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■ 第3話  그놈의 비밀 そいつの秘密

 

大男ふたりに、捕まえられた宇宙人 いや、ト・ボンスン・・・(笑)。

 

この物悲しいギターの音色が、西部劇の決闘前みたいで、さらにツボ。

「なぜ、あなたが彼女を連れ帰ろうとするのですか? 礼状でもあるんですか?」

「彼女は、俺の友人です。 よく知らない男と、夜を過ごさせることはできません。」

「ああ、あなたもここにいたいということか?」

とにかく、グクトゥを帰そうとするボンスンだが、連れ帰るの一点張りなグクトゥ。

「ボンスン、帰るぞ!」

「ちょっと そこで停まれ!!おまえは、仕事でここに来てるんだろう」

ボンスンへの命令を聞いたグクトゥが血相をかえて抗議する。

「あなたのためを思って言います。労働基準法第4条の第50項。 従業員は、週40時間以上働くことができない。1日8時間の勤務時間を超過し、夜間残業を課す場合、業務上、確かに彼女でなければならないという必要性があると思われる職種である場合です。」

うんうん、そんなことは百も承知という調子で頷くミニョク。

「あなたの家でなければならない理由を 説明してください」

「理由? そんなものはない」

「労働基準法 第110条 あなたが 労働法を遵守しない場合は、1000万ウォン以下の罰金に科せられます」

「じゃ、捕まえてみろよ。」

ボンスンが間に入る。

「グクトゥや。これは、企業秘密だから、あなたに言うつもりはないわ。それに、今日は ここで仕事がしなければならないの。」

「その仕事ってなんだ?」

「だから・・・そう、企業秘密です」

「それを説明しろって、言ってるんじゃないか!」

「彼女が、話せないって言ってるだろう?」

「ト・ボンスン! おまえは、学生の頃とちっとも変わらないな。職場でも同じことをする気か。(誰だって)テストの翌日は、学校で一日中居眠りするのに、おまえは、自習室にいって、また、夜までずっと勉強する」

思わず苦笑するミニョク。

「そのとおりだ。 俺のせいじゃなく、彼女の仕事流儀に応えたってことだろ?」

「おまえ、 オモニに電話したのか?」

お、考えたね、グクトゥ。

「まだ・・・もうちょっとしたら、連絡しようと思ってたの」

「じゃ、俺が電話し確認します。 彼女の母親が許可しなかったら、俺のことは抜きにしても、彼女をここにいさせることはできないはずです。」

強引なグクトゥに、あきれるミニョク。

「なんで、そんな頼まれもしないこと、わざわざするんだよえー?

ボンスンの母に電話するグクトゥ。

 

ト家。 父、母、弟の3人で、夕食中です。

「もしもし、オモニ? イン・グクトゥです。」

「ああ、グクトゥや~。 どうしたの?」

「今、ボンスンと一緒に、CEOの家にいるんです。 ボンスンがここで、残業するって言ってるんですが、CEOは男性なので、 一応、オモニの許可が必要だと思いまして・・・」

「ちょっとまって、それって、彼と寝る18禁・・・いや、 そうじゃなくて、社長様と? それは、彼と徹夜するっていう意味?」

「ええ、 そのとおりです。 俺は、やりすぎだと思うんです」

「彼女は、新しい仕事をがんばらないといけないの。 それこそ、私が望んでたことよ! まったく問題ないわ。 ところで、あなたはそこで何してるの? いいから、早く帰りなさいよ。忙しいんじゃないの?近所で事件があって、ボンスンの恋愛・・・じゃなくて、仕事なんかに首を突っ込まないで、さっさと仕事しなさいよ。ちょっと、ボンスンにかわって」

「はい、オモニ」

グクトゥの意に反しして、大賛成のボンスンオンマ(笑)

 

「なに、オンマ?」

「あんた、ちゃんとやるのよ?」

「なにいってるのよ」

「こんなこと、母親がいう事じゃないってのはわかってるけど、あんた、今夜、そうなるっていうことを運命だって考えてないでしょ? 私の経験上、そういうことっていうのはね、先にやってから・・・」

アッパと弟、びっくりして固まる!ポーン

「オンマ!」

「とにかく、グクトゥに早く帰るように言いなさい。まったく、彼はなんでそこにいるのよ。 仕事でもないのに・・・」

邪魔してることを、本能的に感じ、グクトゥに文句をいうオンマ。恐るべし。

あえて、電話を切り上げようとするボンスン。

「ええっと、大丈夫だから。お母さん、心配しないでね。 仕事してるだけだからね? じゃ、おやすみ」

 

