「骨折?」

「ええ、とにかく 患部を固定しますので、動かさず、安静にしてください。」

 

研修医をしているボンギが通りかかりました。

「あ、ヌナ。」

「あ、こちら うちのCEOよ。」

「ああ、こんにちは。お世話になってます」

「ご覧のとおり、まったく、ついてなくて、そちらをむいてご挨拶ができませんよ」

「(小声で)彼の足を踏んだのか?」

「そんな単純な話じゃないの。」

「なんで、勤め始めたばっかりで、社長さんの足を踏むんだよ。」

「おい、車いすもってこい。しばらく ここにいるぞ。」

「え? なぜですか? もう治療はおわったのに。」

「世話しない気か?おれは死にそうに痛いんだぞ。お前が傍で世話したいって言ったんだぞ。こんな重病人みたいなのは、俺のイメージダウンだ」

ボンギが、思わず

「VIPルームをご用意しましょうか?」と助け舟を出すが、断るミニョク。

「いや、そんなのは退屈だ。ゴン秘書の尾骨は治ってないんだろ? あいつのところにいくぞ。」

 

ハンセ大学病院で、ヒジと待ち合わせをしていたグクトゥ。

「おお」

「久しぶりね。」

「まだ、許してくれないのか? こっちだ。この事件が解決次第、ちゃんとデートしよう。」

「わかったわ」

「ここで、友達が医者をしててさ。整形外科に予約取ったんだ。行こう。」

 

~ゴン秘書の病室~

車いすをおすボンスン。 ゴン秘書を見舞うミニョク。

「ゴン秘書、俺だ」

「あ、社長様!!」

「具合はどうだ?」

まだまだ、かなり痛そうです。

 

「どうなされたんですか?車椅子なんて?」

「つま先を骨折したから、歩けないんだ。」

「え?」

「ボンスンに踏まれて・・」

そっと、抜け出すボンスン。

 

歯を折られたヤクザアジョシ、食べないと死ぬって、みんなに言われてる。。。(笑)

病院で、ト・ボンスンを見かけたという子分の言葉に、恐れおののくヤクザたち。

 

あしたから、リハビリがはじまるというゴン秘書。

「まだ、痛いだろう?」

ポンと叩いただけで、激痛に苦しむゴン秘書。

「信じられないことに、隣の病室は、彼女がやっつけたヤクザたちで、しかも、もっと驚くことに、主治医は、彼女の双子の弟なんですよ。 ト・ボンスンが 宇宙の中心みたいじゃありませんか?」

「姉が痛みをもたらし、弟が治療する。興味深いコンビだ。」

 

「ヌナ、 なにしてるんだ? ヌナのせいで、患者が増えてると思わないか? 気をつけろよ。 最近、おかしいよ。」

「私だって、相当気を付けてるよ。でも、最近、私の力をコントロールするのが難しくなってるの。」

「だから、もっと気をつけろってことだよ。もう行かなきゃ。 グクトゥの彼女が来るんだ」

「ちょっと」

ボンギをひきとめるボンスン。

「グクトゥの彼女?」

「痛いったら!」

「ごめん。ねぇ、ちょっと待って。どこに? どういうこと?」

 

「あ、グクトゥや。来たのか?」

「ああ」

「こんにちは。」

「ああ、こんにちは」

「教授と会わないといけないので、30分くらい待ってください。」

「お前は帰っていいぞ。おれが案内するから」

「いや、待ってるよ」

自然に手を繋いでいるのをみて、ショックを受けるボンスン。

 

「おい、なんで、ここにいるんだ。」

ようやく、ボンスンに気づいたグクトゥ。

「アン・ミンヒョクさんがつま先をけがしたので、付き添いで。」

「ああ、挨拶しろ。友達のト・ボンスンだ。 彼女は彼の姉だ。」

「ああ、こんにちは。 チョ・ヒジです。あなたのことは、よく聞いてます。」

「ああ、こんにちは」

彼女に紹介されるト・ボンスン。

 

「診察室に案内しますね。教授に見せる前に、レントゲンを撮ってしまいましょう。」

ボンギに連れられて、ヒジが行ってしまうと、

「ちょっと、こっちにこい」と ボンスンをつれだすグクトゥ。

 

