こんばんは

 

 

前回記事にしたディレイラーエクステンダーが届きました。

 

あの記事では2000円くらいと書きましたが、アルミの塊にネジが切ってあるだけで2000はあまりに高いと思い、色々と探した結果700円(送料込み)で手に入れる事が出来ました。バルク品様様です。

 

 

 

ムシ暑くて気が狂いそうな日が続くので、クールなオーシャンブルーにしてみたヨ。

 

「バルク品なので小キズなどあるかもしれない」と伺っていましたが、特別気になるようなキズやハゲはありませんでした。それよりも、バルク品=B級品という構図を僕は認識していないのですが、世間ではそーゆー評価なのでしょうか?

 

 

 

 

 

写真の撮り方によってはツヤ消しにも見えますが、実際はツヤありです。ネジは別パーツです。

 

 

 

 

 

さて、早速取り付けてみたいと思います。

 

 

今週一週間の通学は性能に変化を与えうる改造した全てのパーツを取り払い、バネの設定もノーマルに戻して運用していました。写真の状態は、アジャストボルトをヘックスボルトに変更してある事 以外全て正常で健全な状態です。

 

 

 

 

リアメカマウント部のバネテンションを弱めた状態でアッパープーリとトップギアを干渉させない為に、エクステンダーを購入した、、、と言うのが簡単な説明です。詳しくは上にあるリンク先の記事をご覧ください。

 

と言う事で、まずはディレイラーを取り外してバネを弱めます。

 

既に以前テンションを下げさせるためのバネ取付け穴の造設作業は済ませていますので、今回はただその穴に再び挿し替えるだけです。3分もあれば済む作業なのでサクサク進みます。

 

 

ま、バネのテンション変更に関してはこういった事です。しばらくの間バネを弱めて運用した結果、正常な変速のためにはエクステンダーが必要との結果になり、今に至っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

バネを取り付けたらハンガーにエクステンダーを取り付けます。

 

 

 

グリースを塗布する時に気づいたのですが、付属していた取付けボルトのネジの掛かりシロが浅く見え少し不安です。ダイジョーブかねェ。。。

 

 

 

エクステンダーを取り付けたらリアメカを取り付けていきます。

 

あ、、、初心者がよくやる失敗をしてしまった。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイ、取付けできました。

 

 

エライ無骨な感じで違和感を感じますが、僕が作りたかった状態はまさにコレです。プーリーケージ側のバネの負荷が限界に近く低い状態です。バネテンションが低いってことです。ただ、この「バネテンションが高い=負荷が大きい」という構図に関しては正直信憑性が微妙です。フックの法則で考えると、バネの曲げ角度によってもテンションは変化しない事になってるからです。

 

ただ、少なくとも僕は、チェーンをアウターローに掛けてリアメカのプーリーケージがピーんと張った状態になると やはり負荷が上がる様に感じます。アウターローにするとゴロゴロと感じるあの感覚のことを言っています。よって、このブログでは「バネの負荷が低い=バネの曲げ角度が浅い=抵抗が少ない」と条件付けさせていただいています。真偽のほどは微妙ですが、アウターローで抵抗感を覚える以上仕方がありません。

 

 

 

と、こんな前置きがあると、上の写真が如何に僕の望む姿であるかがわかると思います。リアメカマウント側とプーリーケージ側の二箇所に備わるバネのうち、メカマウント側バネの取り付け位置を強制的にズラし、リアメカ本体の取り付け角度を立ててプーリーケージ側のバネテンションを低く抑えようとしているのです。事実、上の写真ではメカが立った状態で、プーリーケージ側のバネはほとんど曲がっていません。

 

 

 

 

 

 

 

この状態でアッパープーリーはトップのスプロケットとは干渉していません。

 

以前、ただ単にバネの固定位置を変えてバネテンションを落としてだけでは、上写真の様にトップギアとプーリーが干渉してしまいトップ側2〜3枚が事実上使えない状態でした。今回のエクステンダー導入によりこの状態は回避できました。全てのスプロケットが使用できます。さて、問題はロー側の状態です。メカ本体の位置を下げたということは、当然ですがロー側におけるプーリーとスプロケットの位置関係も離れることとなり、本当に達成したい「ロー側におけるテンション低下」という目標からは遠ざかってしまう形となります。

 

 

 

最終的に達成したい「ファイナルロー時のチェーンの状態」ですが、

 

 

こんな感じです。プーリーからスプロケットへ入るチェーンの角度が写真の様に地面と平行くらいになるのがふさわしいと考えています。この写真は、ただバネのテンションを下げた状態の時に撮ったものです。この状態は素晴らしくテンションが低く感じられ、神がかっている程に低抵抗感で快適そのものでした(上記の様にトップ側3枚が使えないという欠陥付きでしたが)。

 

 

 

 

さて今回はというと、、、

 

 

うーーーーん。。。。。。。。ダメだァァァ。。。

やはり単純にメカ本体の位置を下げるだけでは、トップ時の干渉は抑えられてもローにした時は逆効果の様です。ちなみに、写真の状態で、bテンションアジャストボルトは仕事をしていない程、バネの曲げを制限していません。よって、これ以上バネの負荷を下げるのは不可能で、写真以上にリアメカを立て、チェーンの入射角を平行に近づけるのは無理と言えます、、、、

 

 

ある方法を除いては。。。

 

 

 

 

 

 

 

そう、冒頭でバネをかける位置を増設したと書きましたが、さらにテンションが低くなる位置にもう一つ空けてしまえば良いのです!!