父「ボンスン、なんだって?」

母「彼女は、社長さんの家で、過ごすんですって。」

弟「なんで、母さんは、そんなことで幸せを求めるんだ?」

母「私、笑いがとまらないわ。ボンギ、麺のお代わりする?」

弟「いや、いらないよ」

父「なんで、ボンスンだけで 他の人がいないんだ。早く帰るように、電話しろよ」

母「あなたは、本当に、わかってないわね。彼女の若さを無駄にして、一晩中、仕事をするって言ってるのよ。あなたが社長様の家に言って、お前は女の子なんだぞ、って理由で帰ってこい、って彼女に伝えるといいわ。それが、彼女を取り戻す唯一の方法よ」

弟「しかし、なぜ、彼のボディーガードを徹夜でする必要があるのかな。」

母「私の経験上、重要なことは、夜に起こるものなのよ」

父「ああ、うまいな。ちょっと確認するんだが、まだ、食べてもいいかな」

母「もう、食べるのやめなさい。○○○になるだけだから」

父「ちょっと言ってみただけだろう」

おおむね、平和なト家。

 

~ミニョクの家のリビング~

埒が開かなくて、3人、ソファーに座って話し出したのね(笑)

「とにかく、ボンスンの仕事の内容はなんですか?」

「これこそが、私が警官を嫌う理由だ。あいつらは、尋問するみたいに、いつでも質問ばっかりする」

「ばかげてる」

「まぁ、こうして俺たちは知り合ったんだから、自己紹介くらいしてもいいですよ」

握手を求めるも、無視されるミニョク。

「我々は、警察署で一度会いましたよね。」

「知ってます」

「見知らぬ同士じゃないんだ。少し、気楽にしよう。 あんたは、たしかに警官なのか? 俺の背景チェックぐらいしろよ。そろそろ、捜査はやめてくれ」

 

「私の担当している地区で、いくつかの事件があって、 ボンスンは容疑者の声を聴いているし、容疑者が ボンスンの顔を目撃している。そして、彼女を保護するために警備していた警官が 攻撃された。 しかも 白昼だ!」

「全部知ってるよ」

「その事件のとき、彼女と一緒だったあなたと、ボンスンを一緒にしてはおけない」

「ねぇ、グクトゥや、その事件や警官襲撃と、今日のことは、何にも関係ないの。こっちの犯人は、うちの社長様に恨みをもってる誰かの仕業なの」

「おまえは、警官じゃないだろう? なんで、そんなふうに決めつける」

「それはそうだけど。でも、とにかく 二つの事件は完全に無関係よ。それは確かなの。」

「それこそが、彼女を滞在させられない理由のひとつだ。一緒に来てください」

「どうして俺が?」

「あなたを、この事件の証人として、取り調べる必要があります。」

「もっとうまくいえないのか? 警官ってやつは、みんなそんなに失礼なのか?」

失礼なのは、お互い様だという自覚はあるグクトゥ。チェ警官の退院も明日に決まったみたいで、さすが、ミニョク、チェ警官のフォローもしていたのね。

「では、明日、署に来てください」

「いいだろう」

「よし、ボンスン、寝よう」

「え?なに」

え━━━(゚o゚〃)━━━!!!

「労働基準法に違反しないようにいわれただろ。俺たちは、法を守らなきゃ。令状なしの警官に踏み込まれてるんだから、法くらいは守ろう。 さ、ベッドに行こう。 そのまえに、シャワーだな。綺麗にしてから、寝るべきだろう」

く~~~、このときのグクトゥの顔(笑)

 

「あんたが一緒に寝たいっていうなら、別にそれでもいいぞ」

グクトゥの胸を手でなぞり、ウインクまでするミニョク。

なんだ、こいつって感じで、ちょっと狼狽えるグクトゥ。

 

ボンスンは、最初に、ゴン秘書にあったときの会話を思い出しました。

<なぜ、彼は、男性じゃなくて、 女性をボディガードにするんですか?>

<彼がゲイだっていう噂が広まらないようにです>

 

「私は、この人の秘書なんだから。 それに、そうしたほうがいい理由があるのよ」

「だから、それをいってるんだろ? なんで、秘書が CEOと夜一緒にいなきゃいけないんだ」

「グクトゥや、心配しすぎよ。わたしだって、馬鹿じゃないんだから。ちょっとこっちきて。 本当に大丈夫よ」

「わかった、わかった。帰るよ。あ、そうだ、腕貸してみろ」

「腕?」

腕時計型の緊急コールを、ボンスンの腕にはめるグクトゥ。

「緊急時は、このボタンをおせば、5分以内に警官が駆けつけるから。 わかった?」

「うん」

「あしたの朝、署に来いよ。 あいつもつれて」

「わかったわ」

「おまえは、あいつが何をするつもりなのか、ちゃんと確認しろよ。」

「わかってるって」

「すべての男は、犬だ、犬。」

奥のミニョクに向かって吠えるグクトゥ。

「犬を見くだしちゃ、だめよ!」 ← 問題はそこじゃない(笑)

