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■ Episode 4 親の因果が子に報い

 

(前回のおさらい)

なんとか釈放され、意識朦朧とした中、城門の前で待っていたアロの肩にもたれ、気を失うムミョン。

 

~太后の部屋~

(太后の寝台に)寝かされているアンジ公。

気が付き、起き上る。首元には包帯が巻かれている。

「傷が深い。」

あんたがやったんじゃん。

ジソの手を避けるアンジ公。

「殿下が私に下さった傷のうち、最も軽いものです」

「生きていた価値があったようだな。まだ、そんな風に毒づけるのだから。わらわの生き地獄に閉じ込めたと思ったのに。」

「私の妻と息子が連れ去られた後、お望み通り12年間 その生き地獄におりました。」

「それで、せっかく会えた息子に、わらわの命をねらわせたのか?」

「神国の秩序について教えてやるつもりです。ここがどれだけ腐っていて、滑稽で狂っているのか、教えてやるつもりです。」

「相変わらず、いやな奴じゃ。」

「恐れ入ります、と言わねばなりませんか? この私が。私の妻の命を奪い、息子を賤民村に遺棄し、私と娘を生き地獄に落としておきながら、まだ、足りないとおっしゃるのですか?これ以上奪わせません。」

「奪われるものが他にあるかないか、すぐにわかるだろう。誰か、こやつを牢に入れておけ」

 

あいご~~~

ムミョンを背負い、引きずるように、ゆっくり、ゆっくり 家にむかうアロ。

「捨てるわけにもいかないし、なんで、こんなに大男なのよ。」むかっむかっむかっ

185センチありますからね~。

 

そろそろはじまったな、と 一人、ほくそ笑むウィファ公。

「本当に来るんだろうな。」

「いくぞ。」

スホ派も、パルリュ派も 到着しました。

「思ったより度胸があるな。こんな場所(ナジョン)でやろうだなんて・・・」

※ナジョン 建国神話にまつわる神聖な場所

「俺のセリフだ。」

くくく、お互い、まだ、罠にはめられたとは気付いてませんが、場所が場所だけに、内心はびびりまくり。

お互い、武器は使わず、素手での喧嘩。

一応、坊ちゃんたちなりのルールがあるみたいです。

そこで、あっという間に、禁軍に取り囲まれる公子たち。

ナジョンを侮辱した大罪人を捕まえろ!」

 

「どういうことだ?」

「こいつらを縛り上げろ!」

 

「どこでつかまっただと?」

さすがのヨンシル公も、眉をひそめてます。

「ナジョンだと? なんで、そんな馬鹿な真似を。」

それほど、ナジョンは洒落にならない場所らしく。

「神宮がある場所だぞ。わが家門が 代々、管理を司っている朴氏であることで、この権勢を誇っていられる所以だとする意味が、あいつにはわかっておらんのか?」と、怒りを隠さないヨンシル公。

しかし、息子の命をこんなことで、失えないホ公が反論する。

「パルリュあっての朴氏です。お忘れですか?」

 

「おまえのせいだぞ。お前の書状だろ。」

そんな公子たちに、禁軍の兵士は容赦しない。

「ここをどこだと思っておる!」

「おやじを呼んでくれ」

「お前、まだ、わかってないようだな。ここは、生きて入ってきても死体がきても、骨を取り出す場所だ。お前らの処遇は、太后様が決めるのだ。」

いつもの親の威光が通じない様子に戸惑いを見せるスホたち。

青ざめる他の公子たち。

 

「もともと大逆罪には、水もくれないんだよな。」

棒に括りつけられ、喧嘩する気力もなくなりつつある。

「まじで この状況で、やめろよ。」ショボーンショボーンショボーン

 

 