~診察室~

「主な症状はなんですか?」

「今度、コンサートがあって、練習のしすぎで、手首と指を傷付けたみたいです。

そのうちに、肘くらいまで、痛みが拡がってきて。何も持てないくらいなんです」

「あなたは、チェリストでしたよね。 神経を傷付けた可能性がありますね。 神経損傷は指の筋肉を酷使することで起こります。まず、血液検査をして、それからX線をとりましょう。痛いのは どちらの手ですか?」

「左手です。」

「ちょっと、まって、ここですか? それとも こっちですか?」

「ええ、その周辺が。」

一瞬、見つめあう二人。

 

なぜか、イライラして ボンスンに詰問するグクトゥ。

「いいか、お前は 仕事とプライベートをちゃんとわけろ。なんで、YES、NOと、ちゃんと言わないんだ。 いくら彼の秘書だといっても、なんでもかんでも、24時間中7時間をこえる命令を全部聞く必要はないんだぞ。 お前は看護人か?」

「だって、彼は、今、正式な秘書が入院中で・・・」

「だから、なんだよ?」

「前にいったでしょ。鳥脚じゃんけんで、尾骨を骨折したって」

「お前の会社には、お前しか社員がいないのか? ボンスナ~、お前は、人を簡単に信用しすぎる。かっこいい男はみんなやりてだ。そうじゃなければ、詐欺師だ。 それが男ってもんだ。それに、お前のところのCEOは変人みたいだし」

「なんで、こんな風に心配するの?」

「なにが?」

「あんた、彼女がいるじゃない。それなのに、こんなふうに優しくしないでよ。」

「なんだよ、お前、何のこといってる?」

ボンスンの反論に、たじろぐグクトゥ。

ちょうど、そこに、ミニョクがやってきて、二人の様子がおかしいことも、そして、その会話を聞いていました。

ボンギとヒジも、診察室から出てくる。

気まずい雰囲気が流れる。

 

「おい、そこで何してる。 お前をさがしまわったじゃないか。そんなことしてる場合か?」

ミニョクの助け舟です。

グクトゥを睨み付け、 ミニョクの車椅子をものすごい勢いで押して、その場を離れるボンスン。

 

一旦、ゴン秘書の病室に戻ってきた二人。

「あ、お戻りになったんですか?」

「なんで、不機嫌な顔をしている。 片思いしていた彼に、振られた彼女に見えるな。お前は、悟られやすい。真面目な話、俺は、本みたいに読むことができる。」

また、話の途中で、何も言わずに、病室を抜け出すボンスン。

 

ヤクザたちが、ボンスンの動向を気にしてる(笑)

たしかに、ト・ボンスンだ~~~。

あわてふためくヤクザたち

あの女が、また、現れたのか?

静かに!

 

「俺、間違ってるか? なぜ、答えない?」

「あの~、社長」

「おれを無視するのか?」

「あの~、社長、そうじゃなくて・・・」

「おい! あれ、彼女はどこ行った?」

 

レントゲンを撮るヒジ。

「彼女はチェリストで、指を痛めたらしい。俺の代わりに よくしてやってくれよ」

同僚に頼んでいるボンギの様子を見ているヒジ。

 

自宅に戻ってきたボンスン。

犬にご飯をあげてます。

「チョンシム、オンマは、また、餌をくれなかったのね? 困ったものね。すぐ、あげるからね。」

 

オンマが出てきました。

「オンマ、どこ行くの? そんなにいそいで」

「あんた・・・うまくやった? 彼と寝たの?」

「え?」

「本当に、うまくやったのね?」

「ああ、寝たわよ。ぐ~っすり。」

「あんたが言うのは、ただ眠ったってことでしょ? 次はいつ寝るの?」

「オンマ、彼は、女には興味がないの。それより、チョンシムに 残りごはんをやっちゃだめって何度も言ってるでしょ。」

「え~、シチューが大好きなのに?」

「人と犬は、おなじじゃないの。」

 

とりあえず、シャワーを浴びようと準備していると、ボンスンの携帯がなる。

<반말감질>

わはは、 ミニョクの登録名ね。

 

