キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記 -51ページ目

キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

  殺人的な暑さが続いています。皆さん生き延びていますか?キットPMはバテバテながら何とか生きています。南の島のプールサイドでくつろぐ夢を糧に頑張って仕事にいそしんでます。みなさんもご自愛の上お仕事がんばってください。

 


 

■2つのBA -2-

 

  前回はビジネスアナリシスの骨子について、「ビジネスアナリシスは、(企業、組織が)必要とするものを明確にし、関係者に価値(欲求を満たすもの)を提供するための”方法(仕組み)”を提案することにより、組織、企業に良い変化を引き起こすことを可能にする専門の活動である。ビジネスアナリシス(の活動とその結果)によって、組織、企業は変化することの必要性と合理的な根拠を明らかにでき、(関係者に)価値を提供する方法(ソリューション)の概要と方針を記述できる。」と定義を説明しましたが、これだけでは理解が難しいと思いますので、もう少し補足しておくことにします。

 

  ビジネスアナリシス活動の定義は上記のとおりですが、その活動が目的とするものは一体なんなのでしょうか。定義には「組織・企業に良い変化を引きおこすための活動」とあります。どうも変化することをサポートする活動のようです。ではなぜ組織には変化が必要なのでしょうか。

 

  この件は沢山のビジネス雑誌や本などでもう充分すぎるほど言及、解説されています。1960年~70年代の高度成長期はモノを作れば売れ、ビジネスモデルも成功者の真似をすればその業界の2番手、3番手でもビジネスが成り立つという時代でした。圧倒的に供給量が需要に追い付いていない時代ですね。この時代のビジネス課題は、いかに効率よくものを作るか、マーケットの中でどうやってシェアを獲得するかでした。

  1980年後半から~2000年にかけて、バブルの崩壊とその後の長引く不景気のため、消費者の思考と嗜好を分析しマーケットが必要とするモノを作り社会に供給することが重視されるようになりました。プロダクトアウトからマーケットインへのシフトです。

 

  2000年代になるとご存知のようにインターネットの普及と発展により、消費者が持ち得る情報量が爆発的に増え、これまで考えられなかった様々な選択肢から、比較して選ぶという行動をとることが可能になりました。マスの消費からパーソナルな消費にシフトしわけです。さらに2010年以降はデバイスがPCからスマホに替わり、購買のエントリーがさらにパーソナライズされ、アマゾンや楽天などのネットショップの勃興と発達、ファイスブックやうツイッターなどのSNSによる口コミ情報の氾濫など完全にマーケット構造が変わってしまいました。

 

 

  ところがこの変化に多くの組織、企業側が付いていけていないという現状が明らかに存在しています。これまで消費者はマスメディアからの情報を受け取るしかなかったのが、よりパーソナルな手段でより広範な情報に素早くアクセスし、比較し、口コミを確認するというより複雑な行動を分析する必要があることになります。またこのことは、最終消費者に限らずB2Bにおいても同様です。

 

  このようにあらゆるマーケットがその性質と特性を変容させている中、その変化をキャッチアップしフィットするビジネスモデルを描くことが重要であるという認識は、全てのビジネスパーソンが共有していることであり、この変化を捉えることが、組織の存続に必須であることも共通認識として持っていると考えます。

 

  問題は、どうやって正しい変化を正しいタイミングで起こすことができるのかその方法が提供されていないことだと考えます。この問題に応えるのがBA(ビジネスアナリシス)であり、BA(ビジネスアーキテクチャ)だと思います。

 

 

  次回はビジネスアナリシスの具体的な活動について触れていくことにします。