”医学の歴史を知ると、当時の常識が50年後の非常識となる?ことを思い知らされます。 あやこ”僕も似たような事を感じました。

案内していただいた旧セント トーマスHPの手術室跡で見た絵は、なにかを語っているようで、おもわず写真を撮ってしまいました。

帰国後、関係業者さんが開いてくれた学会報告会のスライドの中で、非観血的手術への流れとして、この絵とHIFUの写真と対比して使ってみたら、なにか凄いメッセージになってしまいました。
もちろんHIFUなどの新しい技術が、全ての外科手術に取って代わる訳ではないですけどネ。
今回、ロンドンを案内していただいた内で、一番心に残っているのは、Guys Hospitalです。


St.Thomas`病院のそばで、St.Thomas`で治療ができない患者さんを収容したという病院の中庭。
ホスピスの原型だと説明してくださいましたね。
そこでは、今のホスピスのように治療はしないなどという原則はなくて、ハーブなどを使ったり、いわゆる統合医療の原型のような診療が行われていた、と。

併設されていたチャペルを見ていて、ここでは、今のようなEvidence Based Medicineという科学倫理に基づいた診療ではなく、むしろ宗教感に基づいた診療が行われていたんだろうな、と思いました。
今回、がんセンターの先生達と学会に参加して分かった事は、今後、Whole BodyのHIFU(大型の全身用)は、千葉大や県立がんセンターなどの最先端の施設で、その有効性が評価される事になるだろう、という事です。
僕は、そのお手伝いをします。
HIFUにとって素晴らしい展開だと思いますが、その際、治療の有効性などを評価し、しっかりしたグレードのEvidence Based Medicineとするには、どうしても効果が分かりにくくて治癒が困難な症例は避けられる方向になります。
HIFUでアブレーションすれば全ての腫瘍細胞が灼ける可能性が高く治癒できる患者さん=初期の患者さん、という流れです。
でもHIFUは身体への負担が少ない為、再発してしまったり進行した患者さんへの適応も重要な貢献です。
HIFUの治療の中にも、St.Thomas`とGuysの診療が存在しなくてはならない訳です。
僕がGuys`に惹かれた訳が、なんとなく理解できました。


St.Thomas`Hospital & Guys Hospital