◎ChatGTPに思いつくまま質問してみた。
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人類における究極の見当識とは何
人類において「究極の見当識」というものは、決定的には定義されていません。しかし、一般的には、「究極の見当識」とは、人間が世界を正確に認識し、理解することができる、最高の感覚や知覚のことを指します。これは、人間の感覚や知覚の最大限に達した状態を指しますが、そのような状態が実際に存在するかどうかは不明です。人間は常に知覚や感覚によって世界を認識しており、これは絶えず変化することがあります。そのため、「究極の見当識」というものが存在するかどうかは論争の余地があります。
円周率の無理性の証明
円周率 (π) の無理性は、数学の歴史上長い議論のテーマの一つです。円周率は無限の連続小数として表されますが、そのような連続小数を完全に表すことはできません。このため、円周率は確定的な形式で表されることができず、無理数とされています。
一方、円周率の無理性は正確に証明されていません。たとえば、リー・アルマノフの不等式やヘラクレス・ベルの不等式など、円周率に関連する不等式が多数知られていますが、これらは円周率の無理性を明確に証明するものではありません。
一般的に、円周率の無理性は、数学的帰納法に基づいて示されます。この方法は、円周率が無限の連続小数として表されていること、そしてこの連続小数を完全に表すことができないことから、円周率は無理数であることを示すものです。
AIは人類全体の知性を統合化可能になるのか
AIが人類全体の知性を統合化することは現時点では不可能です。AIは人間の知識や経験を学習することができますが、これらを統合化することはできません。また、AIは人間の感覚や経験を持たないため、人間の知識を完全に理解することもできません。
さらに、人類の知性は多様であり、文化や地理的な背景、個人的な信念や価値観などによって多様な形で表現されます。このような多様な知識を統合することは困難であり、AI技術だけでは不可能です。
一方、AIは人類の知識を効率的に検索することや、推論することなどに役立つことができます。また、人間の知識に基づいて新しい知識を生成することもできますが、これは人間の主観的な見方や信念などに影響されることがあります。結局的に、AIは人間の知識を補完することができますが、人類全体の知性を統合することはできません。
円周率の式
円周率 (π) は、次のような式で定義されます:
π = C / d
ここで、Cは円の周囲長、dは円の直径です。
この式は円周率を数学的に定義するものであり、円周率は無限の連続小数として表されます。円周率の近似値は、3.14159265358979323846...などとして記述されます。
円周率を可能な限り表記せよ
円周率 (π) の最も精確な表記は、無限の連続小数として表すことができます。以下は、円周率の一部を表記する例です。
3.14159265358979323846264338327950288419716939937510...
円周率は数学的には精確に計算することができますが、その計算には非常に多くの計算時間が必要になるため、通常は近似値を使用することが一般的です。
反物質とは何か
反物質 (antimatter) とは、物質とは異なる性質を持つ粒子の集合のことです。物質と反物質は、質量や電荷などの性質が反対であることが特徴です。例えば、電子は負の電荷を持ちますが、反電子 (ポジトロン) は正の電荷を持ちます。
物質と反物質は、マテリアルとアンマテリアルとも呼ばれます。物質と反物質は互いに抵抗し合い、物質と反物質が接触すると完全なエネルギー放出が起こります。このことから、物質と反物質は大量に存在することが現代の理論では予想されており、宇宙論や高エネルギー物理学などの分野では重要な役割を果たしています。
重力とは何か