~アンジ公宅~

部屋に寝かされたまま、起きないムミョン。

「ねぇ、ねぇってば。起きてくれなきゃ、お父さんのことが聴けないじゃない。」

ほっぺたを押してみるアロ。

手をつかまれる。

「無事だ・・・。 お前の親父。」

「いまどこにいるの。酷い目にあったんじゃないの? どうしてその言葉を信じられるの? なんてことしてくれたのよ。誕生祭の行列に斬りこむなんて!!」

「もう、俺のせいで誰かを死なせたりしない、これ以上。だから、泣くな。」

 

柱に括りつけられた公子の前に、ウィファ公が、満を持して登場です。

ああ、みんなフラフラね。

水をぶっかけられる。

「目が覚めたか? だが、悪い知らせだ。苦しみは始まってはおらんぞ。太后様は、残酷な拷問を受けて死ねとの仰せだ。」

今度は、拷問のための椅子に縛られる公子たち。

 

「申し開きの言葉もございません。愚かな子供たちの将来をお救いください」

「この父の不徳のいたすところです。命だけはお助けください。」

ついに、和白たちが降参し、一斉に、太后に命乞いをする。

 

ウィファ公が、思いついた「花郎結成の秘策」だったのね。

お見通しのヨンシル公。

「ははは、この一件、わしらの負けだな。したいようにやらせろ。一旦つくらせても、あとでどうにでもなる。」

 

「お前たちの父親が命乞いをされたそうだ。」

花郎になる誓約書を見せられる。

「これは、おまえたちの命綱だ。花郎になって、忠誠を尽くせ。でなければ、拷問だ。」

それにサインすれば、家に帰れるんだな。なら、さっさと言ってくれれば、もともと入るつもりだったんだ。と、上機嫌のスホ。

次々に、申し出る公子たち。

 

「おい、まさかおまえは、拷問が怖いからって、太后様の犬になるなんてことしないだろ。」

スホに嫌味を言われ、にらみつけるパルリュ。

 

「どうした?お前、誓約書 書きたくないのか?」

兄タンセの言葉に、

「そんなことないよ。おもしろそうだし。」と答えるハンソン。

「じゃ、早く 縄を解いてもらえよ。」

「でも、できないよ。だって、ソク・ヒョンジェの孫だから。」

 ※ハンソンのおじいちゃんは、反太后派って意味ですね。

「俺は、半血だから、どうせ、誓約書を書いたところで花郎になれない。お前はやりたいんだろ。お前は、ソク一族の最期の真骨だ、ここで 血が途絶えることをお祖父様も望んではいない。」

 

最後まで、一人残っているパルリュ。

 

~太后とウィファ公~

「だめだと? なぜじゃ?」

不服そうな太后。

「(花郎については)全権をお任せくださったはずですが・・」

ウィファ公が反論する。

「そうじゃ。こうして、うまく、和白たちを懐柔できた。全てそなたのおかげだ。」

「だからといって、なんの条件も揃っていない、後ろ盾のないものを花郎に入れるなどとは。どこの公子ですか?」

特別待遇を認めろ、ってことのようです。

「言えば、聞き入れてくれるか? それではこうしよう。そなたが入れたいと考えるものを一人、連れてまいれ。 どのようなものでも無条件にききいれよう。」

 

こうして、募集の条件には合っていないものの、特別待遇で「花郎」になることが決まったムミョンとサムメクチョン。

 

~アンジ公宅の庭先~

太后からの伝令に、跪くムミョン。

「太后殿下の命により、花郎に任命する。10日正午、月城に来い。任命式には必ず出席するように」

書状を謹んで受けるムミョン。突然のことに、驚きを隠せないアロ。

「もう、釈放されるのか」← アンジ公のことをたずねています。

「待っておれ」

花郎になることが、アンジ公の命を救う条件だったようです。

「あんたが 花郎にって・・どういうこと?」

 

「嫌です。」

花郎になることを頑なに了承しないパルリュを迎えにきたホ公(パルリュの実父)