「はい」

「なんで、黙っていなくなるんだ。暴漢が、病院に現れたら、どうする気だ。」

「着替えのために、戻りました。」

「まったく、なんて態度だ、そりゃ、気分が悪かったんなら、メールでもいいから、知らせればいいだろう?仕事人として、常識がなさすぎる。」

「あなたもご存じのとおり、昨日、お風呂に入ってないんですよ。だから、ちょっとだけ、自宅に戻っただけなんです。」

「お前は、畏れ多くもお前の主人を死の床に追い込んだくせに、着替えの心配か?」

「そういうわけじゃありませんけど。申し訳ありませんでした。」

「ま、いいだろう。すぐこっちにこい、髪をかわかさずに来いよ。わかったか!」

たしかに、黙って消えるのは、だめだけど、心配してたって、素直に言えばいいのにねぇ~~~。

「この地獄は、彼のせいよ」

 

「さて、この待ち時間をどうやって、過ごそうかな?」

なんだかんだいって、ボンスンと連絡が取れて、機嫌がよくなったミニョク。

病院のロビーで、人相の良く無い輩が 病院に来たのを見かける。

知り合い?

イム・ウォニさん登場拍手。再開発業者のボス、ペク・タク役/ No.2のアガリ役は、キム・ミンギョさんです。

 

開発業者といっても、実際はボンスンが怪我をさせたヤクザたちの組織の幹部っぽいです。

 

若い女ひとりに、全員が病院送りにされたのが、信じられないボスのペク・タク。

怒り狂うボス。

「彼女の名前は ト・ボンスンです。両親は、クルミパイの店を所有していて、 彼女は、エインソフトで秘書をしています。」

「エインソフトだと?すごい偶然だな。彼女が、熟練している場合は、彼女をスカウトする。しかし、言うことをきかなければ、俺が、そいつを見つけ次第、許さんぞ。」

 

~ボンスン自室~

「力が制限できなくなった。考えてみたら、すべては、この日からはじまったのよね。」

工事現場で壊された携帯を見つめるボンスン。

 

ミニョクからの呼び出しメールがとまらない。

‐お前、いま 髪をかわかしてるだろ?

‐はやくこいといったはずだ

‐戻ったら、行くところがある。

「いつか、私は、この男を殺してしまいそうです。 それが今はすごく怖い。行けばいいんでしょ。行きますよ」

 

~近所の公園~

不良たちがタムロしてます。

「冗談じゃないんですよ。兄貴」

「その女は、何歳にみえた?」

「年上でした。」

「畜生。お前 死にたいのか?」

「落ち着いてくださいよ、兄貴」

「そいつを連れて来い!」

 

 

病院に急ぐボンスンの携帯に、相変わらず、ミニョクから、メールが入ってくる。

-  急げ。トイレに行きたい

何言ってんのよ

-  ここにいるのはうんざりした。

 

ミニョクのもとに急ぐボンスンが、高校生に話しかけられる。

「あの~ お姉さま。」

靴を指し示され、先日の不良たちだとわかるボンスン。

 

公園にやってくると、先日のボロボロになった靴をみせられるボンスン。

「お前も、この靴みたいにしてやろうか?」

 

ああ、そういうこと。 どうすればいいの? 

お前、狂ってるのか?

ボンスンのバックを奪う不良。

「持ってろ、あとで返してやるよ。 中身、みせろ。 なんだ、お前、金もってないのか?金くらい持ってるのは、常識だろう?」

「悪かったわね。最近、入ってくることが決まったばっかりだから、今はないのよ。30000ウォンくらいあるんだから、いいでしょ」」

「お前、馬鹿か。3000ウォンしかねぇぞ。レシートばっかで」

「本当に?」

「お前、そんなことでショック受けてる場合か?死にたいのかよ」

「わたし、頭をたたかれるの嫌なの。それに、触られるのも嫌いなの。だから、やめたほうがいいよ」

笑い出す不良たち。

一度やられてる子たち以外・・・(笑)

 

仕方なく、片手で、ボス格の彼を持ち上げるボンスン。

「ねえ、私は、あんたたちに、ちゃんと警告したわよね。」

 