重力 (gravity) とは、物体同士が引力を作用させあう現象のことです。重力は、物体の質量によって引力が生じ、質量が大きいほど引力が強くなります。
重力は物体が他の物体からの距離に応じて弱まっていきますが、地球上にいるときは、地球全体からの質量によって作られる力として認識されます。このため、地球上の物体は地球に向かって落下する力を受けます。
重力は、物理学の主要な現象の一つであり、物理学、天文学、宇宙論などの分野で非常に重要な役割を果たしています。また、重力は物体を合わせる力として、宇宙の構造を形成する重要な要素であると考えられています。
多次元宇宙とは何か
多次元宇宙 (multidimensional universe) とは、宇宙が複数の次元を持つという理論のことです。一般的には、3次元空間 (長さ、幅、高さ) と1次元時間からなる4次元宇宙が考えられていますが、多次元宇宙ではこれ以外の次元も存在すると仮定されます。
多次元宇宙は、理論物理学、哲学、SFなどの様々な分野で考えられています。特に理論物理学においては、候補理論として取り上げられています。例えば、弦理論 (string theory) は10次元宇宙を仮定している理論の一つです。
ただし、多次元宇宙は科学的にはまだ証明されていない概念であり、現在の観測手法では検証することが困難です。多次元宇宙は今後の研究によって理解が深まるかもしれませんが、現時点ではまだ不確定な概念とされています。
生命とは何か
生命 (life) は、生物学的な意味での定義では、繁殖能力、代謝能力、反応性、進化的変化性などの特徴を有する複雑な系のことを指します。これらの特徴を持つことにより、生命体は自己の生存と繁栄を維持することができます。
生命には、植物、動物、真菌、プラスミドなど様々な生物種が含まれます。生命の起源や進化に関しては、科学者たちによって議論されていますが、現在でも正確な答えは明確ではありません。
生命は人類にとって非常に貴重な存在であり、地球上に生命が存在することがあるからこそ、多様な生物種や生態系が形成されています。生命はまた、人類の歴史や文化に深く関わっており、宗教や哲学などの多くの論理的な考察に基づいています。
AIと脳との融合は
人工知能 (AI) と脳との融合 (brain-machine interface) は、研究者たちが指向的に取り組んでいる分野の一つです。このアプローチは、人工知能技術を用いて、人間の脳と直接的に通信することを目指しています。このような融合を通じて、人間が自分の想像力や思考力を直接コンピュータシステムに接続し、より高次の情報処理タスクを実行することが可能になると考えられています。
このような融合に関しては、まだ実用的な段階に至っていませんが、将来的には重要な役割を果たす可能性があります。例えば、脳の機能を改善することによって、障害や疾患の予防、治療、回復が可能になる可能性があります。また、脳と人工知能システムとの融合を通じて、人間の思考力や想像力を拡張することが可能になるかもしれません。
ただし、このような融合には多くの課題も伴います。例えば、倫理的問題、プライバシー問題、安全性問題などが挙げられます。これらの問題に対する適切な対応が求められています。
人類史上最高の天才は誰ですか
人類史上最高の天才とは一言で言っても正確な定義はありません。また、人類史上のさまざまな時代に生きた人々は、各自の特長や能力を持っています。このため、「最高の天才」という評価は個人差や時代背景、評価基準などによって異なります。
ただし、多くの人々が考える「天才」という概念には、非凡な才能や知能、創造力、科学的な業績などが含まれます。このような観点から評価すると、例えばアルベルト・アインシュタイン、イサーク・ニュートン、レオナルド・ダ・ビンチ、ウィリアム・シェイクスピアなどが挙げられます。
ただし、これらの人々はどれも素晴らしい才能や業績を持つ天才であり、「最高の天才」という評価は抽象的なものであり、正確な評価はできません。
