またもリアメカの改造です。今日はやる事山積みなので手短に済ませます。

 

通学に使い始めて2週を超え、特別トラブルはないので参考にと思いあげてみる事にしました。

 

 

 

ご存知のように、リアメカにはプーリーケージというものがあります。プーリーケージはその名の通りプーリーのケージな訳で、要するにただの保持機なのですが、実は役割はそれだけではありません。上写真の通りに、チェーンをシフトアップ方向へ押す働き、詰まる所シフトアップをサポートする働きがあります。

 

 

 

これはカンパのリアメカですが、サポートにより削れているのがよくわかります。

 

 

これもそうです。通学で数年間酷使したためかなり減ってるように見えます。

 

 

 

 

 

これは7700のリアメカですが、

 

これに至ってはこの摩耗を意識しているようにしか思えない構造(サポート部が樹脂)になっています。

 

 

当然ですが、この箇所は使えば使うほど削れます。77のDura-Aceがサポート部を樹脂にしているのは、樹脂にする事による性能アップがあったのか、ソニータイマー的役割を持たせたのかは定かではありません(この場合タイマーではなくオドメーターだけど)。

 

 

 

さて、僕はこのサポート部とチェーンの隙間との関係を以下のように捉えています。

 

 

・サポート部とチェーンとの隙間は、可能な限り(擦れない程度に)ギリギリの広さが良い

・サポート部は削れてくるから、交換式にしたほうが良い

 

と、こうです。

メーカー側としては、製造時の誤差や、ディレイラーハンガーの曲がりなどを考慮してギリギリに設計できないところを、ユーザーの手で何とかしようって感じです。また、メーカーは製品の寿命が無駄に伸びるため嫌がると思われる、交換式のサポートプレートを作りたい!と思っているのです。

 

 

ただし、数十年前の自転車を未だに現役で使っている人もいるようですので、このサポート部が削れたからと言って極端に性能が低下することはないと思います。ただ、確実に僅かながらに低下してはいるとも思います。

 

 

 

 

思い立ったが吉日です(3週ほど前のことですが)。

 

型をとって

 

テキトーに切り出して

 

 

タップでネジを立てて

 

 

 

リアメカのプーリーケージ部に穴を開けて、ボルトで留める。

 

 

裏はこんな感じになりました。

 

 

 

完成の図

 

 

 

訂正:私の失態により以下のシフトアップとアップシフト(シフトダウンの事)を書き違えていました。正しい物に打ち消し線と赤字で訂正します。

 

使った感触は、明らかにシフトアップシフトダウンが早くなりました。というよりは、シフト操作のオーバーストロークが不要になった感じです。シフトアップシフトダウンする時って、必要より若干多めにストロークすると思いますがそれが不要になりました。かなりの魔改造なのでベラボーに褒められませんが、気力があればおそらく今後購入する全てのメカに施工すると思います。

これに関してはもう少し使ってみなければわかりませんね。もしかしたらとんでもない弊害が隠れてるかもしれません。

 

変速のビフォーアフターの動画も撮ったので、時間があればアップします。

 

 

 

 

 

はい。とりあえず報告はこんな感じでしょうか。

シマノの新しいグラベル用コンポも気になります。一年くらい前に発表されたアルテのクラッチ付きリアメカがかなり気になってましたが、今回はティアグラグレードでクラッチ付きが発表されてます。5000円くらいなので発売されたら買ってみたいと思います。10s用ですが、フリーボディの幅はほぼ同じなので段数はあまり気にしてません。