他の子たちは、グルグル回る遊具にのせて、吹っ飛ばすボンスン。

並ばせて土下座させるボンスン。

 

~ゴン秘書の病室~

もどりました。

ついてこい。

車いすから立ち上がるミニョク。

ミニョクの肩をささえて歩くボンスン。

 

その様子をみて、信じられないヤクザの一団。

 

運転席に座るボンスン。

「時間外給与を支払おうとチェックしてたが、やめるぞ」

「でも、ご存じのとおり、“エチュード(練習)”っていうのも必要ですよね。私は、本当に、あなたが立てないというから、お世話しようと思ったんです。 それに・・・」

「“エティテュード(心構え)”」

「え?」

「俺について、言ってみろ。” エ - ティ - テュード” だ」

「いやです。 私の言いたいこと、わかってるくせに。 」

「お前、学校で何を勉強したんだよ。 どれだけさぼったら・・・あいご~。出発しろ。 あああ、憂鬱だな。 おれの身体と心は、快適にする必要がある。 話しかけるなよ。 少し休憩する」

「で、どこにいくんですか?」

カーナビを示し、何も答えないミニョク。

「出発します。」

 

お菓子やさんに立ち寄るグクトゥ。

「このチョコレート、ひとつください」

 

~グクトゥと・ヒジ~

悪かったな。待たせたか? 

今、来たところよ。

手はどうだった?

良くなると思うわ。あなたのお友達もすごくよくしてくれた。

そうか。 これ、遅くなったけど。

なに?

ただ、ホワイトデーとかそういうのがあるんだろ?

あなたがそういうの知ってたなんて、驚きね。

うん、食べてみろよ。

すごく柔らかくて、おいしいわ。私たちの関係も、このチョコレートみたいに、甘くなったみたい。

 

~アン家本宅~

本宅に来たミニョク。

お食事会みたいです。

「待ってたわ。」

父親の後妻さんが迎えにでる。挨拶をするボンスン。

 

「今日は、家族だけの話し合いなのに」

ちらりと、ボンスンのほうを見る。

「個人秘書だ、心配ありませんよ。彼女は、俺たちのことを かろうじて家族だっていうことくらいしか知らないから」

 

ごちそうに驚くボンスン。

「飯に夢中になってないで、容疑者をちゃんと見ろ」

メールで注意される(笑)

 

ミニョクの父親、もとヤクザだったっけ?

たしかに、後妻含めて、兄1~3まで、見事なくらいまともな感じがしない(笑)

ミニョクは突然変異なの?

 

「今日、呼んだのは、ほかでもない。非公式ではあるが、俺の会社の相続人を発表するためだ。

今日は、弁護士を呼ばなかったのもそのためだ。 金や株式の継承の問題じゃない。

家族の前で、オソングループの相続人を確立させるという意味だ。

おれもそろそろ引退を考えている。」

「会長、何を言ってるんですか」

「おとうさん」

「俺は、オソン建設を設立する予定だ。それから、オソン食品の規模も大きくする。

偶然だが、我々の会社は、いま、重要な岐路になっている。このまま、中間層の会社でいくのか、真の財閥として大きくなるのか。すべての市場競争を無視しろ。ランクは関係ない。銀行にまかせればいい。 ミニョクがやれ。」

 

2番目の兄 「 賢明なご決断です。おとうさん、ミニョクなら、いい仕事をするでしょう。」

長兄 「 おとうさん、なぜ、 誰もいれずに、こんな重要なことを決めるんですか」

父「俺の会社を好きにして、なにが悪い」

ミニョク 「 わかりました。でも、私は、私の会社を持っていますので、両社をマージする方法を考えなければなりません。」

 

전투력 측정  戦闘力 測定

 

1)長兄

お前がなぜだ? お前、地獄をみたいのか。

 

공격력 攻撃力 70

방어력 防御力 35

 

잡아먹을듯한 눈빛  食うような目つき

욕심덕지덕지 놀부     欲ベタベタ 欲張り 兄

 

2)二番目の兄

ゲーム業界は 熾烈です。

エインソフトが オソングループの一員となった場合、会社のイメージが変わります。

 

공격력 攻撃力 15

방어력 防御力 30

 