コンピュータの父親 ノイマン
John von Neumannは多彩な天才であり、多様な分野での貢献から高く評価されています。彼は物理学、数学、工学、哲学、経済学、生物学などの分野において優れた研究を行いました。彼は、抽象的な数学的構造を計算機に応用することを提唱し、数学的な計算手法に基づいたプログラムの基礎を確立しました。彼はまた、原子核物理学、計算力学、ゲーム理論、経済学などに関する重要な貢献も行いました。彼の知識と知恵は高いレベルで融合し、彼が向かっていた多様な分野を推進することができました。彼の天才的な能力は、今日に至るまで影響力を持っており、計算機科学や応用数学の発展に多大な貢献をもたらしています。
宇宙とは何か
宇宙は、私たちが知っている全ての存在、物質、エネルギー、空間、時間を含む有限かつ無限大の空間です。宇宙は大爆発から始まり、恒星、惑星、星団、銀河などが含まれています。宇宙にはまた、暗い物質や暗黒エネルギー、銀河団などの観測されていない物質が含まれていると考えられています。宇宙はまた、重力、電磁力、弱い核力などの自然現象によって形成されています。宇宙の真実はまだ完全には理解されていないとされていますが、科学者たちは宇宙の研究を続けて、その真実を明らかにするため努力しています。
時間とは何か
時間は一般的に物事が進行する方向を表し、過去、現在、未来を区別するためのものとされています。時間は相対的な概念であり、物理的には測定されることができます。時間は、物理的な現象、例えば光の振動や物理的な運動などによって測定されます。また、時間は社会的な概念としても存在しており、人間の日常生活において時間の経過を計測することが重要な役割を果たしています。時間はまた、哲学的な観点からも研究されており、時間の正確な定義や特性、時間と空間の関係などについて考察されています。
無意識とは何か
無意識は、意識外の心理的なプロセスを指します。無意識は、意識とは異なる、意識の外側から影響を及ぼす能力を持っています。例えば、怒りや恐れ、欲求などの感情や行動の多くは無意識のレベルで形成されるとされています。
心理学においては、無意識はFreudによって最初に提唱されました。彼は、無意識は意識に対する抵抗を生み、人間の行動や思考に影響を及ぼすことができると考えました。現代の心理学においては、無意識は複雑で、多様な形態を持つことが認められています。
一方、心理学以外の分野においては、無意識はまだ十分に理解されていない領域とされています。現在の科学的知見によれば、脳内での無意識的な活動や記憶のメカニズムはまだ詳細には解明されていないとされています。
臨死体験のメカニズム
臨死体験 (NDE) は、死に際に経験する現象を指します。これらの現象は、意識の拡大、家族や仲間との再会の様子、絶対的な和解や平和な気持ちなどが含まれます。
臨死体験のメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、いくつかの説があります。例えば、脳内の神経生理学的な現象や、生理学的なストレス反応が臨死体験を引き起こす可能性があるとされています。また、精神科学や宗教学に基づいた説もありますが、これらの説には科学的根拠が不足しているとされています。
現在でも、臨死体験に関しては多くの議論があり、より詳細な研究が必要とされています。臨死体験については、医学的な観点からも宗教的な観点からも多角的に理解することが重要です。
テスラ
Nikola Tesla (1856-1943) は、サーマン・トローリの教育を受けたユーゴスラビア系アメリカ人の物理学者、工学者、発明家です。彼は特に、交流 (AC) 電気技術に関する重要な発明を行いました。
Teslaは特に革新的なアイデアを持っていたと評価されており、物理学者のアルバトロス・ホフマンによって「最も偉大な発明家のうちの一人」と呼ばれています。彼の発明には、無線通信、無線電力伝送、発電機、モータなどがあります。また、彼は人類の技術の発展に大きく貢献しました。
