岡山県玉野市宇野港と香川県高松市高松港の間を結ぶ宇高航路。
1910年に宇高連絡船が就航して以来1988年の瀬戸大橋開通まで本州四国間の主要ルートでした。
以降も細々と運航を続けていたものの、ついに2019年12月15日を最後に廃止が決定しました。
十年前はもう少し本数があったことから考えると、高速道路料金の値下げに引導を渡された形でしょう。
元々悲惨な事故があった宇高航路の代替として瀬戸大橋が計画されたので仕方ないことではあります。
宇高連絡船を知らずに育った世代として別れを惜しむという表現は不適切ですが、会話や小説だけでの存在であったものを体験したいと思い、高松から岡山まで宇高航路経由で帰りました。
中途半端な時間なので高松城跡を見学。港や瀬戸内の島々も見えますね。
そして港へ移動。
料金は徒歩客¥740。船は安くていいですね。
瀬戸内海は船が似合いますね。
港側の車両出入り口に合わせるため転回します。
さて、乗船です。
名物?のうどんを注文。香川県に来たらとりあえずどこかでうどんを食べます。
中でくつろぐのはどこのフェリーでもできるので筆者は1時間ずっとデッキにいました。
出港です。
高松の街が遠くなります。
脳内のBGMは当然「瀬戸の花嫁」です。
宇野港の光が見えました。船からしか見えない温かい街灯りですね。
そして着岸。香川→岡山を船で渡るのは最初で最後。
改めて船旅の良さを感じました。海の風、波の音で旅の疲れが和らいだ気がします。
宇高航路、長らくありがとうございました。
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