「太后のもとで、花郎として生きる気など死んでもありません。」

父になぐられるパルリュ。

「ヨンシル公の前でも、そんな態度を見せたら、許さんぞ」

「なぜ、そこまで (ヨンシル公を)恐れるのです。いくらでも殴ってください。」

 

「花郎になるのが嫌なら、なぜ、事件を起こすような真似をしたのだ。」

パルリュの代わりに、詫びるホ公。

ヨンシル公は、パルリュを殴らず、ホ公をぼこぼこに殴る。

救いの手を出そうとするパルリュを手でとめるホ公。

「惨めだろう?権力とはこういうものなのだ。どうする 振り回すか、なされるままか。

世の中とはな、(お前が考えているよりも)はるかに汚いのだ。花郎になれ。行って権力をつかんで来い。」

 

アンジ公と話をするジソ太后。

「アンジ公、そなたの息子を花郎にするつもりだ。わらわの犬に育てるのだ。」

「花郎は、神国のための人材だ・・と聞きましたが。」

「ふ、本当にそう思っておったのか。虎視眈々と王座をねらう和白の息子たちを一か所に集め、調教し、わらわの息子のために、命を投げ出す猟犬を育てるのが本当の目的じゃ。」

裏の思惑を告げるジソ。

「なにが、あなたをこんなにも壊してしまったのですか。」

昔の婚約者の面影など、一切ないジソを哀れむアンジ公。

「そなたの息子の命も、わらわの手中にあることを忘れるでない。」

 

自宅に戻されたアンジ公。

アンジ公は首の傷については、たいしたことはない、とアロを安心させようとする。

「ちゃんと戻ってきただろう。心配かけたな。兄さんは?」

 

二人で話すアンジ公とムミョン。

「ここを離れろ!」

ジソの真の目的がわかった今、ムミョンをここに置くことはできないアンジ公。

「お前は許されたのではない。花郎という足かせをはめて、お前を殺そうとしているに過ぎない。」

「もう できない。」

静かに告げるムミョン。覚悟ができていたようです。

「ダメだ。この国では、太后に対抗するほど最悪なことはない。油をかぶり、炎に飛び込むくらい無謀なことだ。」

「わかってる、でも、俺が 守ってやらないと ダメだろ?」

ちらっと、庭のアロを見るムミョン。

「やるよ、花郎を。」

「いや、これはお前に耐えられるものではない。」

「耐えて見せる。戦ってやるよ。全部ぶちこわしてやる。だから、やってやるよ、花郎とやらを。

 

突然、ピジュキのもとに現れたサムメクチョン。

表の馬を縛ってこい、と、馬の鞭を手渡されるピジュキ。

「なぜ、私が。」

現代劇だと、「これ、停めといて」とお坊ちゃまの車のキーを投げわたされる的なシーンですね。

 

そこに、ウィファ公もやってくる。

「おい、ピジュキ。ちょっと回ってみろ。」

「なんでですか?」

「いいから、まわれ。」

素直に、くるりと回ってみせるピジュキ。

「ちょっとついてこい。」

手を挙げているサムメクチョンのことは、最後まで無視するウィファ公(笑)。

 

どうやら、花郎のための、制服というか衣装のファッションショーのようですが、ピジュキが何を着ても、これまた、全然似合わない(笑)

このデザイナーさんの風体って、絶対アンドレ・キムさんをねらってるでしょ。。

 

何パターン用意されているのか、結構な衣装の数です。

ピジュキの着替えの合間をぬって、ウィファ公と話をするサムメクチョン。

サ「台無しにしようとするのではなく、変えようと?」

ウ「そうだな」

サ「変えるためには壊さねばならぬが、その覚悟はあるのか?民は楽しく暮らし、君主はそんな民を心配する国。それが あんたの望む国か?」

サムメクチョンの言葉の意味を考えているウィファ公。

サ「俺もそんな国なら住んでみたいと思ってな。」

ウ「お前は、何者だ?」

サ「ほんとうに神国が変わることを望む人間。それが 半分の本心だ。」

 