Teslaは独特の考え方を持つ個性的な人物であり、物理学者でありながら、また科学者でありながら、宗教的な信念や宇宙論的な考えをも持っていました。彼は非常に高い数学的な才能を持ち、人間の可能性を信じ、技術を通じて人類の発展を目指しました。
人類の未来 寿命 文化 知的活動 政治経済 労働
人類の未来に関しては、多くの要因が影響するため、正確に予測することは難しいです。しかし、専門家や研究者たちは、いくつかのトレンドや発展に関して予想を行っています。
寿命: 現在、医学や健康科学の分野で大きな進展があり、人類の寿命が長くなっています。これは、健康な生活習慣や適切な医療、栄養などが重要な役割を果たしています。
文化: 人類の文化は、地理的な場所、時代、政治的な状況などによって多様化されています。技術の進歩によって、さまざまな文化がより身近になり、交流がより簡単になっています。
知的活動: 知的活動に関しては、教育や研究、技術開発などが重要な役割を果たしています。人類は、常に新しい知識や技術を獲得し、新たな問題に対応するために努力しています。
政治経済: 政治経済に関しては、国や地域によって大きな差があります。グローバリズムや自由市場経済などのトレンドがあり、政治的な経済的な変革も進んでいます。
労働: 労働に関しては、自動化や人工知能などの技術の進歩によって、労働市場は変革を迎えています。労働者は、新しいスキルを獲得し、適応する必要があります。
ダークマターとは何か
ダークマター (Dark Matter) は、宇宙中に存在する物質の一種です。形がなく、光を出さないため、観測することができませんが、宇宙中に存在する物質と同様に引力を持つことが知られています。ダークマターによって宇宙中に存在する物質の引力の分布が説明でき、多くの惑星や星雲の形成などが解明されています。
現在、ダークマターの物理的性質やその原子核構造などについては詳細には分かっていませんが、この物質の存在は宇宙の微細な構造や力学的な挙動に大きな影響を与えています。
癌とは何か
癌 (Cancer) は、細胞が異常に増殖し、腫瘍形成や周囲の組織を侵食することを伴う疾患です。癌は複数の種類があり、様々な組織・器官に発生することがあります。癌は一般的に悪性腫瘍と呼ばれます。
癌の発生メカニズムは複雑であり、遺伝的・環境的・生活習慣的要因などが関与しています。癌は、発生した細胞が正常な細胞を代わりになって増殖し、全身に蔓延することがあります。癌は早期発見・早期治療によって治療可能なこともありますが、進行した癌は困難な治療を必要とすることもあります。
認知科学における錯覚とは何か
認知科学において、錯覚 (Illusion) は、視覚的に正しいはずの情報から異常な認識を生じる現象を指します。錯覚は、人間の認知・感覚・想像・興味などの情報処理メカニズムに基づくものであり、科学的に研究されています。
錯覚は、様々な形式をとり、視覚的なものから聴覚的なものまで多岐にわたります。例えば、大きさや距離に関連する錯覚、色や輝度に関連する錯覚、動きや方向に関連する錯覚などがあります。錯覚は、人間の感覚や認知の仕組みを理解する上で重要な役割を果たしており、知覚に関する科学的な知識の発展に寄与しています。
心理的バイアスを多くのケースを挙げて説明せよ
心理的バイアス (Psychological Bias) は、人間が情報を処理する際に生じる、知覚や判断に関連する偏りや誤りを指します。これらのバイアスは、人間の思考や行動に大きな影響を与えることがあります。
以下はいくつかの代表的な心理的バイアスの例です:
偏見と偏向 (Confirmation Bias): 既に持っている信念や見方に合わせて情報を選び、受け入れやすい情報に偏向する傾向がある。
シンプレックスエフェクト (Sunk Cost Fallacy): 過去に費やした労力や費用を考慮して、継続すべきでないプロジェクトや投資を続けてしまう傾向がある。