온화한 미소 穏やかな笑顔

선량 한 눈매 善良そうな目元  ← 私には、うさんくさい感じに見えたけど。。

 

3)3番目の兄

たんなるビデオゲームの会社だろ。大人たちから、子供を利用して金をまきあげる。

どうやって、彼に 会社を継がせるっていうんです。

 

공격력 攻撃力 80

방어력 防御力 60

 

시니컬한 눈빛  シニカルな目つき

세상에 불만 많아 보임 世の中に不満を一杯もっている。

 

 

4)後妻

공격력 攻撃力 0

방어력 防御力 0

 

전투 참여 의사 1도 없음 戦闘参加意思 1度もなし

밥만 열심히 잡슷는중   ご飯だけ 熱心に 仕事最中

 

5)父親

공격력 攻撃力 100

방어력 防御力 100

 

적극적인 무기 사용으로 積極的な武器の使用に

폭력성 만렙      暴力性 限界

전형적인 범인의 몽타주 典型的な犯人のモンタージュ

 

 

父親「俺は、グループのことを考えて決めたんだ。俺を馬鹿にするのか?」

長兄に、ゴルフクラブで、殴りかかる。

まぁ、韓ドラ見始めたころ、金持ちの父親って言えば、こういうシーンよく見かけたよね。今は、だいぶ、減ったけど。

 

オソングループ

新事業を ミニョクにやらせようとする。

他の3人の兄弟。父、後妻、ミニョク、ボンスン。

ボンスンの危険度メーカーは、一番を父親だと判断する。

 

 

~帰り道の車内~

「考えてみたんですけど、お父さんが容疑者じゃないですか?」

驚いて、ボンスンを見るミニョク。

「どうして、俺の親父が俺をねらうんだよ。 まったく、なんで、俺は、お前が何の助けにもならないって考えなかったんだろうな。」

 

「だって、あそこにいた人たちのなかで、一番、犯罪者にみえたんですもの」

 

「もう今日はいいから、トボン洞に行け。」

「え? 社長様はどうするんですか?」 

「自分で運転して帰る。つまさきを怪我したから、運転できないなんて、言わないよ。」

「あんなに大騒ぎしたのに、良く言うわ。」

「聞こえてるぞ。」

「音楽聞いてもいいですか?」

「だめだ」

「あいご~」

「なんか、言ったか?」

「え? なにも言ってませんよ」

「俺の悪口をいってるように聞こえたが」

「いえ、トボン洞に向かってます」

 

また、第3の被害者が狙われているようです。

不審な男がつけている。

 

「ここでいいです。」

「ここは、まだ、家の前じゃないだろう?」

あら、いつのまにか、ミニョクが運転してる。。。

「いいんです。ストレスなんです。(あなたのせいで)  痛み止めが必要なんで、薬局に寄りますから。では、お気をつけて」」

「ト秘書。 明日の朝、俺の家で報告しろ。早く来いよ」

「え?早く行くんですか?病院に行かないんですか?」

「つま先のけがくらいで、病院にいく必要があるか?」

<だから、それ、わたしが言ってたことでしょ>

「どうぞ、お行きください」

「行くぞ。」

「ええ」

 

車を降りたところで、ちょうど、オンマと会ってしまう。

ああ、びっくりした。怖がらせないでよ。

「今の社長さん? 今日も送ってもらったの?」

「オンマは、近所のパトロールとか、言ってなかった?神出鬼没なんだから」

「毎晩、あんたを送ってくれるなんて、暇なの?」

「そうね、今まであった人のなかで、一番 遊んでるわ」

「あんたは、私の娘だけど、ホントに足りないわね。そこがもっとがんばれ、って言われるとこなのよ。」「何のこと言ってるの?」

「あんたは、全然セクシーじゃない。ママをみなさい。女は、いくつになっても、セクシーさをなくしたらだめなのよ。」

力説するオンマ。

 

薬局で、頭痛薬と関節痛用スプレーを買う。

そこで、男とぶつかるボンスン。

あの不審者だわ~~~。

車に乗るなり、ゴムの仮面かぶってた。

 