 

 

 

という訳で早速空けました。

 

目的であるロー側の写真をお見せする前に、さらなるバネテンション低下化によりトップ側が干渉しないかをお見せします。

 

 

うん、ギリギリではありますが干渉はしていません。

 

 

 

では本題のロー側。

 

 

 

かなーり改善された様です。もう少し思い切っても良かったかもしれませんが、、。

 

 

 

と、「思い切っても」というのは簡単なのですし、さらに(4つめの)穴を開けるのも簡単なのですが、懸念要素があります。

 

実は、今回の増設で空けた箇所の取り付け穴(純正位置含む3つめ)ですが、この穴にバネを取り付け自転車に組み付けても、ディレイラーハンガーに接触し、マウント部のバネの力がかかるリアメカの支え部が本来あるべき位置にありません。言い換えると、本来とは逆の方向にバネが振り切った形となっており、本来の位置に支え部を回転させようとすると、それはリアメカがチェーンを張る方向ではなく、弱める方向に作用してしまうということです。コイルバネが逆回転しているという事です。

 

と、こんな状態になってしまった時僕の頭に過ぎったのは、いっその事 極端にバネ位置を変更して、トップ側ではリアメカをスプロケットから離す方向に、ロー側でスプロケットに近づける方向に変更してしまおうという安直な思考です。つまり、リアメカがトップからローにシフトされる間にバネの動作方向を変更できれば、トップ側ではスプロケから離れる向き ; ロー側ではスプロケットに寄る向き、というそれぞれの要求に最大限合致したパフォーマンスが得られるかもしれないという事です。

 

と、、、ここまで書いておいてナンですが、この理想の状態は理論的にも何も、現在のリアメカの固定方法からして不可能です。何しろ、逆方向にバネを作用させるとしたら、当然そちらの方向への「支え」が必要になる訳で、現在のディレイラーハンガーの様に一方向にしか動作を制限できない固定方法では到底不可能なのです。(逆に、この点をクリアすれば可能になるという事なので、いつかこれにトライしてみようという告知でもある訳ですが。)

 

 

 

 

 

さて、今回の懸念要素ですが、写真の状態でわかりますが、ワイヤーがかなり短く、このワイヤー自体がリアメカの角度などの動作範囲に規制をかけているかもしれないとの事です。「赤のマーカーが引いてある段落」で「コイルバネが逆回転する」と書きましたが、これはフレームに取り付ける前に、コイルバネにより回転するハンガーへの押し子をリアメカに対し本来あるべき位置に戻そうとした時の話であり、実際は「黄色のマーカー+ボールド体の段落」である様に、逆方向へのリアメカの動作規制はかけられません。ただ単にリアメカにチェーンを張りも弛ませもしないニュートラルな動作範囲が付け加わったのみとなります。このニュートラルな状態というのは、要するにチェーンの長さとプーリーケージ部のバネのみにリアメカの取り付け角度が規制されている状態の事であり、ある意味自然な状態で、干渉しない限り一番負荷が低い状態と言えます。

 

こうなっている、極めて外部からの刺激に弱い状態の時に、ワイヤーが短いことによるリアメカの作動範囲の規制がかかったらどうなるのかはわかりません。はっきり言ってしまえば、写真のリアメカの状態が 実際にバネの力で全てが決定した角度なのか、ワイヤーの長さによる余計な力が加わっているのかがわかりません。もしかしたら本来はアッパープーリとトップギアが干渉しているかもしれない所を、ワイヤーが引っ張っている事により干渉を免れているのかも知れません。

 

事実のほどはワイヤーを長いものに交換しないとわかりませんので、これは次回以降に持ち越ししたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

まとめです

 

今回エクステンダーを導入してわかったことは「バネを弱く設定しても想定通り干渉を防ぐことができた」ということです。さらなるバネ弱化によりトップ側/ロー側共に理想に近いと言える位置にリアメカの角度などをセットする事は出来ましたが、これはワイヤーの影響で結果が変わっているかも知れません。だから、次回は今回新たに開けた取り付け穴(3つめの事)のまま、ワイヤーを長くしてこれでもトップギアとプーリが干渉しないかを検証します。

 

読んでいてわかりにくかったと思いますが、実は僕自身正確な状況を的確に捉えられていない上、頭がこんがらがってワケワカメ状態なので仕方ありません。気が向いたら訂正加筆してわかりやすくします(多分しませんが)。

 

 

 

 

 

そんでは お付き合いいただき、ありがとうござんした。