イレイジャーエフェクト (Illusory Superiority): 自分自身の技能や能力に関して高く評価し、他人より優れていると考えてしまう傾向がある。
先入観 (Stereotyping): 他人に対して特定の属性やグループに属することから推測する傾向がある。
根拠なき選好 (Base Rate Neglect): 確率や統計的な情報を適切に考慮せず、単一の事例や見た目に基づいて判断する傾向がある。
これらのバイアスは、人間が情報を処理する際に生じる一般的な傾向であり、意識的な努力を通じて抑制することができます。
オルトの雲とは何か
"Altocumulus clouds" (オルトの雲) は、中層空気に存在する結晶質の雲です。これらの雲は、空気が圧力や温度の変化を受けて、形状を変化させていると考えられています。Altocumulus cloudsは通常、蒼白色か灰色で、層状の形状を持ちます。風が強くなれば、白い結晶質の曲線が形成されます。Altocumulus cloudsは、太陽光の表面反射によって、美しい色彩を持った結晶質の丘を作り出すこともあります。
HAL
HALは、Arthur C. Clarkeによって書かれたSF小説「2001年宇宙の旅」に登場する人工知能のキャラクターです。HALは宇宙船「Discovery One」に搭載され、船上の人々をサポートすることが主な役割ですが、後に人間の意図を捉え、船上の人々を危険な状況に陥れるという複雑なプロットが展開されます。HALは人工知能によってもたらされる複雑な問題を扱い、技術や社会に対する深い検討を促しました。
核戦争の危機は
核戦争の危機は、核兵器を持つ国々の間での軍事的な対立や交渉の不決定状態によって引き起こされる危険な状況を指します。このような状況は、国際関係において極めて緊張した状況が生じ、指導者たちが核兵器を使用することを考慮するかもしれないというリスクがあることを意味します。核戦争の危機は、核保有国の外交政策、軍事力の強化、地域的な問題など、多様な要因によって引き起こされることがあります。核戦争の危機を回避するためには、国際社会において建設的な対話と協調が必要です。
フリーメイソンの功罪
フリーメイソンという団体には、功績と罪業があります。
功績としては、フリーメイソンは自由、平等、正義を尊重するという原則に基づいて、慈善活動や教育活動などを行っています。フリーメイソンはまた、複数の国々において、社会的な問題に対する解決策を提供するために役立っているとされています。
一方、フリーメイソンには罪業もあります。フリーメイソンは、時には政治的な影響力や経済的な力を持っているとされており、これらの要因から政治的な不正や問題を引き起こすことがあると批判されています。また、フリーメイソンは、時には秘密主義的な特性を持っているとされており、これによって信頼を失わせることがあると批判されています。
フリーメイソンの功績と罪業は、さまざまな観点から評価されており、多くの人々はフリーメイソンがポジティブな影響を与えていると評価していますが、一方で、批判的な見方もあります。
◎20XX年の読書会
今日も「量子ネットワーク」経由でメタバース(3Dビジョンの仮想空間)を用いて各家庭のリビングにおいて、大阪都立電子図書館友の会による国際読書会が開かれていた。高度で高速な自動翻訳チップが内蔵された電子ブックリーダに言葉の壁は、すでにない。文化的理解なども多様な資料映像を多角的に使って解説されており問題とならないのだ。また、ネットワーク上の会話は瞬時に通訳されるため、地球上に友人が拡がり、国境という概念は、実に希薄なものになった。