全然、似合ってないピジョク。

たまりかねて、サムメクチョンが立ち上がり・・・。

颯爽と、花郎の衣装を着こなすサムメクチョン。

「おも~~」

目をまるくするピジュキと、まんざらでもないウィファ公。

「俺ほど似合う奴はいない。」 ← 嫌味なセリフだけど、真実だから、なんもいえねぇって感じです。

 

~アンジ公宅~

「何を教えるの?」

アンジ公が、アロに、花郎に入る前までに、できるだけふさわしい教養を身に着けさせたいと頼みごとをしてくる。

「何も知らないよりは、少しでも学んでいくほうがましだろう?」

気が進まなさそうなアロ。

「どうした?そんなに気まずいか?どうにかしてでも 耐えてくれないか。」

「違うの。まだ、ぎこちないのよ。」

 

アロに じっと見つめられるムミョン。ちょっと、ドギマギ。

「文字は、どのくらい読める?」

得意げに、酒令具に書いてある文字はわかる、と答えるムミョン。

「ほかには?」

「もっと 知っておくべきかな?」

「あのね、もしかして、世の中に文字が何文字あるか知ってる?」

「う~ん、200は超えないくらい?」

「その200って、“200個”の200じゃないよね?」

 

先雨(ソヌ)

「名前よ。これが お兄・・・あんたの名前。さ、書いてみて。」

筆を渡すアロ。

「こうやって、下にして、こうやって押しながら・・・」

ソヌの持ち手に、手を添えるアロ。

「一日20文字覚えても、2か月はかかるわ。」

照れくさくて、たまらないムミョン。

「一人でできるよ。」

「この世間知らずが。いまから入るところがどんなところか、わかってるの?幼いころから英才教育をうけてきた公子たちばかりなのよ。馬鹿にされてもいいの?」

「馬鹿?」

「だから、やるのよ。」

「いいって、一人でやるから。」

「できるって、何をどうすればいいかも、わかってないでしょ。」

ギャーギャー楽しそうな二人。

真剣に 筆を動かすアロを見つめてしまうムミョン。完全に頬が赤いわ(笑)

 

「ね、どこからか、太鼓の音がきこえない?」

「いや・・・」

焦りまくるムミョン。ムミョンの心臓がドゥグンドゥグン、鳴ってる音です(笑)

 

「おかしいわ。なにか音が聞こえるような・・・」

ムミョンの胸のあたりに、耳を近づけようとするアロ。

あわてて、遠ざかろうとしたときに、アロの顔に、墨をつけてしまう。

見事に一本眉(笑)

「なにすんのよ。」

思わず笑ってしまうムミョン。その笑顔に、ちょっと驚くアロ。

 

「はじめてにしては、まぁまぁね。」

ムミョンの練習した文字をみながら、頷くアロ。

「ねぇ、わたしって、小さい頃より、不細工になった?」

「まぁ、考えてたのとはちょっと違うだけだ。」

 

そこへ、後ろから突然、スヨンの怒号が(笑)

「なによ、この絵面は!!」

びっくりして振り向くアロとムミョン。

 

スヨンが、お菓子持参で、アロに会いにきたようです。

スヨン「なんで、こういう事態があんたにだけ、起こるのよむかっむかっむかっ

アロ「え~、話したじゃん。お兄さんが戻ってきたって」

ス「いつよ、いつ、あんなイケメンで、あんなに背が高くて・・・そんなこと言わなかったじゃん」

ア「他の人たちは、あんたのお兄さんを羨ましく思わないの?」

スホも、王京一のモテ男、イケメンで高身長なTOP公子です。。。

ス「あんなふうに、妹と一緒に 書をたしなむ優しいお兄様・・・。」

憧れの眼差しをうかべるスヨンラブラブ

ア「え~ そんなふうに見えた?」

ス「ねぇ、このお餅あげたら、私も、あんたの家族に入れてくれる?」

ア「あんたが、私の友達だと思うと・・・なさけないわ」

馬鹿話がつきない二人。

「あ、そうだ、あんたの家、馬いるよね。」とたずねるアロ。

 

