グランドに到着すると
ここはスキー場か?と思うほどの銀世界だった。
雪の中、練習を始めるものの15センチほど積もっているため
足がとられ思うように走れず体力の消耗もはやい。
‘ビーチエンジェルス”はいつも大変なんだなぁ~。と感心する。
北国のラグビーチームは普段からこんな中で練習しているのか?
下半身が強くなるわけだな。。と、納得する。
キャプテンが
「今日は普段できないこと・・基礎的なことを徹底的にやるぞ!」
といきり立つ。
足元の悪い中、私たちはひたすら走り続けた。
散々走り続けクタクタになった頃
再びキャプテンが
「よし、最後にランパスだ!ダッシュで行け!」と再びいきり立つ。
最後にランパスかよ?しかもダッシュで?最初にやれよ・・・。
ランパスとは数人が(今回は4人ずつ)横に並び走りながら
ボールをまわしていく基本中の基本である練習だ。
ラグビーでは楕円のボールを赤ちゃんを抱くように持ち
味方にパスをするときは取り易いよう愛情を持って投げ
ボールを繋いで、繋いで前へ前へと自分たちの陣地を奪っていく。
疲労がピークに達したり
自分が相手に詰め寄られて焦りがあるとき
パスが乱雑になってしまい、取り易く投げるどころか
取ってくれるだろうと自分本位のパスを出してしまう。
そんな時、ボールは繋がらないどころか
たちまち、自分たちの陣地まで攻め込まれてしまう。
大事にパスを繋ぐということは人と人との繋がりに似ている。
ラグビーというスポーツは人生の縮図のような気がする。
来週の試合もがんばろう。
練習が終わる頃には雪もほとんど溶け
見ていた人たちも暖かそうだった。