家族で夕食を囲む ト家。

「乾杯!」

「仕事は慣れたか? 楽しんでやってるか?」

「楽しい?」

「ああ、よくしてもらってるか?」

「当然でしょ。ほとんど、彼と一緒にいるのも同然よ」

「セクハラとかされてないか? いじめられてないか?」

「なにくだらないこと言ってるの? 何回言えばわかるのよ。彼は、女性に興味がないの。それを聞いて、十分、困惑したのよ」

「男が好きっていうのは、本当か?」

「たぶんね。イン・グクトゥに興味をもったみたい。」

「イン・グクトゥ?」

「まさか。お前のとこのCEOは、すごくイケメンじゃないか?」

「なに、馬鹿なこと言ってるの。彼は、頭のてっぺんから爪の先まで、カリスマがにじみ出てるわよ」

ミニョクの肩をもつオンマ(笑)

「女にもみくちゃにされすぎたんだな」

「グクトゥに負けるなんて、なにやってんのよ!」

「オンマ、やめてよ。本当に悪い人に見えるわ」

「だけど、諦めちゃだめよ。 グクトゥよりは ましなはずだから」

 

そこへ、ボンギに電話がかかってくる。

「もしもし」

「ああ、私、ヒジです。今日は、病院でありがとうございました。お礼に お食事でもいかがですか? お時間があるときに」

「いえ、そんな必要ありませんよ。 」

「お誘いしたら、悪い気分ですか?」

「それでは、 遅番の日にランチでも」

「わかりました。病院の近くにいったら、電話します」

「わかりました」

ヒジ左右矢印ボンギの ラブラインって、なんか嫌だな。

「誰?」

「ああ、グクトゥの彼女」

驚くボンスン。

「なんで、グクトゥの彼女が、あんたに電話するのよ? (小声で)あんまり綺麗じゃなかったし・・・」

「完全な美人だっただろ」

ボンギ、アンデ~~。

 

「あんたは、もうすこし、上司を自分のほうに向けさせない。彼の足なんか踏んでないで」

「もうやめてよ。十分でしょ」

「それで、会うつもりなの?」

「あからさまに、拒否するのも変だろ」

「だめよ、会ったら」

母、もっと、じゃんじゃん言ってやって。

「なんでよ。私には、CEOと寝るように言ったくせに。 ボンギだって、女の子と会って、ランチくらい食べたっていいじゃん」

姉ちゃん、それは、相手がアカンがな。

「あんたとボンギは一緒じゃないのよ」

「中に入れるか、外に出るかは大違いだし、安売りしないことが重要なのよ」

「誰が中で、誰が外なんだ?」と、のんきなアッパ。

「あんたはいいから、黙ってて。 ああ、もっとお肉ないの? 誰か買ってきて」

「わかったわ。行ってくるよ」

「俺が行こうか?」

「いいわ、私が行ってくる」

 

雨の中、第3の被害者が、車で拉致られてる。

車から逃げ出す

 

買い物帰り。

 

悲鳴を上げる被害者。

 

傘を落とすボンスンの耳に、何かが聞こえたような気がした。

<私は、私の力を使用するときがすぐにくるだろうと 不安になった>

 

 

★第4話に続く★

ふふふ、はじめてのお泊り(しかも母公認)に、実家訪問。

本当の恋人なら、すごい展開の速さです。

 

いや~、一癖もふた癖もある人ばかりで・・・。

ちょっと、ヒジが気になる!!

ボンギは、毒牙にかかるの?

完全に悪女扱いです。

 

「彼女がいるくせに、優しいことしないで」

思わず、辛いひとことを言ってしまったね。

ミニョクにも言われたみたいに、頼まれて 片思いやってるわけでもないし、ひどい男扱いは、間違ってるかもしれないし、こんなこと言うのは、違うってわかってても、口から出ちゃったものは仕方がないよね。

 

ミニョクの家族の、人間的なチープさが、なんだか、もの悲しかったな。

思わず、キャプっちゃいました。

まだ、財閥というところまではいってない、グループ企業規模って感じでしたね。

6歳のときに、お母さんが亡くなってから、ずっと、あの家族相手に戦ってきたんだね。

 

「ト・ボンスンが宇宙の中心」 ゴン秘書の名言です。

 

画像はすべて、JTBC名場面クリップより 画面キャプチャーしています。