川べりで、土の上に、「先雨(ソヌ)」と書くムミョン。

「これは お前の名前なのにな。俺が名乗ってもいいのかな」

覚悟はしたものの、内心ではまだ、マクムンに申し訳ない気持ちが強いムミョン。

そこに、アロが馬を引いてやってくる。

「ねぇ、馬に乗ったこと、ないでしょ?」

 

「死んでも花郎に入らないと頑張ってた奴の顔を 任命式で見たら、面白いだろうな。」

笑いながら、蹴鞠場にやってきたスホたち。

向かい側から、パルリュたち一団が向かってくる。

「がっかりしたな。ここにいるところを見ると、誓約書を書いて、釈放されたんだな。」

むかつくパルリュ。

「言ったはずだ。太后の犬になる気はない」

「あ~、じゃ、おまえじゃなくて、父さんが代筆したのか?どっちの父さんだ?」

パルリュが養子であることを馬鹿にするスホ。

「あの日の結論、出てないだろ。蹴鞠でやろう。」

スホの仲間が慌てて 止めに入る。

「おい、やめといたほうがいいって。 100戦100負けじゃん」

「やろうぜ、頭数をそろえてこいよ。」

挑発されて、頭に血がのぼったスホ。

「ここで待ってろよ。逃げんなよ」

 

~馬の練習中~

「それじゃだめよ、背筋をまっすぐ。こうやって、腰を立てて。馬はね、乗り手の恐怖を見抜くんだから、不安になっちゃだめ。男のくせに、怖がっちゃだめよ。こうやって、落ち着いて、ゆっくりよ。止まるときは、こうして、手綱をひけばいいの。さ、行こう。でも、しばらくはゆっくり歩くだけだから、止まる練習は必要はないわね。」

なんとなく、様になってきたムミョン。

「うん、いいわね。その調子。あ、笑ってるわね。じゃ、そろそろ 歩いてみようか。」

 

その時、近くで遊んでいた子供が放った木片が アロの馬の顔にあたり、いきなり全速力で駆け出す馬。

追いかけるムミョン。

さすが、さっきまでのへっぴり腰が 嘘のように、馬を乗りこなしてるわ。

 

街中を疾走する2頭の馬。通りはちょっとした大騒ぎ。

「なにしてんだ、あいつ。」

さすが、アロのこととなると、いつも以上に目ざといです。

サムメクチョンが気づき、同じく馬で追いかける。← この飛び乗る感じも、リピート必須!

その様子を、スホたちも目撃する。

「あいつら、相当早いな」

 

森まで来ても、興奮した馬はとまらない。

先回りするサムメクチョン。

止めようとするが、スピードがついた馬から、勢い余って、放り出されるアロを、自分の馬から飛び降りて、スライディングキャッチするムミョン。

「大丈夫か?」

「怖かった~~」大泣きうさぎ大泣きうさぎ大泣きうさぎ

泣きだすアロ。ムミョンに対しては、幼子のように、遠慮なしに号泣です。

「めっちゃ早くて、死ぬかと思った。もう二度といや~~。」大泣きうさぎ大泣きうさぎ大泣きうさぎ

「わかった、わかったよ」

抱きしめて、お~よしよし、とばかりに、落ち着かせるムミョン。

腰が抜けてるアロ。

「大丈夫だよ」

馬の前に出て、停止させてくれたサムメクチョンに対して、黙礼するムミョン。

 

ムミョンの腕に、腕輪があるのを見て、驚くサムメクチョン。

「あのときの刺客だ。あいつがなぜ、この娘と一緒にいるのだ!」イラッイラッ

疑問と、ちょっとした嫉妬が入り混じってます。

 

