抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」の新型コロナに対する臨床試験WHOが中止
抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」中止
— セブのきょうしろう🇵🇭@フィリピンルソンのきょうしろう隔離執行中脱獄進行中😌 (@kyoshirocebu) May 26, 2020
WHO決定 https://t.co/olVS9dunYf
BBCの記事より
世界保健機関(WHO)は25日、新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)治療への効果を確かめるため各国で進められている、抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」の臨床試験について、安全性への懸念を理由に「一時的に」中断したと発表した。
WHOは、ヒドロキシクロロキンの安全性評価の結果が出るまで中断するとしている。
COVID-19治療に有益かもしれない様々な薬の臨床試験を行っているWHOは以前、個人が薬を自己服用することで深刻な影響を引き起こすという複数報告について懸念を示していた。
ヒドロキシクロロキンをめぐっては、患者の死亡リスクを高めるという研究結果が英医学誌ランセットに22日に掲載された。
ヒドロキシクロロキンはマラリアやループス腎炎、関節炎などの治療には安全に使用できるが、COVID-19への効果は実証されていない。複数の公衆衛生当局は、心臓に悪影響を及ぼす恐れがあると警告している。
しかし、アメリカのドナルド・トランプ大統領は、ヒドロキシクロロキンはCOVID-19の治療薬になり得ると繰り返し主張していた。今月18日には予防のために服用していると明かした。
抗マラリア薬投与で死亡率18%
アメリカやスイスの研究者たちの報告によると、ヒドロキシクロロキンを患者に投与しても治療効果はみられなかったという。
この研究では、新型ウイルスの感染症患者9万6000人のデータが用いられた。このうち約1万5000人が、ヒドロキシクロロキンあるいはそれに類するクロロキンを、単独もしくは抗生物質との併用で投与されていた。
その結果、抗マラリア薬を使わなかった患者に比べ、使った患者は入院中に死亡する確率が高く、心拍異常がみられたという。
致死率は、ヒドロキシクロロキンを投与された患者では18%、クロロキンでは16.4%、これらを投与されていない場合は9%だった。ヒドロキシクロロキンあるいはクロロキンを抗生物質と併用で投与された場合の致死率はさらに高かった。
研究者たちはヒドロキシクロロキンを臨床試験以外で使用すべきではないと警告している。
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