「帰るぞムキー

 

 

「友達はかえりましたよ~。どこにいったのよ~。え? ここ、全部なんなの?うわ~」

クローゼットにある時計やアクセサリーの豪華さに驚くボンスン。

「どこですか。かくれんぼする気分じゃないのよ。困ったわね。なんでいないの?」

クローゼットの奥の絵に気づく。

「なに? なんで、こんなところに絵があるの? うわ、開いた? なにここ? 秘密の部屋? 降りてってるわ。」

このときは、この絵の意味に、まだ気づいてなかったんだね。

隠し部屋を見つけるボンスン。

 

「ここは何? なんの部屋?」

「俺の地下ダンジョン(秘密基地)。 うちのゲームが誕生する場所。俺の遊び場だ。歓迎するよ。」

「お金持ちって、とんでもないことするのね。まじかるクラウン

「なんだよ、馬鹿にしてんのか?」

「そんなことしてません。」

 

「名前はチョン・ジュンテ。 住所:ソウル市トドン区 トドン洞 1-GA164 チョウォンアパート103号室、あのオートバイの持ち主だ。」

「よし、行きましょう。」

「ちょっとまて。 明日でいい。 今日は、ここでお互いを保護して、一緒にいよう。 そう決めただろ? 明日の午前中に行こう。」

「ああ、そうでしたね。」

 

ボンスンのネックレスに目をとめるミニョク。

「おまえの友人は心配性だな。 付き合う意思もないくせに。 そのネックレスは、あの警官からもらったのか?」

「いいえ、これは、お父さんから、卒業記念にもらったんです! 私の私生活に立ち入らないで。」

「そうだな」

 

「もう寝よう。」

「え?」

「俺たちは、同じ部屋で寝ないと。 期待するな、っていっただろ。」

「だからって、どうして同じ部屋で寝るっていうんです? 私は、そんな女じゃありません。」

「もう浮気ごっこは停止だ。俺が怖いからだって、そういっただろ。・・・行こう。」

なにげに、もう、手首を掴んで連れまわされるのは、ボンスン、平気になっちゃったのね。

「なんで、一緒の部屋で寝なきゃいけないの。あんなに素敵なリビングや、ベッドルームがあるのに?」

「おまえは、明け方に 脅迫電話を受けたことがあるのか?庶民には、金持ちの複雑さはわからんだろう。」

馬鹿にされて、何も答えられないボンスン。

「お前はソファで寝ろ。俺は、寝袋で寝る。」

寝袋をだしてくるミニョク。

「なんだよ」

「寝ますよ」

寝袋に入りながら、ピョンピョンとびはね、なんかはしゃいで、嬉しそうなミニョク。

ガラステーブルに肘をぶつけて痛がるったときの声がツボドキドキ

「なんで、ここで寝なきゃいけないの。寝苦しいわ。」

「おい、そのソファーは、高級だぞ。」

「わかりましたよ!」

「おやすみ」

「はい、おやすみなさい・・」

 

ミニョクが電気を消すと、天井には、星空が・・・。

うわ~。

 

「小さなとき、人は死ぬと星になる…そう本で読んだ。そういうの信じてるか?」

「私の読んだ本には、幽霊になるって書いてましたよ。どうやって、人が星になるんですか?」

ちょっとさびしそうな顔になるミニョク。

「でも、それが唯一の方法だった。そうすれば、夜ごと 母親を見ることができるから」

はっとするボンスン。

「お母様は亡くなったんですか?」

「俺が、6歳のときに、オモニが亡くなって 俺は、アボジの家に引き取られた。 長男と三番目の兄には、ひどく虐められて、よくクローゼットに閉じ込められたよ。そいつらが、親父に殴られる腹いせに。」

「兄弟に閉じ込められたから、秘密基地への入り口を、クローゼットに作ったの?」

「兄貴たちのせいで、閉じ込められても、慣れれば、快適だったし、眠れたしな、おもしろいだろ。悪者にも、警官にも見つけられない」

「あなたは、犯罪を憎んでるっていうより、警官そのものを憎んでるみたい。」

「俺の親父は、前はやくざだった。なにしろ、暴力で稼いでたからな。警察と癒着してた。親父が危ない仕事に手をだしても、刑務所に入らずにいた理由だ。 おれは 正しい警官に会ったことがない」

