骨転移は止まるよ! | がんを治すぞ!

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研究医の挑戦

クリックで骨芽細胞活性!

骨転移を助ける破骨細胞

大学時代は、骨粗鬆症が専門。
”おばさん、カルシウム一杯食べているから大丈夫よ”と自信満々。
”だってチョーダイエットしたから良い訳ないじゃん”の逆切れ拒食症娘。
なんかの骨密度を測定していました。

思えば、楽しかったな。

今のターゲットは、にっくき骨転移。
これも、骨粗鬆症の薬剤で抑制できるって知っている?
骨の基質(骨コラーゲン)を作ったりする細胞は骨芽細胞。
要らなくなった部分の骨を溶かしちゃうのが、破骨細胞。
これを、コーティングするような性格の薬がビスホスホネートという薬。
骨粗鬆症の飲み薬として、ボナロンとかフォサマック、ベネットという製薬名で一般化している。
朝一で、みんな飲んでるけど、副作用はあまりない薬。
破骨細胞が骨基質を溶かせなくなるので、後は骨芽細胞が骨を作る方が勝つ。
だから骨粗鬆症が良くなる。
また、がん細胞は、この正常な破骨細胞をおどして(刺激して)、骨を溶かして浸潤する。
これも抑制できる訳。

これの点滴剤はアレディアとかテイロックという名前。
この点滴は、骨転移がひどくて、血中のカルシウムが上がってきた場合にのみ健康保険で治療できます。
でもやっと先月、乳がんには多発性の骨転移があれば、使用可能になりました。
抗がん効果はなさそうだけど、骨が溶けなくなる。
だからオススメの治療。
骨転移マーカー(骨が溶けて血中、尿中の骨コラーゲンが増えてしまう)の上昇は、かなり押さえられるよ。