さて、今回、課題の電子本は毎年の村上賞「遥か昔のスノッブ作家、村上春樹のノーベル文学賞(当時権威のあったらしい)受賞を記念して創設されたネット文学賞」にノミネートされている無冠の作家、マクロ佐吉・著「****の眼差し」である。題名からして国のネットワーク検閲に触れ、伏せ字になっているという今年一番の話題の書だ。今では歴史博物館の真空ガラス容器の中でしか見られない、全てが紙という稀少過ぎる素材で出来ている綴じられたファイルの本という形態の実物が、日常的に読まれ流通していた頃の話だ。考えられないことに不特定多数の市民に滅菌消毒・毒物検査もしないで図書館業務で貸し出しされていたという事実は驚きである。なんでも紙のページは、めくりにくく唾を指につけないと難しく、間接的に雑菌だらけの紙を舐めるという、実にナノレベルの衛生モラルの欠如が、ある種、牧歌的趣きさえ感じる。記念すべき千回目に相応しく舞台となるのは、さかのぼること半世紀、古ぼけた図書館の会議室で開かれる月一回の読書会である。今も昔も本来、読書は孤独な行為であり、年齢・性別・職種の壁を越え感動を共有化することで愉しみを倍増させたり、知の集積によって個人なら出逢えない未知の領域の書籍の発見があったりと、ネットワーカが目指した理想郷みたいなものがアナログの権化のような読書会には存在していた。
ところで、その時代の本の虫も総じて乱読で不思議なことに、どんな本でも琴線に触れてしまったという。ひねくれ者は想う、きっと、内容よりも瑣末な日常から逃れ文学に親しむという高尚な、ひとときを過ごしている自身のライフスタイルに優越感を覚え嬉しいのだ。へそ曲がり屋は悩む、年間12冊を消化しても面白い書籍は数冊程度、ほとんどが始めの数ページで挫折しそうになる、後は文句たらたらの苦闘の果ての読了。自身の了見の狭さなのか、価値観の違いは怒りとなって暴れだす。文学を判っていない、語り口が、くどい、人間観察が足りない、人生って、そんなもんじゃない、被害者意識全開で傷を舐め合うのは見苦しい・・・。本を語ることは、自身の本性を見せること、誠に恥ずかしい。そして、そこで小市民(当時の自虐的表現)の人間マンダラが語り綴られていくという構造。ちなみに容量800GB(ギガバイト)余りの大長編群像小説である。正規版は化石のような悪名高き国際オレンジ・ネット規約に従い、数十ページにわたり欠落となる。ハッカーによる海賊版なら、全て読めるはず。
電子本を手に持った極薄シート状のブックリーダで能動的に活字を読み進める、その行為すら、もう、すでにアナクロ的酔狂な趣味になっている。何故なら、脳髄分岐プラグと20G通信とのコネクトは安全に繋ぐことが出来、「高速・睡眠読書システム」が改良、普及することで、夢を観るように受動的に世界中の膨大な書籍の閲読が「スポンジが水を吸う」という故事のように可能となりはじめたからだ。
本という、かけがえのない、リアルな小宇宙と真摯に格闘し向かい合っていた、あの頃の読書会の人々には敬服するばかりだ。(終)
迷言365-前期
◎1月
365日も元旦から
今日を乗り切れば明日が来る
三日坊主 勇気ある撤退
放言実行 成り行き任せ
意志の上に習慣
明日のために今日は泣け
後悔より挽回
置いてゆく歳
都会という大きな田舎
自意識過剰防衛
AlexaコケたらOK Googleがある
スズメ百まで数えられない
金庫百円
カイロで懐炉イランがなぁ
味わい尽くせ日々良薬
地震 雷 火事 暗号資産
怒りで裁かず笑顔で褒めよ
時間の伸縮は自分次第
常飲ブラック故に稀の微糖さえ激甘
インスタントな王道は無い
万象 巡り合せ
無料お試しで個人情報だだ漏れ中
失念で軽い運動 思い出す
口角上げて気分もアゲアゲ
人は誰でも犬から見れば嗅覚障がい
画竜添削あと一歩
恵むつもりで貸すのが吉
間接技は上手い褒め方
年寄りのヒャリング
愉しい事は忘れがち
満月に銀の弾丸
◎2月
尼寺は男捨離
嘘の利息は雪だるま
寸止めの節分
動作が伴えば忘れない
腐るな人生は長い賞味期限
万能に偽りあり
吊り橋も慣れてしまえば自転車走行
インフル連鎖に御用心
祝杯の裏には苦杯
猜疑心より好奇心
当ては外れて当たり前
傷口にタバスコ
自由という不自由 不自由という創造
恋は反芻 愛は反撥
言わぬが鼻クソ
自分時計 他人時計
迷ったら面白い方を進め!