「警官にもいい人は一杯いるわ。」

「なぁ、あの警官のどこがいいんだ? ああ、ちょっと、待て。もっと明確にすべきだな。あの警官のどこが好きなんだ?」

「グクトゥのことですか?」

「ああ」

「グクトゥは・・・ああ、気にしないで。 」

「いつから片思いしてるんだ?」

 

小学6年生のときに、江南から転校してきたグクトゥ。

前の学校でも 優等生らしかった。

ボンスンの隣の席に座ることになる。

完璧、一目ぼれ。

たしかに、かっこいいというか、お坊ちゃん然としてる。

「よだれ・・・」

ピアノも上手で、それをそっと聞いていたボンスン。

中学生になっても、モテモテで。 ← 黒髪の パク・ボヨンちゃんも可愛いね。

「グクトゥは、私を無防備にさせる唯一のひとです。(小声で呟く)イン・グクトゥ・・・ひどい男」

「別に、片思いしてくれなんて 頼まれていないくせに。 なんで、ひどい男なんだよ」

ボンスンの涙に気づいたミニョク。

 

「おい、起きろ。(ゲーム)しようぜ。」

「え?」

バーチャルゲームで、ミニョクに勝つボンスン。

製作者に勝っちゃった~の図グッ

 

お疲れ様でした~。

寝場所を獲得しましたよ。

ソファは私のもの、それ以外は受け付けませ~ん。

床でどうぞ。おやすみなさ~い。

 

もう一回やろう。

 

もうおしまい!

 

寝たのか? 信じられない。

 

翌朝・・・隣を見ると、至近距離にミニョクの顔が・・・。

「何してるの?」

ソファーで一緒に寝てたミニョク、はじき落とされる。 

「なにするんだよ」

「なぜ、あなたは、ここで寝てたんですか?」

「ちょっとぐらいいいだろ。床が あまりにも冷えるから、そこに移動しただけだろ。俺が どれほど寒がりか知らないだろ。」

「だから、なんですか?」

「お前に、吹っ飛ばされたのは、俺の骨だ。早く起きろよ。俺たちは、一日一食なんだから、しっかり作れよ」

「社長様」

「なんだ」

「行きますよ。友達でもあるまいし・・・」

 

ボンスンの作った朝ごはんをみて、固まるミニョク。

「感動して、固まってるみたいですけど、やめてくださいよ~。」

感動で口をおさえているというよりは、「なんだ、この朝食は?」っていうふうに見えますけど(笑)

「うちの母は、いばってるひとだから、私、小さな頃からずっと料理担当だったんです。だから、料理は得意ですよ。」

「感動だと? これで? おい、全部の皿が炭水化物だらけじゃないか?ポテトフライに、サツマイモの煮込み? 白米の代わりに、マルチグレイン(雑穀米)! この米を見てみろ、目もくらむように真っ白だ。 しかし、俺のためにつくってくれたんだから、感謝して食べないとな! いただきます!」

「それなら、食べなくていいです」

「そんなに怒るなよ」

「社長様が結婚したら、奥様を狂気に駆り立てる人ですね。あ、あなたには、こんな心配は無用でしたね。」

ボンスンを睨み付けるミニョク。

「ああ、お前の友人を思い出すな。特に彼のお尻。彼の下半身は、かっこよかったな。まあるいリンゴみたいに。」

「うわ~ あなたは本当に、堕落してますね」

「おれは、いいお尻を持ってる男が好きだ。」

突然、テーブルに、つきささる金属のおはし。

恐怖で、咳き込むミニョク。

「なんで、出かけなければならないのに、そんなこと言うんですか?」

 

~車内~

「その男性を捕まえたら、どうするつもりですか?」

「動機を見つける必要がある。 拷問をしてでも」

「それ、わたしがやるんですか?」

「おまえにやらせるって言ったら、もっと金を要求するつもりだろう?」

「もちろんです」

「だから、俺がやるよ。」

「じゃ、私は、彼をつかまえるだけでいいんですね?」

「ああ」

「そうして、 彼をつかまえたら、警察に彼のことを報告したほうがいいですよ」

「いやだ、そのあとで始末してやる」

「ほんと、頑固ですね。」

 

「あ、今日、彼らに会うのに、警察に言うつもりはないのですか?」

「私生活を伝えにいく必要ないだろ。」

「でも、証言をしないと、首をしめることになると思いますけど。」

「証言しなければならないのは、あの警官が刺されたことに関連している部分だけだ。」

「でも、彼らは、トボン洞で起きた事件の容疑者が、彼を刺したと思ってますよ。 だから、そんなことしたら誤解されますよ。とにかく、警察に証言してください。」

「そんなにまでして、あいつに会いたいか?」

「え?」

「おまえの友人。 あいつに言われたからだろ」

 

