この拙いブログにも、驚くべきことですが幾ばくかのファンがいらっしゃって、いろいろな折に励まし?の言葉を頂くこともあるのです。誠にありがたいことだと思っています。感謝!感謝!としかいう他ありません。
特に最近お送りしている「ビジネスアーキテクチャ」に関しては、まだ我が国では書籍も少なく、米国の動きを受けた組織的な活動もなく、関心が今一つ盛り上がっていない分野なのは間違いがないようですが、そんな中数少ない情報を発信していることもありいくばくかの期待を感じます。
さて、ただ米国のBusiness Architecture Guild(ビジネス・アーキテクチャ・ギルド)はこの分野で随分前から活動していて、そこが編纂しているナレッジ本である”Bizbok”はVersion6.5を数え盛んに研究が進んでいることが分かります。かく言うキットPMも米国のギルドの会員になって入手した、英文で740ページほどあるBizbokを参考にこのブログを書いています。
何が言いたいのか?翻訳作業含めブログを書くにはかなりの時間が必要なのですが、先週からプライベートと仕事で結構忙しくしていて、ブログ執筆の時間が取れませんでした。楽しみにされていた方、誠に申し訳ありません。次の更新までしばしお待ちくださるようお願い申し上げます。
さてビジネスアーキテクチャがなぜ日本で今一つ受入られないのか少し考えてみたいと思います。キットPMの経験から言うと、実はビジネスアーキテクチャはある程度の規模がある企業では、何らかの形で実施されているということです。それはそうですね。考えてみれば組織の中で新しく何かを行おうとすれば、少なくともある程度の現状分析と、未来予想図をまとめる必要があるはずです。その行為がビジネスアーキテクチャの活動に他ならないわけですが、逆に言うとビジネスアーキテクチャなどと大上段に振りかぶった言い方をしなくてもやってるジャン、で終わってしまう可能性があります。
簡単に言うと、「言われなくてもやってるし、それで回っているので今更何か新しいことをする必要は感じない。」ということでしょうか。ただその結果が、不十分だったりマトを外していたり、間違っていたら、現場に大きな混乱を引き起こすことになるのですが、その混乱を現場力でねじ伏せているのではないでしょうか。
BABOKの普及初期の時も同じような思いを抱いたことがありましたが、日本企業の強さの真髄である現場力の強さ、言い換えると火事場の馬鹿力のありようが、真の効率化を邪魔しているように思います。
まっ、愚痴はこのくらいにして、次回の更新をしばしお待ちください。