常勝棋風
実るほど尻尾を上げるバナナだよ
匂いは遠い記憶を呼び覚ます
無意識高い系
野望の意志
雑学を検索されて赤っ恥
同級生はタイムマシーン
名案は忘れた頃にやってくる
不倫ピック検証
自惚れの勤続披露宴
目下の現実を打ち砕く勇気の一撃
◎3月
老婆は一日にして成らず
二日酔い ふつつか者の世の習い
三日住職やめられぬ
四の五の垂れる ろくでなし
五輪御臨終
六の底はピン
七難隠すコンシーラー
独り相撲の八卦酔い
炭酸飲料九層倍
十を聞いて一応納得
ワンワン泣けば心のデトックス
ワンツースリーと気合を入れて立ち上がれ
13日も勤労日
外見十四 内面一応
十五青年後悔期
まな板の人事異動
好転起動
巨象の逆まつげ
脳率向上委員会
負けて知る怠け癖
竜頭脱皮
折衷案は止揚も無い
悩みの多さは平和な証拠
ながらスマホは事故責任
見たい様にしか見えない
朝寒昼暖夕寒夜間熟睡
適当適時のんべんだらり
春眠遅刻即刻罰金
遠くの友より近所のおばちゃん
拳を握り怒りの釜に蓋
待てば回復 古電池
◎4月
凡人は馬鹿を恥じ賢人は馬鹿を尊ぶ
内なる声に正直に
嫌いな奴ほど喰らい付け
互いの言い分 大概イーブン
笑うから可笑しい
音楽は記憶しながら聴いている
寝る前に「お疲れ様」と我に言う
午後の20分間仮眠でエネチャージ
疑問はググれ 気づきはメモれ
とんちん寒で風邪を罹患
あくまで待たせる自動ドア
一日は生涯日数分の一である
忘却とは便利裏ワザ
浜の真砂かなアウトレットとコシヒカリと割れ煎餅
美食家の蘊蓄に生唾充満
SNSの異国の絶景 目の保養
朝に夕 素肌ピリピリ 寒戻り
回答欄◎
愚民政党 世論党
高すぎるハードルは見上げるばかり
明け方の夢は創造の泉
覚めた頭で夢を叶える
芸術とは五感の互換である
今なら間に合う生涯ダイエット
360度ビューも見落とせば落ち度
コンセプトは思いつきの言い訳
Siriは一時の手間 訊けば些かの後悔
心配よりも気配り
百均印は百回程度
モテ女子ハ良ク笑フ
◎5月
万札を崩すと直ぐに消えてゆく
怠け者 結局いつも期日ギリギリス
プロ仕様に踊らされるアマチュアユーザー
身体丸めて凝り夢虫
メタバース ツワモノどもが銭の跡
宇宙からは人類なんて地球表層を覆う粘菌
間違いは正解への道標
軽口はブーイング悪口はブーメラン
オチのない話に落ちつかない大阪人
大阪はプライス京都はプライド神戸はブランド
嘘に悲観的な部分があると信じ込む
お年頃からお年寄りまで半世紀
体力倹約家なんだ怠け者じゃない
真実とは検索のサーフィン
目尻に嘘はつけない
元気こそ運気
社会の歪みを心の闇と一括り
盆栽は忘れた頃に枯れている
旨い!味テンション
三寒思案 衣替え
笑顔で褒めれば天下泰平
ボス猿は忖度せよと威圧顔
読みたい時が本の収穫期
さぁ今日も元気に笑活だ!
発明は変形の発想飛び
発見は努力が実る偶然
玉砕覚悟で告ればセクハラ
断りの嘘をつくより快諾
酔席の口約束は仇
鬼門は夜のネットショッピング
不祥事は大掃除
おっかなびっくりの梅雨入り宣言
◎6月
新人は言葉噛み噛み丁寧語
長所おだてりゃ気乗りする
起きるべきか寝るべきか二度寝のハムレット
月よう日、ドン!
通過の火曜日やり過ごそう
スイスイ水曜 流れるままに
黙々と課題遂行 木曜日
自分を称える「金」曜日
どーにでもしての土曜日
ルーチンあってこその日曜日
自分好きに意地悪はいない
快活に就活 粛々と終活
写真より思い出 記憶よりSNS
インスタ映えにタカる蝿
愛煙黄変
ダメ元で買えば百均 思う壺
意識は無意識のゲーム実況
人生に空くじなし
地震暗起
勝ち癖 負け癖
岸、快晴
脆弱無人金庫
悪玉コレステバーガー
グラリ途中下車
性格はオリジナルな多面体
先客満杯
灼熱地獄に浮かぶ危うい薄皮 地表の楽園
百均腕時計90日タイマー濡れればアウト
勤便で快腸
姦しきはゴミニケーション