この前テレビで特集をしていたと思うのですが、キーワード「MICE」 M-Meeting(会議、研修、セミナー)

I-Incentive(招待、優待、視察) C-Convention(大会。学会、国際会議) E-Exhibition(展示会)の頭文字を合わせた略語である。 日本はこのMICEを推進すべく今年の2010年に観光庁はJapan MICE Yearとして「MICE元年」と位置づけている。なぜ観光庁が打ち出しのかというと、単純に外国からの訪日者(観光客)とMICEを通じての訪日者が日本に落としていく金額が大きく違うことだというのだ。一般の観光客は平均1万円ぐらいに対してMICEを通じてなら6万円にもなるという。そしてその経済効果にあやかり、大きく観光大国へ拡大していこうというのが狙いみたいですね。が、しかしそのライバル国になるのが同じアジアのシンガポールだ。 過去3年間ベースで国際会議の開催数を日本とシンガポールで比較すると、 2006年度 日本 第18位 シンガポール 第10位 2007年度 日本 第5位 シンガポール 第4位 2008年度 日本 第4位(575件) シンガポール 第3位(637件) *1位と2位はアメリカとフランス シンガポールはここ数年、このMICEに取り組んでいき、年間60億ドル(6000億円)もの経済効果を期待しているという。そしてそのライバル国日本を蹴落とすかのような施設が今年完成した。シンガポールの新しい観光名所になったマリーナ・サン・ベイズだ。カジノ・ショッピング・映画・ホテルそして上記のMICEな活動ができる複合施設であり、ラスベガスの大手サンズが参入して建設されたものだ。 この施設により、日本とシンガポールでの国際会議数は大きく差が開いていくことになってくるだろうと思う。そしてやはりなんといっても立地条件の差と建物の収容が大きく違う、例えば、シンガポールのマリーナ・サン・ベイズはチャンギの空港からわずかタクシーで20分の距離であり収容は1万人以上、東京のビッグサイトは成田からタクシーで約1時間であり、収容は6000人入るかどうかというところだ。 日本とシンガポールが同じ資源がない国同士であり、ましてや観光に対してここ数年同じように力を入れてきている。今後この2カ国でのMICE争奪戦がアジアで起こってくるので、大きく経済効果を期待していきたいものだ。ただ日本はシンガポールに大きく出遅れているのが残念であるが、観光庁にも頑張ってもらいましょう。 豆知識として一つ、こういう背景があるのかどうか定かではないが、日本からシンガポールに行くとき、大阪でも名古屋でも東京でも月曜日出発は避けたほうが良い、月曜日は常に満席である可能性がここ数年非常に高くなってきている。狙い目は水曜日以降であるとシンガポール航空の方が言っていました