今から3年ほど前
2005年に
ここ
愛知県で
万博が開催された。
皆さん
来ましたか?
自然の叡智をテーマとした
環境万博だった。
その期間中に
私の友人のNPOが主催する
世界水憲章を提言するイベントが開催された。
ステージ上には
南アフリカの副大臣。
ユニセフの人。
水を守る活動家の方々。
そして・・・
この私、HR。
同通のイヤホンをつけて。
それは
かねてから
主催者の友人に
”水”に対しての
私自身の想いを語っていたため
実現したのだった。
ジョンレノンの
”イマジン”をこよなく愛する
私としては
この上ない機会だった。
しかし・・・
私は
その場にいながら
なんとなく
違和感を感じていた。
一体
このイベントは
何を目的として
行われているのか?
この万博の
開催する意義は何なのか?
皆・・・
何か
触れてはいけない
タブーのようなものを
すり抜けているような
そんな気がした。
万博は
単なるお祭りに過ぎないのか?
沢山の予算を使い
仕事を休んでまで
何のために
世界中から集まってきたのか?
第2部では
「発展途上国に対する水支援について」
をテーマに
パネルディスカッションが行われた。
そこで
私は発言した。
「発展途上国が深刻な問題を抱えているように
私たち先進国には先進国の抱える問題がある。
確かに発展途上国に支援をすることは素晴らしいことだ。
しかしこの万博を機会に私たち先進国の人間は
贅沢な暮らしが引き起こす無駄に気づかなければならない。
水は地球上にある限られた資源だ。
幸いにも日本では
蛇口をひねれば勢いよく水が流れる。
この水に恵まれた当たり前の暮らしを当たり前とするのではなく
命の水の尊さを私たち一人ひとりが再認識しなければならない。
真の支援とはその後で初めて成り立つのだ。」
イベントが終わったあとで
南アフリカの副大臣が私のところへ来た。
「HRの発言は正にその通りだ。
一度是非、南アフリカに来て欲しい。」
挙句の果てに
一緒に写真を撮ってほしいとまで。
別れ際に
「君に、私の使っている大切なペンをあげよう。
君と再会出来ることを楽しみにしているよ。」
そう言って自分のペンを差し出した。
それがこのペン。
私はとても嬉しかった。
頭の中をジョンレノンの
”イマジン”が何度もリフレインした。
その後
気分よく
万博を楽しんでいた。
その中で
南アフリカのパビリオンを見つけ
副大臣の顔を思い浮かべながら
私はほくそ笑んだ。
すると・・・
パビリオンでは
来場者全員に
例のペンが
配られていた・・・・・・・・・
「てへっ。」