キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記 -110ページ目

キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

日の昼過ぎから天気は下り坂となり、今朝は大荒れとなりました。キットPMは年末ではありますが、これから東京へ向かい木曜まで仕事です。そこから関西に帰って次の日は恒例の餅つきに参加し、31日は大掃除で今年の仕事は終わりです。今年最後の1週間頑張りましょう。

 

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回まで最も影響の大きいステークホルダーの一つである「プロジェクト・オーナー」との合意形成の在り方について考えました。今回は合意形成の難しさではオーナーと引けをとらない「ベンダー」とのそれについて考えていくことにします。

 

  この拙いブログをお読みいただいているかたには、ITベンダーのPMやSEをされている方も多いと思います。そういう立場で仕事をされているかたにとっては、このシチュエーションは「エンドユーザーのIT部門との合意形成は難しい」となるわけです。なぜなら、多くのプロジェクトではベンダーのPMとユーザーのPMという、2階建てのプロジェクト構造を取ることが多いためです。

 

 

 

し話が逸れるかもしれないのですが、この2階建ての構造は日本の業務ITシステムの開発現場にとっては、常に存在するリスクとしてそこにある問題ですが、簡単に解決できるものでもありません。だから「常に存在」するのだと思います。

 

  この問題が発生する原因はある程度明確になっていると、キットPMは認識しています。それはお互いのプロジェクト目的が完全に一致しないためです。

 

  もちろん、ITベンダーは客先に良質で満足できるサービスを提供することが仕事なので、本来客先のプロジェクトが掲げる目的を達成するためだけに、客先のプロジェクトに”参加”しているはずです。

 

  ところが客先プロジェクトと一体感を持ってITベンダーがプロジェクトに参加できることはそう多くはありません。その最大の原因は、エンドユーザーの要求と発生するコストのバランスを取ることが、双方にとって同じように難しいからです。つまりそこには利害の衝突があることになります。

 

 

 

IT開発の現場を経験された方はこれ以上詳しく述べなくても大体の想像はできると思いますが、それ以外のかたのために少しだけ説明を加えておきます。

 

  ITプロジェクトの困難さの本質は、ユーザーが実現したいことと実現しなくてはいけないことがその開始時点では不明確なところにあると考えます。

 

ところが一般的にユーザー(クライアント)の予算取りはその不明確な時点での”予測”で承認されたものになります。概算であっても一度出た金額は修正するのは、しかも増加する形での変更は非常に難しくなるのは容易に想像できます。

 

  ユーザー側はコストを追加せずに要求の全てを実現したいと願い、ベンダー側はコストに見合う要求に圧縮しようとします。ここに衝突が起きることになります。

 

 

 

はどうやればこの対立を解消して、双方が満足する合意を形成することができるのでしょうか。次回はそこに切り込んで行くことにします。