そこへやってきたスホたち。

「無事でよかったな。こんな時に悪いんだけど、試合に出てくれないか。俺たち、怪しい者たちじゃないよ。花郎なんだ。」

え?と驚くムミョン、アロ、サムメクチョン。

「ん?どこかで会ったことあったか?」

 

「やります。もちろん、やります」と代わりにこたえるアロ。

小声で、ムミョンにささやく。

「花郎でしょ。いい機会じゃない。」

 

「そっちは?」

「こいつ(ムミョン)がやるなら、やる。」

なんで、変態公までついてくるのか、とにらみつけるアロ。

「ところで、何の試合ですか?」

 

蹴鞠を知らないムミョン。

ムミョンは、スホだけではなく、パルリュ一派の顔も確認し、たしかに、あのとき、オクタゴンにいた奴らだと気づく。

アロ「がんばってね。これより、いい授業はないし、王京は人脈が大事なの。要領よくやるのよ。」

ムミョン「お前は、本当に大丈夫なのか。」

「私?大丈夫よ。」

「それなら、いい。」

 

「あいつ、何者だ。」

ムミョンのことが、気になって仕方がないサムメクチョン。

 

「今から、公子たちが試合するって、ただの蹴鞠じゃないよ~~。」

子供が、街中を触れ回る。

「行かなきゃ!!!」

女たちが浮足立って、会場に向かう。

「蹴鞠は蹴鞠でしょ。なにが違うの?」

「違うわよ、熱い蹴鞠よ。」

 

その名も「美式蹴鞠」 

赤軍は スホたち

青軍は パルリュたち。

 

「どうやら、適当な奴を集めてきたみたいだな。何するのか、わかってないみたいだぜ。」

「大丈夫さ、体を使うことにかけては天才だから。」

大口をたたくスホ。

ムミョンに対しては、「ただ、球を入れればいいんだ。とにかく、球をつかんだら、俺にまわせ。」と、言い聞かせるスホ。

 

ほんとに、まったく、何も知らない様子のムミョン。

蹴鞠と言っても、ラグビー+サッカー、手足両方使えるみたい。

ピジュキ曰く、「美式蹴鞠」は間違って伝わったもので、実際は「未式蹴鞠」つまり、なんの決まりもない喧嘩蹴鞠のようです。

 

「相手の力を計算して、後ろに下がるってことも必要だ。むやみに向かっていけばいいってわけじゃないんだ。」

熱血漢&単細胞にみえて、それなりに、哲学のあるスホ。

「ここには法はないのか。」

ね、やっぱり順法精神あるでしょ、ムミョンって。

「ああ、なんでもありだ。」

「じゃ、好きにやればいいんだな。」

「そういうと思った。おれ、お前が気に入ったぜ。」

公子にしては、野生の勘がさえているタイプみたいです(笑)

 

自殺点をいれて、ひとり喜ぶムミョン。

「あいつ、本物の馬鹿だな。」

敵だけでなく、味方も呆れかえる。

「敵に1点くれてやってどうするんだよ。」

恥ずかしいアロ。

 

げ、あの賭博場のヤクザたちが、蹴鞠場にやってくる。

見つかっちゃった。

ムミョンを応援しているアロにも目をつける。

 

出た、犬鳥!ラブ

「これでいいんだろ。」

おそるべき身体能力(笑)

「ほら、俺がいっただろ。天才だって。」

「あいつ 化けもんだな。」

 

ムミョンばかり、応援しているアロ・・・が気に入らないサムメクチョン(笑)

パオがやってくる。

「こういうことがお好きなら、早く言ってくだされば・・・」

「そうじゃない。行きがかり上だ。」

「ま、見当は付きますが、どうもうまくいってるとは言い難いですね。」

活躍していない様子のサムメクチョンを揶揄するパオさん。

アロが楽しそうに、ムミョンの応援をしているのが、ますます気に入らない。

「笑うな。むかつくんだよ。」イラッ

パオさん、そんなサムメクチョンの視線の先のアロを見て、心配げです。

ムミョンのボールをうけて、サムメクチョンがゴールをきめて、スホたちの初勝利。

 