よかった。チェ警官、たいしたことなかったみたい。

トイレで、手を洗ったあとに、いきなり刺されたらしいです。

「彼は まちがいなく、武器を使用した経験はありません。彼は、不器用でした。彼の意思は、自分を殺すことじゃありませんでした。 ナイフも工芸用みたいなタイプでしたし、想像以上に血が出て、ショックで逃げたんだと思います」

「顔をみたのか?」

「もちろんです、はっきり覚えています。」

病院に現れたトボン洞の容疑者の写真を見せる。

「彼じゃありません。もっと年上でした。」

「顔を隠してたのに、なぜわかる?」

「彼は、ある程度、みえました。」

 

オートバイの男のところにやってきたボンスンたち。

「こんにちは。隣に住んでるものなんですけど。すみません。昨日、夜中に洗濯機つかいました? すごくうるさくて、眠れなかったんですけど。」

「いや、使ってませんよ。 洗濯しなかった。」

 

「まってください。じゃ、昨晩 なんで大声だしたんですか。」

「あんた、何、言ってるんだ?」

「洗濯機を持ってるかどうか、たしかめさせてください。」

部屋に入り込むボンスン。

「なんだよ。お前、なにものだ。本当に 隣人か?」

「正直に言うと、私は、トボン区トボン洞に住んでるト・ボンスンと言います。 おじさん、あなたは、 ソウル「4458」のナンバープレートのバイクの所有者ですよね」

「ああ」

「チョン・ジュンテさんで間違いないですね?一緒にきてください。あなたのオートバイのことで、話をしたいという人がお待ちです。」

「ひとんちに勝手に入ってきて、なにをいってるんだ。 厚かましい女だなぁ。」

ボンスンが、ちょっと手をはらったら、倒れてしまいました。

 

しかたがないので、部屋の外にひきずって出てきたボンスン。

「まったく、あなたのせいで、こんなことになったわ。ここで何してたんですか? 車もってきてくださいよ。秘密部屋にでも連れていきますか?」

住人に見つかりそうになり、とりあえず、屋上につれてきた二人。

 

「死んでないだろうな。」

「息してますよ」

「してないように見えるぞ。顔が腫れてるぞ。 おまえ、彼をなぐったのか?」

「私が殴ったんじゃなくて、彼がむかってきて、自分の手が当たったんですよ。」

「なにか理由があったんだろ。なにがあったんだ?」

「言うなれば、彼が彼自身でやったっていうか、私を傷付けるようなことを言うから。・・・あ、目が覚めたみたい」

「おい、まだ、俺の質問に答えてないだろ? だからって、人を殴るなよ」

「だから、彼自身がやったって言ってるじゃないですか」

「あんたの女か? なんで、女がこんなことを俺にしたんだ?」

「あんた、なんだよ」

「何するんだよ。」

 

「そんなところにつったってないで、みまわして、椅子とか、なんとか 探してください。結局、私が全部やらなきゃいけないじゃないの。」

 

警官と関係のある自分にそんなことしていいのか、と悪態をつくチョン・ジュンテ

「え? まったく、そんなこと言って。」

「元彼女の友達が、検察に勤めてるんだ」

手足を縛ろうとして、まちがって、スタンガンを押し付けてしまうボンスン。

気絶した男性がようやく、意識をとり戻した男性。

 

「誰に頼まれた?」

泣き出す男。

「オートバイは盗まれたって、届け出たんだよ。まだ、警察からは見つかったとは聞いてませんよ。」

「だから、警察は無能だっていうんだ」

 

「え?本当に。 バイクを盗まれたんですね」

「俺は、レストランで6か月も夜遅くまで働いて、バイクを買ったんだ」

「おじさん、ごめんなさい! 」

 

「まったく、どういうことですか?無実の人をつかまえちゃったんですよ。私の力は、悪いことに使っちゃだめなんですよ。わかってるんですか?」」

「わかったよ。」

「おじさん、ごめんなさい! どうかおかえりください。」

ふらふらと帰っていく男性。

 

★第3話(2)に続く★

 

1回アップしたんですが、間違って、真っ白になってしまって、急きょ、やりなおしました。

でも、修正前の分に戻ってしまった箇所もあるので、 いつも以上に、訳が変だと思います。

徐々になおします。。。

画像はすべて、JTBC名場面クリップより 画面キャプチャーしています。