・・AI 創作パロディ童話・・浦島こぶとり桃太郎カチカチ因幡の大合戦
浦島こぶとり桃太郎カチカチ因幡の大合戦
昔々、ある村に桃太郎という名の若者が住んでいました。ところが、この桃太郎は普通の桃太郎とは少し違っていました。頬に⼤きなこぶを⼆つも、つけていたのです。
「このこぶさえなければ...」と悩んでいた桃太郎は、ある⽇、⼭で不思議な⽼⼈に出会いました。
「わしは浦島太郎じゃ。実は⻯宮城から帰ってきたばかりでな。君のこぶを取る⽅法を知っておるぞ」
浦島太郎改め浦島爺さんは続けました。
「⼭の向こうに住む⻤どもが、毎晩宴会を開いておる。そこで踊りを披露すれば、こぶを取ってもらえるじゃろう」
桃太郎は半信半疑でしたが、⼭へ向かうことにしました。途中、泣いている白うさぎに出会いました。
「どうしたんだい︖」
「僕は因幡の国から来たうさぎです。サメたちに騙されて⽪を剥がれてしまい、痛くて痛くて...」
桃太郎は優しく蒲の穂で、うさぎを治療してやりました。すると、うさぎが⾔いました。
「お礼に僕の友達を紹介します。猿と蟹とキジです。みんな⻤退治のプロ集団なんですよ」
こうして⼀⾏は⼭へ向かいました。しかし、そこで出会ったのは⻤ではなく、意地悪なタヌキでした。
このタヌキは昔、おばあさんを騙して酷い⽬に遭わせた悪者だったのです。
「フン、こぶ取りだと︖そんなことより、わしと勝負しろ︕負けたら君たちをみそ汁の具にしてやる︕」
ふと見るとタヌキは背中に⼤きな荷物を背負っていました。実はこれ、盗んだ柿や栗やハチの巣を隠していました。
「みんな、作戦開始だ︕」桃太郎が叫びました。
猿は素早くタヌキの荷物からカチカチの硬い柿を取り出し、蟹は⼤きなハサミでイガを割って大きな栗を投げつけ、
キジは空から急降下してハチの巣を落としました。うさぎは素早く逃げ回りながらタヌキを混乱させます。
「うわあああ︕」タヌキは慌てて逃げようとしましたが、桃太郎が最後の⼀撃を加えました。
「これでもくらえ!! 桃太郎パンチ!!」
すると不思議なことが起こりました。桃太郎の頬のこぶがポンと取れて、代わりにタヌキの額に移っ
てしまったのです。
「あれ︖僕のこぶが...」
浦島爺さんが、にっこり笑いました。
「実はな、本当の魔法は友情なのじゃ。みんなで⼒を合わせた時、君の⼼から、こぶへの気掛かりが消えたのじゃよ」
タヌキは改⼼し、みんなに謝りました。
「ごめんなさい。僕も仲間に⼊れてもらえませんか︖」
こうして、桃太郎と仲間たちは村に帰り、みんなでおいしい柿を⾷べながら、この奇妙で素晴らしい冒険の話を語り合います。そして、浦島爺さんは、うっかり、けつまずき⻯宮城でもらった⽟⼿箱の蓋が開いて、そこから出てきた少しの煙で、みんなを⼀瞬お爺さんにしてしまいましたが、それもまた楽しい思い出となりました。
そして彼らは、困っている⼈がいれば必ず助けに⾏く、村⼀番の仲良しグループになったのでした。
めでたし、めでたし。・・・おしまい