~帰り道~

よく気絶するし、体の具合も万全じゃないのに、体力はあるのね。

「さっきは、助けてくれてありがとう。」

ようやくお礼が言えたアロ。

「でも、さっきの公子と知り合いじゃないよね?あの人、いい人に見えないでしょ。あのね、実は、オクタゴンで・・・」と言いかけるが、

「怪我してるんだろ、おぶされ。」と、ムミョンは、落馬のときのアロの怪我に気づきました。

「大丈夫よ。」

「じゃ、抱っこするか?」

 

ムミョンに抱きすがって泣きじゃくっている姿、満面の笑みで応援する姿。アロのことばっかり考えているサムメクチョン。

「なんでよりによって・・・あいつなんだ。」プンプンプンプンプンプン

嫉妬しまくりのサムメクチョン。うう、かわゆす。

 

おんぶされながら、月明かりで、影絵を作るアロ。

それをみて、微笑むムミョン。

アロの表情も、すっかり、お兄ちゃんになじんだ感じです。てへぺろうさぎ

 

~任命式当日~

早めに、家をでて、月殿にむかうアロと ムミョン。

ムミョンの花郎姿を再度 確認するアロ。

「どうかな。ちょっと、待っててね」

市中の露店で、帯飾りをみているアロ。

そこで、見知らぬ男に声をかけられる。

「アンジ公の娘だな。」

「どなたですか?」

 

アロがいない。男たちに連れて行かれているのが見える。

 

サムメクチョンもひとりで、月城に向かってます。

「あれが花郎か? なんだ?あいつ、俺の腕輪をつけて、任命式に出るつもりか。」

ムミョンの後を追うサムメクチョン。

男たちに、まんまと捕まる。← 悪人の気配には強いはずじゃ・・。ショボーンショボーンショボーン

 

「賤民のくせに、絹服なんてな。」

俺が相手だろ? あいつは関係ない、と 捕らえられているアロを見るムミョン。

「犬鳥がここまでビビってるのは はじめてだな。あの娘のせいか。」

そこに、引っ立てられてきたサムメクチョン。

「なんか余分な奴まで来たようだな。」

アロが捕まっているのに、気づくサムメクチョン。

あの子に、髪の毛一本でも触ってみろ、お前 殺すぞ。殺すなら、今、殺せよ。

そのまえに、お前が死ぬぞ。

 

★Episode5に続く★

前半はシリアスなシーンが続きました。

思った以上に、昔の男:アンジ公に執着しているジソ太后。

対するアンジ公は、妻と息子を殺された恨みの深さが勝っているようです。

ジソの壊れっぷりを知って、息子の復讐にムミョンを利用しようとしたことを後悔しても、時すでに遅し。

大人のドロドロに、子供たちが巻き込まれて、あっちこっちで大変です。

いけすかなさ全開のパルリュにも、さすがに同情票が集まったのでは?

あと、ハンソン・タンセ兄弟の健気な想いとかもわかり、少しずつですが、”人となり”がわかってきました。

 

花郎設立のためには、多少、手荒なことも必要とばかりに、罠をしかけるウィファ公。

結果、パルリュも加わることに。

 

「太鼓がドゥグンドゥグン」

ムミョンの純情ぶりも、なかなかいいです。

なにしろ、長年、マクムンに「超可愛い」「嫁にしろ」とか、刷り込まれてますからね。

その相手が、まさに目の前に。

 

蹴鞠のシーンは、青春まっさかりですね。

私は、サムメクチョンの嫉妬に 萌えまくり。

もちろん、かなわぬ恋のフラグは最初から立ってますけど、過程を楽しんでます。